JPH0642156U - 防水シート - Google Patents

防水シート

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JPH0642156U
JPH0642156U JP8584792U JP8584792U JPH0642156U JP H0642156 U JPH0642156 U JP H0642156U JP 8584792 U JP8584792 U JP 8584792U JP 8584792 U JP8584792 U JP 8584792U JP H0642156 U JPH0642156 U JP H0642156U
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JP
Japan
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layer
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vulcanized
rubber
waterproof
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JP8584792U
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JPH0753964Y2 (ja
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憲三 岩本
悦治 上ノ山
陽治 弓削
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に廃棄物処理場等に敷設されるシートであ
って、シートの上側あるいは下側からの異物の侵入を阻
止し、たとえ異物が侵入してシートに穴をあけても、侵
入した穴を瞬時に閉鎖することによって、優れた自己防
水機能を有する防水シートを提供することを目的とす
る。 【構成】 加硫した上部ゴムシート層2と加硫した下部
ゴムシート層3との間に非加硫の粘着ゴム層4を介在
し、更に補強部材5を前記粘着ゴム層中に埋設もしくは
粘着ゴム層4と加硫した上部あるいは下部ゴムシート層
2、3との界面に積層した構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は防水シートに係り、詳しくは廃棄物処理場や貯水池の防水施工に使用 したり、建築物、床、壁あるいは地下鉄の周壁に使用する防水シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の防水シートの代表的なものとして、アスファルトルーフィング材、加硫 ゴムシートがある。アスファルトルーフィング材はゴム化アスファルトシートに ガラス繊維、ポリエステル繊維などを素材とする不織布あるいは織物からなる補 強材を介在させた構成からなっている。 一方、加硫ゴムシートはエチレン−プロピレン−ターポリマー、ブチルゴムあ るいはこれらのブレンド物からなるもの、あるいはこれらのゴムシートの片面に 粘着層を付着したものが開発され、凹凸のある下地面に対しても充分に敷設でき て施工しやすいために広く使用されている。
【0003】 また、最近では熱融着可能な防水シートとしてポリエチレン、ポリプロピレン 、エチレン−酢酸ビニル(EVA)のようなポリオレフィン樹脂をシート状にし たもの、あるいは上記樹脂に部分架橋もしくは完全架橋させたモノオレフィン系 共重合ゴムをブレンドして柔軟性、耐熱性そして反撥弾性を付与したものが注目 されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、これらの防水シートは一般に外傷に対して弱く、施工時に傷を付けな いように充分注意を払う必要があった。また、補強材を介在させた防水シートは シートの伸びが小さいことから、防水下地面に貼着すると下地面の伸びあるいは 収縮の変形に対して充分追従できず、このため下地面に亀裂が生じるとシートも 亀裂あるいは破損するといったゼロスパンテンションの現象を引き起こし、防水 機能を損なう欠点があった。
【0005】 また、とりわけ廃棄物処理場では下地面に角張った石が存在すれば、その上に 位置する防水シートも上側から荷重がかかることによって亀裂が入る危険性を含 んでいた。 本考案はこのような問題点を改善するものであり、特に廃棄物処理場等に敷設 されるシートであって、シートの上側あるいは下側からの異物の侵入を阻止し、 たとえ異物が侵入してシートに穴をあけても、侵入した穴を瞬時に閉鎖すること によって、優れた自己防水機能を有する防水シートを提供することを目的とする 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案の特徴とするところは、加硫した上部ゴムシート層と加硫した下 部ゴムシート層との間に非加硫の粘着ゴム層を介在し、更に補強部材を前記粘着 ゴム層中に埋設もしくは粘着ゴム層と加硫した上部あるいは下部ゴムシート層と の界面に積層した防水シートにある。 また、本考案は加硫した上部ゴムシート層と加硫した下部ゴムシート層との間 に非加硫の粘着ゴム層を介在し、前記上部もしくは下部ゴムシート層の少なくと も一方に補強部材を埋設した防水シートも含む。
【0007】
【作用】
本考案においては、防水シートの内部に補強部材を埋設しているために、くぎ あるいは石等の異物の侵入を阻止することができ、またたとえ異物が侵入して防 水シートに穴をあけた場合でも、上記粘着ゴム層はその粘性によって侵入した穴 を閉鎖して、水みちを止めて自己防水機能を維持することになる。しかも、該異 物が下部ゴムシート層から粘着ゴム層そして上部ゴムシート層を突き抜けても、 その貫通穴には粘着ゴム層が充填することになり、防水機能を維持することにな り、従来にくらべて高度な防水機能を有する防水シートになる。
【0008】 実施例 以下、更に本考案の実施例を添付図面に従って説明する。 図1は本考案に係る防水シートの断面図であり、防水シート1は、加硫した上 部ゴムシート層2とこれと同じ厚みを有する加硫した下部ゴムシート層3との間 に非加硫の粘着ゴム層4を介在したものであり、前記粘着ゴム層4は上部ゴムシ ート層2と下部ゴムシート層3とを強固に積層している。
【0009】 そして、前記粘着ゴム層4中にはシート状の補強部材5が埋設されている。こ こで使用されている補強部材5は、厚さ0.1〜0.5mmの合成樹脂フィルム であり、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、エチ レン.酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等を素材としている。補強部材5は 2軸に延伸されたものであるが、モジュタスの大きい伸びやすいものが好ましく 、下地の亀裂、陥没に対して追従できるものがよい。もし、厚さが0.5mmを 越えると補強部材5の強度が大きくなって下地の亀裂や陥没に対して充分に追従 できなくなって、補強部材5が切断しやすくなる。 尚、本考案においては、前記補強部材5を粘着ゴム層4と加硫した上部ゴムシ ート層2あるいは下部ゴムシート層3との界面に積層することもできる。
【0010】 また、図2に示すように他の防水シートは、加硫した上部ゴムシート層2とこ れと同じ厚みを有する加硫した下部ゴムシート層3との間に非加硫の粘着ゴム層 4を介在したものであり、下部ゴムシート層3内には比較的の開口率の大きい織 物、不織布等の補強部材5が埋設されている。 この織物は防水シートが下地に沿いやすくするためにも、経糸と緯糸によって 形成される開口部の面積が4〜100mm2 であり、ポリエステル、ポリアミド 、ビニロン、綿等を素材としている。 一方、不織布は、ポリエステル、ポリアミド、アラミド、ガラス繊維等を素材 とするもので、その目付け量は10〜70g/m2 、好ましくは15〜50g/ m2 、引張強さ0.5〜15kg/5cm、好ましくは1〜10kg/5cmか らなる。むろん、本考案では、下部ゴムシート層3を上部ゴムシート層2より厚 くして下部ゴムシート層3を補強することもできる。もろん、これを逆にするこ とも可能である。
【0011】 上記加硫した上部ゴムシート層2と下部ゴムシート層3とは、耐侯性に優れた エチレン−プロピレン−ターポリマー、ブチルゴムあるいはこれらのブレンド物 からなり、その厚みはそれぞれ1〜2mm程度である。
【0012】 また、上記非加硫の粘着ゴム層4は、エチレン−プロピレン−ターポリマー、 ブチルゴムあるいはこれらのブレンド物からなり、かかるゴムに粘着剤、軟化剤 、充填剤等が混入される。この粘着剤としては、石油系炭化水素樹脂であるペト ロジン(三井石油化学社製)等の芳香族系炭化水素樹脂、エスコレッツ(エッソ ケミカル社製)等の不飽和炭化水素の重合体、クックエース(三井石油化学社製 )等の炭化水素系粘着化樹脂、あるいはフェノールホルムアルデヒド樹脂である フェノール樹脂等が挙げられる。これらの粘着剤の使用量はゴム100重量部に 対して30〜100重量部である。 また、軟化剤としては、プロセスオイル、ポリブテン、流動パラフィン、パイ ンタール、その他石油系高沸点化合物等があり、これらの軟化剤の使用量はゴム 100重量部に対して30〜150重量部である。 この粘着ゴム層は5〜30のムーニー粘度(ML1+5 ,100°C)を有し、 またその厚みは0.5〜5.0mm程度である。この程度のムーニー粘度と厚み であれば、流動性を有し、形成した穴を閉鎖するのに充分である。
【0013】 しかして、本考案では、くぎあるいは石等の異物6が上部ゴムシート層2もし くは下部ゴムシート層3のいずれか一方から侵入して穴7を形成した場合でも、 上記粘着ゴム層4はこれを閉鎖して、水みちを止めて防水機能を維持することに なる。そして、図3に示すように、該異物6が下部ゴムシート層3から粘着ゴム 層4そして上部ゴムシート層2を突き抜けても、粘着ゴム層4は上部ゴムシート 層2と異物6間を充填することになり、高度な防水機能を維持する。
【0014】
【考案の効果】 以上のように本考案の防水シートは、防水シートの内部に補強部材を埋設して いるために、くぎあるいは石等の異物の侵入を阻止することができ、またたとえ 異物が侵入して防水シートに穴をあけた場合でも、上記粘着ゴム層はその粘性に よって侵入した穴を閉鎖して、水みちを止めて自己防水機能を維持することにな り、従来にくらべて高度な防水機能を有する防水シートになり、廃棄物処理場や 貯水池にも充分敷設できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防水シートの断面図である。
【図2】本考案に係る他の防水シートの断面図である。
【図3】図1に示す防水シートに異物が挿入した状態の
拡大図である。
【符号の説明】
1 防水シート 2 上部ゴムシート層 3 下部ゴムシート層 4 粘着ゴム層 5 補強部材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加硫した上部ゴムシート層と加硫した下
    部ゴムシート層との間に非加硫の粘着ゴム層を介在し、
    更に補強部材を前記粘着ゴム層中に埋設もしくは粘着ゴ
    ム層と加硫した上部あるいは下部ゴムシート層との界面
    に積層したことを特徴とする防水シート。
  2. 【請求項2】 補強部材が合成樹脂フィルムである請求
    項1記載の防水シート。
  3. 【請求項3】 加硫した上部ゴムシート層と加硫した下
    部ゴムシート層との間に非加硫の粘着ゴム層を介在し、
    前記上部もしくは下部ゴムシート層の少なくとも一方に
    補強部材を混入したことを特徴とする防水シート。
  4. 【請求項4】 補強部材が短繊維、織物、あるいは不織
    布から選ばれたものである請求項3記載の防水シート。
JP1992085847U 1992-11-18 1992-11-18 防水シート Expired - Fee Related JPH0753964Y2 (ja)

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JPH0642156U true JPH0642156U (ja) 1994-06-03
JPH0753964Y2 JPH0753964Y2 (ja) 1995-12-13

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5884236U (ja) * 1981-12-04 1983-06-07 早川ゴム株式会社 積層シ−ト
JPS6228478A (ja) * 1985-07-25 1987-02-06 Mitsuboshi Belting Ltd 粘着層付き防水シ−ト

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5884236U (ja) * 1981-12-04 1983-06-07 早川ゴム株式会社 積層シ−ト
JPS6228478A (ja) * 1985-07-25 1987-02-06 Mitsuboshi Belting Ltd 粘着層付き防水シ−ト

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