JPH0642600A - 増減速機 - Google Patents

増減速機

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JPH0642600A
JPH0642600A JP19502092A JP19502092A JPH0642600A JP H0642600 A JPH0642600 A JP H0642600A JP 19502092 A JP19502092 A JP 19502092A JP 19502092 A JP19502092 A JP 19502092A JP H0642600 A JPH0642600 A JP H0642600A
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JP
Japan
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shaft
belt
transmission shaft
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output shaft
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Yasuhiro Aoki
康弘 青木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストであり且つトルクの伝達効率が高い
増減速機を提供すること。 【構成】 回転する入力軸1の回りに120°角度間隔
で回転自在に設けられた伝達軸2と、前記入力軸1と同
軸線上に設けられている出力軸3とを有し、前記入力軸
1又は伝達軸2のうち少なくとも一方に環状ゴムベルト
が外嵌されたローラ部を設けると共にこのローラ部を介
して前記入力軸1と伝達軸2相互を圧接させ、更に、前
記伝達軸2又は出力軸3のうち少なくとも一方に環状ゴ
ムベルトが外嵌されたローラ部を設けると共にこのロー
ラ部を介して伝達軸2と出力軸3と相互を圧接させてあ
ることを特徴とする増減速機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータ等の回転軸の
回転数を増減するための増減速機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、産業機械等で実用化されているト
ラクションドライブ増減速機は遊星ローラ方式を採用し
ている。この増減速機の遊星ローラ機構は、断面U字状
に形成されている弾性リング体と、前記弾性リング体と
同軸上に位置させてある太陽ローラと、前記太陽ローラ
と弾性リング体との間に双方に接触する態様で120°
角度間隔に設けられている遊星ローラとから構成されて
おり、前記弾性リング体の両側片を接近させるべく押付
けることによりこれを縮径せしめ、これにより、弾性リ
ング体と遊星ローラとの、太陽ローラと遊星ローラと
の、圧接状態を確保している。
【0003】しかしながら、上記弾性リング体の縮径量
はその構成上非常に僅か(ミクロン単位)であることか
ら、円滑な増減速を確保(スベリや接触面の破壊を回
避)するためには前記太陽ローラ及び遊星ローラを金属
で構成させ、各部品の製作許容誤差を厳しく管理する必
要がある。換言すれば、生産性が悪くコストが高いとい
う問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、低コストな増減速機を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この増減速機は、ベルト
掛け部20を有し、回転する入力軸1の回りに等角度間
隔で回転自在に且つ内外方向に移動可能に設けられた複
数の伝達軸2と、前記伝達軸2のベルト掛け部20相互
間に張設されたベルト4と、上記入力軸1と同軸線上に
設けられている出力軸3とを有し、前記入力軸1又は伝
達軸2のうち少なくとも一方にローラ部を設けると共に
前記ベルト4の張力によりこのローラ部を介して前記入
力軸1と伝達軸2相互を圧接させ、更に、前記伝達軸2
又は出力軸3のうち少なくとも一方にローラ部を設ける
と共に前記ベルト4の張力によりこのローラ部を介して
伝達軸2と出力軸3と相互を圧接させてある。
【0006】
【作用】この発明は次の作用を有する。この増減速機で
は、回転トルクは、入力軸1→ローラ部→伝達軸2→ロ
ーラ部→出力軸3の経路で伝達されるが、例えば、ロー
ラ部の直径を変更することにより所望の増減速ができ
る。
【0007】そして、ベルト掛け部20相互に張設され
たベルト4の張力によって、内外方向に移動可能に設け
られた複数の伝達軸2を入力軸1及び出力軸3に圧接さ
せる構成としてあるから、ベルト4の伸縮により伝達軸
2や出力軸3の製作許容差を吸収でき、その結果、低コ
ストで製作できる。
【0008】
【実施例】以下、この出願の発明の構成を実施例として
示した図面に従って説明する。この実施例は、図1に示
すように、この発明の増減速機IDにモータMを直付けし
てあり、モータMの回転軸mを増減速機IDの入力軸1と
して使用している。前記増減速機IDは、同図に示すよう
に、モータMが直付けされるケーシング5と、前記ケー
シング5内に挿入されたモータMの回転軸mの回りに1
20°角度間隔でケーシング5に回転自在に取付けられ
ている伝達軸2と、上記入力軸1と同軸線上に回転自在
に設けられており、前記ケーシング5から貫通突出する
出力軸3とから構成されている。
【0009】ケーシング5は、図1に示すように、ケー
ス主体50とケース蓋51とから構成されており、組み
合わされた状態では全体形状が直方体状となるように形
成してある。前記ケース主体50は、同図に示すよう
に、これの内部にモータMの回転軸mを位置させるため
の挿入用孔52を設けてあり、又、図1や図3に示すよ
うに、組立時の便宜を考慮して四つの各側面にそれぞれ
長方形状の開口53を形成してある。
【0010】ケース蓋51は、図1に示すように、平板
54に筒状の支持部55を突設して成るもので、前記支
持部55には上記した出力軸3を回転自在に支持するた
めの二つのベアリング56を内装してある。出力軸3
は、図1及び図2に示すように、ケーシング5内に位置
する端部側に環状ゴムベルト32が外嵌されたローラ部
31を具備させてある。
【0011】伝達軸2は、図1及び図2に示すように、
細径の基本軸24の両端部に滑動リング23を外装して
成るもので、その中程部には、外周面をクラウンとした
ベルト掛け部20と、環状ゴムベルト22が外嵌された
ローラ部21とを具備させてある。尚、上記したケース
主体50の底面及びケース蓋51の内面には、図1に示
すように、120°角度間隔で形成された放射線状の取
付け用溝57が設けてあり、伝達軸2は、同図に示す如
く、その両端部を取付け用溝57に挿入する態様でケー
シング5内に取付けられている。
【0012】そして、この実施例では、図1〜図3に示
す如く上記ローラ部21に外嵌させた環状ゴムベルト2
2をモータMの回転軸mに、図1、図2、図5に示す如
く上記ローラ部31に外嵌させた環状ゴムベルト32を
細軸部24に、それぞれ圧接させるべく図4に示すよう
に、上記した三本の伝達軸2におけるベルト掛け部20
にベルト4を張設してある。
【0013】この実施例のものは上記の如く構成として
あるから、モータMの回転軸mの回転トルクは、ローラ
部21に外嵌した環状ゴムベルト22→基本軸24→ロ
ーラ部31に外嵌した環状ゴムベルト32の経路で出力
軸3に伝達される。そして、この増減速機を使用した場
合、回転軸mの回転数/出力軸3の回転数は約〔(ロー
ラ部21に外嵌された状態の環状ゴムベルト22の直
径)/(回転軸mの直径)〕×〔(ローラ部31に外嵌
された状態の環状ゴムベルト32の直径)/(基本軸2
4の直径)〕となる。即ち、主としてローラ部21,3
1の直径の設定により増速機又は減速機として使用でき
る。
【0014】又、作用・効果の欄に記載したように、低
コストで製作でき、更には、以下のの作用・効
果を有する。 基本的に各ローラ部の加圧はベルト4の収縮によって
行われるため、ベルト4の材質や幅、長さを選択するこ
とにより、加圧力を自由にコントロールできる。 回転軸m(入力軸1)から出力軸3までのエネルギー
の伝達は全て、各ローラ部間の摩擦力によってのみ伝達
されるため、ベルト4には駆動の力は直接働かず、ベル
ト4のスリップや磨耗、寿命等は殆ど無視できる。 全ての回転体が各回転中心に対して、均等な位置にあ
りバランスが取れているため、騒音や振動の発生が少な
く、高速回転での使用も可能である。 入力軸1と伝達軸2との接触及び、伝達軸2と出力軸
3との接触を、それぞれ環状ゴムベルト32を介したも
のとしてあるので、軸間のスベリの発生が無くなると共
に潤滑の必要性がなくなり、その結果、トルクの伝達効
率が高いものとなる。
【0015】尚、この実施例では、ローラ部と環状ゴム
ベルトの配設位置を上記の如く設定したが、これに限定
されることなく、入力軸1又は伝達軸2のうち少なくと
も一方に環状ゴムベルトが外嵌されたローラ部を設ける
と共に上記ベルト4の張力によりこのローラ部を介して
前記入力軸1と伝達軸2相互を圧接させ、更に、前記伝
達軸2又は出力軸3のうち少なくとも一方に環状ゴムベ
ルトが外嵌されたローラ部を設けると共に上記ベルト4
の張力によりこのローラ部を介して伝達軸2と出力軸3
と相互を圧接させてある、構成を採用すれば上記実施例
と同様の作用・効果を有する。
【0016】又、上記実施例では、モータMの回転軸m
を手段の欄に記載した入力軸1としたが、これに限定さ
れることなく、増減速機ID自体に入力軸1を有する構成
を採用してもよい。更に、上記実施例では、入力軸1と
伝達軸2との圧接面のうち少なくとも一方の面の摩擦係
数を、伝達軸2と出力軸3との圧接面のうち少なくとも
一方の面の摩擦係数を、それぞれ大きく設定するため、
環状ゴムベルト22,32を採用したが、これに限定さ
れることなく以下の構成とすることができる。 (a) 一方の面を金属(鉄,アルミ,鋼系等)とした場
合、他方の面をウレタン,エポキシ系樹脂,フェノール
系樹脂等とすることができる。 (b) 一方の面をゴム,ウレタン,エポキシ系樹脂,フェ
ノール系樹脂等とした場合、他方の面をゴム,ウレタ
ン,エポキシ系樹脂,フェノール系樹脂等ほとんどの熱
可塑性樹脂の使用できる。 (c) 双方の面を金属とした場合、ニッケル,ニッケルグ
ラファイト,モリブデン,銅,酸化アルミニウム,ニッ
ケルアルミナ,アルミチナタニア,酸化クローム,ジル
コニア,二酸化チタン,炭化クロームニクローム,タン
グステン,タングステンカーバイト,炭化チタン,酸化
ジルコニューム等の溶射する。
【0017】
【発明の効果】この出願の発明は、上述の如くの構成を
有するものであるから、次の効果を有する。作用に記載
した内容から、低コストの増減速機を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例における増減速機の断面斜視
図。
【図2】前記増減速機の概念図。
【図3】図1のA−A断面図
【図4】図1のB−B断面図
【図5】図1のC−C断面図
【符号の説明】
m 回転軸 1 入力軸 2 伝達軸 3 出力軸 4 ベルト 21 ローラ部 24 基本軸 31 ローラ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト掛け部20を有し、回転する入力
    軸1の回りに等角度間隔で回転自在に且つ内外方向に移
    動可能に設けられた複数の伝達軸2と、前記伝達軸2の
    ベルト掛け部20相互間に張設されたベルト4と、上記
    入力軸1と同軸線上に設けられている出力軸3とを有
    し、前記入力軸1又は伝達軸2のうち少なくとも一方に
    ローラ部を設けると共に前記ベルト4の張力によりこの
    ローラ部を介して前記入力軸1と伝達軸2相互を圧接さ
    せ、更に、前記伝達軸2又は出力軸3のうち少なくとも
    一方にローラ部を設けると共に前記ベルト4の張力によ
    りこのローラ部を介して伝達軸2と出力軸3と相互を圧
    接させてあることを特徴とする増減速機。
  2. 【請求項2】 入力軸1と伝達軸2との圧接面のうち少
    なくとも一方の面を摩擦係数が大きいものとしてあり、
    伝達軸2と出力軸3との圧接面のうち少なくとも一方の
    面を摩擦係数が大きいものとしてあることを特徴とする
    請求項1記載の増減速機。
  3. 【請求項3】 ベルト掛け部20の外周面を、クラウン
    としてあることを特徴とする請求項1又は2記載の増減
    速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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