JPH06329308A - フィルム巻取装置 - Google Patents
フィルム巻取装置Info
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- JPH06329308A JPH06329308A JP11486993A JP11486993A JPH06329308A JP H06329308 A JPH06329308 A JP H06329308A JP 11486993 A JP11486993 A JP 11486993A JP 11486993 A JP11486993 A JP 11486993A JP H06329308 A JPH06329308 A JP H06329308A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】最適な巻硬さで良好な巻姿の巻ロ−ルを高速巻
取りで得ることができるフィルム巻取装置を提供する。 【構成】接圧ロ−ル5のフィルム2への接圧部Cより巻
取り方向下流側近傍にノズル15を臨ませた風圧付与機
構16を設け、巻ロール7のフィルム表面に風圧を付与
することにより前記接圧部C直後における空気巻込量を
補正し、巻ロール7のフィルム層間に入り込む空気量を
適量に調整できるようにしたものである。
取りで得ることができるフィルム巻取装置を提供する。 【構成】接圧ロ−ル5のフィルム2への接圧部Cより巻
取り方向下流側近傍にノズル15を臨ませた風圧付与機
構16を設け、巻ロール7のフィルム表面に風圧を付与
することにより前記接圧部C直後における空気巻込量を
補正し、巻ロール7のフィルム層間に入り込む空気量を
適量に調整できるようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプラスチックフ
ィルムを高速で巻取軸に巻取り、巻ロールを得るフィル
ム巻取装置に関する。
ィルムを高速で巻取軸に巻取り、巻ロールを得るフィル
ム巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、この種の装置においては、巻ロー
ルのフィルム層間に入り込む空気量を適量に調整し、最
適な巻硬さで良好な巻姿の巻ロ−ルを得るようにしてい
る。従来、巻ロ−ルのフィルム層間に入り込む空気量を
適量に調整する空気量調整方法としては、フィルムの張
力制御と組合わせて、下記の方法が主に用いられてい
る。
ルのフィルム層間に入り込む空気量を適量に調整し、最
適な巻硬さで良好な巻姿の巻ロ−ルを得るようにしてい
る。従来、巻ロ−ルのフィルム層間に入り込む空気量を
適量に調整する空気量調整方法としては、フィルムの張
力制御と組合わせて、下記の方法が主に用いられてい
る。
【0003】すなわち、 (1) 巻ロールと、この巻ロールの直前においてフィルム
が巻き掛けられる近接ロ−ラとの間のギャップ(3〜5
0mm程度)を変えて空気巻込量を調整する近接ロール
方式。
が巻き掛けられる近接ロ−ラとの間のギャップ(3〜5
0mm程度)を変えて空気巻込量を調整する近接ロール
方式。
【0004】(2) 巻ロールの直前においてフィルムが巻
き掛けられ巻ロ−ルに転接する接圧ロールの押付圧(接
圧)を流体シリンダの圧力を制御して変え、空気巻込量
を調整する接圧ロール方式。が用いられている。
き掛けられ巻ロ−ルに転接する接圧ロールの押付圧(接
圧)を流体シリンダの圧力を制御して変え、空気巻込量
を調整する接圧ロール方式。が用いられている。
【0005】しかしながら、前者の近接ロール方式は、
空気巻込量の規制能力、すなわち、空気の巻込量を少な
くする方向にコントロールする能力が弱く、したがっ
て、高速巻取りにより巻ロールの表層速度に近い併行空
気流が生じる場合には、空気の巻込量が多くなり過ぎる
ため、その機能が果たせなくなる。一般的には、巻取速
度100〜150m/minが限界である。なお、多く
製造されている一般的なプラスチックフィルムの厚さ
0.005〜0.05mmである。
空気巻込量の規制能力、すなわち、空気の巻込量を少な
くする方向にコントロールする能力が弱く、したがっ
て、高速巻取りにより巻ロールの表層速度に近い併行空
気流が生じる場合には、空気の巻込量が多くなり過ぎる
ため、その機能が果たせなくなる。一般的には、巻取速
度100〜150m/minが限界である。なお、多く
製造されている一般的なプラスチックフィルムの厚さ
0.005〜0.05mmである。
【0006】また、後者の接圧ロール方式は、近接ロー
ル方式に較べて空気巻込量の規制能力が高く、一般的に
は、プラスチック薄物フィルムでは300〜400m/
min程度まで使用されている。
ル方式に較べて空気巻込量の規制能力が高く、一般的に
は、プラスチック薄物フィルムでは300〜400m/
min程度まで使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、接圧ロール方
式においても、巻取りのより高速化を図るためには、空
気巻込量の規制能力を上げる必要がある。しかしなが
ら、この空気巻込量の規制能力を上げるために、接圧ロ
ールの押付圧を強くしていくと、巻ロールに異常な外力
が局部的に作用し、巻ロールの変形やフィルム表面の傷
付きが発生したり、接圧ロールの変形による接圧ムラが
生じて引きつり等を生じ易くなり、最適な巻硬さで良好
な巻姿の巻ロ−ルを得ることができないといった問題が
あった。
式においても、巻取りのより高速化を図るためには、空
気巻込量の規制能力を上げる必要がある。しかしなが
ら、この空気巻込量の規制能力を上げるために、接圧ロ
ールの押付圧を強くしていくと、巻ロールに異常な外力
が局部的に作用し、巻ロールの変形やフィルム表面の傷
付きが発生したり、接圧ロールの変形による接圧ムラが
生じて引きつり等を生じ易くなり、最適な巻硬さで良好
な巻姿の巻ロ−ルを得ることができないといった問題が
あった。
【0008】上記のように、従来のフィルム巻取装置
は、最適な巻硬さで良好な巻姿の巻ロ−ルを高速巻取り
で得ることができなかった。本発明は、上記事情に基づ
きなされたもので、その目的とするところは、最適な巻
硬さで良好な巻姿の巻ロ−ルを高速巻取りで得ることが
できるフィルム巻取装置を提供するものである。
は、最適な巻硬さで良好な巻姿の巻ロ−ルを高速巻取り
で得ることができなかった。本発明は、上記事情に基づ
きなされたもので、その目的とするところは、最適な巻
硬さで良好な巻姿の巻ロ−ルを高速巻取りで得ることが
できるフィルム巻取装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は課題を解決し得
る第1の手段として、フィルムを巻取軸に巻取り巻ロー
ルを得るフィルム巻取装置であって、巻取り途中の前記
巻ロールに転接する状態に設けられた接圧ロ−ルおよび
この接圧ロ−ルの前記巻ロールへの接触圧を調整する接
圧調整機構を有し、フィルム巻取り時における空気巻込
み量を調節する接圧ロ−ル手段と、この接圧ロ−ル手段
の前記接圧ロ−ルのフィルムへの接圧部より巻取り方向
下流側近傍にノズルを臨ませ、前記巻ロールのフィルム
表面に風圧を付与することにより前記接圧部直後におけ
る空気巻込量を補正する風圧付与手段と、この風圧付与
手段および前記接圧ロ−ル手段が搭載され前記巻取軸に
対して接離する方向に移動可能な可動部材と、この可動
部材を前記巻ロ−ルの巻径に応じて変位させる可動部材
移動手段とを具備してなる構成としたものである。
る第1の手段として、フィルムを巻取軸に巻取り巻ロー
ルを得るフィルム巻取装置であって、巻取り途中の前記
巻ロールに転接する状態に設けられた接圧ロ−ルおよび
この接圧ロ−ルの前記巻ロールへの接触圧を調整する接
圧調整機構を有し、フィルム巻取り時における空気巻込
み量を調節する接圧ロ−ル手段と、この接圧ロ−ル手段
の前記接圧ロ−ルのフィルムへの接圧部より巻取り方向
下流側近傍にノズルを臨ませ、前記巻ロールのフィルム
表面に風圧を付与することにより前記接圧部直後におけ
る空気巻込量を補正する風圧付与手段と、この風圧付与
手段および前記接圧ロ−ル手段が搭載され前記巻取軸に
対して接離する方向に移動可能な可動部材と、この可動
部材を前記巻ロ−ルの巻径に応じて変位させる可動部材
移動手段とを具備してなる構成としたものである。
【0010】また、第2の手段として、フィルムを巻取
軸に巻取り巻ロールを得るフィルム巻取装置であって、
巻取り途中の前記巻ロールに転接する状態に設けられた
接圧ロ−ルおよびこの接圧ロ−ルの前記巻ロールへの接
触圧を調整する接圧調整機構を有し、フィルム巻取り時
における空気巻込み量を調節する接圧ロ−ル手段と、こ
の接圧ロ−ル手段の前記接圧ロ−ルのフィルムへの接圧
部より巻取り方向上流側近傍にノズルを臨ませ、前記巻
ロールのフィルム表面に生じる併行空気流とは逆方向に
風圧を付与することにより前記接圧部直前における空気
巻込量を補正する風圧付与手段と、この風圧付与手段お
よび前記接圧ロ−ル手段が搭載され前記巻取軸に対して
接離する方向に移動可能な可動部材と、この可動部材を
前記巻ロ−ルの巻径に応じて変位させる可動部材移動手
段とを具備してなる構成としたものである。
軸に巻取り巻ロールを得るフィルム巻取装置であって、
巻取り途中の前記巻ロールに転接する状態に設けられた
接圧ロ−ルおよびこの接圧ロ−ルの前記巻ロールへの接
触圧を調整する接圧調整機構を有し、フィルム巻取り時
における空気巻込み量を調節する接圧ロ−ル手段と、こ
の接圧ロ−ル手段の前記接圧ロ−ルのフィルムへの接圧
部より巻取り方向上流側近傍にノズルを臨ませ、前記巻
ロールのフィルム表面に生じる併行空気流とは逆方向に
風圧を付与することにより前記接圧部直前における空気
巻込量を補正する風圧付与手段と、この風圧付与手段お
よび前記接圧ロ−ル手段が搭載され前記巻取軸に対して
接離する方向に移動可能な可動部材と、この可動部材を
前記巻ロ−ルの巻径に応じて変位させる可動部材移動手
段とを具備してなる構成としたものである。
【0011】
【作用】上記第1の手段のフィルム巻取装置によれば、
接圧ロ−ルのフィルムへの接圧部より巻取り方向下流側
近傍にノズルを臨ませた風圧付与手段を設け、巻ロール
のフィルム表面に風圧を付与することにより前記接圧部
直後における空気巻込量を補正するようにしたため、接
圧ロ−ルの接圧部を乗り越えた空気を直後に除去する機
能が強化され、接圧ロールの押付圧は、強押付による巻
ロール側への悪作用が生じない程度の押付圧であって
も、巻ロールのフィルム層間に入り込む空気量を適量に
調整でき、最適な巻硬さで良好な巻姿の巻ロ−ルを高速
巻取りで得ることが可能となる。
接圧ロ−ルのフィルムへの接圧部より巻取り方向下流側
近傍にノズルを臨ませた風圧付与手段を設け、巻ロール
のフィルム表面に風圧を付与することにより前記接圧部
直後における空気巻込量を補正するようにしたため、接
圧ロ−ルの接圧部を乗り越えた空気を直後に除去する機
能が強化され、接圧ロールの押付圧は、強押付による巻
ロール側への悪作用が生じない程度の押付圧であって
も、巻ロールのフィルム層間に入り込む空気量を適量に
調整でき、最適な巻硬さで良好な巻姿の巻ロ−ルを高速
巻取りで得ることが可能となる。
【0012】また、上記第2の手段のフィルム巻取装置
によれば、接圧ロ−ルのフィルムへの接圧部より巻取り
方向上流側近傍にノズルを臨ませた風圧付与手段を設
け、巻ロールのフィルム表面に生じる併行空気流とは逆
方向に風圧を付与することにより前記接圧部直前におけ
る空気巻込量を補正するようにしたから、接圧ロールの
押付圧は、強押付による巻ロール側への悪作用が生じな
い程度の押付圧であっても、巻ロールのフィルム層間に
入り込む空気量を適量に調整でき、最適な巻硬さで良好
な巻姿の巻ロ−ルを高速巻取りで得ることが可能とな
る。
によれば、接圧ロ−ルのフィルムへの接圧部より巻取り
方向上流側近傍にノズルを臨ませた風圧付与手段を設
け、巻ロールのフィルム表面に生じる併行空気流とは逆
方向に風圧を付与することにより前記接圧部直前におけ
る空気巻込量を補正するようにしたから、接圧ロールの
押付圧は、強押付による巻ロール側への悪作用が生じな
い程度の押付圧であっても、巻ロールのフィルム層間に
入り込む空気量を適量に調整でき、最適な巻硬さで良好
な巻姿の巻ロ−ルを高速巻取りで得ることが可能とな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を、図1ないし
図9を参照して詳細に説明する。図1はフィルム巻取装
置1の構成を概略的に示すもので、図示しない押出し機
より吐出されたフィルム2は、ガイドロ−ル3、テンシ
ョンロ−ル4、接圧ロ−ル5に順次巻き掛けられた状態
で、巻取軸(ボビン)6に巻取られている。
図9を参照して詳細に説明する。図1はフィルム巻取装
置1の構成を概略的に示すもので、図示しない押出し機
より吐出されたフィルム2は、ガイドロ−ル3、テンシ
ョンロ−ル4、接圧ロ−ル5に順次巻き掛けられた状態
で、巻取軸(ボビン)6に巻取られている。
【0014】巻取軸6は、図示しないチャックにより両
端部を保持され、フィルム2の走行速度がフィルム2の
巻径に関係無く一定となるように、図中反時計方向(矢
印A方向)に回転駆動されるようになっている。
端部を保持され、フィルム2の走行速度がフィルム2の
巻径に関係無く一定となるように、図中反時計方向(矢
印A方向)に回転駆動されるようになっている。
【0015】前記接圧ロ−ル5はゴムロ−ルからなり、
巻取軸6にフィルム2が巻付けられてなる巻ロ−ル7に
転接する状態に設けられているとともに、接圧調整機構
8により前記巻ロール7への接触圧力が調整されるよう
になっている。
巻取軸6にフィルム2が巻付けられてなる巻ロ−ル7に
転接する状態に設けられているとともに、接圧調整機構
8により前記巻ロール7への接触圧力が調整されるよう
になっている。
【0016】接圧調整機構8は、支軸11Aを介して一
端側が回動自在に支持され、他端側に接圧ロ−ル5が回
動自在に取付けられた支持ア−ム11を有する。この支
持ア−ム11には、作動源であるエアシリンダ12のプ
ランジャ12Aが連結されている。そして、エアシリン
ダ12に圧縮空気が供給されることで、支持ア−ム11
は、支軸11Aを回動支点として、図中反時計方向(矢
印B方向)に回動され、接圧ロ−ル5が巻ロ−ル7に所
定の押付圧で圧接するようになっている。
端側が回動自在に支持され、他端側に接圧ロ−ル5が回
動自在に取付けられた支持ア−ム11を有する。この支
持ア−ム11には、作動源であるエアシリンダ12のプ
ランジャ12Aが連結されている。そして、エアシリン
ダ12に圧縮空気が供給されることで、支持ア−ム11
は、支軸11Aを回動支点として、図中反時計方向(矢
印B方向)に回動され、接圧ロ−ル5が巻ロ−ル7に所
定の押付圧で圧接するようになっている。
【0017】また、接圧ロ−ル5と接圧調整機構8とに
より、フィルム2の巻取り時における空気巻込み量を調
節する接圧ロ−ル手段としての接圧ロ−ル機構13を構
成している。
より、フィルム2の巻取り時における空気巻込み量を調
節する接圧ロ−ル手段としての接圧ロ−ル機構13を構
成している。
【0018】また、この接圧ロ−ル機構13の接圧ロ−
ル5の下方近傍、すなわち、接圧ロ−ル5のフィルム2
への接圧部Cより巻取り方向下流側近傍に、ノズル15
を臨ませた風圧付与手段としての風圧付与機構16が設
けられている。
ル5の下方近傍、すなわち、接圧ロ−ル5のフィルム2
への接圧部Cより巻取り方向下流側近傍に、ノズル15
を臨ませた風圧付与手段としての風圧付与機構16が設
けられている。
【0019】この風圧付与機構16は、巻ロール7と平
行に設けられヘッダ−17を有する。このヘッダ−17
には、図2に示すように、その長さ方向に所定の間隔を
存して複数の風圧調整機構としての絞り弁18…が取付
けられており、これら絞り弁18…を介して前記ノズル
15…が配設された状態となっている。
行に設けられヘッダ−17を有する。このヘッダ−17
には、図2に示すように、その長さ方向に所定の間隔を
存して複数の風圧調整機構としての絞り弁18…が取付
けられており、これら絞り弁18…を介して前記ノズル
15…が配設された状態となっている。
【0020】ノズル15は、例えば、楕円形状の吹出口
のものを開口寸法の長い方が巻取軸6の長さ方向に位置
するように50mmピッチで並べて取付ける。ノズル15
は、大きさや吹出口の形状の異ったものが多数あり、最
適のものを選んで使用する。その大きさ、形状の違いに
より取付ピッチ、フィルム全幅に対する使用個数等が決
まる。
のものを開口寸法の長い方が巻取軸6の長さ方向に位置
するように50mmピッチで並べて取付ける。ノズル15
は、大きさや吹出口の形状の異ったものが多数あり、最
適のものを選んで使用する。その大きさ、形状の違いに
より取付ピッチ、フィルム全幅に対する使用個数等が決
まる。
【0021】また、ヘッダ−17の両端部には、風圧源
であるタ−ボブロア−19から導出された圧縮空気を導
く可撓性の圧縮空気吐出管20が接続され、圧縮空気D
が供給されるようになっている。
であるタ−ボブロア−19から導出された圧縮空気を導
く可撓性の圧縮空気吐出管20が接続され、圧縮空気D
が供給されるようになっている。
【0022】そして、ノズル15…から前記巻ロール7
のフィルム2の表面に向けて吹出される圧縮空気Dの風
圧により、前記接圧部C直後の空気巻込量を補正するよ
うになっている。
のフィルム2の表面に向けて吹出される圧縮空気Dの風
圧により、前記接圧部C直後の空気巻込量を補正するよ
うになっている。
【0023】また、前記ガイドロ−ル3、テンションロ
−ル4、接圧ロ−ル機構13、および、風圧付与機構1
6は、図示しないガイド手段により矢印E方向に往復移
動自在に支持された可動部材としての可動フレ−ム25
に搭載された状態となっており、前記接圧ロ−ル5およ
びノズル15…が、巻取軸6に対して接離する方向に移
動可能となっている。
−ル4、接圧ロ−ル機構13、および、風圧付与機構1
6は、図示しないガイド手段により矢印E方向に往復移
動自在に支持された可動部材としての可動フレ−ム25
に搭載された状態となっており、前記接圧ロ−ル5およ
びノズル15…が、巻取軸6に対して接離する方向に移
動可能となっている。
【0024】この可動フレ−ム25は、可動部材移動手
段としてのフレ−ム移動機構26により、前記巻ロ−ル
7へのフィルム2の巻取り量に応じて変位され、前記接
圧ロ−ル5およびノズル15…と、巻ロ−ル7のフィル
ム表面との間隔が常に一定になるようになっている。
段としてのフレ−ム移動機構26により、前記巻ロ−ル
7へのフィルム2の巻取り量に応じて変位され、前記接
圧ロ−ル5およびノズル15…と、巻ロ−ル7のフィル
ム表面との間隔が常に一定になるようになっている。
【0025】フレ−ム移動機構26は、サ−ボモ−タ2
7の駆動力を、減速機28を介してスクリュ−シャフト
29に伝達し、スクリュ−シャフト29に噛合するナッ
ト部材30が取付けられた前記可動フレ−ム25を移動
するようになっている。
7の駆動力を、減速機28を介してスクリュ−シャフト
29に伝達し、スクリュ−シャフト29に噛合するナッ
ト部材30が取付けられた前記可動フレ−ム25を移動
するようになっている。
【0026】また、フレ−ム移動機構26は、巻取軸6
の回転速度から巻径を演算し、その演算値に基づいてサ
−ボモ−タ27を演算値に対応した値だけ駆動させ、可
動フレ−ム25を後退(図中左方向に移動)させるよう
になっている。
の回転速度から巻径を演算し、その演算値に基づいてサ
−ボモ−タ27を演算値に対応した値だけ駆動させ、可
動フレ−ム25を後退(図中左方向に移動)させるよう
になっている。
【0027】しかして、この様に構成されたフィルム巻
取装置1にあっては、巻取り時において、巻ロール7の
フィルム層間に入り込む空気量を、前記接圧ロ−ル機構
13の接圧ロ−ル5による押付力と、前記風圧付与機構
16のノズル15…から吹出される圧縮空気Dの風圧に
より、適量に調整し、最適な巻硬さで良好な巻姿を得る
ようになっている。
取装置1にあっては、巻取り時において、巻ロール7の
フィルム層間に入り込む空気量を、前記接圧ロ−ル機構
13の接圧ロ−ル5による押付力と、前記風圧付与機構
16のノズル15…から吹出される圧縮空気Dの風圧に
より、適量に調整し、最適な巻硬さで良好な巻姿を得る
ようになっている。
【0028】すなわち、巻取軸6にフィルム2を高速で
巻取ると、回転する巻ロール7の表面はフィルム2と空
気の摩擦力、静電気、巻ロール7の偏心によるポンプ効
果等で、図3に示すように併行空気流Fが生じる。この
併行空気流Fのフィルム2と空気の境界は、フィルム2
の速度に限りなく近くなる。
巻取ると、回転する巻ロール7の表面はフィルム2と空
気の摩擦力、静電気、巻ロール7の偏心によるポンプ効
果等で、図3に示すように併行空気流Fが生じる。この
併行空気流Fのフィルム2と空気の境界は、フィルム2
の速度に限りなく近くなる。
【0029】そして、この併行空気流Fの発生により、
接圧ロ−ル5の接圧部Cの直前と直後には、図4に示す
ように、空気層FA ,FB が形成される。この併行空気
流Fを、接圧ロ−ル5による押付力と、風圧付与機構1
6のノズル15…から吹出される圧縮空気Dの風圧によ
り、カットすると、巻込前空気層FA と巻込後空気層F
B の空気が、図5に示すように巻ロール7の両端部に向
って流れてフィルム2の幅方向両端から抜けていく。
接圧ロ−ル5の接圧部Cの直前と直後には、図4に示す
ように、空気層FA ,FB が形成される。この併行空気
流Fを、接圧ロ−ル5による押付力と、風圧付与機構1
6のノズル15…から吹出される圧縮空気Dの風圧によ
り、カットすると、巻込前空気層FA と巻込後空気層F
B の空気が、図5に示すように巻ロール7の両端部に向
って流れてフィルム2の幅方向両端から抜けていく。
【0030】したがって、幅広フィルムほど空気混入除
去と均一化の調整が二次曲線的に難しくなる。図5中、
FA ′は巻込前空気層FA の空気の流れを示し、FB ′
は巻込後空気層FB の空気の流れを示す。
去と均一化の調整が二次曲線的に難しくなる。図5中、
FA ′は巻込前空気層FA の空気の流れを示し、FB ′
は巻込後空気層FB の空気の流れを示す。
【0031】このように、この第1の実施例にあって
は、接圧部Cの直後の巻込後空気層FB の空気の量を風
圧付与機構16により補正できるようにしたから、接圧
ロール5の押付圧は、強押付による巻ロール7側への悪
作用が生じない程度の押付圧であっても、巻ロール7の
フィルム層間に入り込む空気量を適量に調整でき、最適
な巻硬さで良好な巻姿を得ることができるものである。
は、接圧部Cの直後の巻込後空気層FB の空気の量を風
圧付与機構16により補正できるようにしたから、接圧
ロール5の押付圧は、強押付による巻ロール7側への悪
作用が生じない程度の押付圧であっても、巻ロール7の
フィルム層間に入り込む空気量を適量に調整でき、最適
な巻硬さで良好な巻姿を得ることができるものである。
【0032】なお、接圧ロール5の押付圧は、巻取速
度、フィルムの厚さ等により変更する。図6は、接圧ロ
−ル5の押付圧(接圧)と巻込空気圧力分布の関係を示
すもので、状況により(イ)、(ロ)に示す状態とな
る。図中WA はフィルム2の幅を示し、WB は接圧ロ−
ル5の接触線幅を示す。なお、接触線幅WB は、通常、
2〜5mm程度である。一般的に 押付圧は、30〜1kg・f/m 接圧接触線の面圧は、1.5kg・f/cm2 〜0.0
2kg・f/cm2 である。
度、フィルムの厚さ等により変更する。図6は、接圧ロ
−ル5の押付圧(接圧)と巻込空気圧力分布の関係を示
すもので、状況により(イ)、(ロ)に示す状態とな
る。図中WA はフィルム2の幅を示し、WB は接圧ロ−
ル5の接触線幅を示す。なお、接触線幅WB は、通常、
2〜5mm程度である。一般的に 押付圧は、30〜1kg・f/m 接圧接触線の面圧は、1.5kg・f/cm2 〜0.0
2kg・f/cm2 である。
【0033】図6に示すように、巻込前空気層FA と巻
込後空気層FB の風圧は、フィルム2の幅方向に不均一
となる。このため、押付圧のフィルム幅方向の分割調整
が有効となる。
込後空気層FB の風圧は、フィルム2の幅方向に不均一
となる。このため、押付圧のフィルム幅方向の分割調整
が有効となる。
【0034】そこで、この実施例にあっては、風圧調整
機構である絞り弁18…の開度を変えることで、各ノズ
ル15…毎に調整し、状況に合った風圧分布が得られる
ようになっている。
機構である絞り弁18…の開度を変えることで、各ノズ
ル15…毎に調整し、状況に合った風圧分布が得られる
ようになっている。
【0035】また、図7に示すように、ノズル15…を
外向きに傾け、圧縮空気Dの吹付方向を外向きにするこ
とも有効である。また、図8および図9に示すように、
エア−ナイフ型のノズル15Aを用い、このノズル15
Aの吹出口35Cの開口幅を、風圧調整機構45によ
り、フィルム2の幅方向に分割調整可能としたものも有
効である。
外向きに傾け、圧縮空気Dの吹付方向を外向きにするこ
とも有効である。また、図8および図9に示すように、
エア−ナイフ型のノズル15Aを用い、このノズル15
Aの吹出口35Cの開口幅を、風圧調整機構45によ
り、フィルム2の幅方向に分割調整可能としたものも有
効である。
【0036】これは、ノズル15Aの一方の板部35A
にフィルム幅方向に所定間隔に多数のねじ穴36…を設
けるとともに、板部35Aと平行に、前記ねじ穴36…
に対応してねじ挿通孔37…を有した支持板38を設け
る。そして、支持板38の外側面からねじ挿通孔37…
に複数の調整ねじ39を回転可能に挿通し、その先端ね
じ部39Aをねじ穴36…に螺合したものとなってい
る。また、調整ねじ39…は、支持板38の内側面側に
位置して嵌着された抜止部材としてのEリング40…に
より、それぞれ抜け方向の動きが規制されている。
にフィルム幅方向に所定間隔に多数のねじ穴36…を設
けるとともに、板部35Aと平行に、前記ねじ穴36…
に対応してねじ挿通孔37…を有した支持板38を設け
る。そして、支持板38の外側面からねじ挿通孔37…
に複数の調整ねじ39を回転可能に挿通し、その先端ね
じ部39Aをねじ穴36…に螺合したものとなってい
る。また、調整ねじ39…は、支持板38の内側面側に
位置して嵌着された抜止部材としてのEリング40…に
より、それぞれ抜け方向の動きが規制されている。
【0037】そして、調整ねじ39…を回すことで、ノ
ズル15Aの一方の板部35Aを押引きして他方の板部
35Bに対して近付けたり、離したりして吹出口35C
の開口幅を部分的に変え、風圧調整をフィルム幅方向に
分割して行うものである。
ズル15Aの一方の板部35Aを押引きして他方の板部
35Bに対して近付けたり、離したりして吹出口35C
の開口幅を部分的に変え、風圧調整をフィルム幅方向に
分割して行うものである。
【0038】つぎに、本発明の第2の実施例を、図10
を参照して詳細に説明する。なお、上述の第1の実施例
と同一部分は同一の符号を付して、重複説明を省略す
る。
を参照して詳細に説明する。なお、上述の第1の実施例
と同一部分は同一の符号を付して、重複説明を省略す
る。
【0039】この第2の実施例のフィルム巻取装置10
は、接圧ロ−ル機構13の接圧ロ−ル5の上方近傍、す
なわち、接圧ロ−ル5のフィルム2への接圧部Cより巻
取り方向上流側近傍に、ノズル15…を臨ませた風圧付
与手段としての風圧付与機構16を設け、巻ロール7の
フィルム2の表面に生じる併行空気流Fとは逆方向に風
圧を付与することにより押返すように除去して、接圧部
Cの直前における空気巻込量を少なくするように補正で
きるようにしたものである。
は、接圧ロ−ル機構13の接圧ロ−ル5の上方近傍、す
なわち、接圧ロ−ル5のフィルム2への接圧部Cより巻
取り方向上流側近傍に、ノズル15…を臨ませた風圧付
与手段としての風圧付与機構16を設け、巻ロール7の
フィルム2の表面に生じる併行空気流Fとは逆方向に風
圧を付与することにより押返すように除去して、接圧部
Cの直前における空気巻込量を少なくするように補正で
きるようにしたものである。
【0040】このため、第1の実施例の装置と同様に、
接圧ロール5の押付圧は、強押付による巻ロール7側へ
の悪作用が生じない程度の押付圧であっても、巻ロール
7のフィルム層間に入り込む空気量を適量に調整でき、
最適な巻硬さで良好な巻姿を得ることができるものであ
る。
接圧ロール5の押付圧は、強押付による巻ロール7側へ
の悪作用が生じない程度の押付圧であっても、巻ロール
7のフィルム層間に入り込む空気量を適量に調整でき、
最適な巻硬さで良好な巻姿を得ることができるものであ
る。
【0041】また、ノズル15…も、フィルム幅方向に
分割して風圧調整を行えるものとなっていることは勿論
である。なお、巻ロール7の外表面の凸凹状態を、光電
センサあるいはレーザーセンサ等でとらえて、絞り弁1
8…にフィードバックして絞り量を調節することによ
り、上記ノズル15…の風圧を可変し、巻コブ除去など
の自動制御を行うようにすることも可能である。
分割して風圧調整を行えるものとなっていることは勿論
である。なお、巻ロール7の外表面の凸凹状態を、光電
センサあるいはレーザーセンサ等でとらえて、絞り弁1
8…にフィードバックして絞り量を調節することによ
り、上記ノズル15…の風圧を可変し、巻コブ除去など
の自動制御を行うようにすることも可能である。
【0042】また、風圧付与機構16のノズル15(1
5A)から吹き出される圧縮空気Dとして、静電気除去
用イオンエア−を使用することにより、巻込み空気量を
規制すると同時に静電気除去効果を得るようにしても良
い。その他、本発明は、上述の実施例に限らず、本発明
の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論
である。
5A)から吹き出される圧縮空気Dとして、静電気除去
用イオンエア−を使用することにより、巻込み空気量を
規制すると同時に静電気除去効果を得るようにしても良
い。その他、本発明は、上述の実施例に限らず、本発明
の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論
である。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、つぎのような効果を奏する。請求項1記載のフィル
ム巻取装置によれば、接圧ロ−ルのフィルムへの接圧部
より巻取り方向下流側近傍にノズルを臨ませた風圧付与
手段を設け、巻ロールのフィルム表面に風圧を付与する
ことにより前記接圧部直後における空気巻込量を補正す
るようにしたから、巻ロールのフィルム層間に入り込む
空気量を適量に調整でき、最適な巻硬さで高速巻取りが
行える。また、接圧ロールの押付圧は、強押付による巻
ロール側への悪作用、すなわち、巻ロールの変形、傷つ
き、ひきつり等が生じない程度の押付圧であってよく、
良好な巻姿の巻ロ−ルを得ることができる。
ば、つぎのような効果を奏する。請求項1記載のフィル
ム巻取装置によれば、接圧ロ−ルのフィルムへの接圧部
より巻取り方向下流側近傍にノズルを臨ませた風圧付与
手段を設け、巻ロールのフィルム表面に風圧を付与する
ことにより前記接圧部直後における空気巻込量を補正す
るようにしたから、巻ロールのフィルム層間に入り込む
空気量を適量に調整でき、最適な巻硬さで高速巻取りが
行える。また、接圧ロールの押付圧は、強押付による巻
ロール側への悪作用、すなわち、巻ロールの変形、傷つ
き、ひきつり等が生じない程度の押付圧であってよく、
良好な巻姿の巻ロ−ルを得ることができる。
【0044】また、請求項2記載のフィルム巻取装置に
よれば、接圧ロ−ルのフィルムへの接圧部より巻取り方
向上流側近傍にノズルを臨ませた風圧付与手段を設け、
巻ロールのフィルム表面に生じる併行空気流とは逆方向
に風圧を付与することにより前記接圧部直前における空
気巻込量を補正するようにしたから、巻ロールのフィル
ム層間に入り込む空気量を適量に調整でき、最適な巻硬
さで高速巻取りが行える。また、接圧ロールの押付圧
は、強押付による巻ロール側への悪作用、すなわち、巻
ロールの変形、傷つき、ひきつり等が生じない程度の押
付圧であってよく、良好な巻姿の巻ロ−ルを得ることが
できる。
よれば、接圧ロ−ルのフィルムへの接圧部より巻取り方
向上流側近傍にノズルを臨ませた風圧付与手段を設け、
巻ロールのフィルム表面に生じる併行空気流とは逆方向
に風圧を付与することにより前記接圧部直前における空
気巻込量を補正するようにしたから、巻ロールのフィル
ム層間に入り込む空気量を適量に調整でき、最適な巻硬
さで高速巻取りが行える。また、接圧ロールの押付圧
は、強押付による巻ロール側への悪作用、すなわち、巻
ロールの変形、傷つき、ひきつり等が生じない程度の押
付圧であってよく、良好な巻姿の巻ロ−ルを得ることが
できる。
【0045】また、請求項3記載のフィルム巻取装置に
よれば、フィルムの全幅方向に複数分割して風圧を部分
的に変えるための風圧調節機構を具備するため、巻取り
状況に応じた風圧調整が極めて容易となる。
よれば、フィルムの全幅方向に複数分割して風圧を部分
的に変えるための風圧調節機構を具備するため、巻取り
状況に応じた風圧調整が極めて容易となる。
【図1】本発明の第1の実施例に係わるフィルム巻取装
置の構成を概略的に示す側面図。
置の構成を概略的に示す側面図。
【図2】図1に示すフィルム巻取装置の主要部の構成を
示す平面図。
示す平面図。
【図3】巻ロ−ルの回転に伴う表面付近の空気の流れを
示す説明図。
示す説明図。
【図4】巻ロ−ルの回転に伴って接圧ロ−ルの接圧部の
直前と直後に空気層が形成された状態を模式的に示す
図。
直前と直後に空気層が形成された状態を模式的に示す
図。
【図5】接圧部の近傍の巻込前空気層および巻込後空気
層のそれぞれの空気が抜けていく状態を示す説明図。
層のそれぞれの空気が抜けていく状態を示す説明図。
【図6】接圧ロ−ルの押付圧と巻込空気圧力分布の関係
を示す図。
を示す図。
【図7】フィルム巻取装置の主要部の構成である風圧付
与機構の第1の変形例を示す図。
与機構の第1の変形例を示す図。
【図8】フィルム巻取装置の主要部の構成である風圧付
与機構の第2の変形例を示す図。
与機構の第2の変形例を示す図。
【図9】図8のZ−Z線に沿う断面図。
【図10】本発明の第2の実施例に係わるフィルム巻取
装置の構成を概略的に示す側面図。
装置の構成を概略的に示す側面図。
1,10…フィルム巻取装置、2…フィルム、3…ガイ
ドロ−ル、4…テンションロ−ル、5…接圧ロ−ル、7
…巻ロール、8…接圧調整機構、11A…支軸、11…
支持ア−ム、12…エアシリンダ、12A…プランジ
ャ、13…接圧ロ−ル機構(接圧ロ−ル手段)、15,
15A…ノズル、16…風圧付与機構(風圧付与手
段)、17…ヘッダ−、18…絞り弁(風圧調整機
構)、19…タ−ボブロア−(風圧源)、20…圧縮空
気吐出管、25…可動フレ−ム(可動部材)、26…フ
レ−ム移動機構(可動部材移動手段)、27…サ−ボモ
−タ、28…減速機、29…スクリュ−シャフト、30
…ナット部材、45…風圧調整機構、C…接圧部、D…
圧縮空気、F…併行空気流、FA …巻込前空気層、FB
…巻込後空気層。
ドロ−ル、4…テンションロ−ル、5…接圧ロ−ル、7
…巻ロール、8…接圧調整機構、11A…支軸、11…
支持ア−ム、12…エアシリンダ、12A…プランジ
ャ、13…接圧ロ−ル機構(接圧ロ−ル手段)、15,
15A…ノズル、16…風圧付与機構(風圧付与手
段)、17…ヘッダ−、18…絞り弁(風圧調整機
構)、19…タ−ボブロア−(風圧源)、20…圧縮空
気吐出管、25…可動フレ−ム(可動部材)、26…フ
レ−ム移動機構(可動部材移動手段)、27…サ−ボモ
−タ、28…減速機、29…スクリュ−シャフト、30
…ナット部材、45…風圧調整機構、C…接圧部、D…
圧縮空気、F…併行空気流、FA …巻込前空気層、FB
…巻込後空気層。
Claims (3)
- 【請求項1】 フィルムを巻取軸に巻取り巻ロールを得
るフィルム巻取装置であって、 巻取り途中の前記巻ロールに転接する状態に設けられた
接圧ロ−ルおよびこの接圧ロ−ルの前記巻ロールへの接
触圧を調整する接圧調整機構を有し、フィルム巻取り時
における空気巻込み量を調節する接圧ロ−ル手段と、 この接圧ロ−ル手段の前記接圧ロ−ルのフィルムへの接
圧部より巻取り方向下流側近傍にノズルを臨ませ、前記
巻ロールのフィルム表面に風圧を付与することにより前
記接圧部直後における空気巻込量を補正する風圧付与手
段と、 この風圧付与手段および前記接圧ロ−ル手段が搭載され
前記巻取軸に対して接離する方向に移動可能な可動部材
と、 この可動部材を前記巻ロ−ルの巻径に応じて変位させる
可動部材移動手段と、を具備してなることを特徴とする
フィルム巻取装置。 - 【請求項2】 フィルムを巻取軸に巻取り巻ロールを得
るフィルム巻取装置であって、 巻取り途中の前記巻ロールに転接する状態に設けられた
接圧ロ−ルおよびこの接圧ロ−ルの前記巻ロールへの接
触圧を調整する接圧調整機構を有し、フィルム巻取り時
における空気巻込み量を調節する接圧ロ−ル手段と、 この接圧ロ−ル手段の前記接圧ロ−ルのフィルムへの接
圧部より巻取り方向上流側近傍にノズルを臨ませ、前記
巻ロールのフィルム表面に生じる併行空気流とは逆方向
に風圧を付与することにより前記接圧部直前における空
気巻込量を補正する風圧付与手段と、 この風圧付与手段および前記接圧ロ−ル手段が搭載され
前記巻取軸に対して接離する方向に移動可能な可動部材
と、 この可動部材を前記巻ロ−ルの巻径に応じて変位させる
可動部材移動手段と、を具備してなることを特徴とする
フィルム巻取装置。 - 【請求項3】 風圧付与手段が、フィルムの全幅方向に
複数分割して風圧を部分的に変えるための風圧調節機構
を具備することを特徴とする請求項1または請求項2記
載のフィルム巻取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11486993A JPH06329308A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | フィルム巻取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11486993A JPH06329308A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | フィルム巻取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06329308A true JPH06329308A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14648730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11486993A Pending JPH06329308A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | フィルム巻取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06329308A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1350749A2 (en) * | 2002-04-04 | 2003-10-08 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Tape winder |
US7191975B2 (en) | 2004-08-24 | 2007-03-20 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Tape winding apparatus |
CN101665194A (zh) * | 2008-08-27 | 2010-03-10 | 富士胶片株式会社 | 聚合物薄膜的卷绕方法及其装置 |
JP2014051370A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 薄膜シート巻取装置および薄膜シート巻取方法 |
JP2016141557A (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-08 | 富士フイルム株式会社 | ウェブの巻取り方法 |
CN109348829A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-02-19 | 山东省农业机械科学研究院 | 一种气力式残膜回收装置、联合作业机及方法 |
CN111824819A (zh) * | 2019-04-22 | 2020-10-27 | 住友化学株式会社 | 接触辊及卷绕装置 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP11486993A patent/JPH06329308A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1350749A2 (en) * | 2002-04-04 | 2003-10-08 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Tape winder |
US6854683B2 (en) | 2002-04-04 | 2005-02-15 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Tape winder |
EP1350749A3 (en) * | 2002-04-04 | 2006-03-15 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Tape winder |
US7191975B2 (en) | 2004-08-24 | 2007-03-20 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Tape winding apparatus |
CN101665194A (zh) * | 2008-08-27 | 2010-03-10 | 富士胶片株式会社 | 聚合物薄膜的卷绕方法及其装置 |
JP2010052863A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Fujifilm Corp | ポリマーフィルムの巻取方法及びその装置 |
JP2014051370A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 薄膜シート巻取装置および薄膜シート巻取方法 |
JP2016141557A (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-08 | 富士フイルム株式会社 | ウェブの巻取り方法 |
CN109348829A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-02-19 | 山东省农业机械科学研究院 | 一种气力式残膜回收装置、联合作业机及方法 |
CN111824819A (zh) * | 2019-04-22 | 2020-10-27 | 住友化学株式会社 | 接触辊及卷绕装置 |
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