JP2564705B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JP2564705B2
JP2564705B2 JP2337852A JP33785290A JP2564705B2 JP 2564705 B2 JP2564705 B2 JP 2564705B2 JP 2337852 A JP2337852 A JP 2337852A JP 33785290 A JP33785290 A JP 33785290A JP 2564705 B2 JP2564705 B2 JP 2564705B2
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【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、磁気記録媒体に関し、特に、プリペイド方
式の磁気カードの磁気パターンの一部を切り貼りするこ
とによる偽造を困難とする磁気記録媒体に関する。
背景技術 従来から、磁気カードの一部に真偽判定用の磁気パタ
ーン、たとえば磁気バーコードを形成し、これを磁気ヘ
ッドで読み取ることによりカードの真偽を判定する、セ
キュリティを向上させたカードが知られている。
このような磁気カードにおいては、真偽判定用のパタ
ーンとして磁性材料による磁気パターンと非磁性材料に
よる非磁性のダミーパターンとが形成されている。
上記の磁気パターンは、磁気ヘッドによって読み取る
場合の位置精度を維持するため、磁気パターンの幅、す
なわち磁気ヘッドの読み取り方向に直角な方向の長さを
磁気ヘッドの検出幅よりも長く形成している。しかも、
磁気ヘッドの読み取りによる検出レベルのしきい値は読
み取りエラーを少なくするため、マージンを大きく設定
している。したがって、磁気パターンの幅が磁気ヘッド
の検出幅よりも広く形成されているため、たとえば1枚
の磁気カードの磁気パターンを幅方向に複数の部分に切
断し、これを他のカード基材にそれぞれ貼着することに
よって、1枚の磁気カードから複数枚の磁気カードを偽
造されたり、低額のカードを高額のカードに偽造される
という問題があった。
目 的 本発明は、上記のように磁気パターンを切り取って貼
着または嵌め込むことによる偽造を有効に防止できる磁
気記録媒体を提供することを目的とする。
発明の開示 本発明によれば、磁性材料の磁気パターンを有し、磁
気パターンが読み取られることによって真偽が判定され
る磁気記録媒体において、磁気パターンは、すくなくと
もその一部が読み取り手段によって読み取り可能な幅内
に配置され、読み取り可能な幅内に配置された磁気パタ
ーンによって真偽が判定され、読み取り可能な幅内に配
置された磁気パターンの各々について幅方向全体から検
出される出力が読み取り手段によって検出可能なしきい
値をわずかに越えるようにされ、磁気パターンを幅方向
に複数の部分に分割した場合に、分割された複数の部分
のうち2以上の部分が読み取り手段によって検出可能と
なることがないものである。
また、本発明によれば、磁性材料の磁気パターンを有
し、磁気パターンが読み取られることによって真偽が判
定される磁気記録媒体において、磁気パターンは、すく
なくともその一部が読み取り手段によって読み取り可能
な幅内に千鳥状に配置され、読み取り可能な幅内に配置
された磁気パターンによって真偽が判定され、読み取り
可能な幅内に配置された磁気パターンの各々について幅
方向全体から検出される出力が読み取り手段によって検
出可能なしきい値を越えるようにされ、磁気パターンを
幅方向に複数の部分に分割した場合に、分割された複数
の部分のうち2以上の部分が読み取り手段によって検出
可能となることがないものである。
実施例の説明 次に添付図面を参照して本発明による磁気記録媒体の
実施例を詳細に説明する。
第1図には、本発明を磁気カードに適用した一実施例
が示されている。同図に示されるように、磁気カード10
は、カード基材12上に磁気パターン14およびダミーパタ
ーン16を有する。カード基材12は、通常のIDカードと同
様にプラスチック材料により形成され、たとえば188ミ
クロンまたは250ミクロンのポリエチレンテレフタレー
トフイルムが使用される。磁気パターン14はたとえば磁
性材料を含んだ磁性インキをスクリーン印刷することに
よって形成され、読み取り装置の磁気ヘッドによって走
査されることにより、所定のデータたとえばプリペイド
カードの場合にその金種などが読み出される。ダミーパ
ターン16は非磁性材料によって形成されている。第1図
においては、磁気パターン14およびダミーパターン16を
区別するため、磁気パターン14は黒色、ダミーパターン
16は白色で示されているが、実際には磁気パターン14お
よびダミーパターン16はいずれも同色で形成されてい
る。したがって、視認によっては区別できないようにな
っている。
なお、第1図には示されていないが、磁気パターン14
およびダミーパターン16上に銀インキ層を形成し、パタ
ーンを隠蔽するようにしてもよい。また、図示されてい
ないが、これらの層の上には通常オーバーコート層が形
成される。
本カードの特徴は、磁気パターン14およびダミーパタ
ーン16が磁気ヘッドの検出幅Wよりも狭い長さに形成さ
れていることである。すなわち、同図に示されるよう
に、磁気パターン14およびダミーパターン16は検出幅W
内に一列に配置され、磁気ヘッドの走査方向と直角方向
の長さが検出幅Wよりも短く形成されている。
磁気パターン14は、複数のパターンから構成されてい
るが、いずれの部分も同一の磁気インキにより形成さ
れ、本実施例においては同一の膜厚および同一幅に形成
されている。これにより、磁気パターン14の各部分の検
出レベルが同一レベルとなる。したがって、磁気パター
ン14を所定のしきい値によって検出する場合に、磁気パ
ターン14の各部分の検出レベルが前記のしきい値をわず
かでも越えていれば、磁気パターン14が検出可能であ
る。なお、磁気パターン14の厚みを変化させることによ
り異なる検出出力を得るようにしてもよい。磁気パター
ン14は、出力レベルを揃えるためには幅をほぼ同じにす
る必要があるが、長さにはあまり制約がない。
ダミーパターン16は、幅、長さが磁気パターンと同一
でなくともよい。
磁気パターン14の検出は、パターンのカードエッジか
らの位置、パターンの磁気ヘッド走行方向の幅、パター
ンの厚さに応じた検出出力のレベルに基づいて行われ
る。すなわち、カードのエッジから所定の距離の位置に
設定された磁気ヘッドにより磁気パターンを走査し、磁
気ヘッドの検出コイルから磁気パターンに対応した検出
電圧を得て、パターンを認識し、カードの真偽を判定す
る。
たとえば、第7図(a)に示すような磁気パターン14
からは第7図(b)に示すような検出電圧が得られる。
この磁気カードによれば、磁気パターン14およびダミ
ーパターン16は検出幅W内に一列に配置され、磁気ヘッ
ドの走査方向と直角方向の長さが検出幅Wよりも短く形
成されている。しかも、これらのパターンは、磁気ヘッ
ドにより読み取る場合の出力が、読み取りの検出レベ
ル、すなわちパターンを検出できるしきい値をわずかに
越えるレベルに設定されている。したがって、これらの
パターンは幅方向全体にわたって読み取られることによ
り、パターンとして検出される。したがって、幅方向に
複数の部分に切断して偽造することは困難である。
上記実施例の特徴を明確にするため、従来のカードと
比較して説明する。
第4図には、従来の磁気カードが示されている。
同図に示されるように、従来の磁気カードにおいて
は、磁気パターン14およびダミーパターン16は検出幅W
よりも十分広く形成されている。たとえば第5図に示す
ように、検出幅Wの3倍の幅に形成されている。したが
って、偽造しようとする場合には、第5図に示す検出幅
Wの3倍の幅に形成された磁気パターン14およびダミー
パターン16を幅方向に3つの部分に切断し、これらを第
6図に示すように他のカード基材に貼り付けることによ
り、3枚のカードとすることができる。このようにして
1枚の磁気カードを用いて3枚の磁気カードを偽造する
ことができる。したがって、たとえば高額のプイペイド
カードから切り取った上記の磁気パターン14およびダミ
ーパターン16を低額のプリペイドカードに貼り付けるこ
とにより、高額のカードを偽造することもできる。
本発明の上記カードによれば、前述のように、磁気パ
ターン14およびダミーパターン16は磁気ヘッドの走査方
向と直角方向の長さが検出幅Wよりも短く形成され、出
力レベルもパターンを検出できるしきい値をわずかに越
えるレベルに設定されている。したがって、幅方向の長
さが短いため、上記の従来のカードのように幅方向に複
数の部分に切断することは難しく、切断された各部分を
用いてカードを偽造しようとしても、切断された各部分
から得られる読み取り出力は検出レベルを下まわり、こ
れによって磁気パターンを検出することはできないた
め、偽造することができない。また、磁気パターンが検
出幅Wよりも狭く形成されているため、磁気ヘッドによ
って読み取る場合には磁気パターン全体を読み取って得
られた出力によりカードの真偽を判定する。したがっ
て、これらの磁気パターンからの出力が、前記の検出で
きるしきい値をわずかに越えるように設定する場合に読
み取りの誤差を考慮したマージンの設定が容易である。
第2図には、本発明を磁気カードに適用した他の実施
例が示されている。同図に示されるものは、磁気パター
ン14およびダミーパターン16が千鳥状に配置されてい
る。すなわち、磁気パターン14およびダミーパターン16
は検出幅W内において、幅方向に適宜のばらつきをもっ
て配置されている。この実施例においても、磁気パター
ン14およびダミーパターン16は、それぞれ磁気ヘッドの
検出幅Wに比較して狭い長さに形成され、これらのパタ
ーンが千鳥状に配置されている。
したがって、磁気ヘッドによって読み取られる場合に
は、磁気パターン14が幅方向全体にわたって読み取られ
る。
このカードの場合には、磁気パターン14およびダミー
パターン16が千鳥状に配置されているから、これらのパ
ターンを幅方向に複数の部分に切断して複数のカードを
偽造しようとすると、切断されたものは元のパターンの
一部が欠落し、元のパターンとは異なるパターンとな
る。したがって、前記の実施例に比較して偽造は一層困
難である。
第3図には、本発明を磁気カードに適用したさらに他
の実施例が示されている。同図に示されるものは、第2
図の実施例と同様に磁気パターン14およびダミーパター
ン16が千鳥状に配置されているとともに、検出幅Wの外
にも磁気パターン14およびダミーパターン16が形成され
ている。このカードにおいては、磁気ヘッドによって読
み取られ、検出される部分は検出幅W内の磁気パターン
14に限られるが、検出幅Wの外に設けられた磁気パター
ン14およびダミーパターン16が検出幅W内の磁気パター
ン14およびダミーパターン16と同色に形成されているた
め、偽造しようとする者に対してカムフラージュするこ
とができる。たとえば偽造しようとする者がこれらのパ
ターンを幅方向に切断した場合には、検出幅Wの外の磁
気パターン14およびダミーパターン16のみからなるもの
も生じるため、偽造しようとする者は混乱させ、偽造を
困難にする。
なお、上記の実施例においては、磁気パターン14およ
びダミーパターン16のいずれも長方形の形状をしている
が、これらのパターンの形状は長方形に限られず、たと
えば丸い形状でもよい。また、上記の実施例において
は、磁気パターン14およびダミーパターン16の幅が揃っ
ているが、これらの幅は均一でなくてもよい。さらに、
これらのパターンのピッチも上記実施例のように一定で
ある必要はなく、適宜設定可能である。
効 果 本発明によれば、磁気記録媒体は、磁気パターンが読
み取り手段によって読み取り可能な幅内に配置されてい
る。したがって、磁気パターンを幅方向に切断して偽造
される恐れが少なく、偽造を有効に防止し、セキュリテ
ィを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を磁気カードに適用した一実施例を示す
図、 第2図、第3図は、本発明を磁気カードに適用した他の
実施例を示す図、 第4図は従来の磁気カードを示す図、 第5図、第6図は従来の磁気カードを用いて複数のカー
ドを偽造する例を示す図、 第7図(a)は磁気パターンの配置の例を示す図、 第7図(b)は第7図(a)の磁気パターンから得られ
る検出出力を示す図である。 主要部分の符号の説明 10……磁気カード 12……カード基材 14……磁気パターン 16……ダミーパターン W……検出幅

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性材料の磁気パターンを有し、前記磁気
    パターンが読み取られることによって真偽が判定される
    磁気記録媒体において、 前記磁気パターンは、すくなくともその一部が読み取り
    手段によって読み取り可能な幅内に配置され、該読み取
    り可能な幅内に配置された磁気パターンによって真偽が
    判定され、 前記読み取り可能な幅内に配置された前記磁気パターン
    の各々について前記幅方向全体から検出される出力が前
    記読み取り手段によって検出可能なしきい値をわずかに
    越えるようにされ、 前記磁気パターンを前記幅方向に複数の部分に分割した
    場合に、分割された複数の部分のうち2以上の部分が前
    記読み取り手段によって検出可能となることがないこと
    を特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】磁性材料の磁気パターンを有し、前記磁気
    パターンが読み取られることによって真偽が判定される
    磁気記録媒体において、 前記磁気パターンは、すくなくともその一部が読み取り
    手段によって読み取り可能な幅内に千鳥状に配置され、
    該読み取り可能な幅内に配置された磁気パターンによっ
    て真偽が判定され、 前記読み取り可能な幅内に配置された前記磁気パターン
    の各々について前記幅方向全体から検出される出力が前
    記読み取り手段によって検出可能なしきい値を越えるよ
    うにされ、 前記磁気パターンを前記幅方向に複数の部分に分割した
    場合に、分割された複数の部分のうち2以上の部分が前
    記読み取り手段によって検出可能となることがないこと
    を特徴とする磁気記録媒体。
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