JPH0641380Y2 - ショック音防止回路 - Google Patents
ショック音防止回路Info
- Publication number
- JPH0641380Y2 JPH0641380Y2 JP1989005643U JP564389U JPH0641380Y2 JP H0641380 Y2 JPH0641380 Y2 JP H0641380Y2 JP 1989005643 U JP1989005643 U JP 1989005643U JP 564389 U JP564389 U JP 564389U JP H0641380 Y2 JPH0641380 Y2 JP H0641380Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- amplifier
- circuit
- power supply
- mute
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、テープレコーダなどの電源投入時におけるシ
ョック音防止回路に関するもので、特にIC化に適すると
共に低消費電力化を計ったショック音防止回路に関す
る。
ョック音防止回路に関するもので、特にIC化に適すると
共に低消費電力化を計ったショック音防止回路に関す
る。
(ロ)従来の技術 一般に、商用電源を利用した据え置き型のテープレコー
ダのショック音防止回路は、第2図の如き構成となって
いる。第2図の回路は、入力端子(1)からの音声信号
が、ラインアンプ(2)で増幅された後、IC(3)の外
付ピン(4)を介して出力端子(5)に導出される構成
となっている。第1電源(6)は、スイッチ(7)の開
閉に応じて電源電圧をラインアンプ(2)及びミュート
制御回路(8)に印加するものである。又、第2電源
(9)はパネル表示(時計等)の為に常時、使用される
ものであり、前述の電源投入に拘らず、ミュート制御回
路(8)には第2電源(9)からの電圧が印加されてい
る。第2図において、スイッチ(7)を閉じると、第1
電源(6)からの電源電圧がラインアンプ(2)及びミ
ュート制御回路(8)に印加される。前記ミュート制御
回路(8)は、すでに動作電圧が印加されているので、
前記電源電圧が印加されると、それに応じてすぐにミュ
ート信号をミュート用トランジスタ(10)のベースに印
加する。すると、前記ミュート用トランジスタ(10)が
オン、出力端子(5)が接地される。
ダのショック音防止回路は、第2図の如き構成となって
いる。第2図の回路は、入力端子(1)からの音声信号
が、ラインアンプ(2)で増幅された後、IC(3)の外
付ピン(4)を介して出力端子(5)に導出される構成
となっている。第1電源(6)は、スイッチ(7)の開
閉に応じて電源電圧をラインアンプ(2)及びミュート
制御回路(8)に印加するものである。又、第2電源
(9)はパネル表示(時計等)の為に常時、使用される
ものであり、前述の電源投入に拘らず、ミュート制御回
路(8)には第2電源(9)からの電圧が印加されてい
る。第2図において、スイッチ(7)を閉じると、第1
電源(6)からの電源電圧がラインアンプ(2)及びミ
ュート制御回路(8)に印加される。前記ミュート制御
回路(8)は、すでに動作電圧が印加されているので、
前記電源電圧が印加されると、それに応じてすぐにミュ
ート信号をミュート用トランジスタ(10)のベースに印
加する。すると、前記ミュート用トランジスタ(10)が
オン、出力端子(5)が接地される。
一方、第1電源(6)から印加されるで電圧に応じて該
ラインアンプ(2)は動作を開始するが、増幅器が安定
するまでの過度状態において、ノイズを出力端に発生す
る。しかしながら、前記ノイズの発生に比べ、ミュート
制御回路(8)及びミュート用トランジスタ(10)の動
作が早いので、前記ノイズが出力端子(5)に発生する
ことは無く、ショック音の防止を計ることが出来る。
ラインアンプ(2)は動作を開始するが、増幅器が安定
するまでの過度状態において、ノイズを出力端に発生す
る。しかしながら、前記ノイズの発生に比べ、ミュート
制御回路(8)及びミュート用トランジスタ(10)の動
作が早いので、前記ノイズが出力端子(5)に発生する
ことは無く、ショック音の防止を計ることが出来る。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところで、第2図の回路においては、ミュート制御回路
(8)を常時動作させる為の第2電源(9)が必要とな
る為、消費電力が増大するという問題があった。この場
合、商用電源を用いた据え置き型の装置では、あまり問
題とならないが、ポータブル用の電池を電源とした装置
では問題となる。
(8)を常時動作させる為の第2電源(9)が必要とな
る為、消費電力が増大するという問題があった。この場
合、商用電源を用いた据え置き型の装置では、あまり問
題とならないが、ポータブル用の電池を電源とした装置
では問題となる。
更に、第2図の回路においては、ラインアンプ(2)の
動作が早い場合、ノイズが漏れるという問題もあった。
動作が早い場合、ノイズが漏れるという問題もあった。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、電源と、該
電源の投入に応じて充電されるコンデンサと、前記コン
デンサの端子電圧と前記電源に応じた基準電圧とを比較
する比較回路と、前記電源からの電圧を動作電圧とし、
前記比較回路の比較出力に応じて動作を開始する増幅器
と、前記電源からの電圧を動作電圧とし、電源投入に応
じてミュート信号を発生するミュート制御回路と、該ミ
ュート制御回路の出力信号に応じて、前記増幅器の出力
端子を接地するミュート回路とから成ることを特徴とす
る。
電源の投入に応じて充電されるコンデンサと、前記コン
デンサの端子電圧と前記電源に応じた基準電圧とを比較
する比較回路と、前記電源からの電圧を動作電圧とし、
前記比較回路の比較出力に応じて動作を開始する増幅器
と、前記電源からの電圧を動作電圧とし、電源投入に応
じてミュート信号を発生するミュート制御回路と、該ミ
ュート制御回路の出力信号に応じて、前記増幅器の出力
端子を接地するミュート回路とから成ることを特徴とす
る。
(ホ)作用 本考案に依れば、電源投入に応じたコンデンサの立ち上
がり電圧を利用し、増幅器の動作開始を遅らせているの
で、前記増幅器から発生するノイズをミュート回路によ
って完全に遮断出来ると共に単一電源で動作させること
が出来る。
がり電圧を利用し、増幅器の動作開始を遅らせているの
で、前記増幅器から発生するノイズをミュート回路によ
って完全に遮断出来ると共に単一電源で動作させること
が出来る。
(ヘ)実施例 第1図は、本考案の一実施例を示す回路図で、(11)は
電源、(12)は制御信号に応じて開閉するスイッチ、
(13)は入力端子(14)からの音声信号を増幅し、IC
(3)に外付けされたコンデンサ(15)を有する第1増
幅器、(16)はバッファ、(17)は該バッファ(16)の
出力信号を更に増幅する第2増幅器、(18)は前記電源
(11)から印加される電源電圧を分圧抵抗(19)及び
(20)で分圧して得た基準電圧と前記コンデンサ(15)
の端子電圧との比較を行う比較回路、(21)は前記比較
回路(18)の比較出力に応じて第2増幅器(17)に電流
を供給する電流ミラー回路(22)を駆動する駆動トラン
ジスタである。
電源、(12)は制御信号に応じて開閉するスイッチ、
(13)は入力端子(14)からの音声信号を増幅し、IC
(3)に外付けされたコンデンサ(15)を有する第1増
幅器、(16)はバッファ、(17)は該バッファ(16)の
出力信号を更に増幅する第2増幅器、(18)は前記電源
(11)から印加される電源電圧を分圧抵抗(19)及び
(20)で分圧して得た基準電圧と前記コンデンサ(15)
の端子電圧との比較を行う比較回路、(21)は前記比較
回路(18)の比較出力に応じて第2増幅器(17)に電流
を供給する電流ミラー回路(22)を駆動する駆動トラン
ジスタである。
尚、第1図において第2図と同一の回路素子については
同一の符号を付し、説明を省略する。
同一の符号を付し、説明を省略する。
次に動作を説明する。第1図において、スイッチ(12)
を閉じると、電源(11)からの電圧が、第1増幅器(1
3)、比較回路(18)、電流ミラー回路(22)及びミュ
ート制御回路(8)に印加される。第1増幅器(13)に
電圧が加わると、内部の回路が動作するが、コンデンサ
(15)への充電は遅れて開始される。前記コンデンサ
(15)の端子電圧は、比較回路(18)に加わり、分圧抵
抗(19)及び(20)の接続点の基準電圧Vrefと比較され
る。前記基準電圧Vrefは、充分高く設定されているの
で、比較回路(18)のトランジスタ(23)がオン、トラ
ンジスタ(24)がオフする。前記トランジスタ(24)が
オフすると、駆動トランジスタ(21)がオフし、電流ミ
ラー回路(22)も動作を停止する。その為、第2増幅器
(17)は動作せず、電源投入に伴う自身のノイズの発生
は無く、又前段の第1増幅器(13)の出力ノイズを後段
に伝えることは無い。これと同時に、電源(11)からの
電圧がミュート制御回路(8)に加わると、該ミュート
制御回路(8)からミュート信号が発生し、ミュート用
トランジスタ(10)がオンする。その為、出力端子
(5)にノイズが発生することは無く、より確実にショ
ック音の防止を計ることが出来る。
を閉じると、電源(11)からの電圧が、第1増幅器(1
3)、比較回路(18)、電流ミラー回路(22)及びミュ
ート制御回路(8)に印加される。第1増幅器(13)に
電圧が加わると、内部の回路が動作するが、コンデンサ
(15)への充電は遅れて開始される。前記コンデンサ
(15)の端子電圧は、比較回路(18)に加わり、分圧抵
抗(19)及び(20)の接続点の基準電圧Vrefと比較され
る。前記基準電圧Vrefは、充分高く設定されているの
で、比較回路(18)のトランジスタ(23)がオン、トラ
ンジスタ(24)がオフする。前記トランジスタ(24)が
オフすると、駆動トランジスタ(21)がオフし、電流ミ
ラー回路(22)も動作を停止する。その為、第2増幅器
(17)は動作せず、電源投入に伴う自身のノイズの発生
は無く、又前段の第1増幅器(13)の出力ノイズを後段
に伝えることは無い。これと同時に、電源(11)からの
電圧がミュート制御回路(8)に加わると、該ミュート
制御回路(8)からミュート信号が発生し、ミュート用
トランジスタ(10)がオンする。その為、出力端子
(5)にノイズが発生することは無く、より確実にショ
ック音の防止を計ることが出来る。
そして、この状態からコンデンサ(15)の充電が進む
と、比較回路(18)が反転し、トランジスタ(23)がオ
フ、トランジスタ(24)がオンする。前記トランジスタ
(24)がオンすると、駆動トランジスタ(21)がオン
し、電流ミラー回路(22)が動作するので第2増幅器
(17)が動作を開始する。この場合、第2増幅器(17)
の出力端にノイズが発生するが、ミュート用トランジス
タ(10)がまだオンしているので、出力端子(5)にノ
イズが発生することは無い。この後、第1及び第2増幅
器(13)及び(17)は、安定したバイアス状態となるの
で、その後ミュート制御端子(25)からの制御信号に応
じて、自動的にミュート用トランジスタ(10)をオフさ
せ、ミュートを解除する。
と、比較回路(18)が反転し、トランジスタ(23)がオ
フ、トランジスタ(24)がオンする。前記トランジスタ
(24)がオンすると、駆動トランジスタ(21)がオン
し、電流ミラー回路(22)が動作するので第2増幅器
(17)が動作を開始する。この場合、第2増幅器(17)
の出力端にノイズが発生するが、ミュート用トランジス
タ(10)がまだオンしているので、出力端子(5)にノ
イズが発生することは無い。この後、第1及び第2増幅
器(13)及び(17)は、安定したバイアス状態となるの
で、その後ミュート制御端子(25)からの制御信号に応
じて、自動的にミュート用トランジスタ(10)をオフさ
せ、ミュートを解除する。
従って、この状態から音声信号が入力されれば安定に増
幅された良好な音声信号を出力端子(5)に導出させる
ことが出来る。
幅された良好な音声信号を出力端子(5)に導出させる
ことが出来る。
尚、第1図の説明においては、第2増幅器(17)の動作
を遅らせる手段として、第1増幅器(13)のコンデンサ
(15)を用いたが、本考案はこれに限定されるものでは
無い。一般に第2増幅器(17)の前段には増幅用の他
に、AGCの検波用や平滑用のコンデンサが配置されてい
るので、それらの内、適当なものを選択すれば良い。
を遅らせる手段として、第1増幅器(13)のコンデンサ
(15)を用いたが、本考案はこれに限定されるものでは
無い。一般に第2増幅器(17)の前段には増幅用の他
に、AGCの検波用や平滑用のコンデンサが配置されてい
るので、それらの内、適当なものを選択すれば良い。
(ト)考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば単一の電源を用いた装
置に用いて好適なショック音防止回路を提供することが
出来る。又、本考案に依れば電源投入に応じて増幅器の
動作を停止させると共に出力端子を接地させているの
で、ショック音の完全な防止を計ることが出来る。更に
増幅器の動作を遅らせる遅延手段として他の目的で既に
配置されている回路のコンデンサを利用すれば、ICの外
付回路及びピン数の増加を招くことが無く、IC化に好適
である。
置に用いて好適なショック音防止回路を提供することが
出来る。又、本考案に依れば電源投入に応じて増幅器の
動作を停止させると共に出力端子を接地させているの
で、ショック音の完全な防止を計ることが出来る。更に
増幅器の動作を遅らせる遅延手段として他の目的で既に
配置されている回路のコンデンサを利用すれば、ICの外
付回路及びピン数の増加を招くことが無く、IC化に好適
である。
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、及び第2図は
従来のショック音防止回路を示す回路図である。 (5)…出力端子、(8)…ミュート制御回路、(10)
…ミュート用トランジスタ、(11)…電源、(15)…コ
ンデンサ、(17)…第2増幅器、(18)…比較回路。
従来のショック音防止回路を示す回路図である。 (5)…出力端子、(8)…ミュート制御回路、(10)
…ミュート用トランジスタ、(11)…電源、(15)…コ
ンデンサ、(17)…第2増幅器、(18)…比較回路。
Claims (1)
- 【請求項1】電源と、 該電源の投入に応じて充電されるコンデンサを備えた第
1増幅器と、 前記電源の電圧を分圧する分圧回路と、 該分圧回路の出力電圧と前記コンデンサの端子電圧とを
比較する比較回路と、 前記電源からの電圧を動作電圧として動作する第2増幅
器と、 前記比較回路の出力信号に応じて前記第2増幅器に前記
動作電圧を供給する供給手段と、 前記電源からの電圧を動作電源とし、電源投入に応じて
ミュート信号を発生するミュート制御回路と、 該ミュート制御回路の出力信号に応じて、前記第2増幅
器の出力端子を接地するミュートトランジスタと、 から成り、前記電源の投入に応じて前記第2増幅器の出
力端子を接地した後に前記第2増幅器に前記動作電圧を
供給するようにしたことを特徴とするショック音防止回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989005643U JPH0641380Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | ショック音防止回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989005643U JPH0641380Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | ショック音防止回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0295916U JPH0295916U (ja) | 1990-07-31 |
JPH0641380Y2 true JPH0641380Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31209195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989005643U Expired - Lifetime JPH0641380Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | ショック音防止回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641380Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58210703A (ja) * | 1982-06-01 | 1983-12-08 | Sanyo Electric Co Ltd | シヨツク音防止回路 |
JPS5973817U (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-19 | 三洋電機株式会社 | シヨツク音防止回路 |
-
1989
- 1989-01-20 JP JP1989005643U patent/JPH0641380Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0295916U (ja) | 1990-07-31 |
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