JPH0722898Y2 - ポップ音防止回路 - Google Patents

ポップ音防止回路

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JPH0722898Y2
JPH0722898Y2 JP13180089U JP13180089U JPH0722898Y2 JP H0722898 Y2 JPH0722898 Y2 JP H0722898Y2 JP 13180089 U JP13180089 U JP 13180089U JP 13180089 U JP13180089 U JP 13180089U JP H0722898 Y2 JPH0722898 Y2 JP H0722898Y2
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JP
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amplifier
differential amplifier
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turned
circuit
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JP13180089U
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JPH0370412U (ja
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雅憲 藤沢
弘 小島
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、電源のオンオフ時に発生するポップ音を防止
するポップ音防止回路に関するものである。
(ロ)従来の技術 一般に、前段の増幅器の増幅出力を後段の増幅器で増幅
する、電源が共通とされた2段の増幅器において、電源
が過渡状態となると、2段の増幅器が不安定な状態とな
り、前段の増幅器の出力ノイズが後段の増幅器によって
更に増幅され、所謂ポップ音が発生してしまうことにな
る。そこで、従来から、ポップ音が発生しない様に、電
源のオン時の過渡状態においては、前段の増幅器がオン
した後に後段の増幅器をオンし、また電源のオフ時の過
渡状態においては、後段の増幅器をオフしてから前段の
増幅器をオフする工夫がなされている。具体的には、コ
ンデンサの充放電に基づく遅延を利用することによっ
て、2段の増幅器のオンオフタイミングを制御し、これ
によって、ポップ音の発生を防止していた。
(ハ)考案が解決しようとする課題 コンデンサを使用することによって、2段の増幅器から
ポップ音が発生するのを防止する場合、前記コンデンサ
の容量は、数百μF程度に設定されていた。そこで、前
記コンデンサを使用したポップ音防止回路を、携帯用ヘ
ッドフォンステレオ等の小型機器に使用する場合、前記
コンデンサの大きさが支障となって、前記小型機器を更
に小型軽量化することが困難となる問題点があった。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、前記問題点を解決する為になされたものであ
り、増幅器と、該増幅器の後段の差動増幅器とを有し、
前記増幅器と前記差動増幅器との電源が共通とされた増
幅回路において、電源をオンオフするための電源スイッ
チのオンに基づいて前記差動増幅器の動作電流源を動作
可能な状態とし、且つ、前記電源スイッチのオフに基づ
いて前記動作電流源を非動作状態とすべく、前記動作電
流源に接続されたスイッチング回路と、前記電源スイッ
チのオン時、前記スイッチング回路の動作に基づいて前
記動作電流源を第1の所定時間遅延させて動作状態とす
べく、前記動作電流源に接続された第1の遅延回路と、
前記電源スイッチのオフ時、前記スイッチング回路の動
作に基づいて前記動作電流源を第2の所定時間遅延させ
て非動作状態とすべく、前記電源に接続された第2の遅
延回路と、を備え、前記電源スイッチのオン時、前記増
幅器を安定動作させた後に前記差動増幅器を動作させ、
前記電源スイッチのオフ時、前記差動増幅器の動作を停
止させた後に前記増幅器の動作を停止させ、前記差動増
幅器の出力からポップ音が発生するのを防止したことを
特徴とする。
(ホ)作用 本考案によれば、電源スイッチのオン時、前段の増幅器
を安定動作させた後に後段の差動増幅器を動作させ、前
記電源スイッチのオフ時、前記差動増幅器の動作を停止
させた後に前記増幅器の動作を停止させ、これより、前
記差動増幅器の出力からポップ音が発生するのを防止で
きる。
(ヘ)実施例 本考案の詳細を図面に従って説明する。
図面は本考案回路を示す回路図である。
図面において、(1)(2)は差動トランジスタであ
り、前記差動トランジスタ(1)のベースは抵抗(3)
及び電源(4)を介してアースされ、前記差動トランジ
スタ(2)のベースは抵抗(5)を介して前記抵抗
(3)の一端と接続されている。(6)(7)は電流ミ
ラー回路を構成するトランジスタであり、前記トランジ
スタ(6)(7)のコレクタは前記差動トランジスタ
(1)(2)のコレクタと接続され、前記トランジスタ
(6)(7)のエミッタは電源ライン(8)と接続され
ている。(9)は定電流源であり、前記電源ライン
(8)と接続される。(10)(11)(12)は電流ミラー
回路を構成するトランジスタであり、前記トランジスタ
(10)のコレクタは前記定電流源(9)と接続され、前
記トランジスタ(11)のコレクタは前記差動トランジス
タ(1)(2)の共通エミッタと接続され、前記トラン
ジスタ(10)(11)(12)のエミッタはアースされる。
トランジスタ(13)は、ベースが前記差動トランジスタ
(1)のコレクタと接続され、エミッタが前記電源ライ
ン(8)と接続され、コレクタが抵抗(14)を介して前
記差動トランジスタ(2)のベースと接続されると共に
前記トランジスタ(12)のコレクタと接続される。前記
構成より差動増幅器が構成されており、端子(15)に所
定の信号が入力されると、該信号は前段の増幅器(25)
によって増幅された後に後段の差動増幅器によって増幅
され、出力される様になっている。
(17)は、電源(18)の供給をオンオフするための電源
スイッチ、(19)は、容量が20μF程度のコンデンサ
(第2の遅延回路)である。スイッチング回路としての
トランジスタ(20)は、ベースが抵抗(21)を介して前
記電源ライン(8)と接続され、エミッタが前記電源
(18)と接続され、コレクタが抵抗(22)を介してアー
スされる。また、スイッチング回路としてのトランジス
タ(23)は、ベースが前記トランジスタ(20)のコレク
タと接続され、コレクタが前記トランジスタ(10)(1
1)(12)のベースと接続され、エミッタがアースされ
る。(24)は、容量が2.2μF程度のコンデンサ(第1
の遅延回路)である。以上の如く構成された本実施例に
おいて、前記電源(18)の定格電圧を3ボルトとし、前
記増幅器(25)及び前記差動増幅器の動作限界電圧を、
前記定格電圧の60%即ち1.8ボルトとする。
まず、電源スイッチ(17)をオン(閉成)すると、コン
デンサ(19)が電源(18)によって一瞬にしてチャージ
され、トランジスタ(20)(23)がオフし、コンデンサ
(24)が、定電流源(9)で定まる電流でチャージを開
始する。コンデンサ(24)の両端電圧がトランジスタ
(10)(11)(12)のベース・エミッタ間電圧0.65ボル
トまでチャージされると、トランジスタ(10)(11)
(12)がオンして前記差動増幅器はオンする訳である
が、ここで、コンデンサ(24)の両端電圧が増幅器(2
5)の動作安定後に0.65ボルトとなる様に、コンデンサ
(24)の容量は、定電流源(9)で定まる電流に基づい
て設定されている。従って、電源スイッチ(17)をオン
しても、増幅器(25)の動作が安定してから後段の差動
増幅器がオンする為、電源スイッチ(17)のオン時の過
渡状態において、増幅器(25)の出力ノイズが後段の差
動増幅器で増幅される誤動作がなくなり、これより、ポ
ップ音の発生が防止されることになる。次に、電源スイ
ッチ(17)をオフ(開放)すると、コンデンサ(19)が
ディスチャージを開始する。コンデンサ(19)の両端電
圧が、ディスチャージによって2.35ボルトになると、ト
ランジスタ(20)(23)がオンし、トランジスタ(10)
(11)(12)がオフし、前記差動増幅器はオフする。こ
こで、前段の増幅器(25)は、コンデンサ(19)の両端
電圧が1.8ボルトに下降するまで不安定動作になること
はない。従って、電源スイッチ(17)をオフしても、後
段の差動増幅器がオフしてから前段の増幅器(25)がオ
フする為、電源スイッチ(17)のオフ時の過渡状態にお
いて、増幅器(25)の出力ノイズが後段の差動増幅器で
増幅される誤動作がなくなり、これより、ポップ音の発
生が防止されることになる。尚、電源スイッチ(17)の
オフ時においても、抵抗(21)にはオフ電流IOFFが流れ
てしまう。そこで、抵抗(21)の抵抗値を600kΩ程度に
設定すれば、オフ電流IOFFは約4μAとなり、この程度
の電流なら暗電流として無視できることになる。
以上より、電源をオン又はオフした時の過渡状態におい
て、差動増幅器からポップ音が発生することが防止され
る。更に、コンデンサ(19)(24)の容量を小さくする
ことが可能な構成である為、本考案回路は、携帯用ヘッ
ドフォンステレオ等の小型機器を更に小型軽量化するの
に有効である。
尚、第1図回路は、コンデンサ(19)(24)を外付部品
としてIC化することが可能である。
(ト)考案の効果 本考案によれば、電源をオン又はオフした時の過渡状態
において、差動増幅器からポップ音が発生するのを防止
することが可能となる。更に、第1及び第2の遅延回路
としてコンデンサを用いた場合、該コンデンサの容量を
小さくできる為、本考案回路を携帯用ヘッドフォンステ
レオ等の小型機器に使用すれば、該小型機器を更に小型
軽量化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案回路を示す回路図である。 (17)……電源スイッチ、(18)……電源、(19)(2
4)……コンデンサ、(20)(23)……トランジスタ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】増幅器と、該増幅器の後段の差動増幅器と
    を有し、前記増幅器と前記差動増幅器との電源が共通と
    された増幅回路において、 電源をオンオフするための電源スイッチのオンに基づい
    て前記差動増幅器の動作電流源を動作可能な状態とし、
    且つ、前記電源スイッチのオフに基づいて前記動作電流
    源を非動作状態とすべく、前記動作電流源に接続された
    スイッチング回路と、 前記電源スイッチのオン時、前記スイッチング回路の動
    作に基づいて前記動作電流源を第1の所定時間遅延させ
    て動作状態とすべく、前記動作電流源に接続された第1
    の遅延回路と、 前記電源スイッチのオフ時、前記スイッチング回路の動
    作に基づいて前記動作電流源を第2の所定時間遅延させ
    て非動作状態とすべく、前記電源に接続された第2の遅
    延回路と、を備え、 前記電源スイッチのオン時、前記増幅器を安定動作させ
    た後に前記差動増幅器を動作させ、前記電源スイッチの
    オフ時、前記差動増幅器の動作を停止させた後に前記増
    幅器の動作を停止させ、前記差動増幅器の出力からポッ
    プ音が発生するのを防止したことを特徴とするポップ音
    防止回路。
  2. 【請求項2】前記第1の所定時間は、前記増幅器を安定
    動作させた後に前記差動増幅器を動作させるのに要する
    時間であり、前記第2の所定時間は、前記増幅器の動作
    を停止させる以前に前記差動増幅器の動作を停止させる
    のに要する時間であることを特徴とする請求項(1)記
    載のポップ音防止回路。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2の遅延回路は、コンデン
    サであることを特徴とする請求項(1)記載のポップ音
    防止回路。
JP13180089U 1989-11-13 1989-11-13 ポップ音防止回路 Expired - Lifetime JPH0722898Y2 (ja)

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JP13180089U JPH0722898Y2 (ja) 1989-11-13 1989-11-13 ポップ音防止回路

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JPH0370412U JPH0370412U (ja) 1991-07-15
JPH0722898Y2 true JPH0722898Y2 (ja) 1995-05-24

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