JPH08180405A - 磁気テープ表面処理方法及びその装置 - Google Patents

磁気テープ表面処理方法及びその装置

Info

Publication number
JPH08180405A
JPH08180405A JP26993095A JP26993095A JPH08180405A JP H08180405 A JPH08180405 A JP H08180405A JP 26993095 A JP26993095 A JP 26993095A JP 26993095 A JP26993095 A JP 26993095A JP H08180405 A JPH08180405 A JP H08180405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
tension
tape
speed
surface treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26993095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Takahashi
和雄 高橋
Mitsuhiro Ono
光浩 小野
Takumi Honma
巧 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP26993095A priority Critical patent/JPH08180405A/ja
Publication of JPH08180405A publication Critical patent/JPH08180405A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気テープの生産速度とドロップアウト品質と
の両方を向上させる磁気テープ表面処理装置を提供す
る。 【解決手段】磁気テープとラッピングテープとを擦り合
わせて磁性面の突起物や付着物を除去する磁気テープ表
面処理装置において、磁気テープとラッピングテープと
の摩擦面の外側から加圧エアーを吹きつけ両者の間のエ
アーフィルムを遮断することにより密着性を高め、表面
処理効率を上げる。又、両テープが接する前と後とにお
ける磁気テープの各張力を同時に制御することにより表
面処理効果のバラツキを無くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープの製造過程
において磁性面に生じる突起物や付着物を除去してドロ
ップアウトを低減するための磁気テープ表面処理装置に
関し、特に、表面処理効果の向上と、ドロップアウト品
質のバラツキの防止との両方を同時に可能にした磁気テ
ープ表面処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープの製造中、しばしば磁性面に
微細な突起物や付着物が発生する。これは、磁気記録/
再生時における所謂ドロップアウトの原因となる。その
ため、磁気テープの製造工程においては、上記突起物や
付着物を磁気テープの表面から除去するための磁気テー
プ表面処理装置が使用されている。
【0003】磁気テープ表面処理装置の原理は、磁気テ
ープの磁性面をラッピングテープにより擦ることによ
り、両者の摩擦で磁性面の突起物や付着物を落とすもの
である。図8は、従来の磁気テープ表面処理装置の一例
の構成を示す。
【0004】図8において、表面処理の対象となる磁気
テープ1は、先ず、巻き出し側からインフィードロール
2に送り込まれる。インフィードロール2は相接しなが
ら互いに反対方向に回転する2つのローラーからなりモ
ータ3により駆動されている。磁気テープ1はインフィ
ードロール2の2つのローラーの間を通ってガイドロー
ラー4へ送られる。
【0005】ガイドローラー4は、磁気テープ1の磁性
面を外向きにしてその走行方向を変換するためのもので
ある。ガイドローラー4により走行方向を変えられた磁
気テープ1は、ガイドローラー4と反対方向に回転する
ラッピング用ガイドローラー5の周りを磁性面を内側に
向けて抱くようにしてθ度のセクター区間だけ走行した
後、ラッピングテープ用ガイドローラー5を離れガイド
ローラー6へ送られる。
【0006】ガイドローラー6は、磁気テープ1の磁性
面を外側に向けてその走行方向を再変換するものであ
る。磁気テープ1は、ガイドローラー6により走行方向
を巻き入れ時と同一方向に変換された後アウトフィード
ロール7へ送られる。
【0007】アウトフィードロール7は、相接しながら
互いに反対方向に回転する2つのローラーからなりモー
タ8により駆動されている。磁気テープ1はこれら2つ
のローラーの間を通して巻き取り側へ送り出される。
【0008】ラッピングテープ用ガイドローラー5の表
面と磁気テープ1の磁性面との間には、図9でも示して
いるように、ラッピングテープ9が介在している。ラッ
ピングテープ9は、互いに反対方向に回転するラッピン
グテープローラー10、11にその両端を接続されてお
り、ローラー10をモータ12(図8参照)により回転
駆動することにより磁気テープ1と反対方向に走行する
ようになっている。
【0009】従って、磁気テープ1の磁性面とラッピン
グテープ9の面との間に摩擦が発生し、その結果、磁気
テープ1の磁性面の突起物や付着物がラッピングテープ
9により除去されることになる。
【0010】インフィードロール2から送り出されアウ
トフィードロール7により引き取られる磁気テープ1
は、ラッピングテープ用ガイドローラー5においてラッ
ピングテープ9との摩擦によりあたかもブレーキを掛け
られたように減速するので、図10および図11に示す
ように、磁気テープ1のラッピングテープ9と接触する
前の位置(入口という)の張力(入口張力という)は小
さくなり、一方、接触した後の位置(出口という)の張
力(出口張力という)は入口張力より大きい。
【0011】磁気テープ表面処理装置においては、磁気
テープ1の入口張力および出口張力を一定に維持するこ
とは、表面処理の効果を均一にするために重要である。
そのため、図8に示すように、磁気テープ表面処理装置
は、入口張力を検出するための入口張力検出器13と、
出口張力を検出するための出口張力検出器14と、これ
らにより検出された入口張力および出口張力に基づきモ
ータ3、8、12を制御する制御回路50とを備えてい
る。
【0012】制御回路50は、磁気テープ1の入口速
度、即ちインフィードロール2の回転速度を一定値に設
定するための速度設定器51と、入口張力を設定するた
めの入口張力設定器52と、出口張力を設定するための
出口張力設定器53と、ラッピングテープ9の送り速度
を設定するためのラッピング送り速度設定器54とを有
している。
【0013】速度設定器51で設定された速度を表す速
度信号Aは比例+積分+微分制御動作を行うPID55
とインバータであるINV56を介してモータ3に供給
され、その回転速度を制御する。この速度信号Aは、
又、後述する加算回路57の入力の一つにもなってい
る。
【0014】入口張力設定器52で設定された入口張力
設定値と入口張力検出器13での入口張力検出値との差
が減算回路58で求められる。得られた差信号は切り換
え回路59の一方の入力となる。
【0015】出口張力設定器53で設定された出口張力
設定値と出口張力検出器14での出口張力検出値との差
が減算器60で求められ、得られた差信号は切り換え回
路59の他方の入力となる。
【0016】切り換え回路59は、減算回路58からの
入力と減算回路60からの入力とを切り換えてその出力
とする。切り換え回路59の出力は加算回路57の他方
の入力となる。
【0017】加算回路57は、切り換え回路59からの
入力と速度設定器51の出力信号Aとを加算し、加算結
果をPID61、INV62を通じてモータ8へ供給す
る。これにより、アウトフィードロール7の回転速度が
制御される。
【0018】ラッピング送り速度設定器54で設定され
たラッピングテープ9の送り速度は、スピードコントロ
ールをするSPC63を介してモータ12へ供給され、
これにより、ローラー10の回転速度が制御される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】磁気テープの製造にお
いては、製造速度と製品の品質が重要視される。磁気テ
ープ表面処理装置は磁気テープの製造ラインの一環をな
すものであるから、磁気テープの生産速度を上げるため
には磁気テープの表面処理速度を上げる必要がある。
【0020】しかしながら、従来の磁気テープ表面処理
装置においては、処理速度を上げると表面処理効果が低
下するため、高品質を要求される磁気テープでは表面処
理速度は余り上げることはできず、従って、磁気テープ
表面処理装置が磁気テープの生産速度を制約する結果に
なるという問題点があった。
【0021】表面処理速度を余り上げられない理由は、
磁気テープとラッピングテープとの間にはエアーフィル
ムと呼ばれる薄い空気層が発生して磁気テープが浮上す
る傾向があり、表面処理速度すなわち磁気テープの走行
速度を上げると、磁気テープのラッピングテープ上から
の浮上量が大きくなり、その結果、両テープ間の密着度
が低下し、表面処理効果は低下する。
【0022】従来、エアーフィルムについては積極的に
除去することは考慮されておらず、従って、エアーフィ
ルムの除去手段を持った磁気テープ表面処理装置は存在
しなかった。
【0023】そこで、要求品質が高い磁気テープに対し
ては磁気テープ表面処理装置の速度を落として複数回の
表面処理を行ったり、あるいは、表面処理のための専用
工程を設ける等により対応していた。そのため、材料
費、工数、製品完成までのリードタイムのいずれもが増
加するという問題点があった。
【0024】又、品質の安定については、従来、入口張
力制御と出口張力制御とを切り換えて行っていたため、
図10に示すように、入口張力制御を行っている時は、
入口張力は一定に保たれるが出口張力は不安定になり、
又、図11に示すように、出口張力制御を行っている時
は、出口張力は一定に保たれるが入口張力は不安定にな
る。そのため磁気テープのドロップアウトのバラツキの
原因となっていた。
【0025】従って、本発明は、ドロップアウト品質の
高い磁気テープを高い速度で生産することを可能にする
磁気テープ表面処理装置を提供することを目的とし、こ
の目的を果たすためには、磁気テープとラッピングテー
プとの高速走行時の密着性を従来に比べて充分に大きく
するために阻害要因であったエアーフィルムを除去する
ための手段と共に、このような大きな密着性を継続的に
一定に維持するための制御手段とに解決しなければなら
ない課題を有している。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る磁気テープ表面処理方法は、磁気テー
プをラッピングテープに接触させながら走行させて磁性
面上の突起物や付着物を除去する磁気テープ表面処理方
法であって、前記磁気テープと前記ラッピングテープと
が接触させたい初期位置側においてエアーを吹き付ける
ことである。
【0027】又、上記エアーの吹き付け力と前記磁気テ
ープの走行速度とを相互に調整自在にしたこと;上記エ
アーの吹き付け力と前記磁気テープの巻出す入口側の張
力及び巻取る出口側の張力とを相互に調整自在にしたこ
と;上記磁気テープの走行速度に対応して前記ラッピン
グテープの走行速度を変えるようにしたこと;上記エア
ーの吹き付けは、前記磁気テープ側から行うようにした
磁気テープ表面処理方法である。
【0028】一方、磁気テープ表面処理装置は、磁気テ
ープをラッピングテープで摩擦して磁性面上の突起物や
付着物を除去する磁気テープ表面処理装置であって、前
記磁気テープの張力を調整する調整手段と、前記磁気テ
ープと前記ラッピングテープとが接触させたい初期位置
側にエアを吹き付ける加圧エア手段とを設けたことであ
る。
【0029】更に、上記調整手段には、磁気テープを巻
出す入口側の張力と前記磁気テープを巻取る出口側の張
力の強さを同時にフィードバック制御する制御手段を設
けたこと;上記制御手段は、前記磁気テープを巻出す入
口側のテープ速度を基準にして、前記磁気テープを巻取
る出口側のテープ速度を制御して前記出口側の張力をフ
ィードバック制御し且つ前記加圧エア手段を制御して前
記入口側の張力をフィードバック制御するようにしたこ
と;上記制御手段は、前記入口側のテープ速度を基準に
して、前記出口側のテープ速度を制御して前記入口側の
張力をフィードバック制御し且つ前記加圧エア手段を制
御して前記出口側の張力をフィードバック制御するよう
にしたこと;上記入口側のテープ速度を一定に維持した
こと;上記制御手段は、前記磁気テープを巻取る出口側
のテープ速度を基準にして、前記磁気テープを巻出す入
口側のテープ速度を制御して前記入口側の張力をフィー
ドバック制御し且つ前記加圧エア手段を制御して前記出
口側の張力をフィードバック制御するようにしたこと;
上記制御手段は、前記出口側のテープ速度を基準にし
て、前記入口側のテープ速度を制御して前記出口側の張
力をフィードバック制御し且つ前記加圧エア手段を制御
して前記入口側の張力をフィードバック制御するように
したこと;上記出口側のテープ速度を一定に維持したこ
と;上記制御手段は、前記磁気テープの入口側の張力又
は及び出口側の張力に基づいて、前記ラッピングテープ
の速度又は及び加圧エア手段のエアの強さを制御して前
記入口側の張力及び出口側の張力をフィードバック制御
するようにしたこと;上記制御手段は、前記磁気テープ
の入口側の張力に基づいて出口側のテープ速度を制御し
且つ出口側の張力に基づいて入口側のテープ速度を制御
して、前記入口側の張力及び出口側の張力をフィードバ
ック制御するようにしたこと;上記制御手段は、前記加
圧エア手段のエアの強さを基準にして、前記入口側のテ
ープ速度を制御して前記入口側の張力をフィードバック
制御し且つ前記出口側のテープ速度を制御して出口側の
張力をフィードバック制御するようにしたこと;上記制
御手段は、前記加圧エア手段のエアの強さを基準にし
て、前記出口側のテープ速度を制御して前記出口側の張
力をフィードバック制御し且つ前記入口側のテープ速度
を制御して入口側の張力をフィードバック制御するよう
にしたこと;上記制御手段は、前記加圧エア手段のエア
の強さを基準にして、前記ラッピングテープの速度を制
御して前記入口側の張力及び出口側の張力をフィードバ
ック制御するようにしたこと;上記制御手段は、前記ラ
ッピングテープの速度を基準にして、前記入口側のテー
プ速度を制御して前記入口側の張力をフィードバック制
御し且つ前記出口側のテープ速度を制御して前記出口側
の張力をフィードバック制御するようにしたこと;上記
制御手段は、前記ラッピングテープの速度を基準にし
て、前記出口側のテープ速度を制御して前記出口側の張
力をフィードバック制御し且つ前記入口側のテープ速度
を制御して前記入口側の張力をフィードバック制御する
ようにしたこと;上記制御手段は、前記ラッピングテー
プの速度を基準にして、前記入口側の張力及び出口側の
張力をフィードバック制御するようにした磁気テープ表
面処理装置である。
【0030】
【作用】上記構成による磁気テープ表面処理方法及びそ
の装置は下記のように作用する。 (1)加圧エア手段からのエアを磁気テープの外側から
吹き付けることにより、磁気テープとラッピングテープ
との間のエアーフィルムを遮断し、両者間の密着性を高
め、両テープ間の摩擦が増大する。従って、両テープの
摩擦で除去される磁性面上の突起物や付着物を取り除く
表面処理効率が向上し、その結果、磁気テープの生産性
も上がることになる。
【0031】(2)磁気テープの入口張力と出口張力と
を同時にフィードバック制御して入口張力と出口張力と
を常時最適化することにより、ドロップアウト品質のバ
ラツキが無くなる。
【0032】これには、各種の制御方法が考えられ、
(イ)磁気テープの入口速度を一定に維持し、これを基
準とした出口速度を介して出口張力をフィードバック制
御すると共に、上記加圧エア手段を制御して入口張力を
フィードバック制御する、(ロ)入口速度を基準とした
出口速度を介して入口張力をフィードバック制御すると
共に、加圧エア手段を介して出口張力をフィードバック
制御する、(ハ)磁気テープの出口速度を一定に維持し
これを基準にして入口張力、出口張力、加圧エア手段か
らの加圧エアを制御する等がある。
【0033】又、上記(2)の(イ)、(ロ)、(ハ)
のいずれに対しても、ラッピングテープの速度、又は加
圧エア手段のエアの強さを制御して、入口張力または出
口張力をフィードバック制御して、ラッピングテープの
目ずまりによる摩擦力の低下に対処することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明に係る磁気テープ表面処理方法
及びその装置の第1の実施例について図1を参照しなが
ら説明する。図1において図8と同一符号を有するもの
は同一のものとし、各々の詳細な説明は省略する。
【0035】本実施例は磁気テープの製造工程中、スリ
ッターにより裁断された後の各磁気テープに適用される
磁気テープ表面処理装置であり、磁気テープ1と、イン
フィードロール2と、ガイドローラー4、5、6と、ア
ウトフィードロール7と、ラッピングテープ9と、ラッ
ピングテープローラー10、11と、モータ3、8、1
2と、入口張力検出器13と、出口張力検出器14と、
本発明の特徴である加圧エア手段を構成するエアーノズ
ル15と、エアー圧力調整弁16と、制御回路17とを
備えている。
【0036】エアーノズル15は、図2に拡大して示し
たように、磁気テープ1とラッピングテープ9とが接触
させたい初期位置側に設けたものである。ここで、初期
位置側とは磁気テープ1とラッピングテープ9とが接触
を予定している円弧状の範囲の内、中間部(図2でP
点)から前方側(図2で15の位置)を指称するもので
ある。即ち、エアーノズル15はラッピング用ガイドロ
ーラー5の入口(ガイドローラー4側)から出口(ガイ
ドローラー6側)までの間の任意の位置の外側に配置す
ることができ、そのうち図2の15の位置が好ましい。
このようにして配置されたエアーノズル15は、磁気テ
ープ1の外側から加圧エアーを吹き付けることにより磁
気テープ1をラッピングテープ9に押しつけ、両者の間
にあるエアーフィルム(磁気テープ1aの状態)を遮断
し、両者の密着性を高めて摩擦を大きくし、その結果、
磁気テープ表面処理の効果を高める機能を有する。
【0037】なお、エアーノズル15は、スリッターで
裁断された磁気テープ1の条数分取り付けられている。
【0038】エアー圧力調整弁16は、図1に示すよう
に、エアーノズル15から吹き出す加圧空気の圧力を制
御回路17からの制御信号に基づき調整する機能を有し
ている。
【0039】制御回路17は、図1に示すように、モー
タ3の速度を設定するための速度設定器18と、入口張
力を設定するための入口張力設定器19と、出口張力を
設定するための出口張力設定器20と、ラッピングテー
プ9の送り速度を設定するためのラッピング送り速度設
定器21と、速度補正回路22と、エアーの圧力を設定
するための圧力設定器23と、減算器24と、乗算器2
5と、加算器26と、減算器27と、加算器28と、P
ID29、30、31と、INV32、33と、SPC
34とから構成されている。
【0040】速度設定器18で設定された速度を表す速
度信号Aは、PID29とINV32を介してモータ3
に供給され、その回転速度を制御する。この速度信号A
は、又、加算回路28の一方の入力および速度補正回路
22の入力ともなっている。
【0041】入口張力設定器19で設定された入口張力
設定値と入口張力検出器13からの入口張力検出値との
差が減算回路24で求められる。得られた差信号はPI
D29を介して加算器26の入力の一つとなる。
【0042】出口張力設定器20で設定された出口張力
設定値と出口張力検出器14からの出口張力検出値との
差が減算器27で求められ、得られた差信号は加算器2
8の他方の入力となる。ラッピング送り速度設定器21
で設定された設定値は、SPC34を介してモータ12
に供給され、これによりラッピングテープ9の走行速度
が決まる。
【0043】速度補正回路22は、インフィードロール
2の回転速度に対応したエアーノズル15のエアー吹き
出し圧力の補正値を表すテーブル22aを内蔵してい
る。つまり、速度補正回路22は、速度設定器18から
の速度信号Aの値によりテーブル22aを参照して対応
する補正値を検索し、これを乗算器25へ送る。
【0044】乗算器25は、圧力設定器23に設定され
たエアーの圧力値と、速度補正回路22からの補正値を
掛け算することにより、インフィードロール2の設定速
度に対応するエアー圧力を算出し加算器26へ送る。
【0045】加算器26は、乗算器25からの補正され
た圧力値に、PID29からの出力、即ち、入口張力の
設定値と検出値との差を加え、その加算結果を制御信号
としてエアー圧力調整弁16へ送る。エアー圧力調整弁
16は、この制御信号によりエアーノズル15のエアー
吹き出し圧力を調整する。
【0046】加算器28は、速度信号Aと減算器27の
出力とを加算し、この加算結果をPID30、INV3
3を介してモータ8へ供給し、アウトフィードロール7
の回転を制御する。
【0047】本実施例の総合的動作は下記の通りであ
る。 (1)表面処理効率 加圧空気を磁気テープ1に吹き付けることにより、表面
処理効率が従来の数倍のレベルに向上する。上述のよう
に、エアーノズル15から吹き出す加圧エアーにより磁
気テープ1はラッピングテープ9に押しつけられ、両者
が密着するため、両者間にエアーフィルムが入り難くな
り、磁気テープ1のラッピングテープ9からの浮上が抑
制される。
【0048】その結果、磁気テープ1とラッピングテー
プ9との接触面の全域にわたり、両者間の密着性が良く
なり、従って、摩擦が強くなり、その結果、両テープの
1回の摩擦で除去される磁気テープ1の磁性面に存在す
る突起物や付着物の数は、エアーを吹き付けない従来の
磁気テープ表面処理装置に比べて数倍となる。換言すれ
ば、処理効率は数倍に上がることになる。
【0049】(2)入口張力および出口張力の同時制御 入口張力はエアーノズル15から吹き出されるエアーの
圧力を制御することにより変化し、出口張力はアウトフ
ィードロール7の回転を制御することにより変化する。
従って、制御回路17により、エアー吹き出し圧力とア
ウトフィードロール7の回転とを、インフィードロール
2の回転数、即ち処理速度を基準にしてフィードバック
制御することにより、入口張力と出口張力との両方を同
時に制御し、それらを常時最適化するように構成してい
る。以下、詳細に説明する。
【0050】エアーノズル15から吹き出す加圧空気
は、インフィードロール2から一定速度で送り出される
磁気テープ1に対して前方ブレーキとして働くから、図
3に示すように、エアー吹き出し圧力が高くなれば入口
張力は低下し、エアー吹き出し圧力が低くなれば入口張
力は増大する。
【0051】又、アウトフィードロール7によって引っ
張られる磁気テープ1に対しては、加圧空気は後方ブレ
ーキとして働くから、図4に示すように、エアー吹き出
し圧力が高くなれば出口張力は増大し、エアー吹き出し
圧力が低くなれば出口張力は低下する。
【0052】インフィードロール2は速度設定器18に
設定されている一定速度信号Aで回転している。この速
度信号Aにおいて維持されるべき入口張力およびエアー
圧力が夫々入口張力設定器19および圧力設定器23に
設定されている。
【0053】インフィードロール2の速度信号Aの値を
変えた場合には、変わった速度信号Aに対応するエアー
圧力値が乗算器25から出力される。つまり、常に、イ
ンフィードロール2の速度信号Aを基準として制御が行
われる。
【0054】もし、何らかの原因で入口張力が上昇した
とすると、減算器24の出力値は下がり、従って、加算
器26の出力値は下がる。その結果、エアー圧力調整弁
16はエアーノズル15のエアー吹き出し圧力を上げ、
入口張力を低下させる。つまり、入口張力は加圧空気を
介してフィードバック制御され、常時一定に保持される
ようになっている。
【0055】この時、エアー吹き出し圧力の上昇により
出口張力が上昇するから、減算器27の出力値は下降
し、従って、加算器28の出力値は下降する。その結
果、アウトフィードロール7は出口張力を一定に保持す
るように回転制御される。
【0056】又、何らかの原因で入口張力が下降した場
合は各部は上記と反対に動作し、入口張力および出口張
力を夫々安定に保持する。
【0057】又、何らかの原因で出口張力が設定値から
変化した場合は、減算器27の出力値が変化し、従っ
て、加算器28の出力値が変化し、その結果、アウトフ
ィードロール7の回転が制御され、出口張力を一定に保
持するように働く。つまり、出口張力は、出口速度を介
してフィードバック制御されることになる。
【0058】上記のように、本実施例は、入口張力と出
口張力とを同時にフィードバック制御するので、磁気テ
ープ1の表面処理効果のバラツキが無くなる。
【0059】次に、本発明に係る磁気テープ表面処理装
置の第2の実施例について、図5を参照して説明する。
なお、図5において図1と同じ符号は同じものを示し、
それらの説明は省略する。
【0060】本実施例の制御回路17aは、第1の実施
例の制御回路17にラッピングテープ送り速度制御回路
を付加したものである。
【0061】このラッピングテープ送り速度制御回路
は、入口張力の設定値と検出値の差を求める減算器24
と、減算器24の出力値を速度に変換するPID35
と、ラッピング送り速度設定器21と、PID35の出
力とラッピング送り速度設定器21の出力とを加算して
その加算結果をSPC34へ出力する加算器36とから
なる。
【0062】このラッピングテープ送り速度制御回路は
下記の目的および動作を有する。一般に、磁性面にドロ
ップアウトが多い磁気テープ1の表面処理を行うと、ラ
ッピングテープ9が目ずまりを起こし磁気テープ1との
摩擦が低下し易い。ラッピングテープ送り速度制御回路
はこのような場合にも摩擦を一定に保持し、表面処理効
果の安定性を図るためのものである。
【0063】上記摩擦が変化すると入口張力が変化し、
その結果減算器24の出力が変化するので、ラッピング
送り速度設定器21に設定されている設定速度を減算器
24の出力変化で補正することによりラッピングテープ
9の走行速度を変える。
【0064】次に、本発明に係る磁気テープ表面処理装
置の第3の実施例について図6を参照して説明する。な
お、図6において図1と同じ符号は同じものを示す。
【0065】本実施例では、制御回路17bの減算器2
4の出力(入口張力の設定値と検出値の差)は、加算器
28の入力となり、一方、減算器27の出力(出口張力
の設定値と検出値の差)は、加算器26の入力となって
いる。
【0066】つまり、第1の実施例とは逆に、入口張力
はアウトフィードロール7の回転速度を介してフィード
バック制御され、出口張力はエアーノズル15からのエ
アー吹き出し圧力を介してフィードバック制御される。
【0067】次に、本発明に係る磁気テープ表面処理装
置の第4の実施例について図7を参照して説明する。な
お、図7において図6と同じ符号は同じものを示す。
【0068】本実施例は、第3の実施例に、第2の実施
例と同様のラッピングテープ送り速度制御回路を付加し
たものであり、このラッピングテープ送り速度制御回路
の動作は上記と同様である。
【0069】上記各実施例は、いずれも、インフィード
ロール2の回転速度を一定に維持しこれを基準としてア
ウトフィードロール7の回転を制御しているが、これと
は逆にアウトフィードロール7の回転を基準としてイン
フィードロール2の回転を制御するように構成すること
もできることは勿論である。
【0070】即ち、上記説明した数々の実施例は磁気テ
ープ1を巻き出す入口側の張力及び磁気テープ1を巻き
取る出口側の張力を同時に制御する原則を説明したもの
である。従って、これらに限定されることなく、例えば
下記に示す構成にすることができる。
【0071】[1]磁気テープ1を巻出す入口側の磁気
テープ速度を一定に維持して基準にし、磁気テープ1を
巻取る出口側の磁気テープ速度を制御して磁気テープ1
を巻き取る出口側の張力をフィードバック制御し且つ前
記加圧エア手段から吹き出すエアの強さを制御して入口
側の張力をフィードバック制御する構成にする。
【0072】[2]磁気テープ1を巻き出す入口側の磁
気テープ速度を一定に維持して基準にし、磁気テープ1
を巻き取る出口側のテープ速度を制御して磁気テープ1
を巻き出す入口側の張力をフィードバック制御し且つ加
圧エア手段からのエアを制御して出口側の張力をフィー
ドバック制御する構成にする。
【0073】[3]磁気テープ1を巻取る出口側の磁気
テープ速度を一定に維持して基準にし、磁気テープ1を
巻き出す入口側の磁気テープ速度を制御して磁気テープ
1を巻き出す入口側の張力をフィードバック制御し且つ
前記加圧エア手段からのエアを制御して磁気テープ1を
巻き取る出口側の張力をフィードバック制御する構成に
する。
【0074】[4]磁気テープ1を巻き取る出口側の磁
気テープ速度を一定に維持して基準にし、磁気テープ1
を巻き出す入口側の磁気テープ速度を制御して出口側の
張力をフィードバック制御し且つ加圧エア手段から吹き
出すエアを制御して入口側の張力をフィードバック制御
する構成にする。
【0075】[5]磁気テープ1を巻き出す入口側の張
力又は及び磁気テープ1を巻き取る出口側の張力に基づ
いて、ラッピングテープ9の速度又は及び加圧エア手段
からのエアの強さを制御して入口側の張力及び出口側の
張力をフィードバック制御する構成にする。
【0076】[6]磁気テープ1を巻き出す入口側の張
力に基づいて磁気テープ1を巻き取る出口側の磁気テー
プ速度を制御し且つ磁気テープ1を巻き出す出口側の張
力に基づいて入口側の磁気テープ速度を制御して、入口
側の張力及び出口側の張力をフィードバック制御する構
成にする。
【0077】[7]加圧エア手段から吹き出すエアの強
さを基準にして、磁気テープ1を巻き出す入口側の磁気
テープ速度を制御して磁気テープ1を巻き出す入口側の
張力をフィードバック制御し且つ磁気テープ1を巻き取
る出口側の磁気テープ速度を制御して出口側の張力をフ
ィードバック制御する構成にする。
【0078】[8]加圧エア手段から吹き出すエアの強
さを基準にして、磁気テープ1を巻き取る出口側の磁気
テープ速度を制御して出口側の張力をフィードバック制
御し且つ磁気テープ1を巻き出す入口側の磁気テープ速
度を制御して入口側の張力をフィードバック制御する構
成にする。
【0079】[9]加圧エア手段から吹き出すエアの強
さを基準にして、ラッピングテープ9の速度を制御して
磁気テープ1を巻き出す入口側の張力及び磁気テープ1
を巻き取る出口側の張力をフィードバック制御する構成
にする。
【0080】[10]ラッピングテープ9の速度を基準
にして、磁気テープ1を巻き出す入口側の磁気テープ速
度を制御して磁気テープ1を巻き出す入口側の張力をフ
ィードバック制御し且つ磁気テープ1を巻き取る出口側
の磁気テープ速度を制御して出口側の張力をフィードバ
ック制御する構成にする。
【0081】[11]ラッピングテープ9の速度を基準
にして、磁気テープ1を巻き取る出口側の磁気テープ速
度を制御して出口側の張力をフィードバック制御し且つ
磁気テープ1を巻き出す入口側の磁気テープ速度を制御
して入口側の張力をフィードバック制御する構成にす
る。
【0082】[12]ラッピングテープ9の速度を基準
にして、磁気テープ1を巻き出す入口側の張力及び磁気
テープ1を巻き取る出口側の張力をフィードバック制御
する構成にする。
【0083】又、上記数々の実施例に基づいて説明した
本発明に係る磁気テープ表面処理装置は、磁気テープ裁
断機に適用することができる。磁気テープ裁断機に適用
した場合には、張力の変動が無いため、磁気テープの幅
の変動が無くなり、磁気テープの製品品質を更に向上さ
せることができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る磁気
テープ表面処理方法及びその装置は、磁気テープとラッ
ピングテープとの接触部分にエアを吹き付けることによ
り、磁気テープとラッピングテープとの摩擦する部分に
生じるエアフィルムをなくして密着性を高めることによ
り、表面処理効果を大幅に向上させることができ、その
結果、磁気テープの生産性を飛躍的に上げることができ
ると云う極めて優れた効果を奏する。
【0085】又、磁気テープの巻き出す入口側の張力と
磁気テープを巻き取る出口側の張力とを同時に制御する
ことにより、入口側の張力と出口側の張力とを連続的に
最適値に維持することができ、磁気テープのドロップア
ウト品質のバラツキが無くすことができると云う極めて
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気テープ表面処理装置の第1の
実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】エアー吹き出し圧力と入口張力との関係を示す
グラフである。
【図4】エアー吹き出し圧力と出口張力との関係を示す
グラフである。
【図5】本発明に係る磁気テープ表面処理装置の第2の
実施例の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る磁気テープ表面処理装置の第3の
実施例の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明に係る磁気テープ表面処理装置の第4の
実施例の構成を示すブロック図である。
【図8】従来の磁気テープ表面処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】図8のラッピングテープ9の周辺を示す説明図
である。
【図10】従来の磁気テープ表面処理における磁気テー
プの張力の変化を示す説明図である。
【図11】従来の磁気テープ表面処理における磁気テー
プの張力の変化を示す説明図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 インフィードロール 3、8、12 モータ 4 ガイドローラー 5 ラッピングテープ用ガイドローラー 6 ガイドローラー 7 アウトフィードロール 9 ラッピングテープ 10、11 ラッピングテープ用ローラー 13 入口張力検出器 14 出口張力検出器 15 エアーノズル 16 エアー圧力調整弁 17、17a、17b、17c、50 制御回路 18、51 速度設定器 19、52 入口張力設定器 20、53 出口張力設定器 21、54 ラッピング送り速度設定器 22 速度補正回路 23 圧力設定器 24、27、58、60 減算器 25 乗算器 26、28、36、57 加算器 29、30、31、35、55、61 PID 32、33、56、62 INV 34、63 SPC 59 切り換えスイッチ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープをラッピングテープに接触させ
    ながら走行させて磁性面上の突起物や付着物を除去する
    磁気テープ表面処理方法であって、前記磁気テープと前
    記ラッピングテープとが接触させたい初期位置側におい
    てエアーを吹き付けることを特徴とする磁気テープ表面
    処理方法。
  2. 【請求項2】上記エアーの吹き付ける力と前記磁気テー
    プの走行速度とを相互に調整自在にした請求項1に記載
    の磁気テープ表面処理方法。
  3. 【請求項3】上記エアーの吹き付ける力と前記磁気テー
    プの巻出す入口側の張力及び巻取る出口側の張力とを相
    互に調整自在にした請求項1に記載の磁気テープ表面処
    理方法。
  4. 【請求項4】上記磁気テープの走行速度に対応して前記
    ラッピングテープの走行速度を変えるようにした請求項
    1、2又は3に記載の磁気テープ表面処理方法。
  5. 【請求項5】上記エアーの吹き付けは、前記磁気テープ
    側から行うことを特徴とする請求項1、2、3又は4に
    記載の磁気テープ表面処理方法。
  6. 【請求項6】磁気テープをラッピングテープで摩擦して
    磁性面上の突起物や付着物を除去する磁気テープ表面処
    理装置であって、前記磁気テープの張力を調整する調整
    手段と、前記磁気テープと前記ラッピングテープとが接
    触させたい初期位置側にエアを吹き付ける加圧エア手段
    とを設けたことを特徴とする磁気テープ表面処理装置。
  7. 【請求項7】上記調整手段には、磁気テープを巻出す入
    口側の張力と前記磁気テープを巻取る出口側の張力の強
    さを同時にフィードバック制御する制御手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項6に記載の磁気テープ表面処理装
    置。
  8. 【請求項8】上記制御手段は、前記磁気テープを巻出す
    入口側のテープ速度を基準にして、前記磁気テープを巻
    取る出口側のテープ速度を制御して前記出口側の張力を
    フィードバック制御し且つ前記加圧エア手段を制御して
    前記入口側の張力をフィードバック制御するようにした
    ことを特徴とする請求項7に記載の磁気テープ表面処理
    装置。
  9. 【請求項9】上記制御手段は、前記入口側のテープ速度
    を基準にして、前記出口側のテープ速度を制御して前記
    入口側の張力をフィードバック制御し且つ前記加圧エア
    手段を制御して前記出口側の張力をフィードバック制御
    するようにしたことを特徴とする請求項7に記載の磁気
    テープ表面処理装置。
  10. 【請求項10】上記入口側のテープ速度を一定に維持し
    たことを特徴とする請求項8又は9に記載の磁気テープ
    表面処理装置。
  11. 【請求項11】上記制御手段は、前記磁気テープを巻取
    る出口側のテープ速度を基準にして、前記磁気テープを
    巻出す入口側のテープ速度を制御して前記入口側の張力
    をフィードバック制御し且つ前記加圧エア手段を制御し
    て前記出口側の張力をフィードバック制御するようにし
    たことを特徴とする請求項7に記載の磁気テープ表面処
    理装置。
  12. 【請求項12】上記制御手段は、前記出口側のテープ速
    度を基準にして、前記入口側のテープ速度を制御して前
    記出口側の張力をフィードバック制御し且つ前記加圧エ
    ア手段を制御して前記入口側の張力をフィードバック制
    御するようにしたことを特徴とする請求項7に記載の磁
    気テープ表面処理装置。
  13. 【請求項13】上記出口側のテープ速度を一定に維持し
    たことを特徴とする請求項11又は12に記載の磁気テ
    ープ表面処理装置。
  14. 【請求項14】上記制御手段は、前記磁気テープの入口
    側の張力又は及び出口側の張力に基づいて、前記ラッピ
    ングテープの速度又は及び加圧エア手段のエアの強さを
    制御して前記入口側の張力及び出口側の張力をフィード
    バック制御するようにしたことを特徴とする請求項7に
    記載の磁気テープ表面処理装置。
  15. 【請求項15】上記制御手段は、前記磁気テープの入口
    側の張力に基づいて出口側のテープ速度を制御し且つ出
    口側の張力に基づいて入口側のテープ速度を制御して、
    前記入口側の張力及び出口側の張力をフィードバック制
    御するようにしたことを特徴とする請求項7に記載の磁
    気テープ表面処理装置。
  16. 【請求項16】上記制御手段は、前記加圧エア手段のエ
    アの強さを基準にして、前記入口側のテープ速度を制御
    して前記入口側の張力をフィードバック制御し且つ前記
    出口側のテープ速度を制御して出口側の張力をフィード
    バック制御するようにしたことを特徴とする請求項7に
    記載の磁気テープ表面処理装置。
  17. 【請求項17】上記制御手段は、前記加圧エア手段のエ
    アの強さを基準にして、前記出口側のテープ速度を制御
    して前記出口側の張力をフィードバック制御し且つ前記
    入口側のテープ速度を制御して入口側の張力をフィード
    バック制御するようにしたことを特徴とする請求項7に
    記載の磁気テープ表面処理装置。
  18. 【請求項18】上記制御手段は、前記加圧エア手段のエ
    アの強さを基準にして、前記ラッピングテープの速度を
    制御して前記入口側の張力及び出口側の張力をフィード
    バック制御するようにしたことを特徴とする請求項7に
    記載の磁気テープ表面処理装置。
  19. 【請求項19】上記制御手段は、前記ラッピングテープ
    の速度を基準にして、前記入口側のテープ速度を制御し
    て前記入口側の張力をフィードバック制御し且つ前記出
    口側のテープ速度を制御して前記出口側の張力をフィー
    ドバック制御するようにしたことを特徴とする請求項7
    に記載の磁気テープ表面処理装置。
  20. 【請求項20】上記制御手段は、前記ラッピングテープ
    の速度を基準にして、前記出口側のテープ速度を制御し
    て前記出口側の張力をフィードバック制御し且つ前記入
    口側のテープ速度を制御して前記入口側の張力をフィー
    ドバック制御するようにしたことを特徴とする請求項7
    に記載の磁気テープ表面処理装置。
  21. 【請求項21】上記制御手段は、前記ラッピングテープ
    の速度を基準にして、前記入口側の張力及び出口側の張
    力をフィードバック制御するようにしたことを特徴とす
    る請求項7に記載の磁気テープ表面処理装置。
JP26993095A 1994-10-25 1995-10-18 磁気テープ表面処理方法及びその装置 Pending JPH08180405A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26993095A JPH08180405A (ja) 1994-10-25 1995-10-18 磁気テープ表面処理方法及びその装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-260120 1994-10-25
JP26012094 1994-10-25
JP26993095A JPH08180405A (ja) 1994-10-25 1995-10-18 磁気テープ表面処理方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08180405A true JPH08180405A (ja) 1996-07-12

Family

ID=26544456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26993095A Pending JPH08180405A (ja) 1994-10-25 1995-10-18 磁気テープ表面処理方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08180405A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011066095A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Nittoku Eng Co Ltd フィルムのしわ取り装置、フィルムの張力調整方法及びフィルムのしわ取り方法並びにフィルムの巻取り装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011066095A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Nittoku Eng Co Ltd フィルムのしわ取り装置、フィルムの張力調整方法及びフィルムのしわ取り方法並びにフィルムの巻取り装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5669804A (en) Magnetic tape surface treatment method and apparatus
JPH08180405A (ja) 磁気テープ表面処理方法及びその装置
JP2021123487A (ja) マスキングテープ巻取装置および巻取方法
JP2003170389A (ja) スリッティング装置
JPH06329308A (ja) フィルム巻取装置
JPH04106057A (ja) ウエブの巻取り方法
JPH10236707A (ja) ウェブ搬送系のモータ回転数比制御方法及び装置
JPH08203071A (ja) 磁気テープ表面処理装置
JP2004071039A (ja) 磁気テープの製造方法
JPH09315632A (ja) フイルムの卷取り方法
KR19980081417A (ko) 자기 테이프 가공 처리 장치
JPS63196445A (ja) 帯状物の切断巻取装置
JP2004351524A (ja) 研削装置及びそれを用いた磁気記録媒体の製造方法
US5018679A (en) Magnetic recording medium wind-up method
JP2008149380A (ja) 薄板状材料のスリッター装置およびその装置による薄板状材料のスリッター方法
JP5144400B2 (ja) スリッターラインの制御方法及びその装置
JPH04266355A (ja) 巻取機制御装置
JPS61121923A (ja) フイルム、シ−ト成形装置
JPS63117865A (ja) ウエブの搬送方法
JP2579382B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH027227A (ja) 磁気記録媒体の表面を処理する方法
JPH04330626A (ja) 磁気記録媒体の塗布装置
JPH03277195A (ja) ライン駆動制御装置
JP4975286B2 (ja) 紙用の塗工機
JP2000302304A (ja) テープ搬送装置及び方法