JPH064205U - 集成木材の接合構造 - Google Patents

集成木材の接合構造

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JPH064205U JP186092U JP186092U JPH064205U JP H064205 U JPH064205 U JP H064205U JP 186092 U JP186092 U JP 186092U JP 186092 U JP186092 U JP 186092U JP H064205 U JPH064205 U JP H064205U
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    • E04BUILDING
    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C3/00Structural elongated elements designed for load-supporting
    • E04C3/38Arched girders or portal frames
    • E04C3/42Arched girders or portal frames of wood, e.g. units for rafter roofs

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合部の耐力向上が図れるとともに、接合部
の現場加工が簡単に行える集成木材の接合構造を提供す
ることを目的とする。 【構成】 長さ方向に沿って繊維が延びている複数枚の
板材を、繊維方向を一致させた状態で積層かつ固着して
なる一対の集成木材の、長さ方向端部を互いに接合する
集成木材の接合構造である。まず、互いに接合される第
1、第2の集成木材の接合端面の上下に切欠部を形成す
る。そして、第1、第2の集成木材を互いに接合端面を
突き合わせて対向する切欠部により凹所を画成する。そ
して、凹所と同形状で引張力若しくは上下方向に対する
せん断力の大きな接合木板を、切欠部との当接面に接着
剤を塗布した状態で埋め込み固着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数の板材がその繊維方向を一致させて積層されて貼り合わされた 集成木材の、長さ方向端部を互いに接合する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記集成木材は、木材の切り出し位置の相違、木目の方向、節の有無等によっ て生じる強度のばらつきを解消することが可能な建材として広く使用されてきて いる。
【0003】 ところで、一対の木材を、長さ方向に接合する構造の一例として、図2に示す 継手構造が知られている。この継手構造は、接合する木材1、2の接合面3の形 状をのこぎり歯状に形成し、接合面3に接着材を塗布した後に、接合面3どうし を噛み合わせて木材1、2どうしが強固に接合されるようになっている。
【0004】 しかし、図2に示した継手構造は、通常、合板等の一枚板からなるボード類を 工場等で接合する際に採用されており、この継手構造を前述した集成木材に採用 する場合、接合面3をのこぎり歯状に形成しようとすると、積層固着された板材 の剥離等によりその形成が困難であり、さらには、のこぎり歯状の接合面3構造 を加工することも複雑なため、上記継手構造では集成材の現場接合は行われてい なかった。
【0005】 そこで、一対の集成木材を長さ方向端部を接合する構造として、図3に示す、 集成木材の接合構造が一般的であった。 この接合構造は、互いに突き合わされた第1、第2の集成木材4、5の接合端 部の上面間及び下面間に鉄板6、7を配設し、これら鉄板6、7を木ねじ8で止 めて第1、第2の集成木材4、5を接合する構造である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図3に示した接合構造では、施工から長い年月が経過した後に 、木ねじ8がゆるんで接合部ががたつきやすく、それにより接合耐力が低下して しまうという問題があった。
【0007】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、接合部の耐力向上が図れるとと もに、接合部の現場加工が簡単に行える集成木材の接合構造を提供することを目 的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、その手段としては、 長さ方向に沿って繊維が延びている複数枚の板材を、繊維方向を一致させた状態 で積層かつ固着してなる一対の集成木材の、長さ方向端部を互いに接合する集成 木材の接合構造において、互いに接合される第1、第2の集成木材の接合端面の 上下に切欠部を形成し、第1、第2の集成木材を互いに接合端面を突き合わせて 対向する切欠部により画成された凹所に、凹所と同形状で引張力若しくは上下方 向に対するせん断力の大きな接合木板を、切欠部との当接面に接着剤を塗布した 状態で埋め込み固着してなることを特徴としている。
【0009】
【作用】
本考案によれば、互いに接合される第1、第2の集成木材の接合端面の上下に 切欠部を形成し、第1、第2の集成木材を互いに接合端面を突き合わせて対向す る切欠部により画成された凹所に、凹所と同形状のせん断力の大きな接合木板を 、切欠部との当接面に接着剤を塗布した状態で埋め込み固着してなる構造とされ 、接合木板が、たとえばH形鋼のフランジ部と同様の機能で上下方向のせん断力 に対して十分な耐力を果たすので、比較的長いスパンの集成木材どうしの接合で あっても、接合部の耐力や剛性の向上が図られる。
【0010】 また、第1、第2の集成木材の接合端面の上下に切欠部を形成し、切欠部によ り画成される凹所に、接合木板を埋め込み固着すれば接合が完了するので、集成 材接合部の現場加工が簡単に行える。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。図1は、本実施例を適用 して構成されるラーメン構造の門型パネル10の全体を示している。この門型パ ネル10は、両側の柱脚部材(集成木材)11、11の間に梁部材(集成木材) 12が架け渡されてなるもので、たとえば、家屋下のガレージや店舗の入口とし て構築される。
【0012】 柱脚部材11は、複数の板材11aが積層状態で固着されて構成され、上部集 成板13と、この上部集成板13の長さ方向の一端13aから下方に延びて固着 された下部集成板14とで逆L字状に形成されている。 そして、上部集成板13の木目の方向(繊維方向)は、梁部材12の長さ方向 に沿っており、下部集成板14の繊維方向は自身の長さ方向に沿っている。
【0013】 また、上部集成板13の長さ方向の他端13bには、その上下面13c、13 dの接合端面15側が削り取られて切欠部16、16が形成されている。 これら上下の切欠部16、16の底面16aは、長さ方向に沿って形成されて いるとともに、底面16aの一側から傾斜してさらに底面16aと直交した面を 有する側面16bが形成されている。
【0014】 一方、梁部材12も、柱脚部材11と同様に、複数の板材12aが積層状態で 固着されてなるものであり、その木目は長さ方向に沿っている。
【0015】 そして、梁部材12の長さ方向の両端12b、12cには、その上下面の接合 端面17側が削り取られて切欠部18、18が形成されている。 これら切欠部18の形状は、上部集成板13の他端13bに形成された切欠部 16と同形状に形成されている。
【0016】 ここで、梁部材12の両側間に、柱脚部材11、11が互いの接合端面15、 17に接着剤を塗布して突き合わせ配設されることにより、柱脚部材11(上部 集成材13)の切欠部16と、梁部材12の切欠部18とが対向して凹所19が 画成される。そして、この凹所19には、凹所19と同形状とされ、かつ柱脚部 材11、梁部材12の上面と面一とされて接合木板20が埋め込まれている。
【0017】 すなわち、接合木板20は、引張強度と上下方向に対するせん断強度の大きな 合板で形成され、切欠部16、18の底面16a、18a及び側面16b、18 bと当接する当接面に接着剤が塗布された状態で、凹所19内に埋め込まれるこ とにより、柱脚部材11と梁部材12間にわたって固着されるようになっている 。なお、接合木板20は、引張強度及び上下方向に対するせん断強度が大きいも のであれば、むく材で形成されていてもよい。
【0018】 次に、現場において、上記梁部材12の両端に、上記柱脚部材11をそれぞれ 接合して門型パネル10を形成する手順を以下に記す。
【0019】 まず、柱脚部材11の上部集成板13の長さ方向の他端13bに、その上下面 13c、13dの接合端面15側を削り取って切欠部16、16を形成する。 また、梁部材12の長さ方向の両端にも、その上下面の接合端面17側を削り 取って、柱脚部材11の切欠部16と同形状の切欠部18を形成する。
【0020】 次に、柱脚部材11の接合端面15と梁部材12の接合端面17とを、接着剤 を塗布した状態で突き合わせる。これにより、柱脚部材11の切欠部16と、梁 部材12の切欠部18とが対向して凹所19が画成される。そして、この凹所1 9に、当接面に接着剤を塗布した接合木板20を埋め込んで固着する。これによ り、門型パネル10が形成される。
【0021】 上記本実施例の柱脚部材11と梁部材12の接合構造によれば、柱脚部材11 と梁部材12との接合端面15、17の突き合わせにより切欠部16、18で画 成された凹所19に接合木板20、20が固着され、すなわち接合部を上方及び 下方から挟み込んで接合する2重構造の接合木板20、20による接合構造とさ れているので、上下方向からのせん断荷重に対して十分な耐力を有する。つまり 、接合端面15、17の上面側及び下面側に大きな圧縮力若しくは引張力が加え られるが、たとえばH形鋼のフランジ部と同様の機能を果たして固着される接合 木板20が、圧縮力若しくは引張力に抗する構造とされている。
【0022】 また、柱脚部材11と梁部材12の接合端面15、17の上下に切欠部16、 18を形成し、切欠部16、18により画成される凹所19に、接合木板20を 埋め込み固着すれば接合が完了するので、現場で容易に施工が行える。
【0023】 なお、上記本実施例は、門型パネル10における柱脚部材11と梁部材12の 接合構造であるが、本考案はこのような門型パネル10に限られることなく、特 に、長いスパンの各種集成木材の接合に好適である。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の集成木材の接合構造によれば、第1、第2の集 成木材の接合端面に切欠部を形成し、かつこれら切欠部を突き合わせることによ り画成された凹所に接合木板が固着され、接合端部間の上面及び下面からの2重 構造の接合木板による接合構造とされているため、接合木板が、たとえばH形鋼 のフランジ部と同様の機能で上下方向のせん断力に対して十分な耐力を果たすの で、比較的長いスパンの集成木材どうしの接合であっても、接合部の耐力や剛性 の向上を図ることができる。
【0025】 また、現場において、第1、第2の集成木材の接合端面の上下に簡単に切欠部 を形成することができ、その切欠部の突き合わせにより画成された凹所に、接合 木板を埋め込み固着すれば接合が完了するため、集成材の接合部の現場加工を簡 単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例が適用された門型パネルの斜
視図である。
【図2】従来の木材の接合構造の第1の実施例を示す要
部斜視図である。
【図3】従来の木材の接合構造の第2の実施例を示す要
部斜視図である。
【符号の説明】
11 柱脚部材(第1の集成木材) 12 梁部材(第2の集成木材) 15 柱脚部材の接合端面 16 柱脚部材の切欠部 17 梁部材の接合端面 18 梁部材の切欠部 19 凹所 20 接合木板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に沿って繊維が延びている複数
    枚の板材を、繊維方向を一致させた状態で積層かつ固着
    してなる一対の集成木材の、長さ方向端部を互いに接合
    する集成木材の接合構造において、 互いに接合される第1、第2の集成木材の接合端面の上
    下に切欠部を形成し、前記第1、第2の集成木材を互い
    に接合端面を突き合わせて対向する前記切欠部により画
    成された凹所に、該凹所と同形状で引張力若しくは上下
    方向に対するせん断力の大きな接合木板を、前記切欠部
    との当接面に接着剤を塗布した状態で埋め込み固着して
    なることを特徴とする集成木材の接合構造。
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