JPH064168U - キャブ内扇風機取付構造 - Google Patents
キャブ内扇風機取付構造Info
- Publication number
- JPH064168U JPH064168U JP11316391U JP11316391U JPH064168U JP H064168 U JPH064168 U JP H064168U JP 11316391 U JP11316391 U JP 11316391U JP 11316391 U JP11316391 U JP 11316391U JP H064168 U JPH064168 U JP H064168U
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- fan
- mounting
- cab
- bracket
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この考案は、油圧ショベル等の建設機械のキャ
ブ内に扇風機を取付けるためのキャブ内扇風機取付構造
である。 【構成】平面ほぼ四角形の基板11を有するブラケット
10に、一側近傍に予め一定に定めた複数個の取付孔1
3、14を設け、これに隣接する主面には、保持する扇
風機の取付構造に対応した扇風機取付用の孔群15を設
けており、このブラケット10の上記取付孔13、14
をキャブ1内の被取付面に形成された取付用の孔21、
22と整合してネジ止め等により固着することを特徴と
する。扇風機取付用の孔群15は、保持する扇風機の種
類に対応して各種のものを設定しておけば、最適のブラ
ケットを選択してキャブ内に扇風機を取り付けることが
できる。 【効果】取付構造の異なる扇風機に対しても、ブラケッ
トを使用することによりキャブへの改造を行わずに取付
けることが可能となる。
ブ内に扇風機を取付けるためのキャブ内扇風機取付構造
である。 【構成】平面ほぼ四角形の基板11を有するブラケット
10に、一側近傍に予め一定に定めた複数個の取付孔1
3、14を設け、これに隣接する主面には、保持する扇
風機の取付構造に対応した扇風機取付用の孔群15を設
けており、このブラケット10の上記取付孔13、14
をキャブ1内の被取付面に形成された取付用の孔21、
22と整合してネジ止め等により固着することを特徴と
する。扇風機取付用の孔群15は、保持する扇風機の種
類に対応して各種のものを設定しておけば、最適のブラ
ケットを選択してキャブ内に扇風機を取り付けることが
できる。 【効果】取付構造の異なる扇風機に対しても、ブラケッ
トを使用することによりキャブへの改造を行わずに取付
けることが可能となる。
Description
【0001】
この考案は油圧ショベル等の建設機械のキャブ内に扇風機を取付けるためのキ ャブ内扇風機取付構造に関する。
【0002】
油圧ショベル等の建設機械では、キャブ内の換気を図るため扇風機の取付けを 必要とする場合があるが、装着される扇風機は地域、国によってさまざまであり 、その取付け部の寸法、形式も多様である。 そのために従来は、扇風機をキャブ内に取付ける場合に以下のようにして行わ れていた。 すなわち、例えば図4に示すキャブ1内の適当な被取付面、例えば柱2A〜2 C、あるいは天井2D〜2Eや側壁面2F等に、座板を溶接し、その座板に、保 持する扇風機の寸法に合った孔を穿設し、この孔を介して座板に扇風機をボルト で固定したり、あるいはキャブ1内の適当な柱、あるいは天井等に扇風機取付け 用の孔を開け、これに扇風機をボルトで直接、固定する方法が行われていた。 しかし、前者の方法では、キャブ1内の被取付面に座板を溶接する工事が必要 となり、これを避けるために初めからキャブ1内の被取付面に座板を取着してお くと、取付け寸法の異なる扇風機には役に立たず、扇風機を取付けない場合は美 観、視界の妨げとなる欠点がある。 後者の方法でも、取付け寸法の異なる別の扇風機を取付ける場合には同様に役 に立たなくなる。
【0003】
この考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、取付のための種々の寸 法、方式の異なる扇風機に対しても、キャブ自体への改造を行うことなくキャブ への取付けを容易に行うことが可能なキャブ内扇風機取付構造を提供することを 目的とする。
【0004】
この考案は上記課題を解決するため、キャブ内の被取付面に着脱自在としたブ ラケットを介して扇風機を取付ける手段を講じた。 すなわち、この考案は、 (a).キャブ内に一定の取付用の孔を設ける、 (b).該取付用の孔と整合し固定可能な取付孔と、保持する扇風機に対応した扇風 機取付部とを形成したブラケットを設ける、 (c).キャブ内に取付ける扇風機に応じて上記扇風機取付部が合致するブラケット を選択しキャブ内の被取付面に固着してなる、 という技術的手段を講じている。
【0005】
ブラケットは保持する扇風機に応じて各種配置の扇風機取付部が形成されたも のを予め複数種類用意してある。 従って、キャブ内に取り付けるに際しては、保持する扇風機に対応した扇風機 取付部が形成されているブラケットを選択して、キャブ内の被取付面に固定する 。 このブラケットの取付孔は、常にキャブ内の被取付面に形成された取付用の孔 と整合するので、キャブ内への扇風機の取付が容易となる。
【0006】
以下にこの考案のキャブ内扇風機取付構造の好適実施例を図面参照しながら説 明する。 図1はこの考案の一実施例に係わるキャブ内扇風機取付構造の斜視図、図3( a)は正面側の面、同(b)はその反対側の面を示す斜視図であり、これら図中 、10はブラケットであって、平面ほぼ四角形の基板11と、これと直交する突 出片12とからなっている。
【0007】 これは、図4に示すキャブ1内の柱2A〜2Cへ取付けるためであり、偏平な 壁面(天井2D,2Eや側壁面2F等)に取付ける場合には基板11だけを設け た構造であってもよい。 この場合、基板11は、扇風機取付用のスペースを背面に有して偏平な壁面に 取り付けることができるよう、アングル状や凸状等に曲成されたものであっても よい。 また、突出片12に代えてあるいは突出片と共に適宜形状の補助取付け片を設 けてもよいこと勿論である。 そして、本実施例では、図2に示す後窓の近傍の柱2Bにボルトまたはビス等 を介して取付けるための孔21、22が直交する各面にそれぞれ所定間隔に複数 個(図示例では3個づつ)穿設されている。
【0008】 一方、ブラケット10の基板11の一側近傍と突出片12には、上記柱の孔2 1、22に外側から整合するよう所定間隔に配置された取付孔13、14がそれ ぞれ3個づつ対応して設けられている。 更に、これら取付孔13、14に隣接する基板11の主面には、扇風機取付部 として例示する取付孔群15が穿設されている。
【0009】 このブラケット10は、その基板11及び突出片12に形成された上記取付孔 13、14を前記柱2BのL字状の被取付面に形成された取付用の孔21、22 (図示例ではネジ孔)とそれぞれ整合し、図1に示すように、これにボルト(ま たはビス)31を貫通して両者を固着してキャブ内の上記柱2Bに取り付ける。
【0010】 次いで、基板11の扇風機取付用の孔群15に所定の車載用扇風機(図示せず )をネジ止めする等して固定する。 なお、ここで図2に示すように、被取付面の取付用の孔21または22の1つ (図示例では基板の背面側となる面の孔22の一つ)をハーネス3を導出するた めの導通孔として利用しているが、上記孔22と同列に孔を穿ってそれを導通孔 としてもよい。 また、キャブ内に取り付けた扇風機を、取付構造の異なる扇風機と交換する場 合には、前記取付け済みのブラケットに代えて、交換する扇風機の取付構造に合 わせた扇風機取付用の孔群を有するブラケットを用いればよく、簡単に交換する ことができる。 なお、上記実施例では扇風機取付部として複数の孔を示したが、フックその他 の取付構造が設けられているものであってもよい。
【0011】
以上の構成からなっているので、この考案のキャブ内扇風機取付構造によれば 、複数個の取付孔、および扇風機取付部の形成されたブラケットを介して扇風機 を取付けるようにしたから、寸法、方式等の異なる取付構造の扇風機であっても 、ブラケットを交換するだけでキャブ内に容易に取付けることができ有益である 。 また、ブラケットは、キャブ内の被取付面への取付孔が共通するので、成形に 際しては、予め上記取付孔を有するブラケットを量産しておくことができ、それ ぞれに保持する扇風機の取付構造に合わせた孔等の取付構造を形成すればよい。 そして、扇風機の取付に際してはキャブ自体への改造が不要となる。 更に、扇風機を取り付けない場合であっても、キャブ内の被取付面には取付用 の孔だけが残るので、美観や視界を損なう虞れもない。
【図1】キャブ内の柱にブラケットを固着したこの考案
の実施例を示す斜視図である。
の実施例を示す斜視図である。
【図2】扇風機が取り付けられるキャブ内の被取付面の
一例を示す斜視図である。
一例を示す斜視図である。
【図3】ブラケットの一実施例を示す斜視図である。
【図4】油圧ショベル等の建設機械のキャブの一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1 キャブ 10 ブラケット 11 基板 12 突出片 13、14 取付孔 15 扇風機取付用の孔群 21、22 取付用の孔
Claims (3)
- 【請求項1】 キャブ内に一定の取付用の孔を設け、該
取付用の孔と整合し固定可能な取付孔と、保持する扇風
機に対応した扇風機取付部とを形成したブラケットを設
けて、キャブ内に取付ける扇風機に応じて上記扇風機取
付部が合致するブラケットを選択しキャブ内の被取付面
に固着してなることを特徴とするキャブ内扇風機取付構
造。 - 【請求項2】 キャブ内の取付用の孔が柱の直交する面
にそれぞれ形成されており、 ブラケットが平面ほぼ四角形をなす基板と、その裏面の
略中央で直交して突出する突出片とからなって、基板の
一側近傍と突出片に複数個の取付孔を有し、基板でこれ
に隣接する主面に扇風機取付け孔が複数穿設された板体
を具備してなることを特徴とする請求項1に記載のキャ
ブ内扇風機取付構造。 - 【請求項3】 キャブ内の取付用の孔が、ブラケットの
取付孔と整合可能となっており、扇風機がブラケットに
形成された複数の扇風機取付用の孔により連結されてお
り、キャブへの改造を不要としたことを特徴とする請求
項1に記載のキャブ内扇風機取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991113163U JP2542378Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | キャブ内扇風機取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991113163U JP2542378Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | キャブ内扇風機取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064168U true JPH064168U (ja) | 1994-01-18 |
JP2542378Y2 JP2542378Y2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=14605150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991113163U Expired - Lifetime JP2542378Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | キャブ内扇風機取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542378Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015034393A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-02-19 | 日立建機株式会社 | 旋回式建設機械 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4322840Y1 (ja) * | 1964-10-31 | 1968-09-26 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP1991113163U patent/JP2542378Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4322840Y1 (ja) * | 1964-10-31 | 1968-09-26 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015034393A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-02-19 | 日立建機株式会社 | 旋回式建設機械 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2542378Y2 (ja) | 1997-07-23 |
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Legal Events
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