JPH0642477U - 建設機械のワイパ装置 - Google Patents

建設機械のワイパ装置

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JPH0642477U
JPH0642477U JP2721591U JP2721591U JPH0642477U JP H0642477 U JPH0642477 U JP H0642477U JP 2721591 U JP2721591 U JP 2721591U JP 2721591 U JP2721591 U JP 2721591U JP H0642477 U JPH0642477 U JP H0642477U
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JP
Japan
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wiper
blade
cab
drive shaft
pair
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JP2721591U
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English (en)
Inventor
智 水川
聡 藤本
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 従来技術のワイパ装置では、ワイパブレ−ド
の払拭範囲が扇形状となるので、運転者の視界が制限さ
れ、前方確認が難しかった。また前窓を開放して天井側
に格納するときに、減速モ−タに接続するコネクタを離
脱し、しかも前窓とワイパ装置とをともに持上げるの
で、その労力が大きかった。本考案は上記の問題点を解
決することを目的とする。 [構成] キャブ前面側のフレ−ムに立設した上部及び
下部ブラケットに対し、それぞれロ−ラ付駆動軸及びロ
−ラ付従動軸を嵌挿し、そのロ−ラに対して左右一対の
ベルトを掛け回わし、かつその一対の左右のベルトにま
たがってワイパブレ−ドを水平方向に固定して取付け、
しかも上記駆動軸を減速モ−タで回転させるように構成
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として建設機械の運転室用キャブに装備されたワイパ装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
図4は、油圧ショベル(図示しない)の運転室用のキャブ1を示す要部斜視図 である。図において、2はキャブ1の前窓、3は前窓2に装着されているフロン トガラス、4はワイパ装置、5はワイパ装置4のワイパブレ−ド、6は減速モ− タである。図5は、図4のA−Aより見た要部断面図である。図において、7は ワイパア−ム、8は減速モ−タ6と電源(図示しない)と連通している配線に介 設されたコネクタ、9は前窓2の上下の左右側部に取付けられたガイドロ−ラ、 10はキャブ1のフレ−ム11内壁面に沿って設けられたガイドレ−ル、イはキ ャブ1の天井側に設定された前窓2の格納位置である。図6は、図5のB部詳細 図である。図4〜図6に示す従来技術のワイパ装置4では、減速モ−タ6を作動 させると、ワイパア−ム7が揺動し、ワイパブレ−ド5はフロントガラス3の外 面を扇形状ロ(図4に示す)の範囲の払拭動作を行う。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術のワイパ装置では、ワイパア−ムの基部を揺動中心としてワイパア− ムが回動するので、ワイパブレ−ドの払拭範囲は扇形状となり、フロントガラス 外面の全面のうち一部分しか払拭されない。そのために雨天の場合運転者の視界 が制限されるので、作業の確認が難しかった。また図7は、フロントガラス12 に対して2基のワイパ装置13及び14を配置した正面図である。このように2 基のワイパ装置を整備すると払拭範囲を拡げることはできるが、2基のワイパ装 置間の干渉問題も発生するし、しかも製作費が高くなるので不都合であった。ま た、ワイパ装置駆動用の減速モ−タ(図4に示す)がフロントガラス内面側の一 部を占有し、その部分は運転者の視界を妨げていた。また、前窓を開放して天井 側に格納するときには、減速モ−タの配線に接続しているコネクタを離脱させな ければならないので、その手間はわずらわしかった。また上記前窓の開放時に、 その前窓と一体形に取付けているワイパ装置も一緒に持上げなければならないの で、重量的に負擔が多くかかっていた。本考案は上記の問題点を解決できるワイ パ装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、キャブの前面側のフレ−ムの上部と下部のそれぞれ左右にブラケッ トを立設し、その上部のブラケットに駆動軸を、また下部のブラケットに対し従 動軸をそれぞれ回転自在に嵌挿し、またその駆動軸及び従動軸にそれぞれ左右一 対のロ−ラを固定して設け、そのロ−ラに対して左右一対のベルトを掛け回わし 、かつその一対の左右のベルトにまたがってワイパブレ−ドを水平方向に固定し て取付け、一方、キャブのフレ−ムに減速モ−タを取付け、その減速モ−タで上 記駆動軸を回転させるようにし、ベルトの回転時にワイパブレ−ドのブレ−ド先 端縁がフロントガラスの外面に当接するときそのブレ−ド先端縁が上方より下方 に向って移動するように構成した。
【0005】
【実施例】
図1は、本考案のワイパ装置15を装備したキャブ16の斜視図である。図に おいて、17はキャブ16のフレ−ム、18は前窓19のフロントガラス、20 L及び20Rはフレ−ム17の上部左右に立設したブラケット、21L及び21 Rはフレ−ム17の下部左右に立設したブラケット、22は駆動軸、23は従動 軸、24L及び24Rは左右の上部ロ−ラ、25L及び25Rは左右の下部ロ− ラ、26L及び26Rは左右のベルト、27及び28はそれぞれワイパブレ−ド 、29は減速モ−タ、30は減速モ−タ29の回転軸に嵌着した小プ−リ、31 は駆動軸22の軸端部に嵌着した大プ−リ、32は小プ−リ30と大プ−リ31 にわたって巻装されている伝動ベルトである。図2は、図1のCより見た一部切 欠き要部側面図である。図3は、図1のDより,見た要部側面図である。
【0006】 次に、本考案のワイパ装置15の構成を図1〜図3について述べる。キャブ1 6の前面側のフレ−ム17の上部と下部のそれぞれ左右にブラケット20L,2 0R、及び21L,21Rを立設し、その上部のブラケット20L,20Rに駆 動軸22を、また下部のブラケット21L,21Rに対し従動軸23をそれぞれ 回転自在に嵌挿し、またその駆動軸22及び従動軸23にそれぞれ左右一対のロ −ラ24L,24R、及び25L,25Rを固定して設け、そのロ−ラ24L− 25L、及び24R−25Rに対して左右一対のベルト26L、26Rを掛け回 わし、かつその一対の左右のベルト26Lと26Rにまたがってワイパブレ−ド 27,28を水平方向に固定して取付け、一方、キャブ16のフレ−ム17に減 速モ−タ29を取付け、その減速モ−タ29で上記駆動軸22を回転させるよう にし、ベルト26L及び26Rの回転時にワイパブレ−ド27,28のブレ−ド 先端縁ハ,ニ(図2,図3に示す)がフロントガラス18の外面に当接するとき そのブレ−ド先端縁ハ,ニが上方より下方に向って移動するように構成した。
【0007】 なお上記構成において従動軸23を下部のブラケット21L及び21Rに対し 回転自在に嵌挿し、またその従動軸23に左右一対のロ−ラ25L及び25Rを 固定して設けているが、従動軸を下部のブラケットに対し固定して嵌着し、その 従動転に対し左右一対のロ−ラを回転自在に嵌挿してもよい。また減速モ−タ2 9の回転力を駆動軸22に伝達する伝動手段はベルト伝動に限らず、ギヤ伝動, チェン伝動など色々の手段がある。また一対の左右のベルト26Lと26Rにま たがって水平方向に取付けるワイパブレ−ドの個数は、所要に応じて単数個内至 複数個に設定することができる。また駆動軸22と従動軸23との軸間距離、あ るいはワイパブレ−ド及びブレ−ド先端縁の水平方向長さも、所要に応じて適宜 設定することができる。
【0008】 次に、本考案のワイパ装置15の作動について述べる。減速モ−タ29を回転 させると、駆動軸22及びロ−ラ24L,24Rが回転するので、ベルト26L 及び26Rはともに回転する。そのベルト26L及び26Rの回転時にはワイパ ブレ−ド27,28のブレ−ド先端縁ハ,ニがフロントガラス18の外面に当接 するので、そのブレ−ド先端縁ハ,ニはフロントガラス18の外面に沿って上方 より下方に向って移動する。したがって上記ブレ−ド先端縁ハ,ニの当接移動距 離をフロントガラス18のたて長さとほぼ等しく、かつ上記ブレ−ド先端縁ハ, ニの水平方向長さをフロントガラス18の横長さとほぼ等しくなるように設定し ておけば、フロントガラス18外面のほぼ全面を払拭することができる。
【0009】
【考案の効果】
以上説明したように本考案では、キャブ前面側のフレ−ムの上部と下部のそれ ぞれ左右にブラケットを立設し、その上部のブラケットに駆動軸を、また下部の ブラケットに対し従動軸をそれぞれ回転自在に嵌着し、またその駆動軸及び従動 軸にそれぞれ左右一対のロ−ラを固定して設け、そのロ−ラに対して左右一対の ベルトを掛け回わし、かつその一対の左右のベルトにまたがってワイパブレ−ド を水平方向に固定して取付け、一方、キャブのフレ−ムに減速モ−タを取付け、 その減速モ−タで上記駆動軸を回転させるようにし、ベルトの回転時にワイパブ レ−ドのブレ−ド先端縁がフロントガラスの外面に当接するときそのブレ−ド先 端縁が上方より下方に向って移動するように構成した。それにより本考案のワイ パ装置では、1個の減速モ−タをそなえ、その減速モ−タを回転させることによ りワイパブレ−ドをフロントガラス外面の上方より下方に移動させることができ る。したがってフロントガラスに対するブレ−ド先端縁の当接移動距離及び水平 方向長さを大きく設定しておけば、フロントガラス外面のほぼ全面を払拭するの で、雨天時の運転者の視界を十分に確保できる。またワイパ装置の減速モ−タを キャブのフレ−ムに対して取付け、かつワイパ装置を前窓と分離して構成したの で、前窓を開放するとき減速モ−タのコネクタを離脱する操作が不要になるとと もに、前窓とワイパ装置とをともに上方に持上げる負擔は解消される。したがっ て本考案のワイパ装置をそなえた建設機械では、雨天時などの前方視界を拡げ、 また前窓開放操作の労力を軽減するので、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のワイパ装置を装備したキャブの斜視図
である。
【図2】図1のCより見た一部切欠き要部側面図であ
る。
【図3】図1のDより見た要部側面図である。
【図4】従来技術のワイパ装置をそなえたキャブの要部
斜視図である。
【図5】図4のA−Aより見た要部断面図である。
【図6】図5のB部詳細図である。
【図7】従来技術の他実施例正面図である。
【符号の説明】
1,16 キャブ 2,19 前窓 3,12,18 フロントガラス 4,13,14,15 ワイパ装置 5,27,28 ワイパブレ−ド 6,29 減速モ−タ 8 コネクタ 11,17 フレ−ム 20L,20R,21L,21R ブラケット 22 駆動軸 23 従動軸 24L,24R 上部ロ−ラ 25L,25R 下部ロ−ラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転室用キャブの前面側に装備され、減
    速モ−タによりワイパブレ−ドを駆動することによりフ
    ロントガラスを払拭するようにしているワイパ装置にお
    いて、シャブ前面側のフレ−ムの上部と下部のそれぞれ
    左右にブラケットを立設し、その上部のブラケットに駆
    動軸を、また下部のブラケットに対し従動軸をそれぞれ
    回転自在に嵌挿し、またその駆動軸及び従動軸にそれぞ
    れ左右一対のロ−ラを固定して設け、そのロ−ラに対し
    て左右一対のベルトを掛け回わし、かつその一対の左右
    のベルトにまたがってワイパブレ−ドを水平方向に固定
    して取付け、一方、キャブのフレ−ムに減速モ−タを取
    付け、その減速モ−タで上記駆動軸を回転させるように
    し、ベルトの回転時にワイパブレ−ドのブレ−ド先端縁
    がフロントガラスの外面に当接するときそのブレ−ド先
    端縁が上方より下方に向って移動するように構成したこ
    とを特徴とする建設機械のワイパ装置。
JP2721591U 1991-03-27 1991-03-27 建設機械のワイパ装置 Pending JPH0642477U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017130392A1 (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 隆雄 鶴田 ワイパー装置

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