JPH0424005Y2 - - Google Patents

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JPH0424005Y2
JPH0424005Y2 JP1986155989U JP15598986U JPH0424005Y2 JP H0424005 Y2 JPH0424005 Y2 JP H0424005Y2 JP 1986155989 U JP1986155989 U JP 1986155989U JP 15598986 U JP15598986 U JP 15598986U JP H0424005 Y2 JPH0424005 Y2 JP H0424005Y2
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JP
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gypsum board
sheet
stepped portion
architectural
sound insulating
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は建築用石膏ボードの改良に関するも
のである。
[従来の技術及びその問題点] 近年、建物の遮音性能等を向上させるために、
壁材や天井材等として、石膏ボード本体に軟質シ
ート等をラミネートした建築用石膏ボードが知ら
れている。この建築用石膏ボードとして、例えば
第5図に示すような複合遮音石膏ボードで、2枚
の厚紙1,1の間に石膏2を挟着して形成された
石膏ボード本体3の一側表面に、軟質遮音シート
4が貼着され、かつ前記軟質遮音シート4は石膏
ボード本体3の一側縁側において、遮音性向上の
見地から、隣接して突き付けられる他の複合遮音
石膏ボードの端部表面に貼着するための重ね代5
が形成されたものがある。
そして、この複合遮音石膏ボードを、例えば壁
材として取り付ける場合は、第6図に示すよう
に、厚さを同じくする複合遮音石膏ボードの側端
部を互いに隣接させて突き付け、かつ軟質遮音シ
ート4の重ね代5を、隣接する他の複合遮音石膏
ボードの端部表面上に重ねて貼着することが行な
われている。
ところが、上記従来の複合遮音石膏ボードは、
隣接する側端部の厚さが互いに同じであるため、
隣接部分において、貼着された軟質遮音シート4
の重ね代5の厚み分だけの盛り上がり5aがで
き、不陸が発生する。そのため、複合遮音石膏ボ
ードからなる壁面にクロス等を張り付けた場合、
クロス面に盛り上がり部分が生じ、仕上げ面がき
れいに仕上がらないという問題があつた。
これを解決する手段として、クロス張り付け前
に、複合遮音石膏ボードの壁面が平滑面となるよ
うにパテ処理をすることも考えられるが、壁面全
体を平均に平滑面とすることは必ずしも容易でな
いのみならず、施工上も手間がかかり、コスト高
になるという問題がある。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
隣接部分に不陸が生ずることがなく、仕上げ面も
きれいに仕上がり、施工上も簡単で、コストも安
い建築用石膏ボードを提供するものである。
[問題点を解決するための手段] この考案に係る建築用石膏ボードは、石膏ボー
ド本体の一側表面にシートが貼着され、互いにそ
の側縁部を突き付けて取り付けられる建築用石膏
ボードであつて、前記石膏ボード本体の一端縁に
は、隣接して突き付けられる他の建築用石膏ボー
ドのシートの重ね代を貼着する段差部が形成さ
れ、前記段差部の深さは、前記シートの厚み分と
等しくして形成されてなり、かつ段差部上のシー
トは、段差部の形状に沿つて貼着されるととも
に、シート上面にシートの重ね代となる段差部を
備えてなる構成としたものである。
[作 用] 段差部の深さが、シートの厚み分と等しく形成
され、かつ段差部上のシートは、段差部の形状に
沿つて貼着されるとともに、シート上面にシート
の重ね代となる段差部を備えているため、隣接す
る建築用石膏ボードのシートの重ね代をこの段差
部上面に貼着した場合、隣接部分がシートの厚み
分だけ盛り上がることがなく、平滑面に形成され
る。
[実施例] 以下、この考案に係る建築用石膏ボードの実施
例を第1図ないし第4図を参照しながら説明す
る。図中符号6は石膏ボード本体である。石膏ボ
ード本体6は、2枚の厚紙7,7の間に繊維質材
料等の混和材を混合した石膏8を流し込み加圧成
板し、乾燥させて形成されたものである。
前記石膏ボード本体6の一端縁には、この端縁
に沿つて段差部9が形成されている。
前記段差部9は、隣接して突き付けられる他の
建築用石膏ボード表面に貼着された軟質遮音シー
トの重ね代を貼着する部分である。そして、この
段差部9が形成されている側の石膏ボード本体に
は、軟質遮音シート10が、段差部9の形状に沿
つて貼着されているとともに、段差部9の反対側
の端縁側に、重ね代10aを余して貼着されてい
る。これにより、段差部9は、その上面に遮音シ
ートが貼着された状態で、その深さDが遮音シー
トの厚み分Lに等しくされて形成されている。
前記重ね代10aは、隣接して突き付けられる
他の建築用石膏ボードの段差部9に貼着される部
分であつて、重ね代10aの幅W1は、段差部9
の水平部9aの幅W2から軟質遮音シート10の
厚さLを差し引いた長さに形成されている。従つ
て軟質遮音シート10を貼着された状態の段差部
9の水平部の幅と重ね代10aの幅W1とは等し
くなるようになつている。
次に、建築用石膏ボードである上記実施例の複
合遮音石膏ボードの製造方法について説明する。
この石膏ボード本体6の製造方法が、従来周知
のものと異なるのは、2枚の厚紙の間に流し込ん
だペースト状の石膏をロールで加圧成板する工程
である。すなわち、従来は第7図に示すような一
様の径で形成されたローラ11で加圧成板してい
たが、この実施例の石膏ボード本体6は、第3図
に示すような小径ローラ部12aの端部に軸心を
同じくする大径ローラ部12bを有するローラ1
2で加圧成板することである。
前記大径ローラ部12bの半径R1と小径ロー
ラ部12aの半径R2との差、すなわち小径ロー
ラ部12aと大径ローラ部12bとの段部12c
の高さHは、前記軟質遮音シート10の厚さLと
等しくして形成されている。また大径ローラ部1
2bの幅W3は、前記段差部9の水平部9aの幅
W2と等しくして形成されている。
まず、混和材を混合したペースト状の石膏8を
図示しない型枠内の2枚の厚紙7,7の間に流し
込み、第4図に示すように、この状態で前記ロー
ラ12で加圧成板し、乾燥させる。
この工程によつて、前記石膏ボード本体6が形
成されるとともに、前記ローラ12の段部12c
により石膏ボード本体6の段差部9が形成され
る。
次いで、石膏ボード本体6の段差部9が形成さ
れている側の表面に接着剤を塗布するとともに、
前記ローラ12により軟質遮音シート10を圧着
して貼着する。この場合、軟質遮音シート10
は、石膏ボード本体6の段差部9の水平部9aか
ら段差部9の形状に沿つて貼着していくととも
に、段差部9の反対側端部にかけ、かつ、この端
部から重ね代10aを余して貼着する。
上記の工程により、前記複合遮音石膏ボードが
形成される。
次ぎに、この複合遮音石膏ボードの取り付け施
行法について説明する。例えば壁材として使用す
る場合、まず、複数枚の複合遮音石膏ボードをボ
ルトなどにより、その端縁部を互いに突き付けて
間柱等に取り付ける。
次いで段差部9に、隣接する他の複合遮音石膏
ボードの重ね代10aを接着剤により貼着する。
上記実施例の複合遮音石膏ボードによると、質
遮音シート10を貼着した状態の段差部9の深さ
Dと軟質遮音シート10の厚さLとが等しく、し
かも軟質遮音シート10を貼着された状態の水平
部の幅が、重ね代10aの幅W1と等しくして形
成されているため、重ね代10aを段差部9に貼
着した場合、重ね代10aの端部が余るなどして
盛り上がり部分ができることがない。
従つて複合遮音石膏ボードの突き付け部分で不
陸が生ずることがなく、壁面が平滑面になり、ク
ロス等を張つても仕上げ面がきれいに仕上がる。
しかも、この複合遮音石膏ボードは予め軟質遮
音シート10が貼着されているとともに、予め形
成された段差部9に重ね代10aを貼着するだけ
ですむため、施行中に段差部を形成する手間も要
らず、パテ処理等も不要で施行が極めて容易であ
る。従つて工事費も安価にあがる。
また、段差部9は、石膏ボード本体6の製造の
工程中にローラ12により形成され、軟質遮音シ
ート10も前記ローラ12に圧着して貼着される
ものであり、特別の工程を必要としないので、段
差部9の形状等も均質で、品質も一定し、かつコ
ストも安価にあがる。また、上面に遮音シート1
0が貼着された段差部9上に、他の遮音石膏ボー
ドの重ね代10aが貼着されるので、隣接部分の
遮音性能が十分に高められた構造とすることがで
きる。
なお、上記実施例においては、遮音石膏ボード
についてのみ説明したが、この考案は、防火、防
水、結露防止用等のものであつても、シートがあ
る程度の厚みを有するものについては勿論適用で
きるものである。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案に係る建築用石
膏ボードは、石膏ボード本体の一端縁に、隣接し
て突き付けられる他の建築用石膏ボードのシート
の重ね代を貼着する段差部を形成するとともに、
段差部の深さを、前記シートの厚み分と等しくし
て形成され、さらに段差部上のシートは、段差部
の形状に沿つて貼着されるとともに、シート上面
にシートの重ね代となる段差部を備えてなる構成
としたので、シートの重ね代を貼着した場合に、
重ね代の厚み分による盛り上がりができず、ボー
ド壁面が平滑面に形成され不陸とならない。ま
た、上面に遮音シート10が貼着された段差部9
上に、他の建築用遮音石膏ボードの重ね代10a
が貼着されるので、隣接部分の遮音性能を十分に
高めた構造とすることができる。従つてクロス等
を張つてもその仕上げ面がきれいに仕上がる。
また、石膏ボード本体に段差部が形成されてい
るため、建築用石膏ボードの取り付け工事中に、
段差部を形成する必要もなく、上記のように不陸
が生じないので、パテ処理等の必要がないととも
に、施行が容易迅速となり、コストも安価になる
などの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、この考案に係る建築用
石膏ボードの実施例を示すもので、第1図はこの
実施例に係る建築用石膏ボードの切断斜視図、第
2図はこの建築用石膏ボードを取り付けた状態を
示す一部省略側面図、第3図はロールで加圧成板
している状態を示す正面図、第4図は第3図の側
面図、第5図ないし第7図は従来例を示すもの
で、第5図は従来の建築用石膏ボードを示す切断
斜視図、第6図は取り付け状態を示す側面図、第
7図はロールで加圧成板している状態を示す正面
図である。 6……石膏ボード本体、9……段差部、10…
…遮音シート、10a……重ね代、D……段差部
の深さ、L……シートの厚さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 石膏ボード本体の一側表面にシートが貼着さ
    れ、互いにその側縁部を突き付けて取り付けられ
    る建築用石膏ボードであつて、前記石膏ボード本
    体の一端縁には、隣接して突き付けられる他の建
    築用石膏ボードのシートの重ね代を貼着する段差
    部が形成され、前記段差部の深さは、前記シート
    の厚み分と等しくして形成されてなり、かつ段差
    部上のシートは、段差部の形状に沿つて貼着され
    るとともに、シート上面にシートの重ね代となる
    段差部を備えていることを特徴とする建築用石膏
    ボード。
JP1986155989U 1986-10-11 1986-10-11 Expired JPH0424005Y2 (ja)

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JP1986155989U JPH0424005Y2 (ja) 1986-10-11 1986-10-11

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JP1986155989U JPH0424005Y2 (ja) 1986-10-11 1986-10-11

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JPS6362518U JPS6362518U (ja) 1988-04-25
JPH0424005Y2 true JPH0424005Y2 (ja) 1992-06-05

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593912B2 (ja) * 1979-09-12 1984-01-26 株式会社日立製作所 デ−タ変換方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593912U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 松下電工株式会社 建築用板

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593912B2 (ja) * 1979-09-12 1984-01-26 株式会社日立製作所 デ−タ変換方法

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JPS6362518U (ja) 1988-04-25

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