JP2579382B2 - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JP2579382B2 JP2230251A JP23025190A JP2579382B2 JP 2579382 B2 JP2579382 B2 JP 2579382B2 JP 2230251 A JP2230251 A JP 2230251A JP 23025190 A JP23025190 A JP 23025190A JP 2579382 B2 JP2579382 B2 JP 2579382B2
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良一 岡本
実 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、録音テープ等の磁気記録媒体の製造方法に
関する。
〔従来の技術〕
一般に、録画、録音テープ等の磁気記録媒体の製造方
法においては、磁性層が形成された原反をスリット装置
により複数のテープにスリットし、スリット後の各テー
プをリールに巻き取っている。その後、各リール毎に一
本ずつ各テープを取り出してテープ毎に表面の磁性層を
研磨している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述のように巻き取り後のリール1本毎にテ
ープを研磨するのでは作業が煩わしく、生産効率の向上
が図れないという問題がある。
このような観点から、一連の磁気記録媒体の製造工程
において、例えば各テープをリールに巻き取る前に研磨
することが考えられる。
しかし、単にスリット工程と、巻き取り工程との間に
研磨装置(研磨工程)を配置したのでは、巻き取り工程
の巻き取りによりテープに張力を付与しているため、か
かる張力が研磨装置により低下してしまい、スリット工
程において充分な張力が得られなくなるとともに、その
結果としてテープの走行が安定しなくなるという問題が
ある。例えば、巻き取り工程でのテープ一本当たりの張
力が約50g/cm2とすると、研磨工程と巻き取り工程との
間で約40g/cm2、研磨工程とスリット工程間との間で約1
0g/cm2になり、この工程の張力では満足なスリット及び
安定なテープ走行ができないという問題がある。
一方、一般に、磁性層が形成された原反はその巾方向
の長さが必ずしも同一ではなく、且つ均質でもないた
め、巻き取り工程のみによって一定の張力を付与したの
ではスリットされたテープ一本づつに均一な張力を付与
することができない。このように張力にむらが生じると
満足なスリット及び安定した走行が達成されない。
従って、本発明の目的は、磁性層が形成された原反か
らテープの巻き取りに至る一連の磁気記録媒体の製造工
程において研磨工程を組み入れることを可能にし、もっ
て生産効率の向上を図ることができる磁気記録媒体の製
造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、磁性層が形成された記録媒体の原反をテー
プ状にスリットするスリット工程と、該スリット工程に
てスリットされたテープをリールに巻き取る巻き取り工
程とを有する、原反をスリットしてテープとして巻き取
る磁気記録媒体の製造方法において、 前記スリット工程と前記巻き取り工程との間に、スリ
ットされたテープの磁性層表面を研磨する研磨工程と、
スリットされた各々テープに夫々独立に所定の張力を付
与する張力補償工程とをこの順序に備えることを特徴と
する磁気記録媒体の製造方法を提供することにより、上
記目的を達成したものである。
〔作用〕
本発明の磁気記録媒体の製造方法によれば、磁性層が
形成された原反を所定巾の複数のテープにスリットし、
続いて研磨工程にて各テープを研磨した後に、張力補償
工程を経て巻き取り工程にてリールに巻き取られる。研
磨工程においては、張力補償手段にて各テープ毎に充分
な張力が付与されるから、研磨工程でテープの張力が奪
われてもスリット工程に必要な張力を得ることができ
る。即ち、リールの巻き取り前にテープの研磨が可能に
なる。
更に、張力補償工程では、各テープ毎に張力を付与す
るものであるから、研磨工程及びスリット工程において
各テープ毎に必要とされるある一定の張力を付与するこ
とができる。
〔実施例〕
以下に添付図面を参照して本発明の実施に用いられる
好ましい装置について詳細に説明する。
第1図及び第2図に示すように、本発明にかかる記録
媒体の製造装置2には、表面に磁性層が形成された原反
4が巻かれた巻き出しドラム6、原反4を所定の巾のテ
ープに切断するスリット部8、切断されたテープ4Aを研
磨する研磨装置10、各テープ毎に所定の張力を付与する
張力補償装置12、各テープ4Aをリール14に巻き取る巻き
取り装置16が搬送路に沿ってこの順序で設けられてい
る。
スリット部8には、原反4を搬送方向に沿う方向に約
100本又はこれ以上のテープ4Aに切断するスリッタ8a、8
bが、原反を挟んで搬送路の上下に設けられている。
研磨装置10は、各テープを同時に研磨するものであ
り、目の細かい研磨テープ又は研磨ブレード等公知のも
のが用いられる。
張力補償装置12には、各テープ毎に張力を付与するテ
ンションロール18とテープ4Aを該テンションロール18に
保持するニップロール20とが設けられているが、該テン
ションロール18は、共通の軸22にテープ4Aの数と同数だ
け設けられている。このテンションロール18は、テープ
4Aの走行速度に夫々独立に調整し、すべてのテープ4Aに
一定の張力が付与されるようになっている。
尚、ニップロール20は、テープ4Aをテンションロール
18に保持するものであるから、テンションロール18での
テープのすべりがなければ(例えばテンションロール18
上でのテープの抱き角を大きくするとこれが達成される
と思われる)不要とすることもできる。
巻き取り装置16は、リールホルダ15と該リールホルダ
15に装着されたリール14を備え、リール14にテープを巻
き取る際に各テープ4Aに所定の張力を付与するが、テー
プの巻き締りを緩和させる為、テーパ張力によって巻き
取りを行うようになっている。
尚、第1図及び第2図中、符号24、26は原反4又はテ
ープ4Aの搬送を案内するガイドローラである。
次に、上述した装置による本発明の製造方法の実施態
様について説明する。
巻き出しドラム6から引き出された原反4は、ガイド
ロール24を経てスリット部8に至り、ここで所定巾のテ
ープ4Aにスリットされる。このときスリット部8では、
円滑にスリットを行うために原反4又はテープ4Aに所定
の張力が必要とされるが、後述する研磨装置10によって
減衰される張力は、張力補償装置12にて各テープ4A毎に
均一となるように付与される。従って、スリット部8で
は常時一定の張力が付与されるので確実なスリットがで
き、且つテープの走行も安定する。
スリットされたテープ4Aは研磨装置10にて研磨され、
表面の磁性層が平滑に研磨される。かかる研磨におい
て、比較的大きな張力が必要とされるが後述の張力補償
装置12にて各テープ4A毎に各々必要な張力が付与され
る。
研磨後のテープ4Aは張力補償装置12のテンションロー
ル18により、各テープ4A毎に所定のテンションが付与さ
れる。
張力補償装置12を通過したテープ4Aは、夫々リールホ
ルダ15によってリール14に巻き取られる。
上述の実施態様によれば、各テープ4A毎に異なる張力
を付与することができるから、各テープ4Aの研磨を均一
にし、且つ原反4を円滑にスリットすることができる。
また、原反のスリットからテープ4Aの巻き取りまでの
磁気記録媒体の製造ラインにおいて、テープ4Aの研磨を
可能とし、これによって磁気記録テープの生産効率の向
上を図ることができる。
本発明は、上述した一実施態様に限定されることな
く、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。
〔発明の効果〕
本発明の磁気記録媒体の製造方法によれば、磁性層が
形成された原反からテープの巻き取りに至る一連の磁気
記録媒体の製造工程において研磨工程を組み入れること
を可能にし、もって生産効率が向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に用いられる磁気記録媒体の製造
装置を示す概略構成図、第2図は第1図に示す張力補償
装置と巻き取り装置との概略的構成を示す斜視図であ
る。 2;磁気記録媒体の製造装置 4;原反 4A;テープ(磁気記録媒体) 8;スリット部(スリット工程) 10;研磨装置(研磨工程) 12;張力補償装置(張力補償工程) 16;巻き取り装置(巻き取り工程)
フロントページの続き (72)発明者 阪本 洋幸 栃木県芳賀郡市貝町大字赤羽2606 花王 株式会社情報科学研究所内 (56)参考文献 特開 平1−313241(JP,A) 特開 昭56−75338(JP,A) 特開 平1−106336(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性層が形成された記録媒体の原反をテー
    プ状にスリットするスリット工程と、該スリット工程に
    てスリットされたテープをリールに巻き取る巻き取り工
    程とを有する、原反をスリットしてテープとして巻き取
    る磁気記録媒体の製造方法において、 前記スリット工程と前記巻き取り工程との間に、スリッ
    トされたテープの磁性層表面を研磨する研磨工程と、ス
    リットされた各々テープに夫々独立に所定の張力を付与
    する張力補償工程とをこの順序に備えることを特徴とす
    る磁気記録媒体の製造方法。
JP2230251A 1990-08-31 1990-08-31 磁気記録媒体の製造方法 Expired - Lifetime JP2579382B2 (ja)

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JPH0673181B2 (ja) * 1987-01-23 1994-09-14 松下電器産業株式会社 磁気記録媒体の製造方法
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