JPH0640631A - 移動式エアターン - Google Patents

移動式エアターン

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Publication number
JPH0640631A
JPH0640631A JP21474292A JP21474292A JPH0640631A JP H0640631 A JPH0640631 A JP H0640631A JP 21474292 A JP21474292 A JP 21474292A JP 21474292 A JP21474292 A JP 21474292A JP H0640631 A JPH0640631 A JP H0640631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air turn
draw
seat
air
turn
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21474292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Mitani
和夫 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0640631A publication Critical patent/JPH0640631A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転条件の変化に伴って生ずるシート経路の
変動に対して、自在にドロー調整ができる移動式エアタ
ーンの提供。 【構成】 移動式エアターン11はコータの塗工装置に
て塗工されたシートがドライヤロールに至るまでの間に
配置されている。移動式エアターン11は位置検出器1
7を備えており、この位置検出器17によってエアター
ンの位置が検出される。検出されたエアターンの位置が
規定位置よりも移動している時は、ドロー制御器によっ
てエアターンが規定位置に戻るようシートドロー値が制
御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコータの塗工装置からド
ライヤに至るまでのシートの経路中に設けられるエアタ
ーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2はコータに設置された従来のエアタ
ーンを示す概略図である。図2において1はコータの塗
工装置、2はエキスパンダロール、3はドライヤロー
ル、4はエアターン、6はアプリケータロールであり、
図示の如くエアターン4の入側にはアプリケータロール
6が、また出側にはドライヤロール3が配置されてい
る。コータの塗工装置(図ではゲートロールサイズ)1
において両面に塗工液を塗布されたシートは、エキスパ
ンダロール2を通ってドライヤパートのドライヤロール
3に入る。前記経路中塗工装置1とエキスパンダロール
2との間には、位置固定状態でエアターンが配置されて
いる。このエアターンはシート案内面4aとこの案内面
4aに沿って複数のエアノズル5とを備えており、同エ
アターン4において、シートはエアノズル5より吐出さ
れるエアにて案内面4aとの間に均一に規定されたギャ
ップを保ちつつ案内面4aに沿って走行する。この時の
ドロー調整に従ってシートテンション調整は前述のアプ
リケータロール6の周速に対するドライヤロール3の周
速を手動にてモータ速度制御装置(図示せず)を操作す
ることにより行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述の装置で
は、通紙時塗工装置1とエキスパンダロール2を経てド
ライヤロールに至る間の経路におけるシートは、例えば
図2において破線にて示すように弛むことがある。この
弛みは通常オペレータが手動にてモータ速度制御装置を
操作し、ドライヤロールの周速を変え、規定位置に固定
されたエアターンのシート案内面に沿ってシートが均一
な規定値のギャップを保ちながら走行するようにドロー
を調節して取り去っている。しかしドライヤロールの数
が多く、またドライヤ自体の回転慣性(GD2 )が大き
い従来装置では、ドライヤロールの周速を手動によって
自在に変更することは困難であり、更に周速変更にも時
間がかかるという不都合があるため、弛みを効果的に取
り去ることは難しかった。また塗工開始時、停止時の吸
湿の度合いにより生ずる紙の伸縮によるドロー及びシー
ト経路の変化や、通紙より塗工開始、更に塗工停止まで
の運転条件の変化に伴って生ずるドロー及びシート経路
の変動に対しても前記手動によって自在にドロー調整す
ることは不可能に近かった。本発明は前記運転条件の変
化に伴って変化するシート経路の変動に追従して移動す
るエアターンの位置を検出し、このエアターンの移動し
た位置におけるドローを調整することにより、エアター
ンを規定位置に戻すことができる移動式エアターンを提
供し、前記従来の問題を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、コー
タの塗工装置にて塗工されたシートがドライヤロールに
至るまでの間の経路に設けられたエアターンにおいて、
同エアターンは移動装置を備えており、同移動装置はシ
ート案内面とシートとの間のギャップが設定値になるよ
うに制御装置によって制御してなるもので、これを課題
解決のための手段とするものである。また本発明では、
前記移動装置は位置検出器を備えており、この位置検出
器にてエアターンの位置を検出し、同エアターンの移動
位置におけるシートドロー値をドロー制御装置にて制御
することにより、エアターンを移動位置より規定位置に
戻すようにしてなるもので、これを課題解決のための手
段とするものである。
【0005】
【作用】本発明はエアノズルの背圧によりシート位置又
は経路を検出し、シート案内面とシートとの間のギャッ
プが規定値になるようにエアターンを移動させる移動装
置及びその制御装置を備えている。更にこの移動装置は
エアターンがその規定位置より移動位置まで移動した時
の位置を検出する検出器(以下セルシンと云う)を備え
ている。
【0006】このため本発明によれば、エアターンのシ
ート案内面とシートとの間のギャップが変化することに
よって生じるエアノズルの背圧を検出し、この背圧が予
め設定された背圧(規定値のギャップにて発生する背
圧)になるよう、制御装置にて移動装置を作動させ、エ
アターンのシート案内面をシートに近づけたり遠ざけた
りする。そしてエアターンがシート経路に追従して移動
した時の位置を位置検出装置で検出し、この検出した位
置が規定位置に戻るまで(エアターンが移動して)ドロ
ー制御装置によりドライヤロールの周速を変える。この
ようにしてドローが変わればギャップ、背圧が変化して
設定背圧になるようにエアターンが移動し、ドロー値を
調整することによりエアターンも規定位置に戻り、シー
トの弛みや張り等の不具合を解消できる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1はコータに設置された本発明に係る移動式エア
ターンの概略構成図である。なお、図1においても図2
に示した従来例と同様に、塗工装置1のアプリケータロ
ール6とエキスパンダロール2との間にはシート案内面
11aと、この案内面11aに沿って複数のエアノズル
5とを備えており、かつ図中矢印A−A′の方向に移動
し得るエアターン11が設けられている。このエアター
ン11のエアノズル5には、エアダクト12より蛇腹ダ
クト13を経て加圧されたエアが供給できるようになっ
ている。またエアターン11には支持軸16及び19が
設けられ、同軸16,19にはリンク15,18が枢着
されており、同リンク15,18の他端はフレームに回
転自在に取付けられた軸14及び17に連結されてい
て、それぞれのリンク15,18は矢印B−B′及びC
−C′の方向に自在に揺動できるように構成されてい
る。またリンク18には自由にストロークするポジショ
ナ付エアシリンダ20が回動自在に取付けられている。
更に本発明はノズル5の背圧Pをダンシング機構制御装
置21に入力して設定されたギャップに相当する背圧と
比較し、差があれば背圧が所定の背圧P0 になるまでエ
アシリンダ20にてエアターン11を移動させることが
できる機構を有している。
【0008】従って今エアシリンダ20を伸長し、リン
ク15と18によってエアターン11を矢印A−A′の
方向に移動させると、シートと案内面11a間のギャッ
プの大きさによりノズル5の背圧が変化する。この背圧
Pをダンシング機構制御装置21に入力し、設定された
ギャップに相当する背圧P0 と比較して、差があれば背
圧がP0 になるまでエアシリンダ20にてエアターン1
1を実線にて示す規定位置より矢印A−A′の方向に移
動させる。これと同時に軸17に設けられたセルシンに
より、エアターン11の規定位置より破線にて示す移動
位置まで移動する間に回転した軸17の角度θを検出す
る。そしてこの角度θが零になるように(即ち、エアタ
ーン11が正規位置に戻るように)エキスパンダロール
2とドライヤロール3をそれぞれ駆動しているモータ2
4及び25の回転数をドロー制御装置23が制御する。
こうしてロール2及び3のロールの周速が変わり、エア
ターンが規定位置に戻る。またドローが変わればシート
経路が変わり、更にギャップ及びこのギャップに相当す
る背圧Pが変わり、設定背圧P0 になるように制御装置
21によりダンシング機構のエアシリンダ20を作動す
る。エアシリンダ20の作動によりリンク15及び18
が揺動し、セルシンにて角度を検出し、ドロー値が調整
されてエアターン11も正規位置に近づき最終的に正規
位置に戻る。また塗工開始時及び停止時の吸湿によるシ
ートの伸縮によりシート経路及びドローが変わると、前
述のようにして設定背圧P0 になるようにエアターン1
1が移動する。更に駆動側の原因等でドローが変化した
時も前述と同様の手法でドロー調整が実行される。
【0009】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明による
と、シートとエアターンとのギャップが設定値になるよ
うにエアターンを移動することが出来、またエアターン
をその移動位置を検出し、ドローを制御することにより
規定位置に戻すことが出来る。更にシート経路に応じて
背圧が設定値になるようにエアターンを移動させ、ドロ
ーを調整することによりエアターン及びシート経路を規
定位置及び規定位置に対して均一な規定のギャップを保
ちつつ走行する設定シート経路に戻すことが出来る。こ
のようにして通紙時のシートの弛みや張りを解消し、塗
工開始時及び停止時の吸湿によるシートの伸縮及びドロ
ーの変化にも対応出来る。また通紙から塗工開始、更に
塗工停止までの運転条件の変化に追従してギャップ及び
シートドローの自動制御が可能となる等の優れた効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る移動式エアターンの側面
図である。
【図2】従来の固定型エアターンを設けたコータの側面
図である。
【符号の説明】
1 塗工装置 2 エキスパンダロール 3 ドライヤロール 5 ノズル 11 エアターン 11a シート案内面 15,18 リンク 20 ポジショナ付エアシリンダ 21 ダンシング機構制御装置 22 シンクロ(セルシン) 23 ドロー制御装置 24,25 モータ P,P0 背圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コータの塗工装置にて塗工されたシート
    がドライヤロールに至るまでの間の経路に設けられたエ
    アターンにおいて、同エアターンは移動装置を備えてお
    り、同移動装置はシート案内面とシートとの間のギャッ
    プが設定値になるよう制御装置によって制御されるよう
    にしたことを特徴とする移動式エアターン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動式エアターンにおい
    て、前記移動装置は位置検出器を備えており、この位置
    検出器にてエアターンの位置を検出し、同エアターンの
    移動位置におけるシートドロー値をドロー制御装置にて
    制御することにより、エアターンを移動位置より規定位
    置に戻すようにしたことを特徴とする移動式エアター
    ン。
JP21474292A 1992-07-21 1992-07-21 移動式エアターン Withdrawn JPH0640631A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21474292A JPH0640631A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 移動式エアターン

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JP21474292A JPH0640631A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 移動式エアターン

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Publication Number Publication Date
JPH0640631A true JPH0640631A (ja) 1994-02-15

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ID=16660842

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21474292A Withdrawn JPH0640631A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 移動式エアターン

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015182332A1 (ja) * 2014-05-28 2015-12-03 株式会社Ihi テンション制御装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015182332A1 (ja) * 2014-05-28 2015-12-03 株式会社Ihi テンション制御装置
JP2015224110A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 株式会社Ihi テンション制御装置
US9862560B2 (en) 2014-05-28 2018-01-09 Ihi Corporation Tension control device

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