JPH0640683Y2 - 建設機械用キャビン - Google Patents

建設機械用キャビン

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JPH0640683Y2
JPH0640683Y2 JP1989009541U JP954189U JPH0640683Y2 JP H0640683 Y2 JPH0640683 Y2 JP H0640683Y2 JP 1989009541 U JP1989009541 U JP 1989009541U JP 954189 U JP954189 U JP 954189U JP H0640683 Y2 JPH0640683 Y2 JP H0640683Y2
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JP
Japan
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cabin
window
guide rail
ceiling
guide
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JP1989009541U
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JPH02101849U (ja
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善美 岩瀬
崇雄 島本
誠治 小島
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械用キ
ャビンに関し、特に開窓可能な窓部材を有する建設機械
用キャビンに関する。
〔従来の技術〕
一般に、建設機械用キャビンは、第2図ないし第4図に
示すように構成されている。
図中、1はキャビンで、該キャビン1は、下部走行体
と、該下部走行体に旋回自在に載置された上部旋回体と
からなる建設機械本体の当該上部旋回体上に取り付けら
れている。ここで、前記キャビン1の具体的な構造につ
いて述べると、2は該キャビン1の外郭をなし、運転室
を形成するキャビンフレームで、該キャビンフレーム2
は、「く」字状に折曲った前枠2A、左,右の横板2B,2
C、天井板2D、後板および底板(図示せず)から構成さ
れ、左側の横板2Bにはドア2Eが取り付けられている。な
お、後述するように左,右の横板2B,2C、天井板2D、後
板等はそれぞれ外側板と内側板とからなる二重構造とな
り、その内部には防音材等が充填されている。
3A,3Bはキャビンフレーム2の前枠2Aの左,右位置から
左,右の横板2B,2Cにかけて前側から天井側に延びるよ
うに設けられたガイドレールで、該ガイドレール3A,3B
は前枠2Aの左,右に位置する前枠レール部3A1,3B1と、
天井板2Dの左、右に位置する天井レール部3A2,3B2とか
らなり、全体が「く」字状のレールとして構成されてい
る。
なお、キャビンフレーム2内には、操作レバー4,5、レ
バースタンド6、オペレータ用シート(図示せず)等が
装着されている。
7は前記キャビンフレーム2の前枠2Aに上,下にスライ
ド可能に装着された窓部材としてのフロントウインドウ
で、該フロントウインドウ7は、オペレータが十分な前
方視界を確保できるように大型の一枚板状に形成されて
いる。即ち、該フロントウインドウ7は、前枠2Aに嵌着
できるように前枠2Aと同形の矩形状に形成されたウイン
ドウフレーム7Aと、該ウインドウフレーム7Aに固定支持
されたガラス板7Bとから構成されている。そして、ウイ
ンドウフレーム7Aの4か所の角隅には、それぞれ前記ガ
イドレール3A,3Bに嵌合し、該レール3A,3Bに案内されて
移動するガイドローラ8A,8A,8B,8Bが取り付けられてい
る。ウインドウフレーム7Aの上端側の2つのガイドロー
ラ8A,8Bは、ブラケット9A,9Bを介してフレーム7Aに取り
付けられている。そして、フロントウインドウ7は、該
ガイドローラ8A,8Bを介してガイドレール3A,3Bに案内さ
れて上方へスライドし、第2図のように前枠2Aに嵌着さ
れた状態から、第3図のように天井板2Dの下側面に沿っ
て収納されて開窓するようになっている。
第4図中、10A,10Bはガイドレール3A,3Bの天井レール部
3A2,3B2の後端に配設された巻取りドラム、11A,11Bは
その基端側が該巻取りドラム10A,10Bに巻回され、先端
側が前記フロントウインドウ7の上端側のガイドローラ
8A,8Bの支持軸8A1,8B1(支持軸8B1は図示せず)にそ
れぞれ係止された帯状スプリング(ぜんまいばね)を示
し、前記巻取りドラム10A,10Bは帯状スプリング11A,11B
に一定トルクによる巻付き力を与え、重いフロントウイ
ンドウ7が、ガイドレール3A,3Bに沿って上方(開窓方
向)へスライドされるときの力を軽減させるように付勢
されている。
ここで、前記巻取りドラム10A,10Bは、水平方向(キャ
ビンフレーム2の横板2B,2Cに対して垂直の一点鎖線12
の方向)に配設された回転軸(図示せず)によって回転
自在に支持され、横板2B,2Cを構成する内側板2B1,2C1
と外側板2B2,2C2との間にそれぞれ装着されている。こ
の結果、帯状スプリング11A,11Bは、水平方向に支持さ
れた巻取りドラム10A,10Bに巻回されて、水平面に沿っ
た状態で配設されている。
そして、前記ガイドレール3A,3Bの天井レール部3A2,3B
2は、内側板2B1,2C1(第4図においては横板2Cのみ図
示する)を前後方向に切り欠き、この切り欠き部分の上
下の端部を外側板2B2,2C2側へ折り曲げて形成した水平
板部13,13で構成されている。そして、水平板部13,13間
には、ガイドローラ8A,8Bが嵌合して案内されると共
に、帯状スプリング11A,11Bが水平面に沿った状態で配
設されている。
さらに、フロントウインドウ7は、通常前枠2Aに閉窓し
ており、開窓したいときは該フロントウインドウ7のウ
インドウフレーム7Aの下端部に取り付けられた把手14を
持ち、上方へ引上げることで、第2図の状態から第3図
の状態のように天井板2D下側面に沿って収納される。こ
のとき、フロントウインドウ7は、帯状スプリング11A,
11Bの開窓方向への付勢力によって軽い力でスライドで
きるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来技術にあっては、帯状スプリン
グ11A,11Bは、水平面に沿った状態で、天井レール部3A
2,3B2を構成する上下の水平板部13,13間に配設されるた
め、該天井レール部3A2,3B2からキャビン内へ露出して
いる。
一方、帯状スプリング11A,11Bは、長期間の使用によっ
て疲労破壊を起こして破断したり、何らかの事故によっ
てガイドローラ8A,8Bの支持軸8A1,8B1から外れたりす
ることがある。
この結果、帯状スプリング11A,11Bが破断したり、外れ
たりすると、その構造上、当該帯状スプリング11A,11B
がガイドレール3A,3Bからキャビン1内へ飛散し、オペ
レータに怪我を負わせる危険があるという問題点があ
る。
本考案は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたも
ので、帯状スプリングが破断したり、ガイドローラから
外れたりしても、ガイドレール内から外部へ飛散するの
を確実に防止し、安全性を図るようにした建設機械用キ
ャビンを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述した課題を解決するために、本考案による建設機械
用キャビンの構成は、建設機械本体に設けられたキャビ
ンフレームと、該キャビンフレームの前側,天井側に左
右位置にそれぞれ設けられたガイドレールと、該ガイド
レールに嵌合するガイドローラを有し、該ガイドローラ
を前期ガイドレールに沿ってスライドさせることで前記
キャビンフレームの前側から天井側に向け開窓可能に設
けられた窓部材とを備えている。
そして、本考案が採用する構成の特徴は、前記天井側に
位置するガイドレールの後端部に回転軸が上下方向とな
るようにほぼ垂直に配設された巻取りドラムと、前記天
井側に位置するガイドレールとキャビンフレームとの間
に縦方向に配設され、基端側が前記巻取りドラムに巻回
されると共に先端側が前記窓部材の上端部に係止され、
該窓部材を開窓方向に付勢する帯状スプリングとを設け
る構成としたことにある。
〔作用〕
上記構成により、帯状スプリングは、上下方向に配設さ
れた状態で、天井側に位置するガイドレールとキャビン
フレームとの間の縦方向に収容され、ほぼ垂直に配設さ
れた巻取ドラムと前記窓部材の上端部との間に張設され
ているため、帯状スプリングが破断したり、前記窓部材
の上端部から外れたりしても、帯状スプリングがガイド
レールのローラ案内用の切り欠き部分から外部に飛散す
ることがなくなり、安全性が向上する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図に基づいて説明する。な
お、本実施例に係る建設機械用キャビンの全体構成は、
前述した従来技術とほぼ同様であり、同一の構成要素に
は同一の符号を付し、その説明を省略する。
21A,21Bは本実施例に係る巻取りドラムで、該巻取りド
ラム21A,21Bは、その回転軸22A,22Bを上下方向に向けて
ほぼ垂直となるように配設されている。
23A,23Bは本実施例の帯状スプリングで、該帯状スプリ
ング23A,23Bは、垂直面に沿って縦方向に配設されて、
横板2B,2Cを構成する内,外側板2B1,2B2と、内,外側
板2C1,2C2との間である天井レール部3A2,3B2内に収納
されている。これにより、帯状スプリング23A,23Bは、
天井レール部3A2,3B2の切り欠きの縦方向の幅(上,下
の水平板部13,13間の幅)よりも大きい幅を常に有する
ことにより、ガイドレール3A,3Bからキャビン内部へ飛
散しないようになっている。さらに、帯状スプリング23
A,23Bの基端側は巻取りドラム21A,21Bに巻回され、先端
側には中央部にガイドローラ8A,8Bの支持軸8A1,8B1
嵌合する係止穴24A1,24B1(係止穴24B1は図示せず)が
設けられた係止部24A,24Bが設けられ、該係止部24A,24B
の係止穴24A1,24B1がガイドローラ8A,8Bの支持軸8A1,8
B1に嵌合されている。
本実施例の建設機械用キャビンは、以上のように構成さ
れるが、フロントウインドウ7を開窓するときは、前述
した従来技術と同様にして行なう。この際、本実施例で
も垂直面に沿って配設された帯状スプリング23A,23B
が、巻取りドラム21A,21Bへの巻付き力である引張力に
よって、重いフロントウインドウ7を上方へ持ち上げる
のに必要な力を軽減している。
然るに、長期間の使用によって帯状スプリング23A,23B
が疲労破壊を起こして破断したり、何らかの事故によっ
て帯状スプリング23A,23Bの係止部24A,24Bがガイドロー
ラ8A,8Bの支持軸8A1,8B1から外れたりすると、帯状ス
プリング23A,23Bは自身の巻付き力によって飛散しよう
とする。しかし、帯状スプリング23A,23Bは、内,外側
板2B1,2B2と、内,外側板2C1,2C2との間に縦方向に配
設されて、天井レール部3A2,3B2の縦方向の幅よりも常
にスプリング23A,23Bの幅の方が大きい状態になるよう
に維持されるため、天井レール部3A2,3B2からキャビン
内部へ飛散することはなく、オペレータが内部で作業し
ている場合でも、オペレータが負傷してしまう事故を防
止し、安全性が十分に確保され、信頼性が大幅に向上す
る。
〔考案の効果〕
以上詳述した通り、本考案によれば、巻取りドラムを、
天井側に位置するガイドレールの後端部にその回転軸が
ほぼ垂直となるように設け、帯状スプリングを、天井側
に位置するガイドレールとキャビンフレームとの間に縦
方向に収容し、該帯状スプリングの基端側を前記巻取り
ドラムに巻回させると共に先端側を窓部材の上端部に係
止させて該窓部材を開窓方向に付勢させる構成としたの
で、長期間の使用によって帯状スプリングが疲労破壊を
起して破断したり、何らかの事故によって帯状スプリン
グがガイドローラから外れたりしても、該帯状スプリン
グがガイドレールの切り欠き部分からキャビン内部に飛
散することがなくなり、安全性が十分に確保でき、信頼
性を大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による建設機械用キャビンの特
徴的部分である巻取りドラムおよび帯状スプリングを示
す要部斜視図、第2図ないし第4図は従来の建設機械用
キャビンに係り、第2図はフロントウインドウを閉めた
状態を示すキャビンの外観斜視図、第3図はフロントウ
インドウを開いた状態を示すキャビンの外観斜視図、第
4図は巻取りドラムおよび帯状スプリングを示す要部斜
視図である。 2……キャビンフレーム、2A……前枠、2B,2C……横
板、2D……天井板、3A,3B……ガイドレール、3A1,3B1
……前枠レール部、3A2,3B2……天井レール部、7……
フロントウインドウ、8A,8B……ガイドローラ、21A,21B
……巻取りドラム、22A,22B……回転軸、23A,23B……帯
状スプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭56−163703号(実開 昭58− 68570号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設機械本体に設けられたキャビンフレー
    ムと、該キャビンフレームの前側,天井側の左右位置に
    それぞれ設けられたガイドレールと、該ガイドレールに
    嵌合するガイドローラを有し、該ガイドローラを前記ガ
    イドレールに沿ってスライドさせることで前記キャビン
    フレームの前側から天井側に向け開窓可能に設けられた
    窓部材とからなる建設機械用キャビンにおいて、前記天
    井側に位置するガイドレールの後端部に回転軸が上下方
    向となるようにほぼ垂直に配設された巻取りドラムと、
    前記天井側に位置するガイドレールとキャビンフレーム
    との間に縦方向に配設され、基端側が前記巻取りドラム
    に巻回されると共に先端側が前記窓部材の上端部に係止
    され、該窓部材を開窓方向に付勢する帯状スプリングと
    を設ける構成としたことを特徴とする建設機械用キャビ
    ン。
JP1989009541U 1989-01-30 1989-01-30 建設機械用キャビン Expired - Lifetime JPH0640683Y2 (ja)

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JPH02101849U JPH02101849U (ja) 1990-08-14
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