JPH0642145A - 石膏ボード - Google Patents

石膏ボード

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JPH0642145A
JPH0642145A JP21735792A JP21735792A JPH0642145A JP H0642145 A JPH0642145 A JP H0642145A JP 21735792 A JP21735792 A JP 21735792A JP 21735792 A JP21735792 A JP 21735792A JP H0642145 A JPH0642145 A JP H0642145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
gypsum board
thickness
gypsum
board base
Prior art date
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Pending
Application number
JP21735792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Sugawara
君雄 菅原
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Individual
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Publication of JPH0642145A publication Critical patent/JPH0642145A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築物の内装を行っても継目に段差を生じな
いようにした石膏ボードを提供する。 【構成】 ボード基材2を覆って表裏面にそれぞれボー
ド原紙3,4が被着されてなる石膏ボード1の裏面側に
ボード原紙4を貫通して多数の穴5を設け、全体をプレ
ス加工して一定の厚みとする。内装時に細長状の板状部
材からなる平面調整部材を使用する際には、石膏ボード
1の両サイドにおける所定幅の端部分だけをプレス加工
して一定の厚みとしたものを使用するとよい。このよう
にして作成した石膏ボードは厚みにバラツキがなくな
り、これを使用して内装を行った時に継目に段差を生じ
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築材として用いられ
る石膏ボードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の壁材や天上材として用いられる
石膏ボードは、焼き石膏におが屑、ガラス繊維等を混合
して水で練ったボード基材の両面にボード原紙を貼って
板状に固めたものであり、一般には3×6版と呼ばれる
910mm×1820mmのもの、3×8版と呼ばれる
910mm×2430mmのもの、4×8版と呼ばれる
1210×2430mmのものなどがある。また、厚さ
は薄いもので9mm、厚いもので15〜24mmが普通
である。そして、この石膏ボードは、そのままで使用さ
れることもあるが、表面に化粧シートを貼着し化粧板と
して使用することが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、石膏ボード
のJIS規格では、厚みの許容範囲は±0.5mmとさ
れており、この範囲の上下では最大1mmの誤差が許さ
れている。このようなことから、市販されている石膏ボ
ードにはその厚みに1mmに近いバラツキがあるものが
多く、このような石膏ボードを使用して建築物の内装等
を行うと、継目に段差を生じて見苦しくなるという問題
点があった。
【0004】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、建築物の
内装を行っても継目に段差を生じないようにした石膏ボ
ードを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の石膏ボードは、ボード基材を覆って表裏面
にそれぞれボード原紙が被着されてなる石膏ボードの裏
面側にボード原紙を貫通して多数の穴を設け、全体をプ
レス加工して一定の厚みとしたことを特徴としている。
【0006】また、同様な目的を達成するために、本発
明に係る別形態の石膏ボードは、ボード基材を覆って表
裏面にそれぞれボード原紙が被着されてなる石膏ボード
の両サイドにおける所定幅の端部分の裏面側にボード原
紙を貫通して多数の穴を設け、前記端部分を裏面側から
プレス加工して一定の厚みとしたことを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】上述の構成の石膏ボードは、一定の厚みになる
までプレスすることで作成されるが、プレスする際に穴
の部分がボード基材の変形を許容する役目を果たす。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。
【0009】(実施例1)図1は本実施例の石膏ボード
を形成するプレス加工前の石膏ボード1を示す斜視図、
図2は図1のX−Xにおける両サイド付近の一部拡大断
面図であり、この石膏ボード1は、焼き石膏を主材とす
るボード基材2の表面から両側面にわたって特定(例え
ば、その上から化粧シートを貼る良質のものや、予め表
面に印刷が施されているもの)の表面側ボード原紙3、
裏面に通常のボール紙よりなる裏面側ボード原紙4を被
着してなる従来の石膏ボードに対し、その裏面側ボード
原紙4を貫通して多数の穴5を設けたものである。
【0010】裏面に形成する多数の穴5は、一定間隔で
も或いはランダムでもよく、穴5の相互の間隔は1cm
程度で深さは2mm程度が好ましい。そして、このよう
な多数の穴5は、平板やローラーに多数の針を埋め込ん
だ器具を用いてこれを押し付けることにより容易に形成
することができる。
【0011】上記のように裏面に多数の穴5を設けた石
膏ボード1をプレス機にかけ、裏面側から全体をプレス
加工して一定の厚みとすることで、図3に示すような本
実施例の石膏ボード1’が作成される。この場合、穴5
の部分がポーラスなボード基材2の変形を許容するよう
に作用し、ボード基材2が穴5の部分に逃げるようにし
て変形するので、石膏ボード1が全体に圧縮されて一定
の厚みとなる。また、石膏ボード1の厚みの誤差は上限
下限で約1mm以内なので、1mmを少し越える程度に
プレス加工を行えば同じ厚みの石膏ボード1’が得られ
る。
【0012】また、プレス加工する前に、水又はその他
の液体をボード基材2の中に注入してボード基材2を予
め軟化してからプレスすると、ボード基材2は亀裂や破
壊を起こすことがなく、また復元するのも防止できる。
【0013】(実施例2)本実施例の石膏ボードは、本
出願人が先に特願平2−66227号、特願平2−98
206号として出願した平面調整部材を使用して内装を
行う場合に好適なものである。なお、これらの平面調整
部材は、下地の不具合を調整して内装を綺麗に仕上げる
ために使用される。すなわち、前者の平面調整部材は、
一方の面が平面状態でありかつ他方の面は幅の略中央で
厚く両端側で薄くなるような形状をした細長状の板状部
材であって、化粧板の接合箇所に相当する下地の部分に
前記他方の面を合わせて予め釘により揺動可能に取り付
けておき、その上から化粧板を固着することにより化粧
板相互の継目を目立たなくするものであり、一方、後者
の平面調整部材は、両面が平らな細長状の板状部材であ
って、下地に釘により不安定な状態で取り付けておき、
その上から化粧板を固着することにより化粧板相互の継
目を目立たなくするものである。
【0014】図4は本実施例の石膏ボードを形成するプ
レス加工前の石膏ボード1を示す斜視図、図5は図4の
X−Xにおける左端付近の一部拡大断面図であり、図示
の如く本実施例では石膏ボード1の両サイドにおける所
定幅の端部分6の裏面側にボード原紙4を貫通して多数
の穴5を設けている。ここで、端部分6は内装時に使用
する平面調整部材に載せるのに必要十分な幅を有してい
る。
【0015】そして、この石膏ボード1をプレス機にか
け、両サイドの端部6分だけを裏面側からプレス加工し
て一定の厚みとすることで図6に示すような本実施例の
化粧板1’が形成される。なお、この場合、石膏ボード
1の端部分6のみをプレス加工するので、全体をプレス
加工するのに比べて小さい力で済む。
【0016】このように本実施例の石膏ボード1’は両
サイドの端部分6の厚みが一定となっているので、図7
或いは図8に示すように、木製下地の柱部材Pに釘Nで
取り付けた平面調整部材7,8の上にこの端部分6が載
るようにして、粘着剤及び接着剤を併用してなる固着層
Fで貼着して内装を行うと、石膏ボード1’同士の接合
部分αに段差を生じない。なお、平面調整部材7,8を
コンクリート下地や鋼製下地に取り付けた場合でも同様
な効果がある。
【0017】なお、上記各実施例で述べた石膏ボード
1’はそのままで使用することもあるが、表面に化粧シ
ートを貼着した化粧板として使用することも多い。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0019】請求項1の石膏ボードは、従来の石膏ボー
ドの裏面側に多数の穴を設け、全体をプレス加工して一
定の厚みとしたので、厚みにバラツキがなくなり、これ
を使用して建築物の内装を行った際に継目に段差を生じ
ず、壁面を綺麗に仕上げることができる。
【0020】請求項2の石膏ボードは、下地との間に細
長状の板状部材からなる平面調整部材を介在させて内装
を行うのに使用するものであって、従来の石膏ボードの
両サイドにおける所定幅の端部分の裏面側にボード原紙
を貫通して多数の穴を設け、平面調整部材に当接するこ
の端部分だけを裏面側からプレス加工して一定の厚みに
したものであり、このように接合部分の付近だけをプレ
ス加工するだけで内装後の接合部分を平らにできること
から、石膏ボード全体をプレス加工するのに比べて少な
い力で済むという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての石膏ボードを形成す
るプレス加工前の石膏ボードを示す斜視図である。
【図2】図1のX−Xにおける両サイド付近の一部拡大
断面図である。
【図3】図1の石膏ボードの全体をプレス加工して形成
した本発明の石膏ボードを図2に対応して示す一部拡大
断面図である。
【図4】本発明の他の実施例としての石膏ボードを形成
するプレス加工前の石膏ボードを示す斜視図である。
【図5】図4のX−Xにおける左端付近の一部拡大断面
図である。
【図6】図4の石膏ボードの両サイド付近をプレス加工
して形成した本発明の石膏ボードを図5に対応して示す
一部拡大断面図である。
【図7】平面調整部材を介在させて図6の石膏ボードに
より内装を行った一例を示す断面図である。
【図8】平面調整部材を介在させて図6の石膏ボードに
より内装を行った他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 石膏ボード(プレス加工前の) 2 ボード基材 3,4 ボード原紙 5 穴 6 端部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボード基材を覆って表裏面にそれぞれボ
    ード原紙が被着されてなる石膏ボードの裏面側にボード
    原紙を貫通して多数の穴を設け、全体をプレス加工して
    一定の厚みとしたことを特徴とする石膏ボード。
  2. 【請求項2】 ボード基材を覆って表裏面にそれぞれボ
    ード原紙が被着されてなる石膏ボードの両サイドにおけ
    る所定幅の端部分の裏面側にボード原紙を貫通して多数
    の穴を設け、前記端部分を裏面側からプレス加工して一
    定の厚みとしたことを特徴とする石膏ボード。
JP21735792A 1992-07-24 1992-07-24 石膏ボード Pending JPH0642145A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21735792A JPH0642145A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 石膏ボード

Applications Claiming Priority (1)

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JP21735792A JPH0642145A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 石膏ボード

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Publication Number Publication Date
JPH0642145A true JPH0642145A (ja) 1994-02-15

Family

ID=16702911

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JP21735792A Pending JPH0642145A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 石膏ボード

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JP (1) JPH0642145A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021533296A (ja) * 2018-08-14 2021-12-02 ユナイテッド・ステイツ・ジプサム・カンパニー 高レベルの塩化物塩を有する石膏からの石膏ボードおよびそれに関連する有孔シートおよび方法
US11891336B2 (en) 2019-11-22 2024-02-06 United States Gypsum Company Gypsum board containing high absorption paper and related methods
US11993054B2 (en) 2019-11-05 2024-05-28 United States Gypsum Company Method of preparing gypsum wallboard from high salt gypsum, and related product

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