JPH023866Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH023866Y2
JPH023866Y2 JP1985052544U JP5254485U JPH023866Y2 JP H023866 Y2 JPH023866 Y2 JP H023866Y2 JP 1985052544 U JP1985052544 U JP 1985052544U JP 5254485 U JP5254485 U JP 5254485U JP H023866 Y2 JPH023866 Y2 JP H023866Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
foam layer
resin base
resin
resin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985052544U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61168922U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985052544U priority Critical patent/JPH023866Y2/ja
Publication of JPS61168922U publication Critical patent/JPS61168922U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH023866Y2 publication Critical patent/JPH023866Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は露出用防水シート、詳しくはコンクリ
ート、土砂などの下地の表面に敷設されるもので
あつて、補強性と界面間の結合を強固にした露出
タイプの防水シートに関する。
(従来技術) 従来、コンクリート構造物の防水を行なうため
加硫ゴムシートや塩化ビニールなどの樹脂シート
を屋根などの下地に敷設することは広くから行な
われている。かかる防水シートとして塩化ビニー
ル樹脂シートに発泡層を積層した構造のものがク
ツシヨン性を有するところからコンクリートの下
地面のみならず、貯水池等の役面に敷設され、特
に冬期において凍結した貯水池の氷の固まりが春
期において流動し始めて防水シートへの繰り返し
の衝突を起すことがあつても、クツシヨン性を有
する防水シートは弾性変形によつて破損を防止し
ていた。この点を指摘したものとして特公昭59−
50806号公報がある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記防水シートの構造は樹脂製基材と
発泡層の2層構造であつて、外部から繰り返しの
変形を受けると樹脂製基材と発泡層間の界面にお
いて局部的に剥離を起していた。それによつて、
樹脂製基材が発泡層から部分的に浮いた状態とな
り、樹脂製基材が外力を直接受ける場合もあつて
伸び等の変形を受けやすくなつていた。つまり樹
脂製基材と発泡層の2層の一体変形状態が維持で
きないため、表面にある樹脂フイルムは外力を受
けやすく、また石等の剛性体が衝突すると樹脂性
基材を破損させることもあり、かかる破損箇所へ
流入した水は発泡層との界面へ更に侵入すること
になる。
本考案はこれ等の問題点を改善するものである
が、特に樹脂性基材と発泡層の界面間を強固に接
合して両者間の剥離をなくし、また防水シートの
補強性を高めて施工しやすくした露出用防水シー
トを提供することを目的とする。
(問題を解決するための手段) 即ち、本発明の特徴とするところは、樹脂製基
材と発泡層の間に補強材のオープニングエリアに
樹脂フイルムを一部もしくは全部浸出させてなる
中間層を介在させて該樹脂フイルムを樹脂製基材
と発泡層に接触せしめた状態とし、上記中間層を
樹脂製基と発泡層に接合せしめた防水シートと発
泡層に接合せしめた露出用防水シートにある。
本考案の防水シートは樹脂製基材と発泡層に接
着しにくい目の荒い補強材を介在させるにあた
り、接着しやすい樹脂フイルムを該補強布のオー
プニングエリアに一部浸出させるか、もしくはこ
の樹脂フイルムによつて該補強材を全部浸出させ
た状態の中間層を形成し、しかも中間層の表面に
樹脂フイルムを全部もしくは一部を露出して樹脂
製基材と発泡層間に接する状態に保持して接合し
たものである。
以下、本考案の防水シートを添付図面にもとづ
いて詳細に説明する。
(実施例) 第1図は本考案の露出用防水シートの一例を示
す断面図、そして第2図は本考案の露出用防水シ
ートの変形例を示す断面図であり、露出用防水シ
ート1は樹脂製基材2と発泡層3そしてこれら両
部材2,3の間に介在している中間層4から形成
され、該中間層4は目の荒い補強材5のオープニ
ングエリア6の厚さの半分の位置まで浸出した樹
脂フイルム7から構成され、該樹脂フイルム7の
一方の面は全面露出した状態にあつて樹脂製基材
2と密接しており、他方の面は補強材5のオープ
ニングエリア6に浸出した状態で発泡層3と局部
的に密着している。従つて、中間層4は接着良好
な樹脂フイルム7によつて樹脂基材2と発泡層3
の両部材を強固に接合している。また、補強材5
も樹脂フイルム7と密接しているため、露出用防
水シート1の補強効果を高めている。
また、第2図に示す防水シート8は中間層4に
おいて第1図に示す防水シート1と異なつてい
る。この中間層4においては補強材5が完全に樹
脂フイルム7の中に埋設した構造をなし、接着製
良好な樹脂フイルム7は樹脂基材2および発泡層
3の各表面に密接した状態で接合しており、しか
も補強材5との接合も強固であるため露出用防水
シート8の補強効果を高めている。かかる樹脂フ
イルム7は樹脂基材2と発泡層3の接着力を高め
ることは勿論、補強材5との接合を向上させる役
割も中間層4にとつて必要不可欠な部材である。
かかる露出用防水シート1,8を構成している
樹脂製基材2はポリ塩化ビニール、エチレンビニ
ールアセテート(EVA)等の耐侯性を有する熱
可塑性樹脂を素材とし厚さ0.2〜2.0mmを有するも
のである。
また、上記発泡層3はポリ塩化ビニール発泡
体、ポリプロピレン発泡体、ポリエチレン発泡体
(特に、架橋されたポリエチレン発泡体)、軟質ポ
リウレタン、エチレン−酢ビ共重合発泡体等の独
立気泡からなり20〜50倍の発泡倍率を有する厚さ
0.5〜3.0mmから構成されている。
そして中間層4を構成している目の荒い補強材
5はポリエステル、ナイロン、ポリオレフイン、
ポリビニールアルコール、芳香族ポリアミド等の
有機繊維、またガラス繊維からなる無機繊維、ス
テンレス等の金属繊維を素材とするもので、オー
プニングエリア10〜60%からなる目の荒い織物あ
るいは編物からなるブレーカーであり、その目付
量は5〜70g/m2そして引張強さ5〜50Kg/5cm
とする。一方、樹脂フイルム7は上記樹脂製基材
2と同一の材質が好ましいが、基材2に比べてメ
ルトインデツクスが小さくて補強材5のオープニ
ングエリア6に侵入しやすいようにする。
かかる物性値をもつ補強材5の存在によつて、
露出用防水シート1,8は硬直性を有するために
下地面への敷設施工性が容易となり、特にガラス
繊維を素材とするブレーカーを用いた場合には熱
収縮が起りにくくて露出用防水シート1,8の寸
法安定性が良く、また可撓性において優れてい
る。
(考案の効果) 以上のように本考案の防水シートは、樹脂製基
材と発泡層の間に補強材を一部又は全部樹脂フイ
ルムに含浸せしめた中間層を介在させることによ
り、樹脂製基材と発泡層を良好に接合しかつ補強
材の存在によつてコシのある防水シートを得るこ
とが出来るため非常に施工しやすくなる等の効果
を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の露出用防水シートの断面図、
そして第2図は本考案の露出防水シートの変形例
を示す断面図である。 1,8……露出用防水シート、2……樹脂製基
材、3……発泡層、4……中間層、5……補強
材、6……オープニングエリア、7……樹脂フイ
ルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 樹脂製基材と発泡層の間に補強材のオープニン
    グエリアに樹脂フイルムを一部もしくは全部浸出
    させてなる中間層を介在させて該樹脂フイルムを
    樹脂製基材と発泡層に接触せしめた状態とし、上
    記中間層を樹脂製基材と発泡層に接合せしめたこ
    とを特徴とする露出用防水シート。
JP1985052544U 1985-04-08 1985-04-08 Expired JPH023866Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985052544U JPH023866Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985052544U JPH023866Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61168922U JPS61168922U (ja) 1986-10-20
JPH023866Y2 true JPH023866Y2 (ja) 1990-01-30

Family

ID=30572590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985052544U Expired JPH023866Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH023866Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713231B2 (ja) * 1974-11-15 1982-03-16
JPS58124645A (ja) * 1982-01-19 1983-07-25 旭化成株式会社 防水シ−ト
JPS5850827B2 (ja) * 1981-07-25 1983-11-12 株式会社東芝 曲面研削装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS619712Y2 (ja) * 1980-06-27 1986-03-28
JPS5850827U (ja) * 1981-09-25 1983-04-06 積水化成品工業株式会社 内装材

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713231B2 (ja) * 1974-11-15 1982-03-16
JPS5850827B2 (ja) * 1981-07-25 1983-11-12 株式会社東芝 曲面研削装置
JPS58124645A (ja) * 1982-01-19 1983-07-25 旭化成株式会社 防水シ−ト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61168922U (ja) 1986-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4419531A (en) Photo-voltaic solar module
KR101005542B1 (ko) 다기능 건축용 단열방수복합시트와 이를 이용한 복합방수구조
US4558550A (en) Insulating and fluidtight roof covering
US5544976A (en) Puncture protection geo mat for a landfill system
WO2009143432A2 (en) Roofing membranes
US20220402558A1 (en) Modular structural composites for automotive applications
JPH023866Y2 (ja)
US4742890A (en) Work platform
US20030036323A1 (en) Shelf liner/table top assembly
KR20170025054A (ko) 콘크리트 구조물의 방수 도막
JP3106914B2 (ja) 廃棄物最終処分場の保護工法
JPH0235476Y2 (ja)
JPH0233537Y2 (ja)
KR200336955Y1 (ko) 이형 필름을 구비하는 방수 시트
JPS626504B2 (ja)
CN205674627U (zh) 一种白色内增强可焊接的三元乙丙橡胶自粘防水卷材
CN212653985U (zh) 一种自粘式聚酯玻纤布
JP3761697B2 (ja) 陸屋根の防水施工方法
JPH04229242A (ja) 断熱防水シート
CN218811506U (zh) 一种井场用柔性卷材
CN215211592U (zh) 一种抗拉伸的防水卷材
JP3295698B2 (ja) 遮水シート保護用マット
JP4186175B2 (ja) 防水構造物及び防水シートの接合方法
JPS58526Y2 (ja) 鉄道車輛用屋根仕上材
CN211106005U (zh) 高分子聚乙烯丙纶加筋防水卷材