JPH0640256Y2 - 天窓上枠の開閉ガイド部材 - Google Patents
天窓上枠の開閉ガイド部材Info
- Publication number
- JPH0640256Y2 JPH0640256Y2 JP16516088U JP16516088U JPH0640256Y2 JP H0640256 Y2 JPH0640256 Y2 JP H0640256Y2 JP 16516088 U JP16516088 U JP 16516088U JP 16516088 U JP16516088 U JP 16516088U JP H0640256 Y2 JPH0640256 Y2 JP H0640256Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upper frame
- skylight
- hinge
- guide pin
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Hinges (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は建物の屋根などに取付けられる天窓に係り、
詳しくは、天窓の上枠開放時のガタツキを防止する開閉
ガイド部材に関するものである。
詳しくは、天窓の上枠開放時のガタツキを防止する開閉
ガイド部材に関するものである。
しかしながら、上記従来例には次のような問題点があっ
た。
た。
(a)上枠の開放角度が大きくなると、下枠のガイド体
と接触しなくなるため、上枠が左右いずれかに偏りガタ
ツキが生じる欠点があった。
と接触しなくなるため、上枠が左右いずれかに偏りガタ
ツキが生じる欠点があった。
(b)ガイド体を取付けるための取付け孔を必要とする
ため、製作ならびに組立てに手間がかかった。
ため、製作ならびに組立てに手間がかかった。
(c)上枠を開閉作動する都度、ガイド体とは接触,非
接触を繰り返し、しかも剪断作用がはたらくので、ガイ
ド体の摩耗や劣化を伴った。
接触を繰り返し、しかも剪断作用がはたらくので、ガイ
ド体の摩耗や劣化を伴った。
(d)また、ガイド体は下枠に嵌着しただけなので、上
枠の開閉の繰り返しで脱落することがあった。
枠の開閉の繰り返しで脱落することがあった。
この考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、上枠
の開放角度が大きくなってガタツクことなく、取付けの
ための専用孔を設けることがなく、しかも摩耗,劣化が
なく、脱落することもない天窓上枠の開閉ガイド部材を
提供することを目的とするものである。
の開放角度が大きくなってガタツクことなく、取付けの
ための専用孔を設けることがなく、しかも摩耗,劣化が
なく、脱落することもない天窓上枠の開閉ガイド部材を
提供することを目的とするものである。
この考案は上記課題を解決するために、躯体側に取付け
る下枠とこの下枠に外嵌する上枠のそれぞれ一辺側に対
向状に設けた湾曲係合部同士を嵌合して蝶番となし、上
記上枠を開閉してなる天窓において、上記蝶番の係合部
内に嵌入される軸部と、蝶番端面と上枠の内側面に当接
位置させる頭部からなるガイドピンを、上記蝶番の両側
部に設けた天窓上枠の開閉ガイド部材を構成したもので
ある。
る下枠とこの下枠に外嵌する上枠のそれぞれ一辺側に対
向状に設けた湾曲係合部同士を嵌合して蝶番となし、上
記上枠を開閉してなる天窓において、上記蝶番の係合部
内に嵌入される軸部と、蝶番端面と上枠の内側面に当接
位置させる頭部からなるガイドピンを、上記蝶番の両側
部に設けた天窓上枠の開閉ガイド部材を構成したもので
ある。
この考案によれば、蝶番となる上下枠の湾曲係合部の両
側部にガイドピンが設けられ、その軸部は湾曲係合部内
に嵌入して、頭部は蝶番端面と上枠内側面との間に位置
して両部材に当接しているので、天窓上枠の開閉に関係
なくガイドピン頭部が常に両部材に当接して、開放に伴
うガタツキが生じない。また、ガイドピンは取付け孔を
形成することもなく、天窓の組立段階で係合部内に嵌入
するだけで簡単に行え、さらに、上枠が開閉作動すると
きの支点となって、摩耗,劣化が少なくなり、しかも軸
部が係合部内に嵌入されているので、脱落することもな
くなる。
側部にガイドピンが設けられ、その軸部は湾曲係合部内
に嵌入して、頭部は蝶番端面と上枠内側面との間に位置
して両部材に当接しているので、天窓上枠の開閉に関係
なくガイドピン頭部が常に両部材に当接して、開放に伴
うガタツキが生じない。また、ガイドピンは取付け孔を
形成することもなく、天窓の組立段階で係合部内に嵌入
するだけで簡単に行え、さらに、上枠が開閉作動すると
きの支点となって、摩耗,劣化が少なくなり、しかも軸
部が係合部内に嵌入されているので、脱落することもな
くなる。
この考案に係る一実施例を図面に基づいて説明する。図
面の第1図は天窓の蝶番とガイドピンを示す斜視図、第
2図はガイドピンを挿着した天窓の一部破断の平面図、
第3図は天窓の縦断面図、第4図は天窓の横断面図であ
る。
面の第1図は天窓の蝶番とガイドピンを示す斜視図、第
2図はガイドピンを挿着した天窓の一部破断の平面図、
第3図は天窓の縦断面図、第4図は天窓の横断面図であ
る。
天窓Aは第3図および第4図に示すように、躯体側とな
る建物の屋根に取付ける下枠Bと、この下枠Bに外嵌す
る上枠Cで構成されている。上記上枠C,下枠Bはいずれ
もアルミ押出成型品であり、型材端部を45°に切断した
部材を接合して枠状に組付け、下枠B開口部には網戸1
を、また、上枠C開口部には網入りガラス2と透明ガラ
ス3をそれぞれ取付けてある。そして、屋根の棟側とな
る下枠Bの一辺側外側部には、先端が湾曲した下枠係合
部4を幅方向にわたり一体的に突出し、また、上枠Cの
一辺側内側部には、先端が湾曲した上記下枠係合部4に
外嵌する上枠係合部5を幅方向にわたり一体的に突出し
て、蝶番Dを構成してある。したがって、下枠係合部4
と上枠係合部5の端面、すなわち蝶番Dの端面D′は、
この実施例では角度45°に切断された傾斜面が同一面を
なしている。上記蝶番Dを例えば、上枠Cを70°以上の
開放角度にすれば、下枠係合部4から抜脱可能であり、
逆に上記開放角度で上枠係合部5を下枠係合部4に挿着
可能にする湾曲形状に形成されている。
る建物の屋根に取付ける下枠Bと、この下枠Bに外嵌す
る上枠Cで構成されている。上記上枠C,下枠Bはいずれ
もアルミ押出成型品であり、型材端部を45°に切断した
部材を接合して枠状に組付け、下枠B開口部には網戸1
を、また、上枠C開口部には網入りガラス2と透明ガラ
ス3をそれぞれ取付けてある。そして、屋根の棟側とな
る下枠Bの一辺側外側部には、先端が湾曲した下枠係合
部4を幅方向にわたり一体的に突出し、また、上枠Cの
一辺側内側部には、先端が湾曲した上記下枠係合部4に
外嵌する上枠係合部5を幅方向にわたり一体的に突出し
て、蝶番Dを構成してある。したがって、下枠係合部4
と上枠係合部5の端面、すなわち蝶番Dの端面D′は、
この実施例では角度45°に切断された傾斜面が同一面を
なしている。上記蝶番Dを例えば、上枠Cを70°以上の
開放角度にすれば、下枠係合部4から抜脱可能であり、
逆に上記開放角度で上枠係合部5を下枠係合部4に挿着
可能にする湾曲形状に形成されている。
ところで、ガイドピンEは第1図および第2図に示すよ
うに、上記下枠係合部4内に嵌入可能な円柱形状の軸部
6aと、上記蝶番端面D′(第2図参照)と上枠C内側面
C′(第2図参照)の間に位置し両部材に当接させた上
記軸部6aより直径の大きい円柱形状の頭部6bで構成され
ている。上記ガイドピンEは合成樹脂製であり、その頭
部6bは上面6b′をガイドピンEの軸心方向に対して直交
方向に平坦に形成し、顎部6b″は蝶番端面D′に面接触
する角度45°の傾斜面に形成してある。上記ガイドピン
Eを蝶番Dの外側部に設けて、開放ガイド部材としてい
る。
うに、上記下枠係合部4内に嵌入可能な円柱形状の軸部
6aと、上記蝶番端面D′(第2図参照)と上枠C内側面
C′(第2図参照)の間に位置し両部材に当接させた上
記軸部6aより直径の大きい円柱形状の頭部6bで構成され
ている。上記ガイドピンEは合成樹脂製であり、その頭
部6bは上面6b′をガイドピンEの軸心方向に対して直交
方向に平坦に形成し、顎部6b″は蝶番端面D′に面接触
する角度45°の傾斜面に形成してある。上記ガイドピン
Eを蝶番Dの外側部に設けて、開放ガイド部材としてい
る。
次に、ガイドピンEの挿着手順について説明する。ま
ず、下枠係合部4内にガイドピンEの軸部6aを嵌入し、
蝶番端面D′の傾斜面に頭部6bの顎部6b″傾斜面を合致
させる。蝶番Dの両側部にガイドピンEの挿着を終えた
ら、上枠Cの開放角度を大きくした状態で、上枠係合部
5を下枠係合部4に嵌合して、上枠Cを下枠Bに外嵌す
る。
ず、下枠係合部4内にガイドピンEの軸部6aを嵌入し、
蝶番端面D′の傾斜面に頭部6bの顎部6b″傾斜面を合致
させる。蝶番Dの両側部にガイドピンEの挿着を終えた
ら、上枠Cの開放角度を大きくした状態で、上枠係合部
5を下枠係合部4に嵌合して、上枠Cを下枠Bに外嵌す
る。
したがって、ガイドピンEは上枠Cに対して常に一定の
位置決めを行い、上枠Cを幅方向に偏らせることがない
ので、上枠Cの開放に際して、ガタツキが生じることが
ない。また、ガイドピンEはその軸部6aを蝶番Dの下枠
係合部4内に嵌入して、上枠Cの内側面C′で頭部6bを
押さえる態様なので、専用の取付け孔を形成することな
く取付けが可能で、製作,組立てに手間がいらない。さ
らに、ガイドピンEは上記態様で位置しているので、下
枠Bから脱落することもない。加えて、ガイドピンEの
頭部6b顎部6″と蝶番端面D′は傾斜面同士を面接触さ
せてあるので、ガイドピンEは回動することがなく、上
枠Cの開閉作動に際しても常に上枠Cの内側面に当接し
て、ガイドピンEの摩耗,劣化が少なくなる。
位置決めを行い、上枠Cを幅方向に偏らせることがない
ので、上枠Cの開放に際して、ガタツキが生じることが
ない。また、ガイドピンEはその軸部6aを蝶番Dの下枠
係合部4内に嵌入して、上枠Cの内側面C′で頭部6bを
押さえる態様なので、専用の取付け孔を形成することな
く取付けが可能で、製作,組立てに手間がいらない。さ
らに、ガイドピンEは上記態様で位置しているので、下
枠Bから脱落することもない。加えて、ガイドピンEの
頭部6b顎部6″と蝶番端面D′は傾斜面同士を面接触さ
せてあるので、ガイドピンEは回動することがなく、上
枠Cの開閉作動に際しても常に上枠Cの内側面に当接し
て、ガイドピンEの摩耗,劣化が少なくなる。
なお、この実施例におけるガイドピンは蝶番端面が傾斜
面であるために、頭部顎部も傾斜面に形成して両者を面
接触させたが、型材の端面に角度がない枠体の場合に
は、顎部も面接触可能な形状に形成することは勿論のこ
とである。
面であるために、頭部顎部も傾斜面に形成して両者を面
接触させたが、型材の端面に角度がない枠体の場合に
は、顎部も面接触可能な形状に形成することは勿論のこ
とである。
この考案は以上のように構成したので、次のような効果
を奏する。
を奏する。
(a)上枠を開放して開放角度が大きくなっても、ガイ
ドピンの頭部が蝶番端面と上枠の内側面間に位置して、
常に両部材に当接しているので、上枠が幅方向に偏るこ
とがなく、ガタツキが生じることがない。
ドピンの頭部が蝶番端面と上枠の内側面間に位置して、
常に両部材に当接しているので、上枠が幅方向に偏るこ
とがなく、ガタツキが生じることがない。
(b)ガイドピンはその軸部を蝶番の湾曲係合部に嵌入
するだけなので、専用の取付け孔を形成する必要がな
く、天窓の製作ならびに組立てに手間がからない。
するだけなので、専用の取付け孔を形成する必要がな
く、天窓の製作ならびに組立てに手間がからない。
(c)また、上枠を開放作動してもガイドピンは常に上
枠の内側面に当接しているので、ガイド体の摩耗や劣化
が少なくなる。
枠の内側面に当接しているので、ガイド体の摩耗や劣化
が少なくなる。
(d)さらに、ガイドピンは軸部を湾曲係合部内に嵌入
した状態で、頭部を蝶番端面と上枠の内側面との間に当
接位置させているので、上枠の開閉を繰り返しても脱落
することがない。
した状態で、頭部を蝶番端面と上枠の内側面との間に当
接位置させているので、上枠の開閉を繰り返しても脱落
することがない。
【図面の簡単な説明】 図面はこの考案の一実施例に係り、第1図は天窓の蝶番
とガイドピンを示す斜視図、第2図はガイドピンを挿着
した天窓の一部破断の平面図、第3図は天窓の縦断面
図、第4図は天窓の横断面図である。 A……天窓、B……下枠 C……上枠、C′……上枠内側面 D……蝶番、D′……蝶番端面 E……ガイドピン 4……下枠係合部、5……上枠係合部 6a……ガイドピン軸部 6b……ガイドピン頭部 6b′……頭部上面、6b″……頭部顎部
とガイドピンを示す斜視図、第2図はガイドピンを挿着
した天窓の一部破断の平面図、第3図は天窓の縦断面
図、第4図は天窓の横断面図である。 A……天窓、B……下枠 C……上枠、C′……上枠内側面 D……蝶番、D′……蝶番端面 E……ガイドピン 4……下枠係合部、5……上枠係合部 6a……ガイドピン軸部 6b……ガイドピン頭部 6b′……頭部上面、6b″……頭部顎部
Claims (1)
- 【請求項1】躯体側に取付ける下枠とこの下枠に外嵌す
る上枠のそれぞれ一辺側に対向状に設けた湾曲係合部同
士を嵌合して蝶番となし、上記上枠を開閉してなる天窓
において、 上記蝶番の係合部内に嵌入される軸部と、蝶番端面と上
枠の内側面に当接位置させる頭部からなるガイドピン
を、上記蝶番の両側部に設けたことを特徴とする天窓上
枠の開閉ガイド部材。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16516088U JPH0640256Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 天窓上枠の開閉ガイド部材 |
GB8925744A GB2227790B (en) | 1988-12-21 | 1989-11-14 | Movable sky light |
US07/440,044 US5115601A (en) | 1988-12-21 | 1989-11-21 | Movable sky light |
AU45390/89A AU599864B1 (en) | 1988-12-21 | 1989-11-21 | Movable sky light |
NL8902927A NL8902927A (nl) | 1988-12-21 | 1989-11-27 | Beweegbaar daklicht. |
DE3939317A DE3939317A1 (de) | 1988-12-21 | 1989-11-28 | Bewegbares dachfenster |
FR8916961A FR2640474B1 (fr) | 1988-12-21 | 1989-12-21 | Tabatiere mobile |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16516088U JPH0640256Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 天窓上枠の開閉ガイド部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0285724U JPH0285724U (ja) | 1990-07-05 |
JPH0640256Y2 true JPH0640256Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=31451396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16516088U Expired - Lifetime JPH0640256Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 天窓上枠の開閉ガイド部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640256Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-21 JP JP16516088U patent/JPH0640256Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0285724U (ja) | 1990-07-05 |
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