JPH0355856Y2 - - Google Patents

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JPH0355856Y2
JPH0355856Y2 JP20458885U JP20458885U JPH0355856Y2 JP H0355856 Y2 JPH0355856 Y2 JP H0355856Y2 JP 20458885 U JP20458885 U JP 20458885U JP 20458885 U JP20458885 U JP 20458885U JP H0355856 Y2 JPH0355856 Y2 JP H0355856Y2
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slit plate
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ロボツト、工作機械等に於いて、計
測やフイードバツク制御用の位置検出および回転
角度検出をパルス信号の変化によつて検知する光
学式ロータリエンコーダに於いての固定スリツト
板位置決め調整機構に関する。
(従来の技術) 光学式ロータリエンコーダに於いては、固定ス
リツト板と回転スリツト板のスリツトは所定の同
心度である必要があり、万一所定外で偏心してい
ると回転軸の回転により発生するパルス信号が不
出力パルス信号になつてしまうため、目的とする
回転軸の位置検出および回転角度検出をすること
ができなくなつてしまう。従つて固定スリツト板
と回転スリツト板双方のスリツトを所定の同心度
に位置するために従来は各組込部品の部品精度を
厳しく管理したことにより組込での誤差をおさえ
ていたために各部品の加工費が、高価なものであ
つたばかりでなく、一度各部品を組込んだ后発生
するパルス信号を確認し、発生するパルス信号の
波形が正規であるかを検査し、パルス信号が正規
でない場合は、一度全部組込んだものを再度分解
し固定スリツト板を固着したスリツト調整板を新
たな物と交換して組み替え、再び組込むという不
便を生じていたために組立に非常に時間がかかつ
ていたばかりでなく作業の能率が悪いという問題
があつた。
本考案は上記欠点に鑑み、発生するパルス信号
を検査後パルス信号が正規でない場合でも、組込
んだ完成品を分解して部品組み替えをすることな
くスリツト調整板に固着された固定スリツト板の
スリツトを所定の位置に成すように且つ、各部品
の精度管理を従来と比べてゆるく管理できてなる
光学式ロータリエンコーダを提供する目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するため、本考案は回転軸の
回転量を検出する光学式ロータリエンコーダに於
いて、ケース内に固着される固定スリツト板の周
縁部に当接する位置調整端子を有した治具により
所定の位置決めが出来るように、回転軸の回転中
心で対称となる様に前記ケースの円筒部に複数の
対を成す調整穴を穿設したことを特徴とする光学
式ロータリエンコーダの固定スリツト板位置決め
調整機構である。
(作用) 以上の如く構成された本考案は、ケースの円筒
部に設けられた複数の対を成した調整穴の少なく
とも2対に、例えば第3図のようにマイクロメー
タ11,12,61,62、の先端部13,1
4,63,64、を差し込んでスリツト調整板
(固定スリツト板が重着してある)の周縁部に先
端部13,14,63,64、を当接させ、出力
コード25をオシロスコープ(図示せず)に接続
し、回転軸を回転させながら発生する波形を見な
がら固定スリツト板の位置決め調整を行なう。
本実施例に於いて、例えば3相の場合は発光ダ
イオード10より発せられた光を検出する受光素
子は3個設けられているため、オシロスコープに
現れる波形は第5図で示すようなA相、B相、及
びZ相の3相でありA相はオシロスコープに最初
に出力される波形で、調整の際の基準波形となる
ものである。
B相及びZ相は、例えばエンコーダの仕様に基
づいて設定される波形で、本実施例においては基
準波形のA相より1/4周期遅れて出力されるパル
ス信号がB相であり、1/8周期遅れて出力される
パルス信号がZ相である。
エンコーダの組立直後は、このB相及びZ相の
A相からの位相差(A相の立ち上りを基準にする
とB相、Z相の立ち上りまでの時間的なズレを位
相差という)が、組込部品誤差及び組込み誤差等
によつて上記の仕様通りでないため何らかの手段
にて固定スリツト板の位置を調整し仕様に基づい
た波形が生ずるようにしなければならない。
調整は、固定スリツト板のスリツトの仮想原点
65の位置を正確に回転スリツト板の中心に合致
させることにより行われるが、本考案の固定スリ
ツト板の位置決め調整機構により組立られた状態
で外部より治具を差し込んで行なわれる。
尚、ラフな位置決めは固定スリツト板15の調
整長穴51をピン52に嵌合することにより行な
われるようになつている。
固定スリツト板15のスリツト18の仮想原点
65の位置決めは、スリツト調整板22のラジア
ル方向の上下左右の微動を、円筒部16の内径と
スリツト調整板22の外径の差の範囲でマイクロ
メータ11,12,61,62の回動により行な
うものであり、その際のスリツト調整板22の動
きは、ピン52と嵌合している調整長穴51の働
きにより、ピン52に沿つてスライドする上下の
y方向の動きと、ピン52を支点としてスリツト
調整板22が円弧方向に回動する左右のx方向の
動きの組合わせにて行なわれる。
上記のマイクロメータ11,12,61,6
2、の回動により固定スリツト板15を固着した
スリツト調整板22は上下及びピン52を支店と
した円弧方向(左右)に微調整され、仮想原点6
5が正確に回転スリツトの中心に合致し、最終的
にオシロスコープに表わされるB相及びZ相の波
形が、基準波形A相に対し仕様通りの位相差をも
つて出力されるものとなる。
尚、この様にしてA相、B相、Z相が正規のパ
ルス信号で出力されたならば締付ネジ26,27
にて締付けられ、さらに調整穴17より接着剤を
注入することにより固定スリツト板15を固着し
たスリツト調整板22がケース1内に完全に固着
される。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
1は一方を開放した円筒状のケースでありその
側板2には回転軸3を挿入する穴4が設けられ、
さらに穴4と同中心にベアリング5が嵌合するリ
ング状の段部6が形成されている。またケース1
に於ける側板2の内側部分には、固定スリツト板
固着体7の側面に形成された突起部8と嵌合する
係止孔9が削成されていて、固定スリツト板固着
体7をケース1に嵌入すれば、突起部8と係止孔
9が嵌合して固定スリツト板固着体7はケース1
内に固着される。
一方固定スリツト板固着体7には光源となる発
光ダイオード10が係着され、その側面Aには前
記説明したケース1の係止孔9と嵌合する突起部
8が形成されている。
また側面Bの外縁部には1対の係止穴43,4
4が穿設されており、係止穴43,44はスリツ
ト調整板22の外縁部に穿設されている突起4
5,46と遊嵌される様に成している。
さらにスリツト調整板22には、固定スリツト
板15に穿設された係止孔47,48と嵌合する
係止ピン49,50が設けられ、固定スリツト板
15はその係止孔47,48が係止ピン49,5
0に嵌合することによりスリツト調整板22に確
実に固着されている。尚、スリツト調整板22は
ケース1の内径よりも径小に形成されている。
ケース1には固定スリツト板固着体7及び、固
定スリツト板15が固着されたスリツト調整板2
2が嵌入し、突起部8と係止孔9が嵌合すること
によりケース1内に定着される。この時スリツト
調整板22の周縁部が位置するケース1の円筒部
16には回転軸3の回転中心で対称となる4対合
計8ケで内2対の調整穴17より位置決め調整を
行い他の調整穴17より接着剤を注入するように
形成されている。
固定スリツト板15のスリツト18は、回転軸
3に固着された回転スリツト板19の多数のスリ
ツト20の一部と同一に形成され、発光ダイオー
ド10の正面に位置している。固定スリツト板1
5と固定スリツト板固着体7の〓間21には、回
転軸3に固着された回転スリツト板19が内装さ
れスリツト18と20は発光ダイオード10の正
面にてスラスト方向にわずかの〓間を保つて重な
りあつている。
固定スリツト板15にはスリツト18の他に、
第4図のように、その上縁部に調整長穴51が設
けられ、その両脇には係止孔47,48が形成さ
れている。調整長穴51は固定スリツト板固着体
7の側面Bに設けられたピン52と嵌合し、固定
スリツト板15が固着されたスリツト調整板22
は、ピン52に沿つてスライドする上下のy方向
の動きと、ピン52を支点としてスリツト調整板
22が円弧方向に回動する左右のx方向の動きに
より組合わされている。
スリツト調整板22には回路基板23が固着さ
れ、回路基板23には、発光ダイオード10から
発せられた光を感知する受光素子(図示せず)が
取付けられていて光が回転スリツト板19と固定
スリツト板15のそれぞれのスリツト18,20
を透過する際、回転軸3の回転により(回転スリ
ツト板19の回転)発生するパルスを検出し回転
軸3の回転量を検出する。
24は蓋でありケース1の円筒部16の開放部
端面に嵌合しネジ26,27にて固着される様に
成している。なお蓋24と回路基板23の間には
弾性部材のスペーサー28が挾装され、回路基板
23と蓋24との絶縁の役目を果たし、また蓋2
4の中心部にはベアリング29が嵌合するリング
状の段部30が形成され、さらに回転軸3が挿入
する穴31が設けられている。
回転軸3にはEリング32及び33が固着され
ていてスペーサ34及び35を介してベアリング
5及び29に当接し、回転軸3がスラスト方向に
揺動しないように形成されている。
36はカバーでありケース1に冠着してネジ4
2にて固着され円筒部16及び蓋24の外周を覆
つている。
25は入力端子及び出力端子が束になつたコー
ドである。さらに53はケース1とカバー36の
〓間より水等の侵入を防止するOリングである。
以上のように構成された光学式ロータリエンコ
ーダの固定スリツト板の位置決め調整機構を第3
図の状態斜視図で説明すると、ケース1内に第2
図の分解斜視図の順に(但しカバー36を除く)
組み立てられたものが中央にある光学式ロータリ
エンコーダ37で、該エンコーダ37を治具38
の台39上の所定の位置に移動しないように押さ
え金具40にて押さえている。押さえ金具40は
アーム41の先端部に螺嵌されていてドライバー
等にて上下に動くように形成されている。
またマイクロメーター11,12,61.62
の先端部13,14,63,64は、ケース1の
円筒部16に設けられた2対の調整穴17a,1
7b,17c,17dに挿入され、ケース1内の
スリツト調整板22の周縁部に当接している。
さらにコード25は、外部の計測器であるオシ
ロスコープ(図示せず)に接続されている。
ここで該エンコーダ37の蓋24の固着はネジ
26,27にて行なわれるが、固定スリツト板1
5の位置決め及び固着前は、緩くネジ26,27
が締付けられており、いわばスリツト調整板22
はケース1内で固定スリツト板15の調整長穴5
1方向にわずかにスライドする状態であり、且つ
スリツト調整板22のピン45,46と遊嵌して
いる固定スリツト板固着体7の43,44の係子
穴により上下左右の方向に調整できる状態にあ
る。
即ち、ここで調整長穴51はピン52に沿つて
スライドする上下のy方向の調整及びピン52を
支点としてスリツト調整板22が円弧方向に回動
する左右のx方向の調整により行なわれる。
従つてこの状態でマイクロメータ11,12,
61,62の調整にてスリツト調整板22を位置
調整させることが出来る。
ここで回転軸3を回転させてオシロスコープに
写しだされるパルス信号を見て、正規なパルス信
号が生じるようにスリツト調整板22をマイクロ
メータ11,12,61.62で位置調整を行
う。
この位置調整后は、仮締め状態にあるネジ2
6,27を本締めすることによりケース1内でス
リツト調整板22が容易に動かないように固着さ
れる。
さらにスリツト調整板22及び固定スリツト板
15が完全にケース1内に固定されるように、調
整穴(全箇所)に接着剤を注入する。
(考案の効果) 以上のように本考案の光学式ロータリエンコー
ダに於ける固定スリツト板の位置決め調整機構
は、固定スリツト板に調整長穴が設けてあるため
調整長穴を固定スリツト板固着体のピンに嵌合さ
せることにより、固定スリツト板をピンに沿つて
スライド及びピンを支店に回動させることが出来
るようになつたため、従来、難しいとされていた
位相調整がきわめて簡単に出来、回転軸を回転さ
せてパルス信号を発生させ、その波形をオシロス
コープにて確認しながらマイクロメータにて固定
スリツト板の位置決めを行なうことが出来るため
作業が極めて容易になり、従来の組込み方法であ
つた分解による部品組み替えとは作業能率が異な
り熟練作業を必要とせず且つ、安価な光学式ロー
タリエンコーダを提供することができるようにな
つた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
同分解斜視図、第3図は固定スリツト板15の位
置決め調整を行つている状態斜視図、第4図は固
定スリツト板の拡大図、第5図はオシロスコープ
に出力される波形図である。 1……ケース、3……回転軸、7……固定スリ
ツト板固着体、11,12,61,62……マイ
クロメータ、15……固定スリツト板、17,1
7a,17b,17c,17d……調整穴、22
……スリツト調整板、38……治具、43,44
……遊嵌穴、45,46……ピン、51……調整
長穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸の回転量を検出する光学式ロータリエン
    コーダに於いて、ケース内に固着される固定スリ
    ツト板の周縁部に当接する位置調整端子を有した
    治具により所定の位置決めが出来るように、回転
    軸の回転中心で対称となる様に前記ケースの円筒
    部に複数の対を成す調整穴を穿設したことを特徴
    とする光学式ロータリエンコーダの固定スリツト
    板位置決め調整機構。
JP20458885U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0355856Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20458885U JPH0355856Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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JP20458885U JPH0355856Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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JPS62111615U JPS62111615U (ja) 1987-07-16
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JP20458885U Expired JPH0355856Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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