JPH052854Y2 - - Google Patents

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JPH052854Y2
JPH052854Y2 JP1987081112U JP8111287U JPH052854Y2 JP H052854 Y2 JPH052854 Y2 JP H052854Y2 JP 1987081112 U JP1987081112 U JP 1987081112U JP 8111287 U JP8111287 U JP 8111287U JP H052854 Y2 JPH052854 Y2 JP H052854Y2
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JP
Japan
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bracket
cylindrical case
adjustment
screwed
sensor
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JP1987081112U
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JPS63190961U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ロール角の調整を簡単且つ正確に
行えるガスレートセンサに関するものである。
〔従来の技術〕
ガスレートセンサは、本体内に設けられたフロ
ーセンサの感温素子(ヒートワイヤ)に向けてガ
ス流を噴出させておき、外部から加わる角速度の
影響により上記ガス流が偏向した時に生じるフロ
ーセンサの出力からその角速度(レート)を検出
するようにしたものである。その際、センサ本体
内のフローセンサがベースに対して水平に固定さ
れていないと検出誤差が生じ、このため第8図に
示すようにガスレートセンサAのロール方向Bを
調整する必要がある。
第9図はそのロール角を調整する方法を示す図
で、通常この種のガスレートセンサAは台座Cに
固定されており、この台座Cにロール角の調整機
構が備えられている。即ち、台座Cの側面にロー
ル方向の長穴Dが設けられ、この長穴Dを通して
ガスレートセンサAがねじEにより固定されてい
る。そして、このねじEを緩めてロール角を調整
した後、そのねじEを緩めるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のガスレートセンサは、上記のようにロー
ル角を調整する場合、その調整機構が台座に設け
られているため、手数が掛かかると共に調整後の
ロール角の確認ができず、また台座のコストが上
昇するという問題点があつた。
この考案は、このような問題点に着目してなさ
れたもので、簡単且つ正確にロール角を調整で
き、また検出システム全体のコスト低下を図つた
ガスレートセンサを提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のガスレートセンサは、センサ本体を
筒状ケースに収納し、この筒状ケースをベース上
に固定された二枚のブラケツト間に挟み込んだガ
スレートセンサにおいて、前記筒状ケースの一端
側はセンサ本体のロール方向の回転軸上の部分を
一方のブラケツトにねじ止めし、筒状ケースの他
端側はねじが切られた複数の突出部材を通して他
方のブラケツトにねじ止めし、その止めねじが通
るブラケツトのガイド穴を前記回転軸を中心とす
る円弧状に形成したものである。
〔作用〕
この考案のガスレートセンサにおいては、セン
サ本体を収納した筒状ケースの一端側のねじ及び
他端側の複数のねじを緩め、この状態で他方のブ
ラケツトのガイド穴に沿つて他端側の複数の突出
部材を回転させることにより、簡単且つ正確にロ
ール角が調整される。
〔実施例〕
第1図はこの考案に係るガスレートセンサの概
略構成を示す平面図である。図中、1は内部にフ
ローセンサ、ピエゾプレート等を備えたヒータ
Assyで、ヒータ組立品となる筒状ケース2の中
に中心軸を同じく収納されている。この筒状ケー
ス2はベース3上に固定された二枚のブラケツト
4,5間にベースに対して水平に挟み込まれてい
るが、その一端側は中央に雌ねじが切られた突出
部6をもつホルダ7により支持され、その突出部
6の雌ねじに一方のブラケツト4がねじ止めされ
ている。また、筒状ケース2の他端側は開口部と
なつており、カバー8で覆われてねじ止めされて
いる。このカバー8の外側には二つの調整ピン9
a,9bを備えたロール角調整部材9が設けられ
ており、各々のピン9a,9bに雄ねじが切られ
ている。また第2図に示すように、他方のブラケ
ツト5には上記各ピン9a,9bが通るガイド穴
10a,10bが設けられ、外側からそれぞれナ
ツト11a,11bによりねじ止めされるように
なつている。このガイド穴10a,10bは、上
記センサ本体1の回転軸の延長線上を中心として
円弧状に形成されている。このように、筒状ケー
ス2の一端側はヒータAssyの回転軸の部分が一
方のブラケツト4にねじ止めされ、他端側はねじ
が切られた複数の調整ピン(突出部材)9a,9
bを通して他方のブラケツト5にねじ止めされて
いる。
第3図は上記ガイド穴10a,10bを設けた
ブラケツトの外形を示す図である。また第4図は
調整ピン9a,9bの詳細形状を示す図、第5図
はこれらのピン9a,9bを取り付けた調整部材
9を示す図である。各ピン9a,9bの先端部分
はテーパ部となつており、中央部分が雄ねじとな
つている。この調整ピン9a,9b及びブラケツ
ト5のガイド穴10a,10bは、三個以上の複
数個設けても良く、また調整部材9に雌ねじが切
られた突出部を設けてブラケツト5の外側から雄
ねじによりねじ止めするようにしても良い。
上記のように構成されたガスレートセンサは、
例えば車輌に搭載され、車輌の右・左折時など角
速度が加わつた時にその角速度の大きさを検出す
るのに使用される。その際、センサ本体1にある
フローセンサのヒートワイヤ一対は、ベース3を
地表に対して水平に設置した時、そのベース3に
垂直となるようにしなければならない。このロー
ル角の調整は、筒状ケース2の一端側をブラケツ
ト4に固定しているねじを若干緩めると共に、筒
状ケース2の他端側をブラケツト5に固定してい
るナツト11a,11bを緩め、ブラケツトの外
側に突出している二つの調整ピン9a,9bを
各々ガイド穴10a,10bに沿つて回転させる
ことにより行う。
第6図は上述したロール角調整の際に使用され
る角度調整治具の概略構成図である。この調整治
具にはブラケツト5を固定するロツクアーム1
2、アイドルギア13、アウトプツトギア14、
調整用ハンドル15等が設けられており、これを
使用する場合には、ブラケツト5に位置決め用の
ガイド穴5a,5bを設けておく必要がある(第
2図,第3図参照)。調整の際には、先ずブラケ
ツト5より突出している各調整ピン9a,9bの
テーパ部に上記アウトプツトギア14に設けられ
たテーパピン受け部を嵌め込むと同時に、第7図
に示すように該治具の背部に設けられた位置決め
用のガイドピン16a,16bを上記ブラケツト
5のガイド穴5a,5bにそれぞれ挿入する。そ
の後、該治具がブラケツト5から脱落しないよう
にロツクアーム12でブラケツト5の周辺部を挟
み込んで固定する。そして、これらの準備を終え
ると、予め図外のロール角測定器にて測定された
ロール角の修正角度分だけハンドル15を回転さ
せ、ロール角を調整する。調整後は確認のため再
度上記ロール角測定器にて測定し、限定値以内に
修正されていればナツト11a,11bを固く締
め直し、その後ロツクアーム12を開放して調整
治具をブラケツト5から取り外す。
このように、ガスレートセンサ自体にロール角
調整機能を有しており、センサ単独で調整処理が
できるため、実車搭載時の調整が不要となり、台
座の調整機構も不要となるので、検出システム全
体としてコストダウンを図ることができる。ま
た、ブラケツト4,5のねじを緩めて各調整ピン
9a,9bをブラケツト5のガイド穴10a,1
0bに沿つて回転させるだけでロール角を調整で
き、精密な測定機上での調整ができるので、簡単
且つ正確にロール角の調整を行うことができる。
その際、角度調整治具は製造治具として繰り返し
使用できるので、高価ではあつても高精度のもの
を製造することができる。また、この角度調整治
具は前述したロール角測定器上にガスレートセン
サに取り付けて乗せられる程度にコンパクトであ
り、ロール角の測定と確認がその測定器上で続け
てでき、タイムロスがない。
なお、上記実施例ではセンサ本体1を収納した
筒状ケース2の一端側をホルダ7の突出部6を介
してねじ止めし、他端側をカバー8に固定した調
整部財9の二つの調整ピン9a,9bを介してね
じ止めした構成としたが、要は筒状ケース2の一
端側の中央部(中心部)に回転軸となるねじ付突
出部(凸部)を設けると共に、筒状ケース2の他
端側には複数のねじ付突出部を設け、その他端側
の複数の突出部と相対するブラケツト5の面にヒ
ータAssy1の回転軸を中心とする円弧状のガイ
ド穴10a,10bを設けた構成であれば良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、セン
サ本体を収納した筒状ケースの一端側をロール方
向に回転可能にねじ止めし、他端側をブラケツト
の円弧状の各ガイド穴を通して複数箇所ねじ止め
して構成したため、簡単且つ正確にロール角を調
整することができ、また台座の調整機構が不要と
なるので、検出システム全体としてコストが低下
するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るガスレートセンサの概
略構成を示す平面図、第2図はその要部を示す斜
視図、第3図は第1図の他方のブラケツトの形状
を示す図、第4図は第1図の調整ピンの詳細図、
第5図はその調整ピンを備えた調整部財の平面
図、第6図はロール角調整の際に使用される角度
調整治具の概略構成図、第7図はその背部を示す
側面図、第8図はロール角調整の説明図、第9図
は従来例を示す構成図である。 1……ヒータAssy、2……筒状ケース、3…
…ベース、4,5……ブラケツト、6……突出
部、7……ホルダ、8……カバー、9……調整部
材、9a,9b……調整ピン(突出部材)、10
a,10b……ガイド穴、11a,11b……ナ
ツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) センサ本体を筒状ケースに収納し、この筒状
    ケースをベース上に固定された二枚のブラケツ
    ト間にベースに対し水平に固定するように挟み
    込んだガスレートセンサにおいて、前記筒状ケ
    ースの一端側はセンサ本体のロール方向の回転
    軸上のボス部分を一方のブラケツトにねじ止め
    し、筒状ケースの他端側はねじが切られた複数
    の突出部材を通して他方のブラケツトにねじ止
    めし、その止めねじが通るブラケツトのガイド
    穴を前記回転軸を中心とする円弧状に形成した
    ことを特徴とするガスレートセンサ。 (2) 突出部材のねじは雌ねじでありブラケツト側
    より雄ねじをねじ込み雄ねじが円弧上ガイド穴
    に内接することを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のガスレートセンサ。
JP1987081112U 1987-05-29 1987-05-29 Expired - Lifetime JPH052854Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987081112U JPH052854Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JP1987081112U JPH052854Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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Publication Number Publication Date
JPS63190961U JPS63190961U (ja) 1988-12-08
JPH052854Y2 true JPH052854Y2 (ja) 1993-01-25

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ID=30932553

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