JPH06426A - 液体塗布装置 - Google Patents

液体塗布装置

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JPH06426A
JPH06426A JP4164887A JP16488792A JPH06426A JP H06426 A JPH06426 A JP H06426A JP 4164887 A JP4164887 A JP 4164887A JP 16488792 A JP16488792 A JP 16488792A JP H06426 A JPH06426 A JP H06426A
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JP
Japan
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liquid
roll
coating
rolls
wire
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JP4164887A
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Tomiichi Hasegawa
富市 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被コート部材に付着する液体薄膜に、波打ち
に基づく縞模様が発生するのを防止できる液体塗布装置
を提供すること。 【構成】 一対のロール11,12間の間隙13内に溜
まる接触液体15の出口側すなわち回転方向の先側の表
面に、液体15に接して消波部材としてのワイヤ16を
配置する。これにより、接触液体15の表面の波打ちが
防止され、ロール11,12の表面には、均一の膜圧の
液体薄膜が形成される。ロール11,12の代わりにブ
レードを用いた塗布装置であってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙、樹脂フィルム、鋼
板等の金属薄板、木材等の表面にインキ、ペンキ等の塗
料、接着剤、磁性材混入液、その他の液体を塗布する液
体塗布装置に係り、印刷、種々の表面処理、選択性透過
膜、写真・X線・グラフィック美術用フィルム、多種類
の特殊フィルム、フォトレジスト関連処理、磁気テー
プ、保護・装飾用上塗層、接着剤塗布、ラミネート板や
同種の複合材の作製等の分野に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来、樹脂フィルム等に接着剤、磁性材混
入液等を塗布する場合には、ロールコーター等と言われ
る塗布装置が用いられている。図11〜13には、従来
の塗布方法の1つであるナチュラル(フォワード)ロー
ルコーティングの例が示されている。図において、一対
のロール91,92は、間隙(ギャップ)93を介して
互いに異なる方向に回転している。これらのロール9
1,92の下部は、図示しない貯留パンに収納された塗
布液体94に浸されており、ロール91,92の回転に
伴い塗布液体94は、ロール91,92の表面に付着し
て持ち上げられる。この際、間隙93を調節することに
より、ロール91,92上に目標とする厚さをもつ液体
薄膜が形成される。この薄膜は、実際の装置において
は、図示しない被コート部材である紙、樹脂フィルム、
金属薄板等の表面に移され、塗布されることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロール
91,92の表面に形成される液体薄膜には、間隙93
の幅、ロール回転数、塗布液体94の物性等の条件によ
り、リビングといわれる縞模様95が発生する。この縞
模様95が発生すると、液膜の厚さは不均一となり、乾
燥後の塗布面の仕上がりも悪く、製品にならない場合が
多い。従って、工業上、この縞模様95の発生は極力避
けねばならないが、現時点では有効な手段がない状態で
ある。
【0004】但し、従来から縞模様95の発生機構、構
造、メカニズム等については盛んに研究が行われてお
り、間隙93間の接触液体96における波状に変形した
液面(メニスカス)97が発生原因であるとの見方が支
配的である。図13には、片一方のロール92を仮想的
に取り外した状態が示されている。
【0005】また、この縞模様の発生は、ナチュラルロ
ールタイプの塗布装置に限らず、リバースロールタイ
プ、ブレードタイプ、カーテン塗布タイプ、スライドコ
ーティングタイプ、その他のタイプの塗布装置にも同様
に発生する。
【0006】本発明の目的は、塗布液体の塗布時に発生
する縞模様を無くし、塗布面の仕上がりを良好にできる
液体塗布装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、縞模様発生の
原因と考えられている波状に変形したメニスカスを平坦
化する手段を案出することによって、前述の、前記目標
を達成しようとするものである。具体的には、本発明
は、被コート部材の表面に液体を供給して塗布させる液
体塗布装置において、液体が液体供給側から被コート部
材側に移る出口位置に、塗布面の全長にわたり消波部材
を液体に接して配置したことを特徴とする液体塗布装置
である。
【0008】本発明において、消波部材はワイヤにより
構成されることが好ましいが、ワイヤに限らず、薄板、
ナイフエッジ、ブロック等、他のものでもよい。また、
本発明において、消波部材が液体に接しているとは、表
面で接しているもののみに限らず液中に一部もしくは全
部が潜っているものであってもよい。
【0009】
【作用】本発明において、液体が液体供給側から被コー
ト部材側に移る出口位置にワイヤ等の消波部材が液体に
接して配置されているため、出口側における液体の波打
ちが消波部材により抑制、消去される。従って、被コー
ト部材の表面に付着される塗布液体は平滑となり、縞模
様の発生がない。ここにおいて、被コート部材とは、
紙、樹脂フィルム等の最終的に液体を塗布されるものに
限らず、塗布の途中に介在する各種ロール等も含む概念
である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3には本発明の第1実施例が示され、本
実施例は、ナチュラルロールコーティング装置に本発明
を適用したものである。図において、一対のロール1
1,12は所定の間隙13をおいて配置され、反対方向
に回転するようになっている。これらのロール11,1
2の下部は塗布液体14内に浸され、ロール11,12
の回転に伴い、塗布液体14の一部が間隙13の間に接
触液体15として持ち上げられている。この接触液体1
5の出口側、すなわち、ロール11,12の回転方向の
先側には、消波部材としてのワイヤ16が接触液体15
の表面に接して、塗布面の全長に渡り配置されている。
【0011】このような構成において、一対のロール1
1,12を図中矢印で示すように逆方向に回転すると、
塗布液体14は、ロール11,12により、持ち上げら
れ、ギャップ13間には、接触液体15が形成される。
この接触液体15は、その出口側の表面がワイヤ16に
接しているため、波打ち等が生じることがなく、図3に
示されるように表面が平滑な面となる。従って、この接
触液体15を経てロール11,12の表面に移される塗
布液体14は波打ちによる縞模様が発生することなく、
平滑な状態で移されることとなる。このロール11,1
2に移された液体薄膜は、図示しないテープ、樹脂フィ
ルムのテープ、紙等に更に転写されることとなる。
【0012】なお、消波部材としてのワイヤ16の直径
は、間隙13の幅、ロール径、ロール速度、塗布液の粘
度等の物性により異なるが、通常、間隙13の幅の1/
3〜100 倍程度まで縞模様消去の効果があり、最も効果
的なワイヤ16の直径は、間隙13の幅の1〜20倍程
度である。ワイヤ16の材質は特に限定はなく、ナイロ
ン等のプラスチック、鉄等の金属、その他の材質が用い
られる。
【0013】このような本実施例によれば、接触液体1
5のメニスカスの部分に波状の変形が生ずることがなく
平坦化されるので、被コーティング部材への塗布液体1
4の厚さが均一となり、乾燥後の塗布面の仕上がりも良
好となって品質の良い製品を得ることができるという効
果がある。しかも、消波部材はワイヤ16というような
極めて簡単な構成であり、安価に提供できる。また、ワ
イヤ16はロール11,12との干渉を考慮する必要も
少なく、ロール11,12間への設置も容易である。
【0014】なお、本実施例において、被コーティング
部材はロール11,12そのものと考えてもよく、更
に、これらのロール11,12に接触される図示しない
フィルムと考えてもよい。
【0015】図4には本発明の第2実施例が示され、本
実施例は、いわゆるリバースロールコーティング装置に
本発明を適用したものである。図4において、一対のロ
ール21,22は図中矢印で示すように同一方向に回転
され、両ロール21,22間の間隙23の部分には、接
触液体24が形成されている。この接触液体24の表面
にはロール21と22とのそれぞれの出口側、すなわ
ち、ロール21においては図中上側、ロール22におい
ては図中下側に、消波部材としてのワイヤ25,26が
それぞれ液面に接して配置されている。
【0016】このような本実施例においても、前記実施
例と同様に塗布液体24の出口側において、消波部材と
してのワイヤ25,26が液体に接して配置されている
ため、ロール21,22の表面には縞模様が発生せず、
均一な液体薄膜を得ることができる。
【0017】なお、本実施例においては、ワイヤ25,
26は第1実施例より太めのものを用いるのがよい。こ
れは、接触液体24のメニスカスにとって、一方のロー
ル11または12が液体の出口側となり、他方のロール
12または11が入口側となるため、ワイヤ25,26
が細いと波がワイヤ25,26を越え、十分な消波効果
を発揮できないことがあるからである。従って、本実施
例では、ワイヤ25,26の代わりに薄板等からなる消
波部材を用いる方がよい場合もある。
【0018】図5には本発明の第3実施例が示され、本
実施例は、本発明をブレードコーティング装置に適用し
た例である。図において、矢印方向に回転するロール3
1にブレード32が所定の間隙33を介して配置され、
ロール31の下部は塗布液体34に浸されている。この
ロール31の出口側において、消波部材としてのワイヤ
35が塗布面の全長に渡り、かつ、間隙33間に形成さ
れる接触液体36に接して配置されている。このような
構成においても前記各実施例と同様に縞模様を消去で
き、平滑な液体薄膜を得ることができる。
【0019】図6(A),(B)には、本発明を他の異
なる形式のブレードコーティング装置にそれぞれ適用し
た第4、第5実施例が示されている。図6(A)におい
て、被コート部材としてのフィルム37には、間隙38
を介してナイフエッジ状のブレード39Aが配置されて
いる。このブレード39Aとフィルム37との間には塗
布液体41が配置され、間隙38を介してフィルム37
上に液体薄膜42として供給できるようになっている。
この塗布液体41の出口側には消波部材としてのワイヤ
43が液体41に接した状態で配置されている。このよ
うな構成においても、液体薄膜42の表面にはストリー
キングといわれる縞模様が発生せず、均一な厚さの液体
薄膜42を得ることができる。
【0020】図6(B)は、(A)におけるブレード3
9Aの代わりに、ブレキシブルなブレード39Bを用い
たもので、他の構成は(A)と同様であるため、相当構
成部分には同一符号を用いて説明を省略する。このよう
な構成においても前記各実施例と同様な効果を得ること
ができる。
【0021】図7及び図8には、本発明に係る第6,7
実施例が示され、図7,8はそれぞれ2ロールコーター
方式の塗装装置の概略構成であり、図7はナチュラルコ
ーティング方式、図8はリバースコーティング方式の図
である。ここにおいて、図7の第6実施例に係るナチュ
ラルコーティング方式について詳細に説明し、図8の第
7実施例については図7の第6実施例との相違点のみ説
明する。また、両実施例における同一若しくは相当構成
には同一符号を用いるものとする。
【0022】図7において、塗布液体パン45内には塗
布液体46が収納され、この塗布液体46に一部が浸さ
れた状態でピックアップロール47が配置されている。
このピックアップロール47には所定の間隙をおいてア
プリケータロール48が配置されている。このアプリケ
ータロール48には所定の間隙をおいてバックアップロ
ール49が配置され、このバックアップロール48には
被コート部材としての薄膜鋼板(コイル)が巻き掛けら
れている。この際、アプリケータロール48とバックア
ップロール49とは図中矢印で示すように逆方向の回転
をするようになっている。
【0023】各ロール47,48の出口側すなわち図7
においてピックアップロール47とアプリケータロール
48の接触部の下側、及びアプリケータロール48とバ
ックアップロール49の上側にはそれぞれ消波部材とし
てのワイヤ52,53が配置されている。
【0024】このような構成において各ロール47,4
8,49を図中矢印で示す方向に回転させると、塗布液
体46は、ピックアップロール47の周囲及びアプリケ
ータロール48の周囲に付着した後、薄肉鋼板51の表
面に塗布されることとなる。この際、各ローラ47,4
8の出口側にはそれぞれワイヤ52,53が配置されて
いるため、これらのワイヤ52,53により縞模様が防
止され、均一の液体薄膜として薄肉鋼板51に塗布され
ることとなる。このような実施例においても、前述と同
様な効果がある。
【0025】図8における第7実施例では、アプリケー
タロール48とバックアップロール49とは同一方向に
回転されている。従って、アプリケータロール48とバ
ックアップロール49との間に配置されるワイヤ53は
塗布液体46が薄肉鋼板51に乗り移る出口側である図
中ロール48,49の上側に配置されている。一方、ピ
ックアップロール47とアプリケータロール48との間
に配置されるワイヤ52は各ロール47,48の出口側
である図中上側に同じく配置されている。本実施例にお
いて、その作用は図7の実施例と全く同様であり、その
効果も同様である。
【0026】図9には本発明の第8実施例が示され、こ
の実施例は、本発明をスライドコーティング方式の装置
に適用したものである。図9において、液体供給ブロッ
ク55は複数の供給スロット56,57を備え、これら
のスロット56,57は傾斜面58に開口されている。
従って、スロット57から供給される塗布液体59は傾
斜面58に沿って流下するようになっている。液体供給
ブロック55の一側にはバックアップロール61が配置
され、このバックアップロール61には被コート部材と
してのフィルム62が巻き掛けられてバックアップロー
ル61の回転に伴い矢印方向に移送されるようになって
いる。バックアップロール61と液体供給ブロック55
の間には間隙63が形成され、この間隙63の部分には
真空チャンバ64が連結され、間隙63の部分の空気が
吸引されて負圧となるようにされている。
【0027】一方、間隙63の上方位置において、塗布
液体59が傾斜面58からフィルム62に乗り移る位置
には、塗布面の全長に渡り、かつ、塗布液体59に接し
て消波部材としてのワイヤ65が配置されている。
【0028】このような構成において、供給スロット5
7から吐出され、傾斜面58を流下する塗布液体59
は、間隙63を介してフィルム62側に移り、フィルム
62上に塗布されることとなる。この際、塗布液体59
は、ワイヤ65によりその表面の波打ち等が防止され、
平滑な状態でフィルム62に塗布されることとなる。
【0029】従って、本実施例においても前記各実施例
と同様な効果を達成できる。
【0030】図10には、本発明の第9実施例が示さ
れ、本実施例は、本発明をカーテン塗布方式の塗布装置
に適用した例である。
【0031】図10において、複数の液体供給ブロック
71間に形成された液体供給スロット72から供給され
る塗布液体73は、供給ブロック71の上面に形成され
た傾斜面74に沿って流下する一方、供給ブロック71
の1つから延長された支持ブラケット75から吊り具7
6を介して吊り下げられたガイドプレート77により、
その上面を規制され、カーテン状に流下するようになっ
ている。
【0032】塗布液体73のカーテン状に流下する下方
位置には、バックアップロール78が設けられるととも
に、このバックアップロール78には被コート部材とし
てのフィルム79が巻き掛けられ、このフィルム79上
に前述の流下するカーテン状の塗布液体73が付着する
ようになっている。この際、塗布液体73がフィルム7
9に乗り移る出口側(塗布面の外面側)、すなわち図中
カーテン状の塗布液体73の上面側には消波部材として
のワイヤ81が配置されている。
【0033】このような本実施例においても、流下する
塗布液体73はフィルム79へ移る出口側(塗布面の外
面側)位置において、ワイヤ81により波打ちが防止さ
れ、縞模様が発生することがない。
【0034】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での改
良、変形等は、本発明に含まれるものである。
【0035】例えば、消波部材としては前記実施例にお
いて、ワイヤとして説明したが、ワイヤに限らず、薄
板、ナイフエッジ、ブロック等、他の形状のものでも良
く、要するに、塗布液体が被コート部材に乗り移る出口
側(塗布面の外面側)の液体に接して塗布液体の波打ち
を防止できるものであればよい。
【0036】この際、消波部材は、塗布液体の波打ちを
防止するためには、ある程度の剛性が必要であるが、必
ずしも消波部材そのものが剛体である必要はない。すな
わち、ナイロンワイヤのように、それ自体は可撓性があ
る素材であっても、張力を加えることによって剛性が生
じ、消波効果を有するものであってもよい。一方、消波
部材が太い鋼線、薄板材、ブロック等の場合はそれ自体
が剛性を有するため、設置時に張力等を必要としない。
消波部材としてワイヤとすれば、構成が簡単であり、し
かも、狭い部分への配置が容易であるという利点があ
る。また、本発明において、ワイヤ等からなる消波部材
は塗布液体の被コート部材へ乗り移る位置において、液
体の表面に接してものに限らず、液体内に一部あるいは
全部が潜っていてもよく、この場合もほぼ同様な効果が
あることが実験により確認されている。
【0037】更に、塗布装置における各種の塗布方法
は、前記実施例以外の塗布方法でもよい。
【0038】次に、具体的実験例を比較例とともに説明
する。実験例1 直径80mmのロール2本を間隙0.2mm だけ離して配置
し、両ロールの周速を0.52m/sec で回転させ、塗布液体
としてグリセリンを用いた。この際、ロールの回転方向
は、図1〜3に示される第1実施例と同様に異なる回転
方向とした。ロール間の出口側には直径0.148mm のナイ
ロンワイヤを接触液体に接するように配置して両ロール
を回転したところ、両ロールの表面は全く波打つことが
なくて、縞模様の発生もなく、グリセリンが均一の厚さ
の薄膜として付着した。
【0039】実験例2 ワイワ径を0.33mmとした以外は実験例1と同様にして実
験した結果、実験例1と同様にグリセリンの波打ち及び
縞模様の発生は無かった。
【0040】実験例3 実験例1におけるロールのうち左側のロールの周速を0.
52m/sec 、右側のロールの周速を0.26m/sec になるよう
に周速を異ならして実験し、他の条件は実験例1と同様
にしたところ、ロールの周面に付着した液体薄膜は均一
となり、波打ち及び縞模様の発生は無かった。
【0041】比較例 両ロール間の出口側にワイヤを用いなかった以外は、実
験例1と同様に実施した。その結果、ロール周面には多
数の縞模様が発生し、きわめて不均一の液膜の厚さとな
った。
【0042】
【発明の効果】上述のような本発明によれば、ロールコ
ーター、ブレードコーター、その他の塗布装置により塗
布液体を被コート部材に塗布するにあたり、縞模様の発
生を防止でき、均一な塗布厚さにできて塗布面の仕上が
りも良好にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の一方のロールを外した状態の仮想側面図
である。
【図4】本発明の第2実施例を示す概略正面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す概略正面図である。
【図6】(A),(B)はブレードコーティングにおけ
るそれぞれ異なる例であり、本発明の第4,5実施例を
示す断面図である。
【図7】本発明の第6実施例の概略構成を示す正面図で
ある。
【図8】本発明の第7実施例の概略構成を示す正面図で
ある。
【図9】本発明の第8実施例の概略構成を示す断面図で
ある。
【図10】本発明の第9実施例の概略構成を示す断面図
である。
【図11】従来の塗布装置の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図12】図11の正面図である。
【図13】図11の一方のロールを取り除いた状態の仮
想側面図である。
【符号の説明】
11,12 ロール 13 間隙 14 塗布液体 15 接触液体 16 消波部材としてのワイヤ 21,22 ロール 23 間隙 24 接触液体 25,26 消波部材としてのワイヤ 31 ロール 32 ブレード 33 間隙 34 塗布液体 35 消波部材としてのワイヤ 36 接触液体 37 被コート部材としてのフィルム 38 間隙 39A,39B ブレード 41 塗布液体 43 消波部材としてのワイヤ 48 アプリケータロール 49 バックアップロール 51 被コート部材としての薄肉鋼板 52,53 消波部材としてのワイヤ 59 塗布液体 61 バックアップロール 62 被コート部材としてのフィルム 63 間隙 65 消波部材としてのワイヤ 73 塗布液体 78 バックアップロール 79 被コート部材としてのフィルム 81 消波部材としてのワイヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被コート部材の表面に液体を供給して塗
    布させる液体塗布装置において、液体が液体供給側から
    被コート部材側に移る出口位置に、塗布面の全長にわた
    り消波部材を液体に接して配置したことを特徴とする液
    体塗布装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液体塗布装置におい
    て、消波部材がワイヤにより構成されたことを特徴とす
    る液体塗布装置。
JP4164887A 1992-06-23 1992-06-23 液体塗布装置 Pending JPH06426A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200129094A (ko) * 2018-03-15 2020-11-17 아이오 테크 그룹 엘티디. 다중 재료 분배 및 코팅 시스템

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200129094A (ko) * 2018-03-15 2020-11-17 아이오 테크 그룹 엘티디. 다중 재료 분배 및 코팅 시스템
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