JPH0641525Y2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents

内視鏡の先端部

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JPH0641525Y2
JPH0641525Y2 JP1988133308U JP13330888U JPH0641525Y2 JP H0641525 Y2 JPH0641525 Y2 JP H0641525Y2 JP 1988133308 U JP1988133308 U JP 1988133308U JP 13330888 U JP13330888 U JP 13330888U JP H0641525 Y2 JPH0641525 Y2 JP H0641525Y2
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JP
Japan
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optical fiber
fiber bundle
hole
endoscope
blocks
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JP1988133308U
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JPH0253702U (ja
Inventor
健一 大原
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は内視鏡の先端部に関し、特に、複数のブロッ
クを接合して先端部本体を形成した内視鏡の先端部の構
造の改良に関するものである。
[従来の技術] 近年、内視鏡の先端部本体は、電気安全性確保のために
表面側の部分を合成樹脂製のブロックで形成し、機械的
強度確保のために内側の部分を金属製のブロックで形成
している。
第3図は、従来の内視鏡の先端部を示しており、先端部
本体の合成樹脂ブロック31aと金属ブロック31bとは接着
により一体に接合されている。そして、両ブロック31a,
31bにまたがって穿設された貫通孔32内に照明用光学繊
維束33の一端部が挿通されて、固定ねじ34によって固定
されている。観察用光学繊維束35の一端部も、案内管36
を介して同様に貫通孔37内に挿通されて固定ねじ38によ
って固定されている。また、送水チューブ39と送水ノズ
ル40とが、互いに連通するように合成樹脂ブロック31a
に接着固定されている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上述のような従来の内視鏡の先端部は、合成樹
脂ブロック31aと金属ブロック31bとの接着、及び樹脂ブ
ロック31aと送水チューブ39との接着に僅かでも不完全
接合部があると、第3図の矢印Aに示されるように、送
水チューブ39内の水が不完全接合部を通って照明用光学
繊維束33出射端面部等に付着して、照明光量を著しく減
衰させてしまう欠点があった。また、観察用光学繊維束
35に対しても同様の問題が発生して、観察光学系にくも
りが生じる場合があった。
この考案は、そのような従来の欠点を解消し、先端部本
体の隣接するブロック間の接合部から光学繊維束に水分
が侵入しない、耐久性の優れた内視鏡の先端部を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案の内視鏡の先端部
は、光学繊維束の一端が固定される先端部本体を、複数
のブロックを接合することにより形成すると共に、上記
光学繊維束が嵌挿される太さの貫通孔を上記の各ブロッ
クにまたがって穿設し、その貫通孔に光学繊維束の一端
部を挿通して固定した内視鏡の先端部において、上記貫
通孔に、隣接するブロックにまたがり両端部が各ブロッ
クの途中に位置するように内径の太い太径部を形成し
て、上記貫通孔と略同一内径を有すると共に上記太径部
の内径と略同じ外径を有し上記太径部の長さと略同じ長
さの連結パイプを上記太径部内に嵌挿して接着固定し、
上記光学繊維束の一端部をその連結パイプ内に嵌挿した
ことを特徴とする。
[作用] 貫通孔の、隣接するブロックにまたがる部分に連結パイ
プが嵌挿して接着固定されているので、ブロック間の接
合部に水分が入り込んだ場合でも、貫通孔内へは、連結
パイプによって遮られていて水分は侵入できず、光学繊
維束等に対しては影響を及ぼさない。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第1図は内視鏡の先端部の側面断面図、第2図はその斜
視図である。
先端部本体1は、外面に露出する前半部が電気絶縁性の
合成樹脂ブロック1aで形成され、外面に露出しない後半
部が金属ブロック1bで形成されている。これら両ブロッ
ク1a,1bにまたがって、幾つかの貫通孔2,3,4が穿設され
ている。
そのうちの、照明用光学繊維束5の一端部が挿通される
貫通孔2には、両ブロック1a,1bにまたがり、両端部が
各ブロック1a,1bの途中に位置するように、内径の太い
太径部2aが形成されている。また、観察用光学繊維束6
の一端部が挿通される貫通孔3にも、両ブロック1a,1b
にまたがって、内径の太い太径部3aが形成されている。
そして、これら太径部2a,3aに各々連結パイプ7,8を嵌挿
した状態で、両ブロック1a,1b及び両連結パイプ7,8が接
着剤により接合されている。
この接着組立は、一工程で簡単に行うことができ、しか
も、連結パイプ7,8の外周の全長に充分に接着剤を塗布
した状態で良好な接着状態を得ることができる。また、
連結パイプ7,8が、位置決めの役割を果して、両ブロッ
ク1a,1bを正確な位置関係で接合することができる。
そして、合成樹脂ブロック1aの外周には先端フード6が
螺着され、金属ブロック1bには、遠隔操作により屈曲自
在な湾曲部10が連結されている。
上記各連結パイプ7,8の内径は、各貫通孔2,3とほぼ同一
内径であり、貫通孔2,3の内径より細くない寸法に形成
されている。
また、第1図に示されるように、各連結パイプ7,8の外
径は、太径部2a,3a内に嵌挿されるように太径部2a,3aの
内径とほぼ同じ径であり、各連結パイプ7,8の長さは太
径部2a,3aの長さとほぼ同じに形成されている。
そして、一方の貫通孔2と連結パイプ7内にまたがって
照明用光学繊維束5が嵌挿れ、他方の貫通孔3内と連結
パイプ8内にまたがって対物光学系の案内管11が嵌挿さ
れている。
照明用光学繊維束5の出射端面に対向して、照明光の配
光角を拡げる凹レンズ12が、合成樹脂ブロック1aの表面
と略同一面になるように、受け13を介して接着固定され
ている。そして、照明用光学繊維束5は、金属ブロック
1bに螺合する固定ねじ14によって貫通孔2及び連結パイ
プ7内に動かないように固定されている。
案内管11の前端部には、対物レンズ15を収容した対物鏡
枠16が接着固定され、その表面に設けられたカバーガラ
ス17は、合成樹脂ブロック1aの表面と略同一面になるよ
うに接着固定されている。また、案内管11の後半部内に
は、観察用光学繊維束6の前端部分が嵌挿されており、
金属ブロック1bに螺合する固定ねじ18によって、案内管
11と共に貫通孔3及び連結パイプ8内に動かないように
固定されている。
さらにもう一つの貫通孔4内には、雌ねじが螺設された
管状のノズル受け19が合成樹脂ブロック1a内部にインサ
ートされており、合成樹脂ブロック1aの表面に突設され
たノズル20の足部が、ノズル受け19に螺合して接着固定
されている。また、その貫通孔4内には、送水チューブ
21が、後方から、金属ブロック1b内を通って、ノズル受
け19に当接して、合成樹脂ブロック1a内に達して貫通孔
4内に接着固定されている。
本実施例の内視鏡の先端部は、このように構成されてい
るので、接着不良などによって送水チューブ21内の水分
が合成樹脂ブロック1aと金属ブロック1bとの間に入り込
むようなことがあっても、合成樹脂ブロック1aと金属ブ
ロック1bにまたがって、連結パイプ7,8が接着固定され
ているので、その水分は貫通孔2,3内へは侵入すること
ができない。
なお、上記実施例においては、連結パイプ7,8を照明用
光学繊維束5及び観察用光学繊維束6に双方の取り付け
部分に設けたが、本考案はこれに限定されるものではな
く、照明用光学繊維束5及び観察用光学繊維束6のいず
れか一方の取り付け部分に連結パイプを設けたものであ
ってもよい。
[考案の効果] 本考案の内視鏡の先端部によれば、先端部本体の隣接す
るブロックの接合部から光学繊維束に水分が侵入せず、
照明光量の減衰や観察光学系のくもりなどが発生しな
い、耐久性の優れた先端部を得ることができる優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の側面断面図、 第2図はその斜視図、 第3図は従来の内視鏡の先端部の側面断面図である。 1……先端部本体、1a……合成樹脂ブロック、1b……金
属ブロック、3,4……貫通孔、5……照明用光学繊維
束、6……観察用光学繊維束、7,8……連結パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学繊維束の一端が固定される先端部本体
    を、複数のブロックを接合することにより形成すると共
    に、上記光学繊維束が嵌挿される太さの貫通孔を上記の
    各ブロックにまたがって穿設し、その貫通孔に光学繊維
    束の一端部を挿通して固定した内視鏡の先端部におい
    て、 上記貫通孔に、隣接するブロックにまたがり両端部が各
    ブロックの途中に位置するように内径の太い太径部を形
    成して、上記貫通孔と略同一内径を有すると共に上記太
    径部の内径と略同じ外径を有し上記太径部の長さと略同
    じ長さの連結パイプを上記太径部内に嵌挿して接着固定
    し、上記光学繊維束の一端部をその連結パイプ内に嵌挿
    したことを特徴とする内視鏡の先端部。
JP1988133308U 1988-10-11 1988-10-11 内視鏡の先端部 Expired - Lifetime JPH0641525Y2 (ja)

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JPH0253702U JPH0253702U (ja) 1990-04-18
JPH0641525Y2 true JPH0641525Y2 (ja) 1994-11-02

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0728851B2 (ja) * 1991-02-14 1995-04-05 株式会社東芝 内視鏡装置
JP3569342B2 (ja) * 1995-04-11 2004-09-22 ペンタックス株式会社 内視鏡の先端部
JP5404258B2 (ja) * 2009-09-01 2014-01-29 Hoya株式会社 内視鏡先端部のフード取付構造

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JPS59177401U (ja) * 1983-05-13 1984-11-27 旭光学工業株式会社 内視鏡の送気送水装置
JPH0345682Y2 (ja) * 1986-12-25 1991-09-26

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