JPH0641118B2 - 吸着型ロボツトハンドを備えたパネル材の搬出装置 - Google Patents

吸着型ロボツトハンドを備えたパネル材の搬出装置

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JPH0641118B2
JPH0641118B2 JP60171179A JP17117985A JPH0641118B2 JP H0641118 B2 JPH0641118 B2 JP H0641118B2 JP 60171179 A JP60171179 A JP 60171179A JP 17117985 A JP17117985 A JP 17117985A JP H0641118 B2 JPH0641118 B2 JP H0641118B2
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JP
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robot hand
frame
suction
panel material
panel
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章裕 牧野
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、位置決め保持されたパネル材を、吸着ヘッド
を備えたロボットハンドで吸着して搬出する、吸着型ロ
ボットハンドを備えたパネル材の搬出装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば、自動車のパネル材としてのウインドウパ
ネルをロボットに取り付けたロボットハンドの吸着ヘッ
ドで吸着把持し、車体の窓開口に自動組付する場合につ
いて説明する。
第5図にはウインドウパネルWをロボットハンド1で搬
出するシステムが示されている。図において、符号2は
ロボットのロボットアーム、3はロボットアーム2の先
端に取付けられロボットハンド1を支持するハンドル、
4は支持台であって、ウインドウパネルWをその両端か
ら挟持する固定コマ5と可動コマ6との組を複数備えて
おり、デパレタイズされたウインドウパネルWをこの固
定コマ5及び可動コマ6で位置決め保持するものであ
る。符号7は可動コマ6を進退させるエアシリンダ、8
はウインドウパネルWを上側から押圧するパネル押え、
10はロボットハンド1の複数の吸着ヘッドである。
そして、ロボットのティーチング動作により、支持台4
上のウインドウパネルWをロボットハンド1で下方から
吸着把持して搬出し(図中Z方向、以下「作動方向」と
いう)、その後、車体に持ち来たしてウインドウパネル
Wの自動組付を行うものである。なお、この種の装置は
特開昭59−97886号公報に開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、この従来の搬出装置にあっては、支持台4に
ウインドウパネルWを位置決めし、ロボットのティーチ
ング動作によってウインドウパネルWの所定位置を吸着
把持するようにしてはいるものの、吸着ヘッド10に対
するウインドウパネルWの位置ずれが生じることがあっ
て、そのため、車体の窓開口に対するウインドウパネル
Wの組付位置がずれてしまい、精度が悪いという問題点
があった。
それは、第6図に示すように、ウインドウパネルWに曲
率のバラツキがあり、特に長手方向においては顕著に現
われるので、吸着ヘッド10が同時にウインドウパネル
Wに当接しないことがあって、そのため、先に当接した
吸着ヘッド10に生じる反力によって、ロボットアーム
2やハンドル3が多少なりとも非作動方向に傾いたり動
いたりして(第6図中2点鎖線)、吸着ヘッド10とウ
インドウパネルWとの相対位置関係が狂ってしまい、他
の吸着ヘッド10がウインドウパネルWの所定位置を吸
着できないからである。
そこで、本発明の技術的課題は、吸着ヘッド10とウイ
ンドウパネルW(パネル材)との相対的位置関係を正確
なものにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段
は、支持台(40)に位置決め保持されたパネル材
(W)を、ロボットハンド(20)に備えた吸着ヘッド
(23)により吸着して吸着方向へ搬出するロボットハ
ンドを備えたパネル材の搬出装置において、 前記ロボットハンド(20)には、前記吸着ヘッド(2
3)を吸着面に平行な方向へ遊動可能に支持されたフレ
ーム(22b)に取り付け、一方、前記支持台(40)
側には、前記吸着ヘッド(23)が前記パネル材(W)
に吸着する位置で、前記フレーム(22b)に対して遊
動抑制方向へ当接押圧して、前記吸着方向と直交する方
向への前記フレーム(22b)の動きを拘束するストッ
パ部材(47,48)を設けたことを特徴とするもので
ある。
〔作用〕
この装置によれば、支持台(40)に位置決め保持され
たパネル材(W)をロボットハンド(20)に備えた吸
着ヘッド(23)によって吸着する際に、吸着位置で支
持台側に設けたストッパ部材(47,48)がロボット
ハンド(20)の遊動可能に形成されたフレーム(22
b)に当接し、遊動抑制方向へ押圧して、吸着方向と直
交する方向へのフレーム(22b)の動きを拘束し、ロ
ボットハンド(20)に設けた吸着ヘッド(23)の非
吸着方向への動きを拘束するため、パネル材(W)から
受ける反力によって生じる吸着ヘッド(23)の非吸着
方向への動きが抑止され、パネル材(W)の所定位置を
正確に吸着して、そのままパネル材(W)を吸着方向へ
搬送できるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例に係る搬出装置を添付図面に示す
装置例に基づいて説明する。
第1図及び第2図には、従来と同様に、パネル材として
のウインドウパネルWを搬出する装置が示されている。
この装置は、ロボットハンド20と支持台40とを備え
ている。
ロボットハンド20は、車体の窓開口にウインドウパネ
ルWを遊動させながら取付けることができるよう構成さ
れ、第1図に示すように、ロボットアーム2のハンドル
3に取付けられるベース部材21と、枠状の第一フレー
ム22a及び第二フレーム22bからなりベース部材2
1に遊動可能に支持される可動部材22と、この可動部
材22の第二フレーム22bに取付けられる吸着ヘッド
23とを備えてなる。符号24は第一フレーム22aを
ベース部材21に対して回転可能(図中R方向)に支持
するベアリング部である。また、符号25,26はテー
ブルとベッドからなる複数のスライダであって、第二フ
レーム22bを第一フレーム22aに対して左右、上下
方向(図中X,Y方向)に遊動可能に支持するものであ
る。符号27,28,29は、夫々所定の圧力のエアに
より常時伸長及び祝しようさせた一対のエアシリンダか
らなり、互いの基端部を結合したエアシリンダ装置であ
る。エアシリンダ装置27はベース部材21から延びた
アーム30及び第一フレーム22aに架設され、エアシ
リンダ装置28は1つのスライダ25,26の組を結合
するコネクタ(図示せず)及び第一フレーム22aに架
設され、エアシリンダ装置29は他のスライダ25,2
6の組を結合するコネクタ31及び第二フレーム22b
に架設される。そして、このエアシリンダ装置27,2
8,29は第一フレーム22a及び第二フレーム22b
をベース部材21に対して所定位置に位置決めすると共
に、回転R方向及び左右、上下(X,Y)方向に夫々付
勢している。また、第二フレーム22bの長手方向両側
には転動面が外側に突出しY軸に沿って軸支されるロー
ラ32,33が取付けられている。第2図に示すよう
に、このローラ32,33の外側の転動面間の距離Mは
所定のものに設定される。
支持台40は、従来で示したと同様に、支持脚41に固
定コマ42と可動コマ43との組を複数取付けてなる。
可動コマ43はエアシリンダ45によって進出可能に設
定され、ウインドウパネルWの一端部を押圧して他端部
を固定コマ42に当接せしめ、固定コマ42と共働して
ウインドウパネルWを挟持して位置決めするものであ
る。
また、支持脚41には内側に向って一対のストッパ部材
47,48が取付けられている。このストッパ部材4
7,48は、その先端部を円弧面状に形成してなり、ロ
ボットハンド20の吸着位置においてローラ32,33
に夫々接して第二フレーム22bを拘束するように円弧
面の頂部間の距離Nを、ローラ32,33間の距離Mと
略同寸法にして設定される。尚、符号8はパネル押えで
ある。
そして、ロボットハンド20はロボットのティーチング
動作により図中Z方向(作動方向)に移動せしめられ支
持台40上のウインドウガラスWを下側から吸着するよ
う設定される。
従って、この装置によれば、先ず、デパレタイズされた
ウインドウパネルWを支持台40上に位置決め保持す
る。
次に、ロボットハンド20がウインドウパネルWの下側
から図中Z方向に移動する。この場合、第2図に示すよ
うに、ローラ32,33はストッパ部材47,48の円
弧面上をこれに案内されながら転動し、ウインドウパネ
ルWの吸着位置においてストッパ部材47,48の頂部
間に拘束されるので、第二フレーム22bのX方向の動
きが拘束される。このとき、第3図に示すように、仮
に、第二フレーム22bがベース部材21に対して遊動
していたとしても(図中2点鎖線)、第二フレーム22
bはローラ32,33を介してストッパ部材47,48
に案内されて拘束されるので、ウインドウパネルWに対
して所定位置に確実に設定される。
この状態において吸着ヘッド23が作動してウインドウ
パネルWを吸着する。この場合、ウインドウパネルWに
曲率のバラツキがあって、先に当接した吸着ヘッド23
に反力が生じ、第二フレーム22bが動こうとしても、
第二フレーム22bは拘束されているので非作動方向
(X方向)に動くことはなく、確実にウインドウパネル
Wの所定位置を吸着把持できる。
尚、この装置においてウインドウパネルWの長手方向
(X方向)にのみローラ32,33及びストッパ部材4
7,48を設けているのは、特にウインドウパネルWの
曲率のバラツキの顕著に現われる方向において第二フレ
ーム22bが動きやすいからである。しかし、必ずしも
これに限定されるものではなく、短方向(Y方向)にも
設けて第二フレーム22bを拘束しても良い。
第4図には、本発明を実施するための他の装置が示され
ている。これは、支持脚41に長手方向両側からロボッ
トハンド50の吸着位置において、第二フレーム51を
挟持する一対のエアシリンダ52,53を設けたもので
ある。これによっても、第二フレーム51は吸着装置に
おいてエアシリンダ52,53で非作動方向(X方向)
に拘束されるので、吸着ヘッド54が受ける反力によっ
て動くことはなく、確実にウインドウパネルWの所定位
置を吸着できる。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、本発明の吸着ヘッドを備えた
ロボットハンドによるパネル材の搬出装置によれば、支
持台(40)に位置決め保持されたパネル材(W)をロ
ボットハンド(20)に備えた吸着ヘッド(23)によ
って吸着する際に、吸着位置で、支持台側に設けたスト
ッパ部材(47,48)がロボットハンド(20)の遊
動可能に形成されたフレーム(22b)に当接し、フレ
ーム(22b)を遊動抑制方向へ押圧して、吸着方向と
直交する方向へのフレーム(22b)の動きを拘束し、
ロボットハンド(20)に設けた吸着ヘッド(23)の
非吸着方向への動きを拘束するため、パネル材(W)か
ら受ける反力によって生じる吸着ヘッド(23)の非吸
着方向への動きを抑止させることができる。
吸着ヘッド(23)を非吸着方向へ動かないように拘束
できるので、パネル材(W)を吸着する時に、吸着ヘッ
ド(23)とパネル材(W)との相対的位置関係を正確
なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る吸着型ロボットハンド
を備えたパネル材の搬出装置の一例を示す斜視図及び正
面図、第3図はその作用を示す要部拡大図、第4図は本
発明に係る他の装置を示す正面図、第5図は従来の搬出
装置の一例を示す正面図、第6図はその不具合を示す要
部拡大図である。 1,20,50…ロボットハンド 4,40…支持台 10,23,54…吸着ヘッド 22b…フレーム 32,33…ローラ 47,48…ストッパ部材 52,53…エアシリンダ W…ウインドウパネル(パネル材) Z…作動方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持台(40)に位置決め保持されたパネ
    ル材(W)を、ロボットハンド(20)に備えた吸着ヘ
    ッド(23)により吸着して吸着方向へ搬出するロボッ
    トハンドを備えたパネル材の搬出装置において、 前記ロボットハンド(20)には、前記吸着ヘッド(2
    3)を吸着面に平行な方向へ遊動可能に支持されたフレ
    ーム(22b)に取り付け、 一方、前記支持台(40)側には、前記吸着ヘッド(2
    3)が前記パネル材(W)に吸着する位置で、前記フレ
    ーム(22b)に対して遊動抑制方向へ当接押圧して、
    前記吸着方向と直交する方向への前記フレーム(22
    b)の動きを拘束するストッパ部材(47,48)を設
    けたこと を特徴とする吸着型ロボットハンドを備えたパネル材の
    搬出装置。
JP60171179A 1985-08-05 1985-08-05 吸着型ロボツトハンドを備えたパネル材の搬出装置 Expired - Lifetime JPH0641118B2 (ja)

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JPS5863994U (ja) * 1981-09-22 1983-04-28 ナショナル住宅産業株式会社 ロボツト位置決め装置
JPS59156629A (ja) * 1983-02-22 1984-09-05 Kawasaki Heavy Ind Ltd 調心装置付きハンド

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