JPH0642232U - 磁気カード - Google Patents

磁気カード

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JPH0642232U
JPH0642232U JP085893U JP8589392U JPH0642232U JP H0642232 U JPH0642232 U JP H0642232U JP 085893 U JP085893 U JP 085893U JP 8589392 U JP8589392 U JP 8589392U JP H0642232 U JPH0642232 U JP H0642232U
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magnetic
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magnetic card
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浩一 青山
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株式会社田村電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆差しによる不正使用の防止を図る。 【構成】 磁気カード1は、基材2と、磁気記録層3
と、上下面の印刷層4、4とからなる。磁気印刷層3に
は、カード読取り方向Aに沿って磁気情報が書き込まれ
た正規記録部5が形成されている。そして、正規記録部
5とAに沿った中心線B−Bに対して対称の位置7に対
応した印刷層4に厚みの厚い肉厚部8が設けられてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テレホンカード等に使用される磁気カードに関し、特に不正使用を 防止する磁気カードに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の磁気カードを示し、(a)は平面図、(b)は背面図である。同 図において、磁気カード1はポリ塩化ビニール等からなる基材2上に磁気記録層 3が塗布され、さらに、デザインや模様等が表示された印刷層4が上下面に印刷 されている。5は磁気記録層3に磁気情報が記録された正規記録部で、図示しな いカードリーダで、磁気情報が読み、書きされる方向、すなわち、図中A方向に 沿って、カード1の一側部側にストライプ状に形成されている。6は使用度数に 応じてカードに穿孔されるパンチ孔で、残度数の目安ととなると共に、使用済み カードの不正使用を防止する機能を果たしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなパンチ孔による不正使用防止では、パンチ孔6 にカードと同じ材質、例えば、同じ種類のカードを用いて、パンチ孔6を埋め、 さらに、磁気記録部5と、A方向に沿ったカードの中心線B−Bに対して対称と なる位置7に新規の磁気情報を不正記録部として書き込み、カード1を読み取り 方向に対して前後を逆にして差し込む、いわゆる逆差しという不正使用を防止で きないといった欠点があった。
【0004】 したがって、本考案は、上記したような従来の欠点に鑑みてなされたものであ り、その目的とするところは、逆差しによる不正使用を防止した磁気カードを提 供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するために、本考案に係る磁気カードは、記録部が設けられた 磁気カードであって、記録部が読み取られる方向に沿った中心線に対して、少な くとも記録部と略対称位置の部位に肉厚部を設ける。 また、本考案に係る磁気カードは、肉厚部を印刷層で形成する。 また、本考案に係る磁気カードは、肉厚部を磁性層で形成する。 また、本考案に係る磁気カードは、肉厚部と中心線を挟んだ反対側で記録部に 対応した位置以外のいずれかの部位に、この肉厚部の厚みと同一の厚みを有する 別の肉厚部を設ける。
【0006】
【作用】
本考案によれば、逆差しをしようとしても、記録部と略対称位置の部位に肉厚 部を設けているため、この部位に不正に書き込んだ磁気情報をカードリーダ側の 磁気ヘッドで読み、書きをすることができない。また、肉厚部に形成した磁性層 によって、この部位の磁気情報を読み取ると異常出力が検出される。また、肉厚 部とは別に、この肉厚部と中心線を挟んだ反対側の記録部に対応した以外のいず れかの部位にこの肉厚部と同一の厚みを有する別の肉厚部を設けたので、この磁 気カードを自動書込装置によって磁気情報を大量に書込む際に、カード供給部に 積載された大量のカードは傾斜せずに水平状態が保持される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係る磁気カー ドを示し、(a)は平面図、(b)は背面図である。これらの図において、従来 技術と同一の構成については同一の符号を付し詳細な説明は省略する。本考案の 特徴とするところは、不正記録部7に対応した磁気カード1の印刷層4の裏面を 部分的に厚くして肉厚部8を形成した点にある。
【0008】 このような構成とすることにより、仮に不正記録部7に磁気情報が書き込まれ ていても、カードリーダの磁気ヘッドと不正記録部7との間の距離が正規の距離 よりも長くなり、磁気ヘッドで不正記録部7の磁気情報の読取り、書込みができ なくなり、これによって、逆差しによる不正使用を未然に防止することができる 。なお、印刷層4の裏面を部分的に厚くして肉厚部8を形成したが、肉厚部8の 形成方法としては、バーコード印刷によっても行え種々の方法が可能である。 なお、本実施例において、肉厚部8を磁気カード1の裏面側に形成したが、カ ードリーダの磁気ヘッドに合わせて、形成する側を裏面あるいは表面に選択でき ることはいうまでのないことである。
【0009】 また、第2の実施例として、肉厚部8を磁気インクの塗布によって形成するこ ともでき、このような構成とすることによって、不正記録部7の磁気情報なのか 記録部5の磁気情報なのかの判別することができる。すなわち、磁気インクが塗 布されていない記録部5をカードリーダの磁気ヘッドで読み取ると、図2(a) に示す磁気出力Iが得られるが、磁気インクが塗布された不正記録部7において は、(b)に示すように、正常な出力部Iのあとに振幅の小なる異常出力部II が検出され、不正記録部7の磁気情報であることが判別される。
【0010】 通常、この異常出力は、磁気カードにメタルテープが貼着された場合にも発生 するものであり、いわゆるメタルチェックと称されており、この第2の実施例に おいては、磁気インクに限定されず、メタルテープやあるいは磁気バーコード印 刷等によるものでもよく、要は不正記録部7に対応する部位に磁性層を形成する ばよいのである。 なお、この第2の実施例においては、肉厚部8を磁気カード1の裏面側に形成 したが、表面に形成しても同様な作用が得られる。
【0011】 図3は本考案の第3の実施例を示す背面図で、バーコード印刷や磁気インクの 塗布によって形成した肉厚部8を記録部5に対応した部位以外の全体にわたって 設けたものである。このように不正記録部7以外にも肉厚部8を設けることによ り、不正記録部7における不正使用の防止はもとより、自動カード書込み機によ って磁気情報を書き込む際に、この磁気カード1を大量に積載しても、肉厚部8 がカード1の裏面全体に均一に設けられていることにより、傾斜されて積載され ることがなく、このため、カード積載時に倒れたりすることなく、また、積載さ れたカードの最上位のカードが水平状態で搬送ローラに取り込まれることとなり 、このため円滑なカード供給を行うことができる。
【0012】 なお、この第3の実施例では、記録部5に対応した部位以外の全体に肉厚部8 を設けるようにしたが、少なくとも不正記録部7に対応した部位と、この部位と B−B線を隔てた反対側の部位で、記録部5に対応した部位以外のいずれかの部 位に形成すれば、同様な作用が得られることはいうまでのないことである。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、記録部が読み取られる方向に沿った中心 線に対して、少なくとも記録部と略対称位置の部位に肉厚部を設けたので、逆差 しの不正を行おうとして、略対称位置の部位に不正記録部を形成しても、肉厚部 によってカードリーダの磁気ヘッドとの距離が正規の距離よりも長くなって不正 記録部の磁気情報の読み、書きができず、このため、逆差しの不正を未然に防止 できる。また、肉厚部を磁性体によって形成することによって、不正記録部の磁 気情報を磁気ヘッドで読み取ると、磁性体によって異常出力を検出するため、逆 差しの不正を判別することが可能となる。
【0014】 また、肉厚部と中心線を挟んだ反対側で記録部に対応した位置以外のいずれか の部位に、この肉厚部の厚みと同一の厚みを有する別の肉厚部を設けることによ り、不正記録部における不正使用の防止はもとより、自動カード書込み機によっ て磁気情報を書き込む際に、この磁気カードを大量に積載しても、傾斜されて積 載されることがなく、このため、カード積載時に倒れたりすることなく、また、 積載されたカードの最上位のカードが水平状態で搬送ローラに取り込まれること となり、このため円滑なカード供給を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る磁気カードを示し、(a)は平面
図、(b)は背面図である。
【図2】本考案に係る磁気カードの第2の実施例におけ
る磁気出力変化を示す図で、(a)は正常状態、(b)
は不正状態を示す。
【図3】本考案に係る磁気カードの第3の実施例の背面
図である。
【図4】従来の磁気カードを示し、(a)は平面図、
(b)は背面図である。
【符号の説明】
1 磁気カード 2 基材 3 磁気記録層 4 印刷層 5 正規記録部 6 パンチ孔 7 不正記録部 8 肉厚部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録部が設けられた磁気カードであっ
    て、記録部が読み取られる方向に沿った中心線に対し
    て、少なくとも記録部と略対称位置の部位に肉厚部を設
    けたことを特徴とする磁気カード。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気カードにおいて、肉
    厚部を印刷層で形成したことを特徴とする磁気カード。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁気カードにおいて、肉
    厚部を磁性層で形成したことを特徴とする磁気カード。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の磁気カードにおいて、肉
    厚部と中心線を挟んだ反対側で記録部に対応した位置以
    外のいずれかの部位に、この肉厚部の厚みと同一の厚み
    を有する別の肉厚部を設けたことを特徴とする磁気カー
    ド。
JP1992085893U 1992-11-20 1992-11-20 磁気カード Expired - Fee Related JP2606523Y2 (ja)

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JPH0642232U true JPH0642232U (ja) 1994-06-03
JP2606523Y2 JP2606523Y2 (ja) 2000-11-27

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63145668U (ja) * 1987-03-17 1988-09-26
JPH03272071A (ja) * 1990-03-20 1991-12-03 Dainippon Printing Co Ltd 磁気カード

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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