JPH0640373Y2 - フィルタ付密封装置 - Google Patents

フィルタ付密封装置

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JPH0640373Y2
JPH0640373Y2 JP1988145028U JP14502888U JPH0640373Y2 JP H0640373 Y2 JPH0640373 Y2 JP H0640373Y2 JP 1988145028 U JP1988145028 U JP 1988145028U JP 14502888 U JP14502888 U JP 14502888U JP H0640373 Y2 JPH0640373 Y2 JP H0640373Y2
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JP
Japan
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sealing
filter
sealing body
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sealing device
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JP1988145028U
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JPH0265764U (ja
Inventor
雄一 黒木
泰祥 篠崎
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/002Sealings comprising at least two sealings in succession
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3204Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip
    • F16J15/3232Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip having two or more lips

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、密封装置、特に自動車の高速化に伴って使用
されるフィルタ付密封装置に関する。
(従来の技術) 従来、このような密封装置として第3図及び第4図に示
すような密封装置100及び110がある。密封装置100は、
金属補強管101がハウジング102内に嵌装されている。金
属補強環101の周囲にゴム弾性体が焼付成形されてい
る。また、内周側には、シールリップ103が延びてお
り、シールリップ103の外周部に設けられたばね104によ
ってシールリップ103のリップ先端105が回転軸106に摺
接されて密封流体を密封するようになっている。
また、他の従来例として、第4図に示す密封装置110が
ある。密装置110は、1対の密封体111を有し一方の密封
体111は、金属補強管111aの周囲にゴム弾性体が焼付成
形されて、シールリップ112が形成されており、他方シ
ールリップ112が、一方のシールリップ112に対向して配
置される。
その一対のシールリップ112の間に間隙113が設けられ、
その間隙113に連通するように大気開放穴114が形成され
ており、一対のシールリップ112のリップ先端115が回転
軸116に摺接して密封流体を密封するようになってい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来技術によれば、次のような
問題点がある。
すなわち、第1の従来例における従来の一体型のダブル
リップタイプ密封装置によれば、高速回転になると、シ
ールリップ103間が負圧となるため、シールリップ103の
剛性を高くする必要がある。そのため、軸106の回転ト
ルクが上昇し、あわせて、発熱が生じて劣化しやすいと
いう問題がある。
そのため、S型のシールリップ112を背中あわせに使用
し、大気開放とする他の従来例にあげた密封装置110が
使用される。この密封装置110の場合には、大気開放穴1
14からのダストの侵入があることから耐ダスト性に劣る
という問題点がある。
本考案の目的は、高速回転の2液分離型の密封装置にお
いて耐久性が向上した、また耐ダスト性の良い密封装置
であるとともに組付工数の低減を図り得る密封装置を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を有する本考案は、ハウジングに内嵌された密
封体支持手段と、該密封体支持手段の中央部に大気開放
穴からのダスト侵入防止を行なうべく取り付けられたフ
ィルタ部と、該フィルタ部の軸方向両側端面部にて位置
決めされると共に前記密封体支持手段に内嵌され軸に摺
接して密封する一対の密封体と、を備えた。
(作用) 而して、本考案は、密封体支持手段と、該密封体支持手
段の中央部に大気開放穴からのダスト侵入防止を行なう
べく取り付けられたフィルタ部と、該フィルタ部の軸方
向両側端面部にて位置決めされると共に前記密封体支持
手段に内嵌され軸に摺接して密封する一対の密封体と、
を備えた。
従って、軸回転時に密封支持手段に取り付けられた密封
体が摺接して、密封流体を密封する一方、高回転時に空
気開放穴から入り込むダストの侵入を防止し得る。
さらに、従来、密封体が2ピースであった故に組立作業
が補雑となっていたのに対し、密封体支持手段を用い
て、両側に密封体を支持するようにして一体化すること
ができ、ハウジングへの組付工数を低減することができ
る。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は、本考案のフィルタ付密封装置の縦断面図であ
る。フィルタ付密封装置全体を1で表わす。密封装置1
はハウジング2内に嵌装される環状の密封体支持手段2
を有する。密封体支持手段2は、中央部に環状溝5を有
し、両側に、後述する密封体3を有するよう軸4の軸方
向に拡がっており軸方向延長部2a,2bを有する。尚、こ
こで環状溝5に対向するハウジング6側には環状溝5に
連通する大気開放穴7を有する。ここに、密封体支持手
段2は好ましくは、PBT樹脂製である。
一方、密封体支持手段2の延長部2a,2bの内側に配置さ
れた密封体3は次のように構成されている。密封体3は
延長部2a,2b内に後述するフィルタ12部(中央部)の軸
方向両側端面部にて位置決めされるよう取り付けられて
おり、密封体3は密封体本体3aを有する。密封体本体3a
はシールリップ部9を有する。シールリップ部9は密封
装置1を取り付ける機械の振動や圧力の変動のリップ先
端10への影響を減少させ、リップ先端10を安定した接触
状態に保たせる部分である。シールリップ部9の形状
は、リップの円周方向の伸びやリップの曲げによって生
じるリップ先端10の押しつけ力に関し、機械の振動や密
封装置本体の圧力変動が密封性能に悪い影響を与えるの
を防止する。
また、シールリップ部9はゴム材料でできておりゴム材
料の性質及び種類によって押しつけ力や振動の吸収作用
を左右する。
次にシールリップ部9の先端のリップ先端10は、運動す
る軸4と接触しながら流体の漏れを防ぐ作用をする部分
である。リップ先端10はくさび状の断面形状をなし、先
端部で軸4の表面を強くおしつけて密封流体を密封す
る。リップ先端10が軸4と接触している幅は通常小さ
く、軸4を押しつける力とリップ材料が液体を密封する
能力を左右する。また、ばね11はリップ先端10の押しつ
け力を高め、その押しつけ力を長い期間維持するための
部分であり、リップ先端10の外周部に設けられた溝内に
嵌合されている。軸4の回転時にシールリップ部9のリ
ップ先端10が軸4表面に押しつけられて、密封液体を密
封するようになっている。
一方、密封装置1の環状溝5内に好ましくはダストフォ
ールディング量の高いナイロンの不織布で形成されたフ
ィルタ12が取り付けられている。
このように構成された密封装置1には高速回転(9000r.
p.m)になった際にシールリップ部9のリップ先端10が
軸4に摺接して密封流体を密封する。
そして、耐ダストの性の高いナイロンの不織布で形成さ
れたフィルタによって大気開放穴7から大気が入ってき
ても、ダストの侵入を有効に防止し得る。また、2つの
密封体3が位置決めされ、さらに、密封体支持手段によ
ってフィルタ12と、2個の密封体3が一体化されたので
組付工数を低減することができる。
次に第2図に本考案の密封装置1の第2の実施例を示
す。本実施例において第1実施例と同じ機能を果たすも
のについては、同じ番号を付して説明する。
第2図は本考案のフィルタ付密封装置の第2実施例の縦
断面図である。第2図中に、密封装置全体を1で表わ
す。密封装置1は、ハウジング6内に嵌装される環状の
密封体支持手段2を有する。密封体支持手段2は、中央
部に環状溝5を有し、両側に後述する密封体3を有する
よう軸4の軸方向に拡がっており軸方向延長部2a,2bを
有する。尚、ここで環状溝5に対向するハウジング2側
には環状溝5に連通する大気開放穴7を有する。ここ
に、密封体支持手段2は好ましくは、PBT樹脂製であ
る。
一方、密封体支持手段2の延長部2a,2bの内側に密封体
3が配置されている。この密封体3の構成作用について
は、第1の実施例と同じなので説明を省略する。
さらに、環状溝5の内周側にフィルタ部12が取り付けら
れている。フィルタ部12は好ましくは、耐ダスト性の高
いナイロンの不織布で形成され、このフィルタ部12によ
って大気開放穴12から入る空気とともに侵入するダスト
を有効に防止し得る。
(考案の効果) 本考案は、密封体支持手段と、該密封体支持手段の中央
部に大気開放穴からのダスト侵入防止を行なうべく取り
付けられたフィルタ部と、該フィルタ部の軸方向両側端
面部にて位置決めされると共に前記密封体支持手段に内
嵌され軸に摺接して密封する一対の密封体と、を有する
ので2つの密封体を有する場合の高速回転時の耐負圧性
を改良し、耐ダスト性の良い密封装置を得ることが可能
となった。
また、2つの密封体が位置決めされ、さらに、フィルタ
部および2個の密封体を密封体支持手段によって一体に
することができたので密封装置の組付工数を低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のフィルタ付密封装置の第1実施例の
縦断面図、第2図は本考案のフィルタ付密封装置の第2
実施例の縦断面図、第3図及び第4図は、従来技術の密
封装置の縦断面図である。 符号の説明 1…密封装置、2…密封体支持手段 3…密封体、4…軸 6…ハウジング、7…大気開放穴 9…シールリツプ部、10…リップ先端 11…ばね、12…フィルタ部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングに内嵌された密封体支持手段
    と、該密封体支持手段の中央部に大気開放穴からのダス
    ト侵入防止を行なうべく取り付けられたフィルタ部と、
    該フィルタ部の軸方向両側端面部にて位置決めされると
    共に前記密封体支持手段に内嵌され軸に摺接して密封す
    る一対の密封体と、を備えたことを特徴とするフィルタ
    付密封装置。
  2. 【請求項2】前記フィルタ部は、ナイロン不織布によっ
    て形成されていることを特徴とする請求項1記載のフィ
    ルタ付密封装置。
JP1988145028U 1988-11-07 1988-11-07 フィルタ付密封装置 Expired - Lifetime JPH0640373Y2 (ja)

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JPH0265764U JPH0265764U (ja) 1990-05-17
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DE3619309C1 (de) * 1986-06-07 1987-09-17 Freudenberg Carl Fa Kuehlwasserpumpendichtung

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