JPH11303496A - 窓の開閉装置 - Google Patents

窓の開閉装置

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JPH11303496A
JPH11303496A JP10982498A JP10982498A JPH11303496A JP H11303496 A JPH11303496 A JP H11303496A JP 10982498 A JP10982498 A JP 10982498A JP 10982498 A JP10982498 A JP 10982498A JP H11303496 A JPH11303496 A JP H11303496A
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JP
Japan
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roller
shoji
braking
roller rail
sliding door
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Application number
JP10982498A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tomoto
毅 戸本
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Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
Original Assignee
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
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Application filed by Chuo Hatsujo KK, Chuo Spring Co Ltd filed Critical Chuo Hatsujo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安易な操作で開閉でき、操作時の安全を確保
する。 【解決手段】 ガラス障子をローラレール21内で移動
させるローラ32に、制動器330を車軸34に回動自
在に設けて、コイルばね332によって制動位置から遊
嵌位置に向かって付勢する。バランサーによって引張さ
れるワイヤ5を、連結機構60を介して制動器330の
引張用片部334に連結する。引張用片部334がワイ
ヤ5に引張されていると、コイルばね332の付勢力は
制動器330に作用せず、制動器330は遊嵌位置へ回
動し、摩擦制動部331はローラレール21に当接しな
いため、バランサー4の付勢力によってガラス障子の自
重が軽減され、ガラス障子の開閉が容易となる。ワイヤ
5が破断すると、制動器330はコイルばね332によ
って制動位置へ回動し、ローラレール21との摩擦力に
よってガラス障子の移動を阻止するため、作業者の安全
を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、障子が略上下方向
に移動し、障子の重さがワイヤ等で連結されたバランサ
ーによって軽減された窓の開閉装置に関し、特に、ワイ
ヤ等の破断した場合などの安全確保のための改良に係
る。
【0002】
【従来の技術】建設機械等のキャビンの前窓は、キャビ
ンの前面に形成した略矩形の開口(前窓)の両側に左右
一対のローラレールが設けられ、ローラレール内を転動
するローラを備えたガラス障子を、手動または電動によ
って上下方向または前後方向にスライドさせて開閉され
る。こうした前窓の開閉操作において、ガラス障子を開
窓する際の操作力を軽減するとともに閉窓する際の減速
を行うために、渦巻きバネ等を利用したバランサーが備
えられているものがある。バランサーは、ローラレール
に沿って配置されたワイヤ、ベルト等を介してガラス障
子のと連結されており、渦巻きばねの付勢力によってガ
ラス障子を開窓方向に付勢する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の窓の開閉装置では、バランサーの付勢力は、ワイ
ヤ等を介してガラス障子自体に直接伝えられているた
め、ガラス障子が開窓状態あるいは開閉途中にある場合
にバランサーとガラス障子とを連結するワイヤ等が破断
すると、バランサーの付勢力がガラス障子に伝わらなく
なり、ガラス障子の自重によって閉窓方向の大きな力が
発生する。この結果、開窓状態にあるガラス障子が急に
閉窓動作を起こして、キャビン内の操作者に予期せぬ危
険が生じたり、あるいは開閉途中にあるガラス障子を操
作している操作者が、急激な負荷を与えられて、ガラス
障子の把手を離して、危険が生じるなどの恐れがある。
【0004】本発明は、窓を安易な操作で開閉できると
ともに、操作時の安全を確保することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1で
は、壁体に形成された窓の両側に略上下方向に平行して
配された一対のローラレールと、該一対のローラレール
を転動する一対のローラを有し、該ローラの転動により
前記ローラレールに沿って略上下方向に移動する障子
と、前記窓が形成された前記壁体に取り付けられ、前記
障子を前記一対のローラレールに沿って略上方向に付勢
するためのバランサーと、一端が前記障子側に連結さ
れ、他端が前記バランサーの付勢側に連結されるととも
に、前記一対のローラレールに並設されたワイヤガイド
溝内に摺動自在に嵌め込まれた一対のワイヤ等とからな
る窓の開閉装置において、前記障子には、前記ローラレ
ールに当接して前記障子を制動する制動位置と前記ロー
ラレールに当接しない遊嵌位置との間で回動可能に設け
られ、制動用ばねの付勢力によって前記ローラレールに
当接する制動位置に付勢された障子制動手段が備えら
れ、前記ワイヤ等の一端は、前記バランサーの付勢力に
よって前記障子制動手段を前記制動用ばねの付勢力に抗
して回動させて前記遊嵌位置に回動駆動するように前記
障子制動手段に連結されたことを技術的手段とする。
【0006】請求項2では、請求項1において、前記障
子制動手段は、前記ローラと同軸的に回動可能に設けら
れて、前記ローラの径より径大の摩擦制動部を備え、前
記制動位置に回動したとき前記摩擦制動部が前記ローラ
レールの内側に当接して前記摩擦制動部と前記ローラレ
ールとの摩擦力によって前記障子を制動する摩擦式障子
制動手段であることを技術的手段とする。
【0007】請求項3では、請求項2において、前記摩
擦制動部の前記ローラレールとの接触面には、前記障子
の移動方向に対して垂直方向に、前記ローラレールとの
摩擦力を向上させるための溝が形成されたことを技術的
手段とする。
【0008】請求項4では、請求項3において、前記障
子制動手段は、前記ローラと同軸的に回動可能に設けら
れて、前記ローラの径より径大で先端に係止用片を有す
る係止制動部を備えるとともに、前記ローラレールに
は、前記障子制動手段が前記制動位置に回動したとき前
記係止制動部の前記係止用片が嵌まり込む嵌合穴が、前
記障子の移動方向に沿って多数形成され、前記制動位置
に回動したとき前記係止用片が前記ローラレールの前記
嵌合穴内に嵌合して前記障子を制動する嵌合式障子制動
手段であることを技術的手段とする。
【0009】請求項5では、請求項1から4において、
前記ワイヤ等の一端は、外嵌め穴を有する連結用部材に
固定され、前記障子制動手段には、前記外嵌め穴が外嵌
めされる突起が備えられ、前記バランサーの付勢力は、
前記突起に外嵌めされた前記連結用部材を介して前記障
子制動手段に伝達されることを技術的手段とする。
【0010】
【発明の作用・効果】この発明では、窓の障子には、障
子制動手段を介してワイヤ等の一端が連結されており、
ワイヤ等の他端は、壁体に取付けられたバランサーの付
勢側に連結されている。障子制動手段には、制動用ばね
が備えられていて、障子制動手段は制動位置側へ向かっ
て付勢されているが、ワイヤ等からバランサーの付勢力
が与えられている場合には、バランサーの付勢力よって
障子制動手段は制動用ばねの付勢力に抗して遊嵌位置側
へ回動するため、障子制動手段はローラレールとは接触
せず、制動力は作用しない。従って、バランサーからの
付勢力がワイヤ等を介して障子制動手段に与えられてい
る限りは、障子の開閉時には、障子自体の重さが軽減さ
れ、ローラレール内をローラが転動することによって、
障子は小さな力で移動する。
【0011】バランサーの付勢力を障子制動手段へ伝え
るワイヤ等が、何らかの事情で破断すると、バランサー
による付勢力は、障子制動手段へ伝わらなくなる。この
結果、障子制動手段は、制動用ばねの付勢力によって付
勢されて、遊嵌位置から制動位置側へ回動する。これに
より、障子制動手段は、ローラレールと当接して障子を
制動するため、障子は固定され、移動いなくなる。従っ
て、例えば、障子を開窓あるいは閉窓操作している際
に、ワイヤ等が破断しても、ワイヤ等が破断した時点で
障子は直ぐに固定されるため、障子には重力による閉窓
力が作用せず、開閉操作者に対して、負荷を与えない。
従って、開閉時のワイヤ等の破断時にも、安全を確保で
きる。
【0012】障子制動手段としては、請求項2のよう
に、制動位置に回動したとき摩擦制動部がローラレール
の内側に当接する摩擦式障子制動手段を設けることで、
摩擦制動部とローラレールとの摩擦力によって障子を制
動させることができる。この場合に、摩擦式障子制動手
段を、ローラと同軸的に回動可能に設けるようにするこ
とができる。これによって、障子を移動させるためのロ
ーラと、障子制動手段とが、同軸によって回動可能に設
けられるため、装置の小型化を図ることができる。
【0013】また、請求項3のように、摩擦式制動手段
の摩擦制動部の接触面に、障子の移動方向に対して垂直
方向に、ローラレールとの摩擦力を向上させるための溝
を形成することで、同じ大きさの接触面における摩擦力
を大きくすることができ、装置としては、摩擦制動部の
接触面積を小さくすることができるため、装置の小型化
を図ることができる。
【0014】一方、障子制動手段としては、請求項4の
ように、ローラの径より径大で先端に係止用片を有する
係止制動部を設けて、ローラレールに係止制動部の係止
用片が嵌まり込む嵌合式制動手段とすることもできる。
この場合には、ワイヤ等の破断時に、確実に障子の移動
を阻止することができる。
【0015】請求項5の発明では、ワイヤ等を外嵌め穴
を有する連結用部材に固定し、連結用部材の外嵌め穴を
障子制動手段の突起に外嵌めするだけでよいため、制動
用ばねの付勢力と、バランサーからの付勢力が加わった
状態でも、各付勢力に抗して障子制動手段を回動させる
とともにワイヤを引張することで、外嵌め穴を障子制動
手段の突起に外嵌めする作業が可能であるため、組付け
工程が容易となる。従って、安価な装置とすることがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は建設機械、1はキャビンを
示す。キャビン1の幾分傾斜して湾曲した前面壁11と
屋根12とは、円筒状の曲面13により連結されてお
り、前面壁11には略矩形の前窓10が形成されてい
る。前窓10の左右両側から屋根12の下面である天井
14の左右両側に沿って、湾曲した右側レール2および
左側レール20が平行して固定されている。
【0017】図1に示す如く、前窓10には、前面壁1
1の湾曲度合いに合わせて湾曲したガラス障子3が開閉
自在に装着されている。ガラス障子3は、障子枠31の
両側に上下各一対のローラ33、33および32、32
が取り付けられ、これら4つのローラ32、33は、前
記ローラレール21、21に転動自在に嵌め込まれてい
る。下側の一対のローラ32、32は、車軸34、34
に回転自在に取り付けられている。障子枠31の下端に
は、主動操作において手で掴むための把手35が設けら
れている。
【0018】天井14の後方には、ガラス障子3の開閉
操作を円滑に行うための一対のバランサー4、4が取り
付けられている。各バランサー4は、図2に示す如く、
キャビン1に締結されるベース板41に支軸42を固定
し、渦巻きバネを内包したプーリー(巻取りドラム)4
4を支軸42に回転自在に取り付けた構造を有する。
【0019】レール2、20は、図3に示す如く、鉄板
を曲げて略コ字形断面のローラレール21を形成し、該
ローラレール21に平行して小さい略コ字形断面のワイ
ヤガイド溝22を並列に連続して形成してなる。ワイヤ
ガイド溝22の両縁には、内側に膨出した丸み部23、
24が形成され、この丸み部23、24によりワイヤガ
イド溝22は、スリット状の開口25より奥が幅広の構
造になっている。レール2、20は、ローラレール21
およびワイヤガイド溝22の開口側を内側にして対向し
て配されている。
【0020】各ローラ33、32のうち、下側の一対の
ローラ32、32には、ガラス障子3の2、20での移
動を停止させるための制動器330が備えられている。
制動器330は、図4に示すように、ローラ32の径よ
り径大の摩擦制動部331が車軸34に対して回動自在
に設けられ、車軸34を障子枠31に取り付けるための
取付け板341との間に設けられた制動用のコイルばね
332によって、摩擦制動部331がローラレール21
の内側面に当接するように構成されている。摩擦制動部
331は、ローラレール21との当接時に、当接面が平
行となるように形成され、その当接表面には、当接時の
摩擦力を大きくするための溝333が、ローラレール2
1の配置方向に対して直角方向にローレット加工によっ
て施されている。
【0021】制動器330の摩擦制動部331の反対側
には、同じくローラレール32の径より径大の引張用片
部334が設けられ、引張用片部334には、後述する
連結機構6を外嵌するための脱落防止用縁部335a付
きの突起335が備えられている。バランサー4、4の
プーリー44、44と、下側の一対のローラ32、32
に備えられた各制動器330の突起335とは、連結機
構6を介してワイヤ5、5により連結されている。各ワ
イヤ5、5は、ワイヤガイド溝22、22内に摺動自在
に配されている。
【0022】連結機構6は、図3に示すとおり、一端に
長穴61を有し、他端にピン穴62が形成された帯板状
の連結部材60と、芯部71がピン穴62に回転自在に
差し込まれたワイヤピン7とからなる。連結部材60の
長穴61は、制動器330の突起335に遊嵌される短
径を有する。また、この実施例では、長穴61の他端側
に、突起335が挿通できる切り欠き63が設けられて
いる。切り欠き63は、連結部材60を突起335に連
結する際の引っ掛け口となる。
【0023】ワイヤピン7は、径大の頭部70を有しピ
ン穴62に差し込まれた芯部71と、径大でワイヤガイ
ド溝22に摺動自在に嵌め込まれる筒部72とからな
る。この実施例では、芯部71の先端側に筒部72を外
嵌している。筒部72及び筒部72が外嵌された芯部7
1の先端側には、ワイヤピン7および筒部72に貫通し
たワイヤ穴73が開けられている。ワイヤ穴73には、
ワイヤ5の先端51が挿通され、端末部材74により抜
け止めがなされている。
【0024】連結部材60が突起335に引っ掛けられ
ると、制動器330は、図5(a)に示すとおり、ワイ
ヤ5を介して伝えられるバランサー4の渦巻きバネによ
る付勢力により、制動用のコイルばね332の付勢力に
抗して遊嵌位置側へ回動して、摩擦制動部331がロー
ラレール21の内側に当接しなくなる。これによって、
ガラス障子3は、渦巻きバネにより上方ないし後方に付
勢されるこになる。この結果、ガラス障子3を上方に引
き上げ窓を開ける操作は、ワイヤ5、5、連結機構6、
6及び制動器330を介してガラス障子3に加わる引張
力により操作力が軽減される。また、ガラス障子3を下
方へ引下げ窓を閉める操作は、ワイヤ5、5、連結機構
6、6及び制動器330を介して、渦巻きバネを締める
ため、ガラス障子3の速度に制動力が加わり、操作力に
重力が加わって、急速に窓が閉まるという不具合が解消
される。
【0025】以上のとおり構成された本実施例におい
て、ガラス障子3の開閉操作時に、バランサー4と制動
器330とを連結するワイヤ5が、何らか原因で破断し
た場合には、制動器330の引張用片部334に、ワイ
ヤ4及び連結機構6を介して加わっていたバランサー4
の渦巻きばねの付勢力が解除されるため、ガラス障子3
は、重力によって下方へ移動しようとする。しかし、こ
のとき、図5(b)に示すように、制動器330は制動
用のコイルばね332の付勢力によってワイヤ4による
引張方向とは逆方向の制動位置側へ回動して、制動部3
31がローラレール21の内側面に当接するため、ガラ
ス障子3の障子枠31には、摩擦制動部331とローラ
レール21との摩擦による制動力が発生して、ガラス障
子3の下方への移動を阻止する。この結果、例えば、手
動操作によってガラス障子3を開閉操作していた操作者
に対して、ガラス障子3の重みが急に加わることがな
く、操作者の負担が増加しない。従って、操作者の安全
を確保できる。
【0026】図6、図7に本発明の第2実施例を示す。
上記第1実施例では、制動器330の摩擦制動部331
をローラレール21の片側面だけに対して作用させるよ
うにしたものを示したが、第2実施例では、制動器33
0として、ローラレール32を挟んでローラレール21
の両側面でそれぞれ当接する摩擦制動部331を備えた
ものとした。また、上記第1実施例では、制動用のコイ
ルばね332を用いたが、第2実施例では、車軸34に
嵌め込んだねじりばね332aを用いて、制動器330
に付勢力を与えるようにした。この第2実施例でも、ワ
イヤ5が正常に引張している場合には、図7(a)に示
すとおり、摩擦制動部331がローラレール21の内側
面から離反しているため、ガラス障子3の開閉操作が軽
減されるが、ワイヤ5が破断した場合には、図7(b)
に示すとおり、制動器330が作用して、摩擦制動部3
31がローラレール21と当接して摩擦力を生じ、ガラ
ス障子3の移動を阻止するため、操作者にガラス障子3
の重量などの負担が加わることがなく、安全を確保でき
る。尚、図2及び図3では、この第2実施例の摩擦制動
器330を用いた場合について、図示した。
【0027】図8に本発明の第3実施例を示す。上記各
実施例では、制動器330として摩擦制動部331を有
するものを示したが、第3実施例では、上記摩擦制動部
331に代えて、先端に係止用片336を有する係止制
動部337を備える制動器330aを用いるとともに、
ローラレール21には、制動器330aが制動位置に回
動したとき係止制動部337の係止用片336が嵌まり
込む嵌合穴211を、ガラス障子3の移動方向に沿って
多数形成した嵌合式のものを用いている。この第3実施
例では、ワイヤ5が正常に引張している場合には、係止
制動部337がローラレール21の内側面から離反して
いるため、ガラス障子3の開閉操作が軽減されるが、ワ
イヤ5が破断した場合には、制動器330aが制動位置
に回動して、係止用片336がローラレール21の嵌合
穴211内に嵌合してガラス障子3を制動するため、操
作者にガラス障子3の重量などの負担が加わることがな
く、安全を確保できる。
【0028】上記各実施例では、制動器330を上下各
一対のローラ33、32のうち下側の一対のローラ32
に備えたものを示したが、上側の一対のローラ33に制
動器330を備えてもよい。上記実施例では、手動によ
り前窓を開閉するものを示したが、モータ等の動力によ
って開閉駆動するものでもよい。上記実施例では、バラ
ンサーとガラス障子とをワイヤで連結したものを示した
が、ベルトを用いたものでもよい。上記実施例では、前
窓を上方および後方へ開窓させるようにローラレールを
配置したものを示したが、上下方向のみあるいは斜め方
向へローラレールを配置したものでもよい。上記実施例
では、ワイヤを連結機構を介して制動器と連結させた
が、ワイヤを制動器に直接連結させてもよい。上記実施
例では、建設機械のキャビン1の前窓10の開閉装置を
示したが、建物などの窓に用いてもよい。上記実施例で
は、バランサーとして渦巻きばねにより付勢力を与える
ものを示したが、重りにより付勢力を与えるものでもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】建設機械のキャビンの概略図である。
【図2】キャビンの前窓開閉装置のレール部分の正面図
である。
【図3】ローラレール、ローラ及び制動器を示す組付け
図である。
【図4】制動器の第1実施例を示す図で、(a)は側面
図、(b)は正面図、(c)は平面図である。
【図5】第1実施例の制動器の作動を説明するための図
で、(a)は正常時、(b)はワイヤ破断時である。
【図6】制動器の第2実施例を示す図で、(a)は側面
図、(b)は正面図、(c)は平面図である。
【図7】第2実施例の制動器の作動を説明するための図
で、(a)は正常時、(b)はワイヤ破断時である。
【図8】制動器の第3実施例を示すローラレールと制動
部の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 キャビン(壁体) 10 前窓(窓) 2 20 一対のレール 21 ローラレール 22 ワイヤガイド溝 211 嵌合穴 3 ガラス障子(障子) 32 ローラ 330 制動器(障子制動手段、摩擦式障子制動手段) 331 摩擦制動部 332 コイルばね(制動用ばね) 333 溝 335 突起 330a 制動器(障子制動手段、嵌合式障子制動手
段) 336 係止用片部 337 係止制動部 4 バランサー 5 ワイヤ(ワイヤ等) 60 連結部材(連結用部材) 61 長穴(外嵌め穴)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁体に形成された窓の両側に略上下方向
    に平行して配された一対のローラレールと、 該一対のローラレールを転動する一対のローラを有し、
    該ローラの転動により前記ローラレールに沿って略上下
    方向に移動する障子と、 前記窓が形成された前記壁体に取り付けられ、前記障子
    を前記一対のローラレールに沿って略上方向に付勢する
    ためのバランサーと、 一端が前記障子側に連結され、他端が前記バランサーの
    付勢側に連結されるとともに、前記一対のローラレール
    に並設されたワイヤガイド溝内に摺動自在に嵌め込まれ
    た一対のワイヤ等とからなる窓の開閉装置において、 前記障子には、前記ローラレールに当接して前記障子を
    制動する制動位置と前記ローラレールに当接しない遊嵌
    位置との間で回動可能に設けられ、制動用ばねの付勢力
    によって前記ローラレールに当接する制動位置に付勢さ
    れた障子制動手段が備えられ、 前記ワイヤ等の一端は、前記バランサーの付勢力によっ
    て前記障子制動手段を前記制動用ばねの付勢力に抗して
    回動させて前記遊嵌位置に回動駆動するように前記障子
    制動手段に連結されたことを特徴とする窓の開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記障子制動手段は、前記ローラと同軸
    的に回動可能に設けられて、前記ローラの径より径大の
    摩擦制動部を備え、 前記制動位置に回動したとき前記摩擦制動部が前記ロー
    ラレールの内側に当接して前記摩擦制動部と前記ローラ
    レールとの摩擦力によって前記障子を制動する摩擦式障
    子制動手段であることを特徴とする請求項1記載の窓の
    開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記摩擦制動部の前記ローラレールとの
    接触面には、前記障子の移動方向に対して垂直方向に、
    前記ローラレールとの摩擦力を向上させるための溝が形
    成されたことを特徴とする請求項2記載の窓の開閉装
    置。
  4. 【請求項4】 前記障子制動手段は、前記ローラと同軸
    的に回動可能に設けられて、前記ローラの径より径大で
    先端に係止用片を有する係止制動部を備えるとともに、
    前記ローラレールには、前記障子制動手段が前記制動位
    置に回動したとき前記係止制動部の前記係止用片が嵌ま
    り込む嵌合穴が、前記障子の移動方向に沿って多数形成
    され、 前記制動位置に回動したとき前記係止用片が前記ローラ
    レールの前記嵌合穴内に嵌合して前記障子を制動する嵌
    合式障子制動手段であることを特徴とする請求項1記載
    の窓の開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記ワイヤ等の一端は、外嵌め穴を有す
    る連結用部材に固定され、前記障子制動手段には、前記
    外嵌め穴が外嵌めされる突起が備えられ、前記バランサ
    ーの付勢力は、前記突起に外嵌めされた前記連結用部材
    を介して前記障子制動手段に伝達されることを特徴とす
    る請求項1から4のいづれかに記載の窓の開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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