JPH064033U - 宝飾品 - Google Patents

宝飾品

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Publication number
JPH064033U
JPH064033U JP4084992U JP4084992U JPH064033U JP H064033 U JPH064033 U JP H064033U JP 4084992 U JP4084992 U JP 4084992U JP 4084992 U JP4084992 U JP 4084992U JP H064033 U JPH064033 U JP H064033U
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JP
Japan
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molded body
plastic composition
shape
foot
handprint
Prior art date
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Pending
Application number
JP4084992U
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English (en)
Inventor
正樹 森川
寿一 平澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP4084992U priority Critical patent/JPH064033U/ja
Publication of JPH064033U publication Critical patent/JPH064033U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作で手形や足形を模様として正確か
つ写実的に写し取ることができるとともに、小型でかつ
軽量で取り扱いが容易であり、比較的安価である宝飾品
を提供することを目的とする。 【構成】 貴金属粉末を含有した可塑性組成物を所定の
形状に成形し、この成形体1の表面に手あるいは足を押
し込んで手形2あるいは足形3を形成し、前記成形体1
を焼成して収縮させたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、材料として貴金属粉末を含有した可塑性組成物を用いた宝飾品に関 する。
【0002】
【従来の技術】
貴金属物品の表面に模様を形成するには、一般的に彫金が行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の彫金によって人の手形や足形を模様として写し取ったも のを製作しようとすると、彫金は熟練した技術が要するので、一般の人には簡単 には製作することができなかった。しかも、彫金によるものは、手形や足形を正 確にかつ写実的に写し取ることことができなかった。
【0004】 また、手形や足型を実物大に形成したものでは、貴金属物品を装身具として使 用するには大きすぎ不便であるとともに、貴金属材料が多量に必要となり、重量 が過大になり、かつ、高価になるといった問題がある。
【0005】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、簡単な操作で手形や足形を模様 として正確かつ写実的に写し取ることができるとともに、小型でかつ軽量で取り 扱いが容易であり、比較的安価である宝飾品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の宝飾品は、貴金属粉末を含有した可塑性組成物を所定の形状に成形し 、この成形体の表面に手あるいは足を押し込んで手形あるいは足形を形成し、前 記成形体を焼成して収縮させたことを特徴とする。
【0007】
【作用】 貴金属粉末を含有した可塑性組成物は粘土状をしているので、成形が容易であ り、成形体の表面に人の手又は足を押し込むことにより表面に手形又は足形を形 成することが可能である。このように手形又は足形が形成された成形体を焼成す ると成形体は相似形で収縮して、小型かつ軽量の宝飾品となる。
【0008】
【実施例】
以下に、図面を参照して本考案の一実施例について説明する。
【0009】 本実施例の宝飾品は、貴金属粉末を含有する可塑性組成物を原料として使用す る。
【0010】 この可塑性組成物は、 貴金属粉末 50〜90重量%、 セルローズ系水溶性バインダー 0.8〜8重量% 界面活性剤 0.03〜3重量% 油脂 0.1〜3重量% を含有し、残りが水及び不可避不純物からなる。
【0011】 宝飾品の説明に先立ち、前記可塑性組成物の製造手順について説明する。
【0012】 まず、セルローズ系水溶性バインダーと水とを混合し、しばらく放置して寒天 状物質とする。次いで、この寒天状物質に界面活性剤を添加して混合し、さらに 所定の貴金属粉末を添加して混合する。そして、この貴金属粉末混合体に油脂を 添加して混合する。
【0013】 次に、可塑性組成物の組成を上記のように決めた理由を説明する。
【0014】 (a)貴金属粉末 金、銀、銅、白金及びそれらの合金等の貴金属粉末は、可塑性組成物を構成す る主成分であり、製品の色を決定する重要な要素であるが、その含有量が50重 量%未満ではその効果がなく、一方、90重量%以上を越えて含有すると得られ た可塑性組成物の伸び及び強度が低下するようになるので好ましくない。従って 、上記の通り、貴金属粉末の含有量は、50〜90重量%とした。
【0015】 (b)セルローズ系水溶性バインダー セルローズ系水溶性バインダーは、加熱すると速やかにゲル化して固化し、成 形体の形状の保持を容易にする。しかし、その添加量が0.8重量%未満ではそ の効果が得られず、一方、8重量%より多く添加すると粘性度が大きくなりすぎ て造形することができなくなってしまう。従って、上記の通り、セルローズ系水 溶性バインダーの含有量は、0.8〜8重量%とした。セルローズ系水溶性バイ ンダーとしては、メチルセルローズ、エチルセルローズ等が好ましい。
【0016】 (c)界面活性剤 界面活性剤を添加して混合することにより、バインダーと水との反応により生 じた固形物が粉砕し、また、貴金属粉末とバインダーとの混合性が良くなるとい う作用が得られる。しかし、添加する界面活性剤の量が0.03重量%未満では その効果が充分でなく、一方、界面活性剤を3重量%よりも多く添加すると、得 られた可塑性組成物の粘性度が低下し、流動性が増して造形することができなく なるので好ましくない。従って、上記の通り、界面活性剤の添加量は、0.03 〜3重量%とした。
【0017】 (d)油脂 油脂を少量添加することにより、造形時、可塑性組成物が手に付着しないよう にすることができる。しかし、その添加量が0.1重量%未満ではその効果が得 られず、一方、3重量%より多く添加すると、可塑性組成物が油っぽくなり、滑 り易くなって、造形時の作業性が悪くなるので好ましくない。従って、上記の通 り、油脂の含有量は0.1〜3重量%とした。
【0018】 油脂としては、高級有機酸(例えば、フタル酸)、高級有機酸エステル(例え ば、フタル酸−n−ジオクチル、フタル酸−n−ジブチル)、高級アルコール、 高級多価アルコール(例えば、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール 、エーテル類)等が挙げられる。
【0019】 次に、図面を参照して、この考案の一実施例による宝飾品について説明する。
【0020】 上記可塑性組成物は小さな荷重により塑性変形させることができる。そこで、 可塑性組成物を手で成形して所望の形状例えば円柱形状の成形体1に成形する。
【0021】 次に、成形体1の表面に、図2に示すように、(a)のように人の手あるいは (b)のように人の足を成形体1内に押し込み、成形体1の表面に手形2あるい は足形3を形成する。ここで、可塑性組成物による成形体は粘土状で塑性変形が 容易であるので、前記押し込みは簡単に行うことができる。
【0022】 手形2あるいは足形3が形成された成形体1を加熱炉において加熱して成形体 1の焼成を行う。加熱条件は、成形体1を構成する可塑性組成物中の貴金属粉末 の材質によって異なる。すなわち、貴金属粉末が大気中において安定した物性を 有する場合には、大気中で加熱して焼成し、貴金属粉末が大気中において不安定 な物性を有する場合には、不活性雰囲気内で加熱して焼成する。
【0023】 成形体1を焼成すると成形体1を構成する可塑性組成物内のセルローズ系水溶 性バインダや油脂が熱で蒸発するので、図3に示すように、成形体1は体積が縮 小する。小さくなった成形品5には、もとの手形2に対して相似形に小さくなっ た手形4が形成されている。この成形品5は装身具あるいは置物として使用する ことができる。特に、生後3か月未満の幼児の手形を取るようにしたものでは、 焼結前の成形体1の外径寸法を約50mmとして、焼結後に外径寸法を約30m mとすることができ、容易に装身具、例えばネクタイピンやペンダント等として 使用することができる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の宝飾品によれば、貴金属粉末を含有した可塑性 組成物を所定の形状に成形し、この成形体の表面に手あるいは足を押し込んで手 形あるいは足形を形成し、前記成形体を焼成して収縮させたので、貴金属粉末を 含有した可塑性組成物は粘土状をしており、成形が容易であり、成形体の表面に 人の手又は足を押し込むことにより、その表面に手形又は足形を簡単な操作で、 正確かつ写実的に写し取ることができるとともに、焼結により手形や足形は相似 形に収縮するので、手形や足形の形が崩れることがないとともに小型で軽量かつ 安価な宝飾品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の宝飾品を製造するための成
形体を示す平面図である。
【図2】図1の成形体に手形あるいは足形を形成したも
のを示す平面図である。
【図3】図2の成形体を焼結したものを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 成形体(焼結前) 2 手形(焼結前) 3 足形(焼結前) 4 手形(焼結後) 5 成形体(焼結後)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貴金属粉末を含有した可塑性組成物を所
    定の形状に成形し、この成形体の表面に手あるいは足を
    押し込んで手形あるいは足形を形成し、前記成形体を焼
    成して収縮させたことを特徴とする宝飾品。
JP4084992U 1992-06-15 1992-06-15 宝飾品 Pending JPH064033U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4084992U JPH064033U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 宝飾品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4084992U JPH064033U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 宝飾品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH064033U true JPH064033U (ja) 1994-01-18

Family

ID=12592029

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JP4084992U Pending JPH064033U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 宝飾品

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JP (1) JPH064033U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5142164U (ja) * 1974-09-25 1976-03-29

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