JPH0640286U - 電磁シールド用ドア構造 - Google Patents

電磁シールド用ドア構造

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Publication number
JPH0640286U
JPH0640286U JP075335U JP7533592U JPH0640286U JP H0640286 U JPH0640286 U JP H0640286U JP 075335 U JP075335 U JP 075335U JP 7533592 U JP7533592 U JP 7533592U JP H0640286 U JPH0640286 U JP H0640286U
Authority
JP
Japan
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door
door frame
gap
electromagnetic shield
conductive
Prior art date
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Pending
Application number
JP075335U
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English (en)
Inventor
徹 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP075335U priority Critical patent/JPH0640286U/ja
Publication of JPH0640286U publication Critical patent/JPH0640286U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアの取合い縁部に電磁シールドを簡便に行
うことができ、耐久性に優れてコスト面に有利性がある
電磁シールド用ドア構造を提供する。 【構成】 ドア1およびドア枠2両者の取合い縁部の隙
間に、導電性を有した封止部材を介装して当該隙間を封
止するものであり、具体的には、カーボン等の導電性部
材からなるブラシ4を、ドア枠2の下部に帯状に配して
対向縁部へ摺れ接触させ、かつ導電性ゴム6を、ドア1
の上縁部および左右側縁部に帯状に配して各々の対向縁
部へ押圧接触させる。なお、ドア1,ドア枠2の両者に
つき、導電性ゴム6が介在することになる各縁部へ金属
箔5を帯状に貼付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築物の室内を電磁シールドするための電磁シールド用ドア構造に 関し、特にドアおよびドア枠両者が鋼板材などの導電性部材から形成されてなる 電磁シールド用ドア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の室内について、電磁波の侵入あるいは逆に漏洩を防止したいことがあ り、このため、金属板などの導電性部材で当該室を全体的に囲って、いわゆる電 磁シールドすることが一般に行われている。そうした電磁シールド室では、ドア 部分についてもシールド施工を要し、例えば鋼板材などの導電性部材から形成し たドアおよびドア枠を使用するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ドア枠に対するドアの取合いでは、ドアを開閉自在とする都合上か ら取合い縁部に所定のクリアランスを要し、閉じたドアの周縁部がドア枠の対向 縁部に対面する構成となっているが、その対面部分を完全に密着させるようには なっていない。このため、対ドア枠間には隙間が生じ、ドア構造としてはある程 度の隙間は避け得ないものであった。しかし、電磁シールドにおいてそうした隙 間があると、電磁波が漏れてシールド効果が低減してしまうことから、隙間部分 のシールド施工には重要性があり特別の配慮を要した。
【0004】 そこで、例えば特開平3−290581号(E06B 5/18)などの公報 に見られるように、弾性変形可能な金属製突起物をドアの周縁部に沿って設ける と共に、ドア枠の対向部位にはスリットを形成して互いを嵌め合させるようにし た技術が提案されている。しかしこの場合、ドアの周縁部に設けられる突起物が 弾性変形可能とはいえ金属製なので、ドア開閉を繰返すことによって疲労し、破 損するおそれがある。また、ドア枠へスリットを形成するために特別な加工を要 し、加工工程が増すのでコスト高は否めない。
【0005】 本考案は前記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ドアの取合い 縁部について電磁シールドを簡便に行うことができ、もちろんシールド効果が高 く、耐久性に優れてコスト面に有利性がある電磁シールド用ドア構造を提供する ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案では、電磁シールドのため鋼板材などの導電 性部材から形成したドアおよびドア枠両者の取合い縁部の隙間に、導電性を有し 、当該隙間を封止する封止部材を介装した。
【0007】 また、上記封止部材には、ドア枠あるいはドアいづれかの下部に帯状に配され 、対向縁部へ摺接するカーボン等の導電性部材からなるブラシと、ドアあるいは ドア枠いづれかの上縁部および左右側縁部に帯状に配され、各々の対向縁部へ押 圧されて接触する導電性ゴムとを備えた。そして、ドアおよびドア枠の両者の、 導電性ゴムが介在することになる各縁部に、金属箔を帯状に設けた。
【0008】
【作用】
ドアおよびドア枠両者の取合い縁部の隙間に、導電性を有した封止部材が介装 され、当該隙間が封止される。具体的には、カーボン等の導電性部材からなるブ ラシが、ドア枠あるいはドアいづれかの下部に帯状に配されて対向縁部へ摺接し 、かつ導電性ゴムが、ドアあるいはドア枠いづれかの上縁部および左右側縁部に 帯状に配され、各々の対向縁部へ押圧されて接触する。すなわち、封止部材とし てのブラシおよび導電性ゴムがドアおよびドア枠両者の取合い縁部の隙間に介在 するものであり、それによってドアの取合い縁部の隙間が確実に封止される。そ して、その封止部材が導電性を有するのでドアの周縁を隙間なく電磁シールドす ることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例につき、添付図面を参照して説明する。図1は、本考案 にかかる電磁シールド用ドア構造の好適な一実施例を示す断面図である。同図は 電磁シールド室のドア部を縦方向で切断して示している。そして、図2は、その ドア部を横方向で切断した断面図である。
【0010】 この電磁シールド室には、床,天井および壁へ図示しない導電性板材が配設さ れており、シールド施工が施されている。
【0011】 ドア1およびドア枠2は、電磁シールドのため鋼板材などの導電性部材から形 成されており、建築物の躯体内に埋設されたアンカー部材3へ接続され、各々接 地されるようになっている。
【0012】 ドア1の下部には、導電性の発泡部材10が配設されている。一方、ドア枠2 の下部には、カーボン等の導電性部材からなるブラシ4が帯状に配設され、ドア 1の対向縁部つまり発泡部材10を配設した部位へ摺れて接触する構成となって いる。
【0013】 また、ドア1とドア枠2両者には、対向する上縁部および左右の側縁部に金属 箔5が帯状に貼付けられている。この金属箔5が貼付けられる被貼付け面つまり ドア1,ドア枠2両者の各縁部は帯状に無塗装とされていて、導電性の接着剤に より貼付けられ、接地電位に保たれるようになっている。
【0014】 そして、ドア1の上縁部および左右側縁部には、導電性ゴム6が帯状に配設さ れ、図3に拡大して示すように、その各々がドア枠2の対向縁部へ押圧されて接 触する構成となっている。この帯状の導電性ゴム6は、ゴム素材の中に例えば炭 素を混入することで導電性を持たせたもので、図4に示すように、その内部を中 空とされ、かつカマボコのように隅角を切除した断面形状に成形されており、各 縁部へ貼付けた金属箔5の表面に導電性の接着剤により貼付けられ、やはり接地 電位に保たれるようになっている。
【0015】 このように、ドア枠2の下部にはブラシ4が帯状に配設されて対するドア1と の隙間に介在し、かつドア1の上縁部および左右側縁部には導電性ゴム6が帯状 に配設されて対するドア枠2との隙間に介在することから、ドア1の取合い縁部 の隙間が確実に封止され、これによりドア1の周縁を隙間なく電磁シールドする ことができる。これは、電磁シールドのための封止部材としてブラシ4および導 電性ゴム6をドア1の取合い縁部へ配設させるだけなので容易に施工でき、すな わち、ドア1の取合い縁部について電磁シールドを簡便に行うことができる。こ の場合、ブラシ4および導電性ゴム6によりドア1周縁の隙間が確実に封止され るので、電磁シールドの効果がもちろん高く、封止部材が金属部材ではないので 耐久性に優れる。また、シールド施工はブラシ4,導電性ゴム6を単に配設する だけであり特別な加工を要しなく、コスト面に有利性があり、その結果、シール ド施工において省力化を図ることができる。
【0016】 なお、上記実施例では、ブラシ4をドア1の下部へ配設したが、逆にドア枠2 の下部へ配設するようにしてもよい。導電性ゴム6についても同様であり、上記 実施例のようにドア1側へ貼付ける構成に限らなく、ドア枠2側へ貼付けるよう にした構成でもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案にかかる電磁シールド用ドア構造によれば 、ドアおよびドア枠両者の取合い縁部の隙間に、導電性を有した封止部材が介装 されて当該隙間が封止されるものであり、封止部材としてのブラシおよび導電性 ゴムがドアおよびドア枠両者の取合い縁部の隙間に介在することから、ドアの取 合い縁部の隙間が確実に封止され、これによりドアの周縁を隙間なく電磁シール ドすることができる。これは、電磁シールドのための封止部材としてブラシおよ び導電性ゴムをドアの取合い縁部へ配設させるだけなので容易に施工でき、すな わち、ドアの取合い縁部について電磁シールドを簡便に行うことができる。そし て、ブラシおよび導電性ゴムによりドア周縁の隙間が確実に封止されるので、電 磁シールドの効果がもちろん高く、封止部材が金属部材ではないので耐久性に優 れる。また、シールド施工はブラシ,導電性ゴムを単に配設するだけであり特別 な加工を要しなく、コスト面に有利性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示すドア部を横方向で切断した断面図で
ある。
【図3】図1のA部分を拡大して示す断面図である。
【図4】導電性ゴムの形態を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 ドア 2 ドア枠 4 ブラシ(封止部材) 5 金属箔 6 導電性ゴム(封止部材)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁シールドのため鋼板材などの導電性
    部材から形成したドアおよびドア枠両者の取合い縁部の
    隙間に、導電性を有し、当該隙間を封止する封止部材を
    介装したことを特徴とする電磁シールド用ドア構造。
  2. 【請求項2】 上記封止部材が、上記ドア枠あるいはド
    アいづれかの下部に帯状に配され、対向縁部へ摺接する
    カーボン等の導電性部材からなるブラシと、上記ドアあ
    るいはドア枠いづれかの上縁部および左右側縁部に帯状
    に配され、各々の対向縁部へ押圧されて接触する導電性
    ゴムとを備えたことを特徴とする請求項1記載の電磁シ
    ールド用ドア構造。
  3. 【請求項3】 上記ドアおよびドア枠の両者の、上記導
    電性ゴムが介在することになる各縁部に、金属箔を帯状
    に設けたことを特徴とする請求項2記載の電磁シールド
    用ドア構造。
JP075335U 1992-10-29 1992-10-29 電磁シールド用ドア構造 Pending JPH0640286U (ja)

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JP075335U JPH0640286U (ja) 1992-10-29 1992-10-29 電磁シールド用ドア構造

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JPH0640286U true JPH0640286U (ja) 1994-05-27

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ID=13573287

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JP075335U Pending JPH0640286U (ja) 1992-10-29 1992-10-29 電磁シールド用ドア構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113200139A (zh) * 2021-06-17 2021-08-03 陕西飞机工业有限责任公司 用于飞机登机门的电磁屏蔽装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62111091A (ja) * 1985-11-06 1987-05-22 清水建設株式会社 インテリジェントビルの電磁シールド型回転扉及び出入口
JPH0431592A (ja) * 1990-05-29 1992-02-03 Takenaka Komuten Co Ltd 開閉型電磁シールド窓

Patent Citations (2)

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