JPH0641815Y2 - 間隔片付エアーハンマ - Google Patents

間隔片付エアーハンマ

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JPH0641815Y2
JPH0641815Y2 JP4963189U JP4963189U JPH0641815Y2 JP H0641815 Y2 JPH0641815 Y2 JP H0641815Y2 JP 4963189 U JP4963189 U JP 4963189U JP 4963189 U JP4963189 U JP 4963189U JP H0641815 Y2 JPH0641815 Y2 JP H0641815Y2
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JP
Japan
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piston
cleaned
air
tip
cylinder
Prior art date
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JP4963189U
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JPH02143184U (ja
Inventor
正明 取違
啓一 岩本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、鋳物等の表面に付着する酸化スケール等を除
去・清掃するために使用されるエアーハンマ、殊に間隔
片を先端部に取付けたエアーハンマに関する。
従来の技術 従来より、鋳物等の表面に付着した酸化スケールを清掃
する手段として、圧縮空気を供給することにより高速で
往復動(振動)するエアーハンマが利用されている。こ
のようなエアーハンマの構造及び動作を以下第2図〜第
5図に基づいて説明すると、図中、符号1は圧縮空気供
給口、2はシリンダ、3はピストンであって、エアーハ
ンマのシリンダ2には、図示しない圧縮空気源に接続さ
れた圧縮空気供給口1、及びこの供給口1より下方に空
気抜穴4が設けられている。
また、シリンダ2の上部には押え蓋5が配置され、上方
からシリンダカバー6が螺合されている。シリンダカバ
ー6と押え蓋5との間にはスプリング7が介装されてい
る。
そして、シリンダ2内に挿入されたピストン3内部には
上方が開口しピストン軸方向にピストン3の下方端近く
まで延びる穴3′、及び同穴3′の下方部に連通して側
方に開口する空気穴8が穿設されている。
なお、第2図ないし第5図中に示す矢印は圧縮空気の流
れ、3″はピストン3頭部のツバ部を夫々示す。
第2図において圧縮空気供給口1からシリンダ2内に圧
縮空気を供給すると、シリンダ2内に挿入されたピスト
ン3のツバ部3″が圧縮空気を受けピストン3が上昇す
る。そして、ピストン3が上死点近傍まで上昇すると、
ピストン3下方の先端部近傍の空気穴8及び穴3′を通
ってピストン3の頭部(ピストン3と押え蓋5の空間)
へ圧縮空気か流入し、ピストン3の頭部を圧縮(第4図
参照)するので、ピストン3は急激に下降する。
更に、ピストン3の空気穴8がシリンダ2の空気抜穴4
の位置まで下降した時(第5図参照)には、ピストン3
頭部の圧縮空気が穴3′を通り、空気穴8から空気抜穴
4を経て大気へ排出される(後記するように被清掃物
(図示せず)との衝突後のピストン3の上昇を容易にす
るため)ので、ピストン3頭部の空気圧が急激に低下す
るが、ピストン3はその慣性により下降を続ける。
一方、ピストン3が下降すると、再び第2図に示す状態
となり、鋳物等の被清掃物表面との衝突による反発力と
ピストン3のツバ部3″に作用する圧縮空気供給口1か
らの圧縮空気により上昇し、前述した一連の動作を繰返
す。
考案が解決しようとする課題 ところが、従来例で説明したエアーハンマは、ピストン
3が高速で振動している状態(清掃時)で、強制的に被
清掃物へのエアーハンマの押付力を大きく(ピストン3
先端部の突出量を小さく)していくと、ある特定の位置
でピストン3を押し上げようとする圧力(第1図中の
P1)とピストンを突出させようとする圧力(第1図中の
P2)がバランスしてピストンの振動が停止する現象が起
こる。そのため、一旦、圧縮空気の供給を停止し、かつ
ピストン3を中立点押上圧力P1と突出圧力P2がバランス
する位置からずらして再度圧縮空気を供給して再起動さ
せる必要がある。即ち、このエアーハンマは、通常、作
業員の手で被清掃物に押し当てながら使用するので、多
かれ少なかれハンマを支持する力が不均一となってエア
ーハンマと被清掃物の間隔を一定に保つ事が困難であ
り、前記中立点が殊にシリンダ2の先端より被清掃物側
にある場合は、前述した如くピストンの停止状態がしば
しば起こり、作業能率が悪くなる不都合がある。
そこで、この対策として、ピストン3を短くするかシリ
ンダ2を長くして前記中立点がシリンダ2の先端より内
側(シリンダカバー6側)に位置するようにすることが
考えられるが、どちらにしてもピストン3のストローク
が短かくなるので実用的でない。
課題を解決するための手段 本考案は、このような従来の課題を解決するために、圧
縮空気を供給して高速で往復動可能なピストンにて鋳物
等の被清掃物表面に振動を与えるエアーハンマにおい
て、前記ピストン先端部を出し入れするシリンダキャッ
プの周囲にピストン軸方向に並行して間隔片を取付け
て、間隔片の該軸方向の長さをピストン工程中、シリン
ダ内に戻すための押上力及び被清掃物へ押付けるための
突出力のバランスするピストン先端部近傍の中立点位置
よりも被清掃物側に長く延ばしたものである。
作用 このような手段によれば、エアーハンマのシリンダキャ
ップの先端部に間隔片を取付け、ピストンの先端部近傍
に生じる中立点よりもその間隔片を長く延ばすので、清
掃の途中でピストンが被清掃物表面の規制による中立の
状態になることが回避され、従って、ピストンは継続し
て往復運動することができる。
実施例 以下第1図を参照して、本考案の一実施例について詳述
する。
しかして、本考案によれば、ピストン01の先端部を出し
入れするシリンダ02先端、即ちシリンダキャップ02aの
周囲には、下端部が被清掃物03に直接接触するよう、ピ
ストン軸方向に並行した、少なくとも2つ以上の間隔片
04が取付けられている。
この場合、これら間隔片04の形状は、矩形又は横断面略
円弧状とされ、その下端部には回動自在にボールベアリ
ング05が嵌合されており、また、その上端部は、ボルト
06の螺合によりシリンダ02側面に密接して固定される。
そして、このように取付けた間隔片04のピストン軸方向
長さは、前述の如くピストン01の行程中、シリンダ02内
に戻すための押上力P1及び清掃物03へ取付けるための突
出力P2のバランスする、ほぼ、ピストン01下端部(先端
部)近傍に生じる中立点位置よりも、被清掃物03側に長
く延ばされている。
このことにより、間隔片04を介してエアーハンマのシリ
ンダ02は被清掃物03表面との距離(間隔)が常に定位置
に設定されることとなる。
次にその作用について説明する。
図には押上力P1及び突出力P2がバランスした状態、即ち
中立の状態を示しており、このとき、ピストン01の中立
点はピストン01先端部近傍の被清掃物03表面よりもシリ
ンダキャップ02a寄りのある位置(図示せず)に存在し
ている。
このような場合に、ボルト06の螺合でシリンダキャップ
02aの周囲に取付けられた間隔片の下端部(先端部)
が、少なくとも前記中立点位置よりも被清掃物03側に長
く延ばされているため、換言すれば、中立点位置は間隔
片04により、それよりも常時、シリンダキャップ02a寄
りに配置が保たれるため、清掃作業中には決してピスト
ン01の中立点位置で被清掃物03表面が接触・衝突するこ
とがない。
従って、従来の如くピストン01の振動が押上力P1と突出
力P2のバランス状態下で停止するという現象を確実に回
避することができる。
このため、停止後になす必要のあった圧縮空気の供給の
一時停止、並びにピストン01を中立点からずらして後
の、圧縮空気再供給といった対策を講じる必要が全く解
消できる。
更に、前述の如く被清掃物03と接触する間隔片04の先端
部にボールベアリング05を配設しているので、清掃作業
中は常に一定の間隔(高さ)を保持しつつエアーハンマ
の水平方向への操作が容易となる。
考案の効果 以上詳述したように、本考案によれば、エアーハンマの
先端部にボールベアリング付の間隔片を取付けただけの
簡単な構造でありながらエアーハンマのピストンの中立
点が間隔片の先端より内側に位置するようにしているた
め、清掃中にピストンの中立点上に被清掃物の表面が位
置することがない。そのためエアーハンマは、清掃作業
中に停止することがなく、一旦振動を開始すると圧縮空
気の供給を停止しない限り振動を続けることができる。
さらに、被清掃物の表面と接触する間隔片の先端部にボ
ールベアリングを配置しているため、エアーハンマの走
査が容易であり、よって清掃能力が著しく向上する。
また、従来では、エアーハンマの連続的な振動により作
業員は時間の経過と共に疲労が伴い、反発力に対しての
押付け力にムラやムダが多くなるが、本考案により間隔
片を常時被清掃物表面に直接接触した状態で作業を継続
できるので、振動の一部を間隔片を介して被清掃物へ伝
達・吸収させることが可能であり、しかも集中してエア
ーハンマを支持できるため、作業に伴う労力を軽減する
と共に安定して効率的な清掃を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による間隔片付エアーハンマの一例を示
す要部構造断面図、第2図は従来のエアーハンマのピス
トンが押上げられる前の状態図、第3図はそのピストン
が押上げられた後の状態図、第4図はそのピストンが突
出する前の状態図、第5図はそのピストンが突出した後
の状態である。 01……ピストン、02……シリンダ、02a……シリンダキ
ャップ、03……被清掃物、04……間隔片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮空気を供給して高速で往復動可能なピ
    ストンにて鋳物等の被清掃物表面に振動を与えるエアー
    ハンマにおいて、前記ピストン先端部を出し入れするシ
    リンダキャップの周囲にピストン軸方向に並行して間隔
    片を取付けて、間隔片の該軸方向の長さをピストン行程
    中、シリンダ内に戻すための押上力及び被清掃物へ押付
    けるための突出力のバランスするピストン先端部近傍の
    中立点位置よりも被清掃物側に長く延ばしたことを特徴
    とする間隔片付エアーハンマ。
JP4963189U 1989-04-28 1989-04-28 間隔片付エアーハンマ Expired - Lifetime JPH0641815Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4963189U JPH0641815Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 間隔片付エアーハンマ

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JP4963189U JPH0641815Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 間隔片付エアーハンマ

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Publication Number Publication Date
JPH02143184U JPH02143184U (ja) 1990-12-05
JPH0641815Y2 true JPH0641815Y2 (ja) 1994-11-02

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JP4963189U Expired - Lifetime JPH0641815Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 間隔片付エアーハンマ

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JPH02143184U (ja) 1990-12-05

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