JPH064247B2 - 積層板用プリプレグの製造方法 - Google Patents

積層板用プリプレグの製造方法

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JPH064247B2
JPH064247B2 JP60294530A JP29453085A JPH064247B2 JP H064247 B2 JPH064247 B2 JP H064247B2 JP 60294530 A JP60294530 A JP 60294530A JP 29453085 A JP29453085 A JP 29453085A JP H064247 B2 JPH064247 B2 JP H064247B2
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普 尾崎
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は表面が平滑で特性の良好な積層板を製造し得る
積層板用プリプレグの製造方法に関する。
[発明の技術的背景] 従来から、積層板用プリプレグを製造するにあたり、一
般に積層板用基材を熱硬化性樹脂ワニスを収容したワニ
ス槽に通して二段含浸処理を行ったり、熱硬化性樹脂ワ
ニスを収容するバスにセットされた1組ないし複数組の
キスロールに通す等して積層板用基材に熱硬化性樹脂ワ
ニスを含浸させ、次いでスクイズロールに通して過剰の
熱硬化性樹脂ワニスを除去し、これを乾燥してセミキュ
アさせる方法がとられている。
これらの方法においては、積層板用基材への熱硬化性樹
脂ワニスの含浸を充分にするために、ワニス槽にタイミ
ングロール等のロール類を多数配置し、含浸時間を長く
することが行われている。
[背景技術の問題点] しかしながらこのような従来の方法においては、タイミ
ングロール等の使用により熱硬化性樹脂ワニスの積層板
用基材への含浸は良好になるものの、積層板用基材が多
数のロールを通過する間に、積層板用基材1がたとえば
ガラスクロスである場合、そのフィラメントが破断され
て表面に毛羽立ちを生じ、これに熱硬化性樹脂ワニスが
付着して、得られる積層板表面の平滑性が失われるとい
う問題を生じた。そしてこのことが最終製品におけるパ
ターン形成を困難はものとし、高密度化を妨げる要因と
なっていた。
[発明の目的] 本発明は、このような従来の難点を解消するためになさ
れたもので、積層板用基材表面の毛羽立ちが防止され、
しかも熱硬化性樹脂ワニスの含浸が充分に行われること
により、表面が平滑でかつ特性も良好な積層板を製造し
得る積層板用プリプレグの製造方法を提供することを目
的とする。
[発明の概要] 本発明の積層板用プリプレグの製造方法は、積層板用基
材に熱硬化性樹脂ワニスを含浸させてプリプレグを製造
するにあたり、前記積層板用基材を前記熱硬化性樹脂ワ
ニスを収容する第1のバスにセットされた一組のキスロ
ールに通過させてキスコートを行い、次いでこの積層板
用基材を前記熱硬化性樹脂ワニスと同一の熱硬化性樹脂
ワニスを収容する第2のバスにタイミングロールを使用
することなく浸漬させて積層板用基材内に熱硬化性樹脂
ワニスを充分に含浸させ、さらにこの積層板用基材を前
記熱硬化性樹脂ワニスと同一の熱硬化性樹脂ワニスを収
容する第3のバスを通過させた後スクイズロールを通過
させて過剰の熱硬化性樹脂ワニスを除去することによ
り、表面が平滑で特性の良い積層板を製造し得る積層板
用プリプレグを製造することができるようにしたもので
ある。
以下、本発明方法を図面を参照して説明する。
本発明の製造方法においては、第1図に示すように、ガ
ラスクロス等の積層板用基材1を、エポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂等の熱硬化性樹脂を溶剤で適当な粘度に調整
した熱硬化性樹脂ワニス2を収容する第1のバス3にセ
ットしたキスロール4を通過させて積層板用基材1に熱
硬化性樹脂ワニス2を含浸させる。
次にこの熱硬化性樹脂ワニス2を含浸させた積層板用基
材1を、第1のバス3と同一の熱硬化性樹脂ワニス2を
収容する第2のバス5中を通過させる。この第2のバス
5内には、複数のディップロール6が配置されており、
これらのディップロール6を順にやや蛇行しながら通過
する間に熱硬化性樹脂ワニスが積層板用基材1の内部に
まで入り込み充分な含浸が行われる。
このようにして充分に熱硬化性樹脂ワニス2が含浸され
た積層板用基材1を、さらに第1、第2のバス3、5と
同一の熱硬化性樹脂ワニス2を収容した第3のバス7中
に浸漬させた後、スクイズロール8を通過させて過剰の
熱硬化性樹脂ワニス2を除去し、樹脂付着量を調整す
る。この後常法により加熱乾燥を施して、半硬化状態の
プリプレグが得られる。
得られたプリプレグは熱硬化性樹脂ワニス2の含浸が充
分で、しかも表面の毛羽立ちがなく、したがって凹凸の
ない平滑な表面を有する積層板を製造することができ
る。
[発明の実施例] 次に本発明の実施例について説明する。
実施例 第1図に示すように、固形分含量65重量%、粘度(2
5℃)200cPに調整されたエポキシ樹脂ワニス2を
収容する第1のバス3にセットされたキスロール4に、
厚さ0.18mm、幅105cmのガラスクロス(旭シュー
ベル製AS−7628処理431)を通過させ、次いで
含浸されたエポキシ樹脂ワニスと同一のエポキシ樹脂ワ
ニス2を収容する第2のバス5に複数のディップロール
6を通過させて浸漬し、さらに同エポキシ樹脂ワニス2
を収容する第3のバス7に浸漬した後、スクイズロール
8により線圧4000kg/cmで加圧して過剰のワニスを
除去した。
次にこのエポキシ樹脂ワニス含浸ガラスクロス基材を1
65℃の含浸塗布乾燥機で乾燥させて、半硬化状態のプ
リプレグを得た。
得られたプリプレグを8枚重ね合わせて上下に厚さ10
μmの電解銅箔を重ねてステンレス製鏡面板の間に入
れ、圧力50kg/cm2、温度175℃で75分間加熱して
積層板を得た。
比較例 第2図に示すように、実施例のガラスクロス基材1を第
2のバス5に浸漬させるにあたり、タイミングロール9
を通過させるようにした点を除いて実施例と同一材料、
同一条件でプリプレグを製造し、さらにこのプリプレグ
を実施例と同じ装置を使用して同一条件で積層板を得
た。
以上のようにして得られた積層板のそれぞれ400枚に
ついて表面に平滑性および特性を調べた。
結果は表面凹凸のあったものが、比較例では25Pあっ
たのに対し、実施例では2Pと少なく、また特性も良好
であった。
[発明の効果] 以上説明したように本発明方法によれば、積層板用基材
表面の毛羽立ちが抑えられ、表面が平滑で特性のよい積
層板を製造し得る積層板用プリプレグを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を説明するための図、第2図
は従来の方法を説明する図である。 1………積層板用基材 2………熱硬化性樹脂ワニス 3………第1のバス 4………キスロール 5………第2のバス 6………ディップロール 7………第3のバス 8………スクイズロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層板用基材に熱硬化性樹脂ワニスを含浸
    させてプリプレグを製造するにあたり、前記積層板用基
    材を前記熱硬化性樹脂ワニスを収容する第1のバスにセ
    ットされた一組のキスロールに通過させてキスコートを
    行い、次いでこの積層板用基材を前記熱硬化性樹脂ワニ
    スと同一の熱硬化性樹脂ワニスを収容する第2のバスに
    タイミングロールを使用することなく浸漬させて積層板
    用基材内に熱硬化性樹脂ワニスを充分に含浸させ、さら
    にこの積層板用基材を前記熱硬化性樹脂ワニスと同一の
    熱硬化性樹脂ワニスを収容する第3のバスを通過させた
    後スクイズロールを通過させて過剰の熱硬化性樹脂ワニ
    スを除去することを特徴とする積層板用プリプレグの製
    造方法。
  2. 【請求項2】積層板用基材はガラスクロスである特許請
    求の範囲第1項記載の積層板用プリプレグの製造方法。
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