JPH0642516Y2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JPH0642516Y2
JPH0642516Y2 JP12120488U JP12120488U JPH0642516Y2 JP H0642516 Y2 JPH0642516 Y2 JP H0642516Y2 JP 12120488 U JP12120488 U JP 12120488U JP 12120488 U JP12120488 U JP 12120488U JP H0642516 Y2 JPH0642516 Y2 JP H0642516Y2
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JP
Japan
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seat
side support
wire
seat frame
pad
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JP12120488U
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参郎 石黒
克典 中根
勇 知野見
初郎 森本
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池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車などの車両用シート、特にシートフレ
ームとシートパッドとの間の相対移動を抑え、この間に
おけるキシミ音などをなくすことのできる構造にした車
両用シートに関する。
[従来の技術] 第4図は従来における車両用シートの一例を一部破断し
て示した斜視図、第5図は第4図のV−V線に相当する
概略断面図である。
図において、シート30は、シートクッション部31と、シ
ートバック部32およびシートバック部32の上部に配され
たヘッドレスト33などで構成されている。
そして、シートバック部32は、シートクッション部31に
おけるシートフレーム(不図示)に取り付けられたリク
ライニング装置34を介してシートクッション部31の後部
に配されている。さらに、シートバック部32は、リクラ
イニング装置34のアーム35に固定されたサイドプレート
36と、このサイドプレート36に固定されたシートフレー
ム37と、このシートフレーム37に支持されているワイヤ
ー38,クッションスプリング39,シートパッド40,表皮材4
1およびサイドサポートワイヤー42などで構成されてい
る。
また、サイドサポートワイヤー42は鋼材で略コ字状に折
り曲げ形成されている。そして、一端42aがシートフレ
ーム37に固定されているとともに他端42bがサイドプレ
ート36に固定されて、回動不能な状態でシートフレーム
37に支持されている。さらに、本体部42cはシートバッ
ク部32の長手方向に横わたって配された状態になってい
る。また、このサイドサポートワイヤー42は、シートパ
ッド40がシートフレーム37に取り付けられると、第5図
に示されているようにシートパッド40の本体部40aとこ
の本体部40aより一体に裏面側に延ばされている周回壁
部40bとで作られている周回溝43内に配される。そし
て、周回溝43内において、本体部42cの周面がシートパ
ッド40と当接された状態におかれ、この状態のままシー
トパッド40がシートフレーム37に固定される。しかしな
がら、これらシートパッド40はその柔軟性などのため、
シートフレーム37に完全に固定することができず、実用
上差し支えない程度にシートフレーム37に対して若干動
き得る状態で固定されている。
[考案が解決しようとする課題] したがって、シートに腰掛けたり、あるいは乗り降りの
際や走行時の振動などで人が動いて体重移動がなされる
と、特にサイド部となる周回壁部40bの部分が動き易い
ので、この部分でサイドサポートワイヤー42などに対し
てシートパッド40がこすれつつ若干動く。そして、この
とき異音(こすれ音)が発生して乗員に不快を与えてい
る問題点があった。
なお、このような、サイドサポートワイャーには、実開
昭63-120952号公報に例示される如くその本体部に弾性
支持材で覆うことによってクッション特性を向上したも
の、実開昭60-180556号公報に例示される如く両側のワ
イャー部材に対して移動機能を設けて、その移動機構の
操作ノブの回転操作によってワイャー部材を強制的に回
動ないしは位置移動するようにしたものがある。しか
し、この両者のワイャー部材の場合にもシートパッドと
の相対移動によるこすれ音の問題は前述と同様に発生す
る。
本考案は、上記問題点に鑑みなされたものであり、その
目的は体重移動がなされた場合でも、シートパッドとサ
イドサポートワイヤーとの間などにおける当接部分に相
対移動が生じないようにしてキシミ音など異音の発生を
防止することのできる構造にした車両用シートを提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案は、シートフレームの左
右両側部にそれぞれ設けられたサイドサポートワイヤー
に当接されてシートパッドが取り付けられている車両用
シートにおいて、前記サイドサポートワイヤーは、略直
線状の本体部の両端部分を折り曲げた鋼製の線細工ばね
を使用し、前記シートフレーム側の対応部分にブラケッ
トを介して前記両端部分を、その両端部分を異なる方向
へ捻ることにより本体部に捻り応力を持たせ、かつ、こ
の捻り応力に抗して揺動可能に係止してなるものであ
る。
[作用] 上記構成によれば、サイドサポートワイヤーは略直線状
の本体部の両端部分を折り曲げた鋼製の線細工ばねを使
用し、シートフレーム側にその捻り応力に抗して揺動可
能に取り付けたので、従来の完全固定のものに対しシー
トパッドの押圧による変形や移動に追随して一体に動
く。
したがって、シートパッドとサイドサポートワイヤーと
の間で相対移動が生じなくなる結果、シートパッドとサ
イドサポートワイヤーとの間には従来のような不快なキ
シミ音が発生しなくなる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。
第1図は、本考案を適用した車両用シートの一例を示し
たものである。
図において、シート1は、シートクッション部2とシー
トバック部3とを備えているとともに、シートバック部
3の上部にヘッドレスト4を取り付けた概略構成になっ
ている。
さらに詳述すると、シートクッション部2には、下面に
シートアジャスタ機構における一対のレール部材5が取
り付けられ、このレール部材5を介して車体フロア(不
図示)に固定される。
一方、シートバック部3は、シートクッション部2のシ
ートフレーム(不図示)に取り付けられたリクライニン
グ装置12におけるアーム13と,このアーム13に固定され
たサイドプレート14などを介してシートクッション部2
に固定されているシートフレーム15と、ワイヤー16、ク
ッションスプリング17、シートパッド18、表皮材19およ
びサイドサポートワイヤー6などで構成されている。
そして、シートフレーム15はパイプ材で略矩形状に形成
され、この矩形状に囲まれた内側にワイヤー16が配され
ている。このワイヤー16は矩形状に折り曲げ形成されて
おり、さらにシートフレーム15にブラケット20などを介
して取り付けられている。また、ワイヤー16の左右両側
部には、止め金具21を介して複数のクッションスプリン
グ17の各一端がそれぞれ固定され、この固定で各クッシ
ョンスプリング17がシートバック部3の左右両側に横た
わった状態で取り付けられている。
サイドサポートワイヤー6は、略直線状の本体部6cの両
端6a,6bを折り曲げた鋼製の線細工ばねで、シートフレ
ーム15側へは両端6a,6bを異なる方向へ捻った状態で、
かつその捻り応力に抗して揺動可能に取り付けられる。
すなわち、サイドサポートワイヤー6は、第3図に要部
拡大図で示されるように、一端6a側がブラケット22を介
してシートフレーム15に取り付けられているとともに、
他端6b側がブラケット23を介してサイドプレート14に取
り付けられ、本体部6cがシートフレーム15から斜め前方
に突き出されるとともに、シートバック部3の長手方
向、すなわち上下方向に横たわった状態で配されてい
る。
さらに、一端6a側の先端部分6Aは略直角に折り曲げら
れ、シートフレーム15の外側面に当接接合されている。
他端6b側の先端部分6Bは一部が湾曲されたカギ状に形成
され、サイドプレート14の外側面に沿った状態から内側
面に向かって巻き込み当接係合されている。そして、こ
の先端部分6Aとシートフレーム15との係合でサイドサポ
ートワイヤー6が外側へ回動して倒れるのが抑えられ、
逆に先端部分6Bとサイドプレート14との係合でサイドサ
ポートワイヤー6が内側へ回動して倒れるのが抑えられ
る。
このような、サイドサポートワイヤー6は、捻り応力を
付与された状態で取り付けられ、外部からサイドサポー
トワイヤー6を弾性変形させる力が付与されると、ブラ
ケット22,23に支持されている部分を支点に、本体部6c
側がその捻り応力に抗して揺動し得る状態になってい
る。
次に、シートパッド18は、発泡ウレタン樹脂などで発泡
成形されてなるもので、この成形時に保持壁18b(第2
図参照)が裏側に折り返された状態で周回形成されてい
る。そして、この保持壁18bとシートパッド18の本体部
分18aとの間に形成される周回隙間24内に、シートフレ
ーム15とともにサイドサポートワイヤー6などを巻き込
んだ状態で配し、これによりシートパッド18がシートフ
レーム15に取り付けられる。また、この取り付けられた
状態では、周回隙間24内で本体部6cの周面がシートパッ
ド18と当接された状態におかれる。さらに、このように
してシートフレーム15に取り付けられたシートパッド18
は、この外側から表皮材19で覆われて外部より隠され
る。
したがって、この車両用シート1において、乗員などが
腰掛けて表面側からシートバック部3が押され、サイド
部3aがシートパッド18とともに動かされると、サイドサ
ポートワイヤー6の本体部6cも弾性変形を伴ってシート
パッド18と一体に揺動される。すなわち、シートパッド
18が移動するときサイドサポートワイヤー6の本体部6c
もその捻り応力に抗して一体に移動するので、この車両
用シート1ではシートパッド18とサイドサポートワイヤ
ー6との相対移動が極めて生じ難く、従来のような相対
移動に起因するこすれ音の発生がなくなる。
なお、上記実施例では、シートバック部3に適用した構
造について開示したが、シートクッション部2側にも適
用し得るものである。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案に係る車両用シートにあっ
ては、サイドサポートワイヤー構成として略直線状の本
体部の両端部分を折り曲げた鋼製の線細工ばねを使用
し、シートフレーム側にその捻り応力に抗して揺動可能
に取り付けたので、従来の単に完全固定したものに対し
シートパッドの押圧のよる変形や移動に追随して一体に
動く。
したがって、本考案は、シートパッドとサイドサポート
ワイヤーとの間で相対移動が生じなくなるので、例え
ば、乗り降りや走行時の振動などで人の体重移動がなさ
れてもシートパッドが動くとき、サイドサポートワイヤ
ーもシートパッドと一体に動くこととなり、従来のよう
なシートパッドとサイドサポートワイヤーとの間に生ず
るキシミ音などをなくすことができる。この結果、異音
などによる不快がなくなり、座り心地が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した車両用シートの一実施例を一
部破断して示した斜視図、第2図は第1図のII-II線に
沿う概略断面図、第3図は同上シートの要部拡大斜視
図、第4図は従来における車両用シートの一例を一部破
断して示した斜視図、第5図は第4図のV−V線に沿う
概略断面図である。 1……シート 6……サイドサポートワイヤー 6c……ワイャーの本体部 6a,6b……ワイャーの両端 21,23……取付用ブラケット 15……シートフレーム 18……シートパッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森本 初郎 神奈川県綾瀬市小園771番地 池田物産株 式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−120952(JP,U) 実開 昭60−180556(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートフレームの左右両側部にそれぞれ設
    けられたサイドサポートワイヤーに当接されてシートパ
    ッドが取り付けられている車両用シートにおいて、 前記サイドサポートワイヤーは、略直線状の本体部の両
    端部分を折り曲げた鋼製の線細工ばねを使用し、前記シ
    ートフレーム側の対応部分にブラケットを介して前記両
    端部分を、その両端部分を異なる方向へ捻ることにより
    本体部に捻り応力を持たせ、かつ、この捻り応力に抗し
    て揺動可能に係止してなることを特徴とする車両用シー
    ト。
JP12120488U 1988-09-14 1988-09-14 車両用シート Expired - Lifetime JPH0642516Y2 (ja)

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JPH0242549U JPH0242549U (ja) 1990-03-23
JPH0642516Y2 true JPH0642516Y2 (ja) 1994-11-09

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