JPH064052U - 色柄石鹸 - Google Patents

色柄石鹸

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JPH064052U
JPH064052U JP4536892U JP4536892U JPH064052U JP H064052 U JPH064052 U JP H064052U JP 4536892 U JP4536892 U JP 4536892U JP 4536892 U JP4536892 U JP 4536892U JP H064052 U JPH064052 U JP H064052U
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JP
Japan
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soap
piece
cutting
pieces
cast
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JP4536892U
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恵美子 乾
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恵美子 乾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】模様を最後まで趣のある状態で維持しつつ使用
できる色柄石鹸を提供する。 【構成】デキストリンを包含した裁断石鹸片1…5及び
注形石鹸片6から構成する。又、裁断石鹸片1…5は、
夫々赤1、青2、紫3、緑4、白5に着色された5つの
透明石鹸からなる。そして、これらの裁断石鹸片1…5
と、注形石鹸片6とを軸方向に沿って並設し、上面から
下面に至る範囲における横断面に裁断石鹸片1…5及び
注形石鹸片6による同一模様が現れるようにしたもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、横断面に色柄模様の現れる色柄石鹸の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
石鹸の中に模様等を形成するものとして、本出願人は、特公昭42−2055 2号公報、特願昭44−56346号公報、特公昭57−19203号公報や実 願昭56−34732号公報等に提案している。 これらのものは、魚鱗箔に真珠光沢付与させたり、図柄を転写したり、あるい は、造花を内包させる等したものである。このようにすることにより、石鹸を外 観的に趣のある優れたものとし、需要を喚起し得るものとする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これらのものにおいては、使用に伴い、模様等も擦り減ってし まい、製造時の優れた外観を損ねてしまうという課題を有する。
【0004】 本考案は、以上の実情に鑑み提案されたものでその目的とするところは、模様 を最後まで趣のある状態で維持しつつ使用できる色柄石鹸。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以下の特徴を有する色柄石鹸を提供することにより上記課題を解決 する。 本考案の色柄石鹸は、裁断石鹸片と、注形石鹸片とからなる。 裁断石鹸片は、固化した石鹸片を所定形状に形成したものからなる。 注形石鹸片は、裁断石鹸片の周部を覆うように注形されて固化されることによ り裁断石鹸片の軸方向に沿って配設される。 又、これらの裁断石鹸片と注形石鹸片との少なくとも一方は、着色される。そ して、この着色により、上面から下面に至る範囲における横断面が色柄模様を呈 するものとされる。 更に、裁断石鹸片もしくは注形石鹸片のいずれか一方、又は双方に、デキスト リンが包含されてなるものである。
【0006】
【作用】
本考案においては、縦方向に沿う裁断石鹸片と注形石鹸片とで構成するため、 横断面に常時、裁断石鹸片と注形石鹸片とを現すことができ、使用されても裁断 石鹸片と注形石鹸片とで現す模様が消えるようなことがなくなる。 一方、裁断石鹸片と注形石鹸片とのいずれか一方、又は双方に、デキストリン を包含させているため、裁断石鹸片同士又は裁断石鹸片と注形石鹸片との接着性 を良くすることができる。これにより、使用に際しても接着の境界から剥がれる ようなことを防止できる。
【0007】
【実施例】
以下、図面を基に本考案の一実施例を具体的に説明する。 図1は、本考案の色柄石鹸の一実施例の側面図である。
【0008】 本考案の色柄石鹸は、裁断石鹸片1…5と、注形石鹸片6とで構成されてなる ものである。 この実施例における裁断石鹸片1…5は、軸方向に沿う五つの透明石鹸からな り、これらが軸方向に沿わせ所定間隔だけ隔てるようにして平行に配設されてい る。又、これらの裁断石鹸片1…5は、夫々赤1、青2、紫3、緑4、白5に着 色されている。
【0009】 一方、注形石鹸片6は、無色の透明石鹸からなり、裁断石鹸片1…5の間に裁 断石鹸片1…5と接着されて軸方向に沿って配設されている。従って、この色柄 石鹸は、上面から下面に至るまで、その横断面には裁断石鹸片1…5と注形石鹸 片6とが同じ形状で現れ、いわゆる金太郎飴のごとく、いずれの横断面において も同一模様が現れるようになされている。
【0010】 又、これらの裁断石鹸片1…5及び注形石鹸片6は、組成の一つとしてデキス トリンが包含されている。このデキストリンは、石鹸片同士の接着性を高めるた めのものであり、配合割合としては1〜3重量部の範囲が好ましく、あまり少な いと接着性が向上せず、一方、多すぎると透明石鹸素地に溶解せずに析出して透 明石鹸を濁してしまう。
【0011】 そして、これらの裁断石鹸片1…5及び注形石鹸片6は、次のようにして形成 される。 先ず、各々の裁断石鹸片1…5を所定形状に形成する。この形成は、例えば、 牛脂25重量部、やし油16重量部、34%水酸化ナトリウム水溶液21重量部 、エタノール23重量部、水4重量部を反応釜で70°Cに加熱攪拌して酸化さ せ、次いで白糖11重量部とデキストリン2重量部と適宜の香料に赤、青、紫、 緑、白等の顔料又は染料を添加して加熱して溶融状態において筒状体の型内に入 れ、冷却・固化した後、打ち抜き裁断して得られる。そして、裁断した裁断石鹸 片1…5を製品の最終形状を形成する円筒状の型内に互いに所定間隔だけ隔てて 軸方向に沿って配設する。
【0012】 次に、注形石鹸片6を、例えば、牛脂25重量部、やし油16重量部、34% 水酸化ナトリウム水溶液21重量部、エタノール23重量部、水4重量部を反応 釜で70°Cに加熱攪拌して酸化させ、次いで白糖11重量部とデキストリン2 重量部と適宜の香料に赤、青、紫、緑、白等の顔料又は染料を添加して加熱して 得られた溶融状態の注形石鹸片6を、上記の所定位置に配設した円筒状の型内に 、裁断石鹸片1…5間及び裁断石鹸片1…5と型との間に流し込む。そして、注 形石鹸片6が冷却・固化した後、型から取り出す。これにより、長尺円柱状の石 鹸塊を得る。そして、最後にこの石鹸塊を所定厚さで横方向に切断することによ り、図1に示すような上面及び下面に色柄模様の現れた本考案の色柄石鹸を得る ことができる。
【0013】 以上のように構成することにより、上面から下面に至るまで、横断面に同一の 色柄模様を呈するものにできる。従って、常時、裁断石鹸片1…5と注形石鹸片 6とで色柄模様を現すことができ、使用によって擦り減った場合等にも色柄模様 が消えるようなことがなくなる。
【0014】 又、通常、石鹸片同士を接着させることによって一つの石鹸を形成した場合、 その後の水分の乾燥や使用によってその境界から剥がれを引起して境界に隙間が 発生し、その結果、外観を損なうとともに、隙間に水等が溜まって石鹸を解かし てしまう場合がある。とかろが、本考案においては、裁断石鹸片1…5及び注形 石鹸片6に、その組成の一つとしてデキストリンを包含させているため、裁断石 鹸片1…5同士、あるいは裁断石鹸片1…5と注形石鹸片6との接着性を向上さ せ、互いの境界からの剥がれを防止できる。従って、常時外観を製造時の状態に 維持できるとともに、境界に隙間の発生を防止して水等が溜まることによる石鹸 の溶解を防止できるものにできる。
【0015】 次に、図2に基づき他の実施例を説明する。 この図2に示す色柄石鹸は、先の実施例と同様にデキストリンを包含した裁断 石鹸片8…13及び注形石鹸片14を、同じ方法によって軸方向に並設して横断 面に模様を現したものであるが、この実施例においては注形石鹸片14は、心部 に配設されて女性の顔を現し、一方、注形石鹸片14は、その裁断石鹸片8…1 3によって形成された顔の周部に配設されている。
【0016】 注形石鹸片14は、顔に相応する部分8が白色に着色され、髪に相応する部分 9が紺色に着色されている。又、顔の前方側の部分10、11、12は、夫々黄 、紫、青に着色され、一方、髪の前方側の部分13は、青に着色されている。
【0017】 尚、本実施例においては、一つの色柄石鹸を、複数の裁断石鹸片から構成して いるが、これに限らず、例えば横断面を所定形状に形成した一つの裁断石鹸片か ら構成するようにしても良い。 又、デキストリンを、裁断石鹸片及び注形石鹸片との双方に包含させているが 、この態様のものに限らず、いずれか一方に包含させれば良い。又、図2に示す ように裁断石鹸片8…13同士を接着させる場合は裁断石鹸片8…13の内で互 いに接着する一方に包含させれば良い。
【0018】
【考案の効果】
以上、実施例で述べたように本考案は、縦方向に沿う裁断石鹸片と注形石鹸片 とによって、横断面に常時、裁断石鹸片と注形石鹸片とを現し、使用されても裁 断石鹸片と注形石鹸片とで現す模様が消えるようなことを防止でき、常時製造時 の外観を維持できるものとなる。 一方、裁断石鹸片と注形石鹸片とのいずれか一方、又は双方に、デキストリン を包含させているため、裁断石鹸片同士又は裁断石鹸片と注形石鹸片との接着性 を良くすることができ、、使用に際しても接着の境界から剥がれるようなことを 防止できる。従って、常時外観を製造時の状態に維持できるとともに、境界に隙 間の発生を防止して水等が溜まることによる石鹸の溶解を防止できるものにでき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、8、9、10、11、12、13
裁断石鹸片 6、7、14 注形石鹸片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裁断石鹸片と、注形石鹸片とからなり、 裁断石鹸片が、固化した石鹸片を所定形状に形成したも
    のからなり、 注形石鹸片が、裁断石鹸片の周部を覆うように溶融状態
    で注形されて固化されることにより裁断石鹸片の軸方向
    に沿って配設され、 これらの裁断石鹸片と注形石鹸片との少なくとも一方
    が、着色されることにより、上面から下面に至る範囲に
    おける横断面が色柄模様を呈するものとされ、 更に、裁断石鹸片もしくは注形石鹸片のいずれか一方、
    又は双方に、デキストリンが包含されてなるものである
    ことを特徴とする色柄石鹸。
JP4536892U 1992-06-05 1992-06-05 色柄石鹸 Pending JPH064052U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4536892U JPH064052U (ja) 1992-06-05 1992-06-05 色柄石鹸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4536892U JPH064052U (ja) 1992-06-05 1992-06-05 色柄石鹸

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Publication Number Publication Date
JPH064052U true JPH064052U (ja) 1994-01-18

Family

ID=12717335

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JP4536892U Pending JPH064052U (ja) 1992-06-05 1992-06-05 色柄石鹸

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