JPH064009A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH064009A JPH064009A JP4162687A JP16268792A JPH064009A JP H064009 A JPH064009 A JP H064009A JP 4162687 A JP4162687 A JP 4162687A JP 16268792 A JP16268792 A JP 16268792A JP H064009 A JPH064009 A JP H064009A
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- cleaning
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Links
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Landscapes
- Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 無端ベルトの裏面から各種の処理や検出を行
う画像形成装置において、無端ベルトの裏面の清掃を簡
単な構造でしかも確実に行えるようにすること。 【構成】 光透過性を有する無端ベルト1の裏面から光
照射或いは光検出を行う画像形成装置において、無端ベ
ルト1の裏面に接触しその裏面を清掃する清掃部材15
としてパイル織物16を用いる。
う画像形成装置において、無端ベルトの裏面の清掃を簡
単な構造でしかも確実に行えるようにすること。 【構成】 光透過性を有する無端ベルト1の裏面から光
照射或いは光検出を行う画像形成装置において、無端ベ
ルト1の裏面に接触しその裏面を清掃する清掃部材15
としてパイル織物16を用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の画
像形成装置に関し、特に光透過性を有する無端ベルトを
用いた画像形成装置に関するものである。
像形成装置に関し、特に光透過性を有する無端ベルトを
用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光透過性を有する無端ベルトを用いた画
像形成装置においては、無端ベルトの表面からだけでは
なく裏面からも各種の処理が行われる。
像形成装置においては、無端ベルトの表面からだけでは
なく裏面からも各種の処理が行われる。
【0003】図7は、光透過性を有するベルト状感光体
を用いた従来の画像形成装置の概略的な説明図を示す。
ベルト状感光体1は、駆動ロール2及び従動ロール3,
4を巡って巻き掛けられており、矢印方向に回転駆動さ
れる。ベルト状感光体1の表面は帯電器5により一様に
帯電された後、露光部6において画像光6aによりベル
ト状感光体1の表面側から露光されて静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は現像器7により現像されてトナー
像が得られる。このトナー像は、ベルト状感光体1の回
転に伴って前進し、給紙装置8から送られてきた記録紙
と接触状態にされ、転写器9からの電界を受けてベルト
状感光体1上のトナー像が記録紙に転写される。転写後
の記録紙は、剥離補助器10からの電界を受けてベルト
状感光体1から剥離される。転写後にベルト状感光体1
の表面に残ったトナーは、クリーニング装置11により
除去される。ベルト状感光体1から剥離された記録紙
は、定着器12により定着処理を受ける。
を用いた従来の画像形成装置の概略的な説明図を示す。
ベルト状感光体1は、駆動ロール2及び従動ロール3,
4を巡って巻き掛けられており、矢印方向に回転駆動さ
れる。ベルト状感光体1の表面は帯電器5により一様に
帯電された後、露光部6において画像光6aによりベル
ト状感光体1の表面側から露光されて静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は現像器7により現像されてトナー
像が得られる。このトナー像は、ベルト状感光体1の回
転に伴って前進し、給紙装置8から送られてきた記録紙
と接触状態にされ、転写器9からの電界を受けてベルト
状感光体1上のトナー像が記録紙に転写される。転写後
の記録紙は、剥離補助器10からの電界を受けてベルト
状感光体1から剥離される。転写後にベルト状感光体1
の表面に残ったトナーは、クリーニング装置11により
除去される。ベルト状感光体1から剥離された記録紙
は、定着器12により定着処理を受ける。
【0004】更に、上述した画像形成装置において、ベ
ルト状感光体1の内側には除電ランプ13及び補助露光
装置14が設けられている。除電ランプ13は、転写工
程の直前でベルト状感光体1の裏面側から光を照射しベ
ルト状感光体1に付着しているトナーの帯電状態を調整
してトナーの転写効率を高めるとともに、帯電工程の直
前でベルト状感光体1の裏面側から光を照射し、ベルト
状感光体1の残留電荷を消去する。また、補助露光装置
14は、スクリーンパターン形成器及び/又は不要像消
去器であって、スクリーンパターン形成器である場合に
は、静電潜像に網目状の静電パターンを重畳して出力画
像の中間調の再現特性を改善し、不要像消去器である場
合には、出力画像以外の領域の電荷を消去して非画像部
分にトナーが付着するのを防止する。更に、図示しない
が、ベルト状感光体1の裏面側から濃度センサにより光
学的に現像濃度を検出して、現像濃度を自動調整する場
合もある。
ルト状感光体1の内側には除電ランプ13及び補助露光
装置14が設けられている。除電ランプ13は、転写工
程の直前でベルト状感光体1の裏面側から光を照射しベ
ルト状感光体1に付着しているトナーの帯電状態を調整
してトナーの転写効率を高めるとともに、帯電工程の直
前でベルト状感光体1の裏面側から光を照射し、ベルト
状感光体1の残留電荷を消去する。また、補助露光装置
14は、スクリーンパターン形成器及び/又は不要像消
去器であって、スクリーンパターン形成器である場合に
は、静電潜像に網目状の静電パターンを重畳して出力画
像の中間調の再現特性を改善し、不要像消去器である場
合には、出力画像以外の領域の電荷を消去して非画像部
分にトナーが付着するのを防止する。更に、図示しない
が、ベルト状感光体1の裏面側から濃度センサにより光
学的に現像濃度を検出して、現像濃度を自動調整する場
合もある。
【0005】上述した画像形成装置において、トナーは
ベルト状感光体1の表面に付着するだけでなく、装置内
を浮遊してベルト状感光体1の裏面にも付着する。更
に、トナー等の現像剤の他に紙粉や塵埃等もベルト状感
光体1の裏面に付着する。ベルト状感光体1の裏面が汚
れると、ベルト状感光体1の裏面側から行われる除電ラ
ンプ13や補助露光装置14による各種の露光処理に悪
影響を与える。たとえば、除電ランプ13からの光が汚
れにより遮られると、ベルト状感光体1を均一に除電す
ることができなくなり、現像時に現像濃度ムラを生じ
る。また、補助露光装置14からの光が汚れにより遮ら
れると、写真画像等の中間調を有する画像を良好に再現
できなくなったり、不要部分にトナーが付着したりす
る。また、汚れにより現像濃度が正確に検出できない場
合には、出力画像の濃度が適正な濃度よりも薄くなって
しまう。したがって、ベルト状感光体1の表面だけでは
なく裏面も清浄な状態に維持する必要がある。
ベルト状感光体1の表面に付着するだけでなく、装置内
を浮遊してベルト状感光体1の裏面にも付着する。更
に、トナー等の現像剤の他に紙粉や塵埃等もベルト状感
光体1の裏面に付着する。ベルト状感光体1の裏面が汚
れると、ベルト状感光体1の裏面側から行われる除電ラ
ンプ13や補助露光装置14による各種の露光処理に悪
影響を与える。たとえば、除電ランプ13からの光が汚
れにより遮られると、ベルト状感光体1を均一に除電す
ることができなくなり、現像時に現像濃度ムラを生じ
る。また、補助露光装置14からの光が汚れにより遮ら
れると、写真画像等の中間調を有する画像を良好に再現
できなくなったり、不要部分にトナーが付着したりす
る。また、汚れにより現像濃度が正確に検出できない場
合には、出力画像の濃度が適正な濃度よりも薄くなって
しまう。したがって、ベルト状感光体1の表面だけでは
なく裏面も清浄な状態に維持する必要がある。
【0006】そこで従来から、ベルト状感光体の裏面を
清掃するための清掃装置が使用されている。
清掃するための清掃装置が使用されている。
【0007】図7に示す例においては、実開昭60−9
8858号公報に開示されているようなクリーニングブ
ラシ23を、帯電器5の略対向位置にベルト状感光体1
の裏面に接するように配置している。しかし、図7に示
されるようなクリーニングブラシ23を使用したクリー
ニング装置では、十分な清掃効率を得るためにはブラシ
を回転させる必要があり、ブラシを回転させる機構及び
トナークラウドを防ぐ為のハウジング等が必要になりコ
ストがかかるという問題がある。
8858号公報に開示されているようなクリーニングブ
ラシ23を、帯電器5の略対向位置にベルト状感光体1
の裏面に接するように配置している。しかし、図7に示
されるようなクリーニングブラシ23を使用したクリー
ニング装置では、十分な清掃効率を得るためにはブラシ
を回転させる必要があり、ブラシを回転させる機構及び
トナークラウドを防ぐ為のハウジング等が必要になりコ
ストがかかるという問題がある。
【0008】この他にも種々の清掃装置が提案されてい
るが、満足すべき結果は得られていない。
るが、満足すべき結果は得られていない。
【0009】たとえば、実開昭60−98857号公報
には、ブレード機構を設けた裏面清掃装置が開示されて
いるが、同公報に開示のものは、装置が複雑でコストが
かかると共に、繋ぎ目のある無端ベルトではブレードエ
ッジがダメージを受け、清掃不良が発生し易いという問
題がある。
には、ブレード機構を設けた裏面清掃装置が開示されて
いるが、同公報に開示のものは、装置が複雑でコストが
かかると共に、繋ぎ目のある無端ベルトではブレードエ
ッジがダメージを受け、清掃不良が発生し易いという問
題がある。
【0010】更に、フェルトタイプの清掃部材を用いた
裏面清掃装置も提案されているが、この装置ではフェル
トの凹凸部やベルトの凹凸部でフェルトとベルトとの接
触が悪くなり、清掃不良が起き易く、また、繊維が密に
絡みあっているので、ベルト裏面への現像剤等の付着量
が多いと目詰まりを起こし易く維持性に欠けるという問
題がある。
裏面清掃装置も提案されているが、この装置ではフェル
トの凹凸部やベルトの凹凸部でフェルトとベルトとの接
触が悪くなり、清掃不良が起き易く、また、繊維が密に
絡みあっているので、ベルト裏面への現像剤等の付着量
が多いと目詰まりを起こし易く維持性に欠けるという問
題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、無
端ベルトの裏面から各種の処理や検出を行う画像形成装
置において、無端ベルトの裏面の清掃を簡単な構造でし
かも確実に行えるようにすることを目的とする。
端ベルトの裏面から各種の処理や検出を行う画像形成装
置において、無端ベルトの裏面の清掃を簡単な構造でし
かも確実に行えるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、前記目的を達成するため、光透過性を有する無端ベ
ルトの裏面から光照射或いは光検出を行う画像形成装置
において、無端ベルトの裏面に接触しその裏面を清掃す
る清掃部材として、パイルの太さが40番手以上で且つ
60番手以下の2本撚り、或いは、パイル打ち込み本数
が30本/インチ以上で且つ50本/インチ以下、或い
は、パイル長さが1mm以上で且つ5mm以下という三
つの条件の少なくとも何れか一つを満足しているパイル
織物を用いたことを特徴とする。
は、前記目的を達成するため、光透過性を有する無端ベ
ルトの裏面から光照射或いは光検出を行う画像形成装置
において、無端ベルトの裏面に接触しその裏面を清掃す
る清掃部材として、パイルの太さが40番手以上で且つ
60番手以下の2本撚り、或いは、パイル打ち込み本数
が30本/インチ以上で且つ50本/インチ以下、或い
は、パイル長さが1mm以上で且つ5mm以下という三
つの条件の少なくとも何れか一つを満足しているパイル
織物を用いたことを特徴とする。
【0013】また、前記清掃部材は、パイプ形状のロー
ルに前記パイル織物を巻き付けることにより構成するこ
とができる。
ルに前記パイル織物を巻き付けることにより構成するこ
とができる。
【0014】また、本発明の画像形成装置は、前記目的
を達成するため、光透過性を有する無端ベルトの裏面か
ら光照射或いは光検出を行う画像形成装置において、無
端ベルトの裏面に接触しその裏面を清掃する清掃部材と
して、パイルの太さが40番手以上で且つ60番手以下
の2本撚り、パイル打ち込み本数が30本/インチ以上
で且つ50本/インチ以下、及び、パイル長さが1mm
以上で且つ5mm以下という三つの条件を満足するパイ
ルを生地に対して略垂直に植立したパイル織物を用いた
ことを特徴とする。
を達成するため、光透過性を有する無端ベルトの裏面か
ら光照射或いは光検出を行う画像形成装置において、無
端ベルトの裏面に接触しその裏面を清掃する清掃部材と
して、パイルの太さが40番手以上で且つ60番手以下
の2本撚り、パイル打ち込み本数が30本/インチ以上
で且つ50本/インチ以下、及び、パイル長さが1mm
以上で且つ5mm以下という三つの条件を満足するパイ
ルを生地に対して略垂直に植立したパイル織物を用いた
ことを特徴とする。
【0015】
【作用】前記パイル織物のそれぞれのパイルは、比較的
高い密度で植立されている。したがって、清掃部材を回
転させることなく高い清掃効率が得られる。また、パイ
ル織物のそれぞれのパイルは、実質的にそれぞれ独立し
た状態で生地に対して略垂直方向に植立されているの
で、パイルの先端により掻き取られたトナー等の不要物
は、パイルの間を通って接触表面以外の部分に蓄積さ
れ、或いは、他の箇所から排出され、目詰まりを起こし
にくい。
高い密度で植立されている。したがって、清掃部材を回
転させることなく高い清掃効率が得られる。また、パイ
ル織物のそれぞれのパイルは、実質的にそれぞれ独立し
た状態で生地に対して略垂直方向に植立されているの
で、パイルの先端により掻き取られたトナー等の不要物
は、パイルの間を通って接触表面以外の部分に蓄積さ
れ、或いは、他の箇所から排出され、目詰まりを起こし
にくい。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例に基づいて
本発明の特徴を具体的に説明する。なお、以下の実施例
の説明において、図7に示す従来例のものと同一部材の
ものは同一符号を付して説明を省略する。
本発明の特徴を具体的に説明する。なお、以下の実施例
の説明において、図7に示す従来例のものと同一部材の
ものは同一符号を付して説明を省略する。
【0017】図1は、本発明の第1の実施例を示すもの
で、ベルト状感光体1の裏面に接するようにアクリル系
繊維からなるモケットパイル織物16を取り付けた清掃
部材15を設ける。なお、アクリル系繊維を使用するの
は、トナー,紙粉,塵埃に対する吸着力が強いからであ
る。図2は清掃部材15の一部を拡大して模式的に示す
断面図であり、格子状に織られた生地16aに多数のパ
イル16bが打ち込まれている。生地16aの裏面に
は、ほつれ止めのためにアクリル系樹脂が塗布され、生
地16aは接着剤等で清掃部材15の基体15aに接着
されている。ここで番手で表したパイル16bの糸の太
さは40番手以上で且つ60番手以下の2本撚り、パイ
ル打ち込み本数は30本/インチ以上で且つ50本/イ
ンチ以下、パイル長さLは1mm以上で且つ5mm以下
にする。
で、ベルト状感光体1の裏面に接するようにアクリル系
繊維からなるモケットパイル織物16を取り付けた清掃
部材15を設ける。なお、アクリル系繊維を使用するの
は、トナー,紙粉,塵埃に対する吸着力が強いからであ
る。図2は清掃部材15の一部を拡大して模式的に示す
断面図であり、格子状に織られた生地16aに多数のパ
イル16bが打ち込まれている。生地16aの裏面に
は、ほつれ止めのためにアクリル系樹脂が塗布され、生
地16aは接着剤等で清掃部材15の基体15aに接着
されている。ここで番手で表したパイル16bの糸の太
さは40番手以上で且つ60番手以下の2本撚り、パイ
ル打ち込み本数は30本/インチ以上で且つ50本/イ
ンチ以下、パイル長さLは1mm以上で且つ5mm以下
にする。
【0018】パイルの番手が40番手未満では感光体裏
面の磨耗量が大きくなりすぎ、60番手を超えるとパイ
ルの腰が弱くなり掻き取り力が弱くなる。又、パイルの
打ち込み本数が30本/インチ未満ではパイル間を抜け
ていく現像剤等の割合が高くなり、50本/インチを超
えると目詰まりし易くなる。更に、パイルの長さが1m
m未満では目詰まりし易く、5mmを超えるとパイルの
腰が弱くなり掻き取り力が弱くなる。従って、パイルを
上記の条件にすることにより掻き取り力が高く且つ目詰
まりの少ない清掃部材となるので長期にわたり感光体裏
面に付着した現像剤、紙粉及び塵埃等を取り除くことが
可能になる。
面の磨耗量が大きくなりすぎ、60番手を超えるとパイ
ルの腰が弱くなり掻き取り力が弱くなる。又、パイルの
打ち込み本数が30本/インチ未満ではパイル間を抜け
ていく現像剤等の割合が高くなり、50本/インチを超
えると目詰まりし易くなる。更に、パイルの長さが1m
m未満では目詰まりし易く、5mmを超えるとパイルの
腰が弱くなり掻き取り力が弱くなる。従って、パイルを
上記の条件にすることにより掻き取り力が高く且つ目詰
まりの少ない清掃部材となるので長期にわたり感光体裏
面に付着した現像剤、紙粉及び塵埃等を取り除くことが
可能になる。
【0019】上記パイルの番手、打ち込み本数及び長さ
の条件を満たすパイル織物は、従来例の項で説明したブ
ラシに比べて繊維の密度が高いので、清掃部材を回転さ
せることなく、高い清掃効率を得ることができる。した
がって、回転機構に付随する種々の装置が不要となり、
構造が簡単化される。また、前記パイル織物は、フェル
トのようには繊維同士が密に絡み合ってないので、表面
に凹凸が生じたり、目詰まりが生じたりすることがな
い。更に、前記パイル織物は、ベルト状感光体の裏面に
比較的柔らかく接触するので、ベルト状感光体に継ぎ目
があるような場合でも、清掃部材に無理な力が加わるこ
とがなく、清掃部材にダメージを与えることがない。
の条件を満たすパイル織物は、従来例の項で説明したブ
ラシに比べて繊維の密度が高いので、清掃部材を回転さ
せることなく、高い清掃効率を得ることができる。した
がって、回転機構に付随する種々の装置が不要となり、
構造が簡単化される。また、前記パイル織物は、フェル
トのようには繊維同士が密に絡み合ってないので、表面
に凹凸が生じたり、目詰まりが生じたりすることがな
い。更に、前記パイル織物は、ベルト状感光体の裏面に
比較的柔らかく接触するので、ベルト状感光体に継ぎ目
があるような場合でも、清掃部材に無理な力が加わるこ
とがなく、清掃部材にダメージを与えることがない。
【0020】この第1の実施例において清掃部材15は
複数個所に配置してもよく、又場所は図1の位置に限定
されるものではない。
複数個所に配置してもよく、又場所は図1の位置に限定
されるものではない。
【0021】図3は、本発明の第2の実施例を示すもの
で、アクリル系繊維からなる、たとえば、幅2cmの長
手状の前記パイル織物16を、図4(a),(b)に示
すように、パイプ形状のロール17にらせん状に巻き付
けた清掃部材15を設ける。上記ロール17を固定的に
支持する軸18は、フレーム19に対して回転可能に取
り付けられ、スプリング25により回転止め24a,2
4bに押付けられて固定される。18aは手前側の軸を
示し、18bは奥側の軸を示している。図5(a)〜
(d)は、回転止め24a,24bの詳細構造を示して
いる。フレーム19に固定される回転止め24aには、
複数の鋸歯状の突起26aが環状に形成されており、軸
18側に設けられた回転止め24bには、軸18の回転
に従って突起26aの傾斜部をずり上がって突起26a
間の谷間に落ち込む翼部26bが形成されている。軸1
8aの溝18cにマイナスのドライバー等を差し込み、
ロール17をスプリング25に抗して回転止め24a,
24bにより決められた所定角度回転させることでパイ
ル織物16がベルト状感光体1の裏面と接触する位置を
変更することが可能となっている。
で、アクリル系繊維からなる、たとえば、幅2cmの長
手状の前記パイル織物16を、図4(a),(b)に示
すように、パイプ形状のロール17にらせん状に巻き付
けた清掃部材15を設ける。上記ロール17を固定的に
支持する軸18は、フレーム19に対して回転可能に取
り付けられ、スプリング25により回転止め24a,2
4bに押付けられて固定される。18aは手前側の軸を
示し、18bは奥側の軸を示している。図5(a)〜
(d)は、回転止め24a,24bの詳細構造を示して
いる。フレーム19に固定される回転止め24aには、
複数の鋸歯状の突起26aが環状に形成されており、軸
18側に設けられた回転止め24bには、軸18の回転
に従って突起26aの傾斜部をずり上がって突起26a
間の谷間に落ち込む翼部26bが形成されている。軸1
8aの溝18cにマイナスのドライバー等を差し込み、
ロール17をスプリング25に抗して回転止め24a,
24bにより決められた所定角度回転させることでパイ
ル織物16がベルト状感光体1の裏面と接触する位置を
変更することが可能となっている。
【0022】このように、ロール17を回動可能とする
ことにより、清掃部材15の使用面の清掃能力が目詰ま
り等により低下した場合、清掃部材15を回動させるだ
けで容易に新たな清掃面にすることが出来る。
ことにより、清掃部材15の使用面の清掃能力が目詰ま
り等により低下した場合、清掃部材15を回動させるだ
けで容易に新たな清掃面にすることが出来る。
【0023】この第2の実施例において清掃部材15は
複数個所に配置してもよく、又場所は図3の位置に限定
されるものではない。
複数個所に配置してもよく、又場所は図3の位置に限定
されるものではない。
【0024】図6は本発明の第3の実施例を示すもの
で、前述の第1の実施例または第2の実施例を前提とし
て、ベルト状感光体1の裏面に付着するトナー等の汚染
物の量を減らすために除電器を設けたものである。
で、前述の第1の実施例または第2の実施例を前提とし
て、ベルト状感光体1の裏面に付着するトナー等の汚染
物の量を減らすために除電器を設けたものである。
【0025】除電器は、ベルト状感光体1の内側に接触
状態で配置された金属バー21aと、この金属バー21
aに対してDC又はACの電圧を印加するための電源2
1bとから構成されている。DC又はACの電圧が印加
された金属バー21aがベルト状感光体1の裏面に接触
することにより、ベルト状感光体1の裏面に帯電した電
荷が消滅するので、感光体裏面の電位の上昇が抑えら
れ、感光体裏面への現像剤、紙粉及び塵埃等の付着力が
弱まると共にこれらの付着量も減るので感光体裏面の清
掃が容易になる。この実施例においては、除電器は、金
属バー21aにDC又はACの電圧を印加したものを用
いているが、これに限定されるものではなく、コロナ放
電器又は導電性ブラシ等、除電能力のある物なら何を用
いてもよい。
状態で配置された金属バー21aと、この金属バー21
aに対してDC又はACの電圧を印加するための電源2
1bとから構成されている。DC又はACの電圧が印加
された金属バー21aがベルト状感光体1の裏面に接触
することにより、ベルト状感光体1の裏面に帯電した電
荷が消滅するので、感光体裏面の電位の上昇が抑えら
れ、感光体裏面への現像剤、紙粉及び塵埃等の付着力が
弱まると共にこれらの付着量も減るので感光体裏面の清
掃が容易になる。この実施例においては、除電器は、金
属バー21aにDC又はACの電圧を印加したものを用
いているが、これに限定されるものではなく、コロナ放
電器又は導電性ブラシ等、除電能力のある物なら何を用
いてもよい。
【0026】また、図6に示す例においては、ベルト状
感光体1の内側に、ベルト状感光体1の表面側に形成さ
れたトナー像の濃度、すなわち、現像濃度をベルト状感
光体1を通して光学的に検出する濃度センサ22が設け
られている。この濃度センサ22の出力は図示しない濃
度制御回路に供給され、検出された現像濃度に応じて帯
電器5、現像器7等を制御して適正な現像濃度が得られ
るようになっている。
感光体1の内側に、ベルト状感光体1の表面側に形成さ
れたトナー像の濃度、すなわち、現像濃度をベルト状感
光体1を通して光学的に検出する濃度センサ22が設け
られている。この濃度センサ22の出力は図示しない濃
度制御回路に供給され、検出された現像濃度に応じて帯
電器5、現像器7等を制御して適正な現像濃度が得られ
るようになっている。
【0027】このようにベルト状感光体1の裏側から現
像濃度を検出する場合、ベルト状感光体1の裏面が汚れ
ていると正確な濃度制御を行うことができないが、本発
明においては、前記パイル織物を用いた清掃部材15に
よりベルト状感光体1の裏面が常に清浄に維持されるの
で、常に適正な濃度制御を行うことができる。更に、除
電器を併用すれば、一層正確に濃度制御を行うことがで
きる。
像濃度を検出する場合、ベルト状感光体1の裏面が汚れ
ていると正確な濃度制御を行うことができないが、本発
明においては、前記パイル織物を用いた清掃部材15に
よりベルト状感光体1の裏面が常に清浄に維持されるの
で、常に適正な濃度制御を行うことができる。更に、除
電器を併用すれば、一層正確に濃度制御を行うことがで
きる。
【0028】なお、図6に示す例において除電器の金属
バー21aは複数個所に配置してもよく、また、場所は
図6の位置に限定されるものではない。
バー21aは複数個所に配置してもよく、また、場所は
図6の位置に限定されるものではない。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、掻き取り力が高く且つ
目詰まりの少ない簡単な構造の清掃部材を提供出来るの
で、長期にわたり無端ベルトの裏面に付着した現像剤、
紙粉及び塵埃等を取り除くことが可能になる。従って無
端ベルトの裏面の汚れによる出力画像の画質の劣化が防
止されて、常に良好な出力画像を得ることができる。
目詰まりの少ない簡単な構造の清掃部材を提供出来るの
で、長期にわたり無端ベルトの裏面に付着した現像剤、
紙粉及び塵埃等を取り除くことが可能になる。従って無
端ベルトの裏面の汚れによる出力画像の画質の劣化が防
止されて、常に良好な出力画像を得ることができる。
【図1】 本発明の第1の実施例を示す概略的な説明図
である。
である。
【図2】 第1の実施例における清掃部材の一部を拡大
して模式的に示す断面図である。
して模式的に示す断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施例を示す概略的な説明図
である。
である。
【図4】 第2の実施例における清掃部材の部分平面図
及び断面図である。
及び断面図である。
【図5】 清掃部材の回転機構を示す図である。
【図6】 本発明の第3の実施例を示す概略的な説明図
である。
である。
【図7】 従来の画像形成装置を示す概略的な説明図で
ある。
ある。
1 ベルト状感光体、2 駆動ロール、3,4 従動ロ
ール、5 帯電器、6露光部、6a 画像光、7 現像
器、8 給紙装置、9 転写器、10 剥離補助器、1
1 クリーニング装置、12 定着器、13 除電ラン
プ、14 補助露光装置、15 清掃部材、15a 基
体、16 パイル織物、16a 生地、16b パイ
ル、17 ロール、18,18a,18b 軸、19
フレーム、20 ネジ、21a 金属バー、21b 電
源、22 濃度センサ、23 クリーニングブラシ、2
4a,24b 回転止め、25 スプリング、26a
鋸歯状突起、26b 翼部
ール、5 帯電器、6露光部、6a 画像光、7 現像
器、8 給紙装置、9 転写器、10 剥離補助器、1
1 クリーニング装置、12 定着器、13 除電ラン
プ、14 補助露光装置、15 清掃部材、15a 基
体、16 パイル織物、16a 生地、16b パイ
ル、17 ロール、18,18a,18b 軸、19
フレーム、20 ネジ、21a 金属バー、21b 電
源、22 濃度センサ、23 クリーニングブラシ、2
4a,24b 回転止め、25 スプリング、26a
鋸歯状突起、26b 翼部
Claims (3)
- 【請求項1】 光透過性を有する無端ベルトの裏面から
光照射或いは光検出を行う画像形成装置において、無端
ベルトの裏面に接触しその裏面を清掃する清掃部材とし
て、パイルの太さが40番手以上で且つ60番手以下の
2本撚り、或いは、パイル打ち込み本数が30本/イン
チ以上で且つ50本/インチ以下、或いは、パイル長さ
が1mm以上で且つ5mm以下という三つの条件の少な
くとも何れか一つを満足しているパイル織物を用いたこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記清掃部材は、パイプ形状のロールに
前記パイル織物を巻き付けることにより構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 光透過性を有する無端ベルトの裏面から
光照射或いは光検出を行う画像形成装置において、無端
ベルトの裏面に接触しその裏面を清掃する清掃部材とし
て、パイルの太さが40番手以上で且つ60番手以下の
2本撚り、パイル打ち込み本数が30本/インチ以上で
且つ50本/インチ以下、及び、パイル長さが1mm以
上で且つ5mm以下という三つの条件を満足するパイル
を生地に対して略垂直に植立したパイル織物を用いたこ
とを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162687A JPH064009A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162687A JPH064009A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064009A true JPH064009A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15759395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4162687A Pending JPH064009A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064009A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1103868A2 (en) * | 1999-11-24 | 2001-05-30 | Xerox Corporation | Brush for removing electrically charged particles from a surface |
USPP15931P3 (en) | 2003-10-30 | 2005-08-30 | Suntory Flowers Limited | Petunia plant named ‘Sunbapive’ |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4162687A patent/JPH064009A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1103868A2 (en) * | 1999-11-24 | 2001-05-30 | Xerox Corporation | Brush for removing electrically charged particles from a surface |
EP1103868A3 (en) * | 1999-11-24 | 2003-03-19 | Xerox Corporation | Brush for removing electrically charged particles from a surface |
USPP15931P3 (en) | 2003-10-30 | 2005-08-30 | Suntory Flowers Limited | Petunia plant named ‘Sunbapive’ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |