JPH0542322Y2 - - Google Patents

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JPH0542322Y2
JPH0542322Y2 JP3770887U JP3770887U JPH0542322Y2 JP H0542322 Y2 JPH0542322 Y2 JP H0542322Y2 JP 3770887 U JP3770887 U JP 3770887U JP 3770887 U JP3770887 U JP 3770887U JP H0542322 Y2 JPH0542322 Y2 JP H0542322Y2
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clamp member
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はバルブシート嵌合状態検出装置の改良
に関する。
(従来技術とその問題点) 第3図に示すように、自動車用エンジンのシリ
ンダヘツド1には、吸・排気バルブ弁座を形成す
るバルブシート2a,2bが嵌合されているが、
このバルブシート2a,2bの嵌合状態が不良で
あると、吸・排気バルブとの間に隙が生じてエン
ジン性能に悪影響を及ぼすことから、シリンダヘ
ツドごとに嵌合状態の良否を検出する必要があ
る。
そして、このための装置としては、吸・排気バ
ルブの中心線3a,3bと同軸にシリンダ等で出
没動される検出子4a,4bをバルブシート2
a,2bに当接させて、エアーの漏れなどからバ
ルブ2a,2bの嵌合状態を検出するものが実用
化されている。
ところが、第4図に示すように、エンジン型式
が異なるシリンダヘツド1′では、吸・排気バル
ブの中心軸線3a′,3b′がなす角θ′(例えば26°)
が上記シリンダヘツド1の吸・排気バルブシート
の中心軸線3a,3bがなす角θ(例えば25°)と
異なる場合があるので、このような場合、両シリ
ンダヘツド1,1′のバルブシート2a,2b,
2a′,2b′の嵌合状態を同一の装置で検出するこ
とができなかつた。
そこで、バルブシート位置が異なるシリンダヘ
ツド1,1′に対応する検出子4a,4b,4a′,
4b′を切換自在に設け、各検出子4a,4bと4
a′,4b′を切換えることにより、対応するシリン
ダヘツド1,1′のバルブシート嵌合状態を検出
することも考えられるが、切換えのためのタイミ
ング設定手段やアクチユエータなどが必要であ
り、装置が複雑化するという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記従来の問題を解消するためになさ
れたもので、バルブシート位置が異なるシリンダ
ヘツドのバルブシートの嵌合状態の検出を、装置
を複雑化することなく簡単かつ迅速に行なえるよ
うにすることを目的とするものである。
(考案の構成) このため本考案は上記の目的を達成するため、
幅及びバルブシート配置位置が異なる異種のシリ
ンダヘツドを載置する受台と、該シリンダヘツド
を受台上で幅方向に位置決めするクランプ部材
と、該クランプ部材をクランプ位置とアンクラン
プ位置との間で移動させる駆動手段と、異種のシ
リンダヘツドに対して夫々設けられ、所定の検出
位置に配置されたときに対応するシリンダヘツド
のバルブシート嵌合状態を検出する検出子と、該
各検出子を支持する一方、所定の方向に移動し該
移動によつて所定の検出子を上記所定の検出位置
に位置させる移動体と、クランプ部材と移動体と
に係合し、クランプ部材の移動に対応して移動体
を上記所定の方向に移動させ、受台上のシリンダ
ヘツドに対応する検出子を所定の検出位置に位置
させる連係部材とからなることを特徴とするバル
ブシート嵌合状態検出装置を提供する。
(考案の効果) 本考案によれば、幅及びバルブシート位置が異
なるシリンダヘツドに対応して設けられた検出子
が支持した移動体を、シリンダヘツドを受台にク
ランプするクランプ部材のクランプ駆動に連係す
る連係部材で切換移動させるようにしたものであ
るから、クランプ部材によりシリンダヘドのクラ
ンプで検出子が自動的に切換わるようになり、バ
ルブシートの嵌合状態の検出が簡単かつ迅速に行
なえると共に、切換えのためのタイミング設定手
段やアクチユエータなどが不要となり、装置が複
雑化することもない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細
に説明する。
第1図及び第2図に示すように、バルブシート
嵌合状態検出装置は、作業床面に構築されたベー
ス基台10を備え、該ベース基台10上の四隅に
は4本の支柱部材11,……,11が立設され、
各支柱部材11の上部には天井部材12が取付け
られている。
上記各支柱部材11には、ベース板13に固定
された軸受スリーブ14,……,14が上下摺動
自在に嵌合され、該ベース板13には各軸受スリ
ーブ14とベース基台10との間に縮装されたス
プリング15,……,15で上方に付勢された状
態で、所定の上動位置で当て止められている。
上記ベース板13上には、シリンダヘツド1,
1′の搬入方向(第2図に矢印Aで示す。)に沿つ
て、シリンダヘツド1,1′を検出位置に送り込
むローラ16,……,16が左右独立に並設さ
れ、該各ローラ16は、モータ17が連動するチ
エーン18,18により駆動される。
上記ベース基台10の搬入方向Aの前部には、
シリンダ19で上下方向に出没動される前ストツ
パー20が設けられ、該前ストツパー20によ
り、検出位置に送り込まれたシリンダヘツド1,
1′の前部を位置決めする。
上記ベース基台10の搬入方向Aの後部には、
シリンダ21で前後方向に出没動される後ストツ
パー22が設けられ、該後ストツパー22によ
り、シリンダヘツド1,1′の後部を押して、シ
リンダヘツド1,1′を前ストツパー20に押付
けて位置決めする。
該後ストツパー22はピン23で上下揺動自在
に枢着され、シリンダヘツド1,1′の搬入時に
は、シリンダヘツド1,1′で下揺動されて逃げ
るようになつている。
上記ベース基台10の搬入方向Aの両側には、
各ローラ16の間に伸長する受台26,……,2
6が固定され、該各受台26の上面26aは各ロ
ーラ16の上縁よりも僅かに低く設定されてお
り、ベース板13とともにローラ16が下摺動さ
れたとき、ローラ16上のシリンダヘツド1,
1′を受け支えて、シリンダヘツド1,1′の下部
を位置決めする。
上記天井部材12にはガイド軸27,27で上
下摺動自在にガイドされ、シリンダ28が連結さ
れた上押圧部材29が設けられ、該上押圧部材2
9によりシリンダヘツド1,1′を押圧して、シ
リンダヘツド1,1′の上部を位置決めする。
上記ベース板13の搬入方向Aの両側には、ブ
ラケツト30a,30bに固定のシリンダ31
a,31bに連結された左、右クランプ部材32
a,32bが設けられ、該左、右クランプ部材3
2a,32bによりシリンダヘツド1,1′を押
圧して、シリンダヘツド1,1′の左、右部を位
置決めする。
上記シリンダヘツド1,1′は、左右方向の厚
み(幅)が異なつており、シリンダヘツド1の幅
Wは狭く、シリンダヘツド1′の幅W′は広くなつ
ている(第3図、第4図参照)。
そして、各シリンダヘツド1,1′の中心CLを
一致させた状態で左右方向(幅方向)の位置決め
をするために、左クランプ部材32aは、大型の
シリンダ31aによりシリンダヘツド1の左面に
当接する位置aと、シリンダヘツド1′の左面に
当接する位置a′との2位置に切換えられるように
なつている。
これに対して、右クランプ部32bは、シリン
ダヘツド1,1′の右面に当接して、シリンダヘ
ツド1,1′を左クランプ部材32aに押付ける
ようになる。
したがつて、右クランプ部材32bは、左クラ
ンプ部材32aが位置aのときは位置bまで移動
し、位置a′のとき位置b′まで移動することにな
る。
一方、上記ベース基台10上には、ベース基台
10に固定されたレール部材35,35により左
右方向(幅方向)に往復移動自在な移動台36が
設けられ、該移動台36には、シリンダヘツド1
のバルブシート2a,2bの嵌合状態を検出する
検出子4a,4bと、シリンダヘツド1′のバル
ブシート2a′,2b′の嵌合状態を検出する検出子
4a′,4b′とが所定の間隔Sを隔てて取付けられ
ている。
該検出子4a,4b,4a′,4b′は、シリンダ
ヘツド1,1′のバルブシート2a,2b,2a′,
2b′の数に対応して、例えば第2図に△で示す位
置に検出子4a,4bが、○で示す位置に検出子
4a′,4b′がそれぞれ取付けられる。
上記ベース基台10の下部にはガイド軸37,
37で上下摺動自在にガイドされ、シリンダ3
8,38が連結された押上部材39が設けられ、
該押上部材39により、対応する検出子4a,4
b(または4a′,4b′)を押上げて、シリンダヘ
ツド1(または1′)のバルブシート2a,2b
(または2a′,2b′)に当接させるようになつて
いる。
上記ベース板13の右側部には連係アーム40
がピン41で枢着され、該連係アーム40の上部
は、上記右クランプ部材32bの凹部32cに係
合され、該連係アーム40の下部は、上記移動台
36の凹部36cに係合されていて、右クランプ
部材32bが位置bのときは連係アーム40を介
して移動台36が右方向に間隔Sで移動され、検
出子4a,4bが検出位置(中心CL)に臨む一
方、右クランプ部材32bが位置b′のときは、連
係アーム40を介して移動台36が左方向に間隔
Sで移動され、検出子4a′,4b′が検出位置(中
心CL)に臨むようになつている(第1図の状
態)。
上記のような構成であれば、今、バルブシート
角θ′,幅W′、長さl′のシリンダヘツド1′がロー
ラ16により検出位置に送り込まれてくると、シ
リンダヘツド1′は前ストツパー20と後ストツ
パー22の間で前、後部が位置決めされ、上押圧
部材29で押下げられて受台26との間で上、下
部が位置決めされるとともに、右クランプ部材3
2bで押されて、位置a′に固定された左クランプ
部材32aとの間で左、右部が位置決めされる。
このとき、右クランプ部材32bは位置b′まで
移動するので、連係アーム40を介して移動台3
6が左方向に間隔Sで移動され、検出子4a′,4
b′が検出位置(中心CL)に臨むようになる(第
1図の状態)。
したがつて、この状態で、シリンダ38により
検出子4a′,4b′を押上げると、検出子4a′,4
b′はシリンダヘツド1′のバルブシート2a′,2
b′に当接して、エアーの漏れなどからバルブシー
トの嵌合状態を検出するようになる。
次に、バルブシート角θ、幅W、長さlのシリ
ンダヘツド1がローラ16により検出位置に送り
込まれてくると、シリンダヘツド1は、前ストツ
パー20と後ストツパー22との間で前、後部が
位置決めされ、上押上部材29で押下げられて受
台26との間で上、下部が位置決めされるととも
に、右クランプ部材32bで押されて、位置aに
固定された左クランプ部材32aとの間で左、右
部が位置決めされる。
このとき、右クランプ部材32bは位置bまで
移動するので、連係アーム40を介して移動台3
6が右方向に間隔Sで移動され、検出子4a,4
bが検出位置(中心CL)に臨むようになる。
したがつて、この状態でシリンダ38により検
出子4a,4bを押上げると、検出子4a,4b
はシリンダヘツド1のバルブシート2a,2bに
当接して、エアーの漏れなどからバルブシート嵌
合状態を検出するようになる。
このように、各検出子4a,4bと、4a′,4
b′を支持した移動台36を、シリンダヘツド1,
1′をクランプするクランプ部材32a,32b
のクランプ駆動に連係する連係アーム40で切換
移動させることにより、検出子4a,4bと4
a′,4b′の切換えが自動的に行なえるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバルブシート嵌合状態検
出装置の縦断面図、第2図は第1図の装置の側面
図、第3図及び第4図はシリンダヘツドの断面図
である。 1,1′……シリンダヘツド、2a,2b,2
a′,2b′……バルブシート、4a,4b,4a′,
4b′……検出子、26……受台、31a,31b
……シリンダ、32a,32b……クランプ部
材、35……レール部材、36……移動台、40
……連係アーム、θ,θ′……バルブシート角、
W,W′……幅。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 幅及びバルブシート配設位置が異なる異種のシ
    リンダヘツドを載置する受台と、 該シリンダヘツドを受台上で幅方向に位置決め
    するクランプ部材と、 該クランプ部材をクランプ位置とアンクランプ
    位置との間で移動させる駆動手段と、 異種のシリンダヘツドに対して夫々設けられ、
    所定の検出位置に配置されたときに対応するシリ
    ンダヘツドのバルブシート嵌合状態を検出する検
    出子と、 該各検出子を支持する一方、所定の方向に移動
    し該移動によつて所定の検出子を上記所定の検出
    位置に位置させる移動体と、 クランプ部材と移動体とに係合し、クランプ部
    材の移動に対応して移動体を上記所定の方向に移
    動させ、受台上のシリンダヘツドに対応する検出
    子を所定の検出位置に位置させる連係部材とから
    なることを特徴とするバルブシート嵌合状態検出
    装置。
JP3770887U 1987-03-13 1987-03-13 Expired - Lifetime JPH0542322Y2 (ja)

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JPS63145102U JPS63145102U (ja) 1988-09-26
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