JPH0297357A - 食品用転写フィルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、菓子類表面に三次元的な絵付けを容易にでき
るようにした、食品用転写フィルムに関するものである
。

〈従来技術及び解決しようとする課題〉従来、菓子類表
面への給付方法として、食品に直接シルク印刷、タンポ
印刷等で印刷することが行われていた。しかしながら、
シルク印刷では、見当合せはできるが平面への印刷とな
ってしまい、またタンポ印刷ではゆるやかな３次曲面に
印刷できるが見当合せが困離であり、絵柄も単調なもの
になってしまっていた。

本考案は、絵付けする際の検当合わせが容易で、菓子類
等の立体的形状にもよく馴染み、また、あざやかな色彩
の絵付けを行う事を可能にした転写フィルムを提供する
ことを目的とする。

く課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために、本発明においては、熱成形
可能なフィルム（１）の片面に可食フィルム（２）を設
け、さらに可食フィルム面上に可食インキにて任意の絵
柄（３）を印刷して成る食品用転写フィルム（４）を開
示することにより解決しえたものである。（第１図） 熱成形可能なフィルム（１）としては、ポリエステルテ
レフタレート等のフィルムを用い、可食フイルム（２）
としては、マルトトリオース等のフィルムを用いる。熱
成形可能なフィルム（１）と可食フィルム（２）とは、
ラミネート等の方法により一体化される。また、本発明
に適用される菓子類としては、キャンデイ−、チョコレ
ート等が考えられる。

前記食品用転写フィルムを用いて菓子類に絵付けするに
は、第２図から第４図に示した様に、前記フィルムを絵
柄が上向きになるようにして菓子成形用の鋳型の雄型（
５）と雌型（６）の間に挾み、溶融した菓子（７）を注
入口より流し込み、冷却後型を開（。この時ポリエステ
ルテレフタレートフィルムより可食フィルムを剥離し、
成形、絵柄転写された菓子（８）を取り出すことで、３
次元表面に、カラフルな絵柄をつけることが可能になっ
た。

〈作用〉 本発明においては、基材フィルムとして熱成形可能なフ
ィルムを用いている。したがって溶融した菓子を注入し
た時、転写フィルムが金型によく馴染み、三次元的な絵
付けを容易にできるようになる。

〈実施例１〉 本発明の詳細な説明する。食品用転写フィルムは厚さ１
２μポリエレンテレフタレートフイルムの片面に澱粉分
解生成物であるマルトトリオースのフィルム（商品名　
プルラン）をフローコーターにて設け、水分量を９〜１
２％に保ちながら、可食インキにより絵柄を印刷した。

その転写フィルムを・キャンデイ−成形用の金型に挟み
溶融したキャンデイ−を注入し、冷却後、金型を開くこ
とで３次元面に絵柄のあるキャンデイ−が得られた。

〈効果〉 本発明の転写フィルムを用いれば、可食フィルムを熱成
形可能なフィルムにラミネートしである為、転写フィル
ムがよく菓子類に馴染み、したがって立体的な絵付けが
きれいになされ、また、転写フィルムの位置決めも容易
であり、転写された絵柄も美しいものとなった。

さらに、可食フィルム自体に可食染料、顔料を混入した
り、香料や味を付けることで趣向の違った菓子類を作る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の食品用転写フィルムの断面図である
。第２図は、食品用転写フィルムと菓子成形用鋳型との
位置関係を示した説明図、ので第３図は、転写フィルム
を型で挟み、菓子を注入している斜視図、第４図は、成
形、絵柄転写された菓子を取り出した状態を示す説明図
である。 １・・・熟成形可能なフィルム ２・・・可食フィルム ３・・・可食インキによる絵柄 ４・・・食品用転写フィルム ５・・・菓子成形用鋳型（雄型） ６・・・菓子成形用鋳型（雌型） ７・・・溶融菓子（キャンデイ−、チョコレート等）８
・・・成形絵柄転写された菓子 第１図 第２図 特　　許　　出　　願　　人 凸版印刷株式会社 代表者　鈴木和夫 第３Ｎ 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）熱成形可能なフィルム上に可食フィルムを設け、該
   可食フィルム上に可食インキにて絵柄を印刷して成る事
   を特徴とする食品用転写フィルム。 ２）可食インキがアルコール類水溶液と顔料を主体とす
   る水性インキである請求項１記載の食品用転写フィルム
   。 ３）可食フィルムが澱粉分解生成物である、マルトトリ
   オースからなる請求項１記載の食品用転写フィルム。