JPH0641823Y2 - 関節アームの原点合わせ治具 - Google Patents

関節アームの原点合わせ治具

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JPH0641823Y2
JPH0641823Y2 JP4000788U JP4000788U JPH0641823Y2 JP H0641823 Y2 JPH0641823 Y2 JP H0641823Y2 JP 4000788 U JP4000788 U JP 4000788U JP 4000788 U JP4000788 U JP 4000788U JP H0641823 Y2 JPH0641823 Y2 JP H0641823Y2
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JP
Japan
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arm
jig
origin
center shaft
origin adjustment
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JP4000788U
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JPH01143377U (ja
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隆司 加藤
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、産業用ロボットなどの関節アームの原点合
わせ用治具に関するものである。
(従来の技術) この種の治具としては、相互に結合されたアームに原点
合わせのために設けられたいんろう部があり、このいん
ろう部に合う突起をもつ棒状のものがよく使われてい
る。そして、一例をあげると第4図及び第5図のよう
に、第1アームaと第2アームbをほぼ一直線になるよ
うに整列させて原点合わせ治具cを当てがい、それぞれ
のアームのいんろう部d、e、fに、原点合わせ治具の
突起g、h、jをはめ込んで、第1アームaの中心線CL
aと第2アームbの中心線CLbを一致させる。これを原点
が合わされた状態として、エンコーダなどアームの位置
を検出するための位置検出器による位置検出の基準とし
ている。
ところが、こうした原点合わせ治具は非常に精度よく製
作されているものであるが、アームやそのいんろう部の
加工誤差やアームの組立誤差などのため、いんろう部に
はめ込めないことがあり、そのため位置検出器の基準位
置調整に非常に手間がかかるという問題がある。
(解決しようとする問題点) この考案は、前述問題点に着目して行われたものであ
り、原点合わせを容易にした、関節アームの原点合わせ
治具を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) この考案の原点合わせ治具は、相互に結合された関節ア
ームの第1アームに少なくとも1個設けられた、原点合
わせ用の嵌合部に合うセンターシャフトがある。
次に、第2アームに少なくとも2個設けられた、原点合
わせ用嵌合部に合う嵌合部をもった棒材があり、その一
端は、センターシャフトの一端を遊嵌できる凹設部にな
っている。この凹設部には、第1アームの長手方向と第
2アームの長手方向との変位を測定する変位測定器が設
けられる。こうして棒状の治具本体が形成される。
そして、センターシャフトと治具本体の二点セットで一
つの原点合わせ治具が形成される。
更に、センターシャフトの、凹設部へ遊嵌される部分と
同じ外径をもつ部分と凹設部に嵌入する部分からなるゼ
ロマスターを加えた、これらセンターシャフト、治具本
体、ゼロマスターの三点セットで、一つの原点合わせ治
具が形成される。
(作用) 原点合わせに先立ち、変位測定器によって凹設部の中心
位置を測定しておく。ゼロマスターをもつ場合は、ゼロ
マスターを治具本体の凹設部にはめ込み、ゼロマスター
の位置に対する変位測定器の指示値を読んでおく。次
に、相互に結合された二つの関節アームをそれぞれの中
心線がほぼ一致するように整列させ、センターシャフト
を第1アームの嵌合部にはめ込み、ゼロマスターを取外
した治具本体を第2アームの嵌合部にはめ込むと同時に
凹設部にセンターシャフトの一端をもはめ込む。そし
て、センターシャフトの位置に対する変位検出の指示を
読む。二つのアームのそれぞれの中心線が一致しておれ
ば、変位検出器の二つの読みは同じであり、中心線が一
致していなければ、二つの読みに差が出る。そして、前
者の場合は、その位置をアームの位置を検出する位置検
出器の原点としてよく、後者の場合は、位置検出器の検
出値にずれがでるので、それがなくなるようアームの位
置を修正することによって原点合わせができる。
(実施例) 二つのアームを結合した水平関節アームの原点合わせ治
具に使用した実施例について第1図〜第3図を用いて説
明する。
第1図は、この水平関節アームの一部破断側面図であっ
て、第1アーム1は第1駆動軸1aと結合され、水平面内
を回動する。第2アーム2は、第1アーム1の先端部に
垂下した第2駆動軸2aと結合され、これまた水平面を回
動する。
第1アームの基部近くの下面に、2段円筒形の浅いいん
ろう部1bが設けられており、第2アームの下面にも適宜
距離をあけて、これまた2段円筒形の浅いいんろう部2b
が2個所設けられている。なおこの実施例では、いんろ
う部1b,2bが原点合わせ用嵌合部に該当している。
センターシャフト3は、一端が第1アーム1のいんろう
部1bの内径に合う外径をした丸棒であり、いんろう部1b
へはめ込んだ後、図示しない固定具で固定される。
治具本体4は、平い矩形断面の棒材5の一端側に、中心
間距離を第2アームのいんろう部2bに合わせて2個の円
形穴5aをあけたものを主材として、この円形穴5aに合う
外径をもち、片側に締付用ナット6と螺合するねじを設
け、更にもう一方側は途中にフランジを持つとともに、
いんろう部2bに合った外径の略円筒状のボス7を、円形
穴5aにはめ込んだうえ、ナット6で締め付けたものであ
る。そして、これらボス7が第2アーム2のいんろう部
2bと合う突起部を有して嵌合部として形成されている。
更に、治具本体4の他の一端には、センターシャフト3
と同時に関節アームに装着した際、センターシャフト3
と合う位置に、センターシャフト3の図上下端を遊嵌さ
せる凹設部8aを設けたブラケット8が、ボルト9で固定
されている。ブラケット8には、第2図に示すように、
治具本体4の長手方向の中心線4aと直角な方向からの切
込部8bが設けられ、固定ねじ10aをもつとともに変位検
出器としてのダイアルゲージ11を案内するガイド材10が
装着されている。そして、ダイアルゲージ11は、固定ね
じ10aを緩めることによって、その探針部をガイド孔10b
内で進退させることができる。
更にゼロマスター12は、第3図に示すようにセンターシ
ャフト3の外径と合う部分12a、凹設部8aの内径に合う
部分12b及びフランジ部12cからなる3段円筒形をなして
いる。
第1アーム1に対する第2アーム2の原点合わせをする
に当り、装着していない治具本体4の凹設部8aにゼロマ
スター12をはめ込み、ダイアルゲージ11の探針部を進退
させて、ゼロマスター12の円筒部12aに接したときの指
示値を読んでおく。
第1アーム1と第2アーム2を水平面内で、ほぼ一直線
になるよう整列させて、センターシャフト3を第1アー
ム1にはめ込む。ナット6、6を外してボス7、7を治
具本体4から取外し、いんろう部2b、2bにはめ込み、ボ
ルト7aで固定する。ボス7、7を治具本体4の棒材5の
穴5aにはめ込み、ナット6、6で固定する。このとき、
センターシャフト3の、図上下側の一端は、凹設部8a中
に遊嵌される。
こうして、治具本体4を装着した後、固定ねじ10aを緩
めてダイアルゲージ11の探針を進退させ、ダイアルゲー
ジ11の指示を読む。この読みとゼロマスター12を装着し
たときの読みに差があるときは、詳細な手順を述べない
が、これにより第1アーム1に対する第2アーム2の回
動位置を検出するエンコーダの検出値にずれがみつかる
ので、このずれがなくなるように第2アーム2の位置を
修正し、その位置を位置検出のための原点とする。
他の実施例として、第1アーム1及び第2アーム2に設
ける嵌合部をいんろう部にすることなく、突起部とし、
治具本体4やセンターシャフト3の嵌合部をいんろう部
にすることもできるが、回動するアームに余分の突起を
設けることは望ましいことではない。治具本体4に設け
る嵌合部は、ボスとナットといった着脱式にすることな
く、固定式としてもよい。凹設部を設けるブラケットも
着脱式にすることなく、固定式にしてもよいが、着脱式
にして水平面内で少なくとも2方向に取付けの向きを変
えられるようにすれば、更に調整容易になる。嵌合部の
構成品の断面形状は、円形に限るものではなく角型であ
ってもよい。変位測定器もダイアルゲージに限るもので
はなく、電気信号出力を得るものとし、その電気信号を
制御装置に入力し、原点合わせの自動化に利用してもよ
い。また、凹設部の中心位置を測定できる測定器であれ
ば、ダイアルゲージ以外のものでもよい。更にまた水平
関節アームのほか垂直関節アームなどにも使用できる。
(効果) 以上のように、この考案の原点合わせ治具を使用すれ
ば、関節アームの原点合わせを行う際、何度も治具を着
脱することやそれに伴う断続的な調整位置検出器の面倒
な調整をすることなく、容易な手順で連続的な原点合わ
せ作業をすることができる。
更に、アーム間の姿勢ずれを定量的に把握できるので、
電気信号出力として得られる場合は、コンピュータなど
を内蔵した制御装置に入力して原点合わせの自動化を図
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、この考案の実施例を示し、第1図は水平
関節アームの一部破断側面図、第2図は第1図のII-II
断面図、第3図はゼロマスターの断面図である。第4図
は従来の水平関節アーム型ロボットの側面図、第5図は
第4図のV−V矢視図である。 図面において、3センターシャフト、4は治具本体、7
はボス(嵌合部)、8aは凹設部、11はダイアルゲージ
(変位測定器)、12はゼロマスターである。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1駆動軸1aと結合されて所定の平面内を
    回動する第1アーム1、および該第1アーム1の先端部
    で第2駆動軸2aと結合されて上記平面と平行な平面内を
    回動する第2アーム2を有する関節アームの原点合わせ
    治具において、 上記第1アーム1に配設された少なくとも1個の原点合
    わせ用嵌合部1bに合うセンターシャフト3と、 上記第2アーム2に距離を有して配設された少なくとも
    2個の原点合わせ用嵌合部2bに合う嵌合部7をもつ棒材
    5と、 該棒材5の一端に設けられ、上記センターシャフト3の
    先端を遊嵌できる凹設部8aと、 該凹設部8aに設けられ、上記第1アーム1の長手方向と
    上記第2アーム2の長手方向との変位を測定する変位測
    定器11と、を備えてなる、上記関節アームの原点合わせ
    治具。
  2. 【請求項2】請求項1記載の関節アームの原点合わせ治
    具において、上記凹設部8aには、ゼロマスター12が着脱
    自在に設けられ、該ゼロマスター12は、上記凹設部8aに
    密接に嵌入される部分12bと、該部分12bと同軸上で連続
    的に形成されかつ上記センターシャフト3の先端部の外
    径と同一外径部分12aと、を有してなる、上記関節アー
    ムの原点合わせ治具。
JP4000788U 1988-03-25 1988-03-25 関節アームの原点合わせ治具 Expired - Lifetime JPH0641823Y2 (ja)

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JPH01143377U JPH01143377U (ja) 1989-10-02
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