JPH03202886A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH03202886A
JPH03202886A JP1344412A JP34441289A JPH03202886A JP H03202886 A JPH03202886 A JP H03202886A JP 1344412 A JP1344412 A JP 1344412A JP 34441289 A JP34441289 A JP 34441289A JP H03202886 A JPH03202886 A JP H03202886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
photoreceptor
transfer
image
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1344412A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2667028B2 (ja
Inventor
Goro Oda
小田 五郎
Teruhiko Enomoto
榎本 輝彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Intelligent Technology Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1344412A priority Critical patent/JP2667028B2/ja
Priority to US07/631,427 priority patent/US5119138A/en
Publication of JPH03202886A publication Critical patent/JPH03202886A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2667028B2 publication Critical patent/JP2667028B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/0005Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium
    • G03G21/0064Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium using the developing unit, e.g. cleanerless or multi-cycle apparatus
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2221/00Processes not provided for by group G03G2215/00, e.g. cleaning or residual charge elimination
    • G03G2221/0005Cleaning of residual toner

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真法を用いる画像形成装置に係わり、
特に現像手段によりクリーニングを行う工程を含む画像
形成装置に関する。
(従来の技術) 近年、この種の画像形成装置として、感光体などの像担
持体上に形成した静電潜像に、現像手段を用いて現像剤
であるところのトナー(着色粉)を付着せしめてトナー
像を形成する現像工程を行い、その後、この像担持体上
のトナー像を普通紙等の記録媒体に転写する一方、転写
後に像担持体上に残った残留現像剤としての未転写トナ
ーを次の画像形成サイクルで、前記現像手段により像担
持体から除去(クリーニング)するようにした画像形成
装置が開発されている。
この種の画像形成装置は、専用のクリーナを必要とせず
、像担持体の小径化が可能となり、さらには装置全体の
小形化、低コスト化、および保守性の向上が図れるとい
った大きな特長を有し、実用化が強く切望されている。
(発明が解決しようとする課8) しかしながら、この種の装置においては、前の画像形成
サイクル中の転写工程時に転写されずに像担持体にトナ
ーが残った場合には、次のサイクルにおいて像担持体に
対する帯電・露光工程がこの未転写トナーを通して行わ
れるために帯電あるいは露光むらが生じ、不要な画像が
発生するといった重大な問題がある。
本発明は上記事情に基づきなされたもので、その目的と
するところは、帯電手段により帯電された像担持体を露
光して電化パターンを形成する露光手段と、この露光手
段により形成された像担持体の電荷パターンに現像剤を
付着せしめて可視像を形成する現像手段と、この現像手
段により現像された可視像を像担持体から被転写材に転
写する転写手段とを備えた画像形成装置において、前の
画像形成サイクルの残留現像剤による不要な画像の発生
を防止して良好な画像を得ることができ、ひいては装置
全体の小型化、低コスト化および保守性の向上を図るこ
とができる画像形成装置を提供しようとするものである
[発明の構成] (課題を解決する手段) 本発明は、上記目的を達成するために、帯電手段により
帯電された像担持体を露光して電化パターンを形成する
露光手段と、この露光手段により形成された像担持体の
電荷パターンに現像剤を付着せしめて可視像を形成する
現像手段と、この現像手段により現像された可視像を像
担持体から被転写材に転写する転写手段とを備えた画像
形成装置において、前記被転写材の後端とこれに続いて
搬送される後続の被転写材の先端との間隔が前記メモリ
ぼかし手段が前記像担持体上から一旦取去った残存現像
剤を再び放出するに十分な時間に相当する距離以上とな
るように設定したものである。
(作用) すなわち、本発明はメモリぼかし手段を設けることによ
り、転写手段による転写工程後かつ帯電手段による次の
像形成サイクルの帯電工程前までに、転写工程後に像担
持体に残留する未転写の余分な現像剤を一旦像担持体か
ら取去り再び戻すことによって現像剤の像担持体に対す
る付着状態を掃きならすことができ、これにより、転写
後の残留現像剤による帯電および露光工程への影響を防
止することができる。
また、被転写材の後端とこれに続いて搬送される後続の
被転写材の先端との間隔が前記メモリぼかし手段が前記
像担持体上から一旦取去った残存現像剤を再び放出する
に十分な時間に相当する距離以上となるように設定した
から、メモリのぼかし手段に一旦取去った残存現像剤が
蓄積するのを防止でき、長期に亘って安定したメモリぼ
かし能力を維持できる。
これにより、前の画像形成サイクルの残留現像剤による
不要な画像の発生を防止して良好な画像を得ることがで
き、さらには装置全体の小型化、低コスト化および保守
性の向上が図れるといった特長を有するクリーナレスの
画像形成装置の実用化が可能となる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第2図は、半導体レーザを用いた電子写真方式の画像形
成装置の外観を示し、第3図はその内部構成を示す。こ
の画像形成装置(レーザプリンタ)は、電子計算機、ワ
ードプロセッサなどの外部出力装置であるホストシステ
ム(図示しない)とインターフェイス回路等の伝送コン
トローラを介して結合された状態となっている。そして
、ホストシステムにより印字開始信号を受けると、画像
記録動作を開始し、被転写材としての用紙に記録して出
力させるようになっている。
この画像形成装置は、次のような構成となっている。
すなわち、図中1は装置本体であり、この装置本体1内
の中央部には主$制御基板2が配置されている。そして
、この主制御基板2の後方(第3図の状態において右側
方向)には画像を形成するための電子写真プロセスユニ
ット3が配置されており、また、前方下部には複数枚の
機能追加用制御基板4を複数枚収容する制御基板収容部
5が、また、前方上部には排紙部6が形成された状態と
なっている。
また、装置本体1内下部は、給紙カセット7を収容する
カセット収容部8となっている。
前記排紙部6は、第2図に示すように装置本体1の前部
上面に形成された凹所からなり、その前端縁部には、排
紙部6に折り重ねたり、図のように展開できる回動可能
な排紙トレイ9が設けられている。さらに、この排紙ト
レイ9の前端中央部には、切欠部9aが形成されている
と共に、この切欠部9aに収容したり、図のように展開
できる回動可能なコ字状の補助排紙トレイ10が設けら
れている。そして、排紙される洋紙Pのサイズに応じて
排紙部6の大きさを調節できるようになっている。
さらに、この排紙部6の左側に位置する装置本体の左枠
部1aの上面には、コントロールパネル11が配置され
ていると共に、装置本体1の後面側には、手差トレイ1
2が装着された状態となっている。
つぎに、帯電、露光1.現像、転写、剥離、清掃および
定着等の電子写真プロセスを行う前記電子写真プロセス
ユニット3について第3図、第4図A及び第4図Bを参
照して説明する。
ユニット収容部のほぼ中央部に位置して像担持体として
のドラム状感光体15が配置されており、この感光体1
5の周囲には、その回転方向に沿ってスコロトロンから
なる帯電手段16、露光手段(静電潜像形成手段)とし
てのレーザ露光ユニット17の露光部17a、現像工程
と清掃(クリーニング)工程とを行う磁気ブラシ式の現
像手段18、スコロトロンからなる転写手段19、ブラ
シ部材からなるメモリーぼかし手段20.および前露光
手段21が順次配設されている。
また、装置本体1内には、給紙カセット7から給紙手段
22を介して給紙された用紙Pおよび手差トレイ12か
ら手差給紙された用紙Pを前記感光体15と転写手段1
つとの間の画像転写部23を経て装置本体1の上面側に
設けられた排紙部6に導く用紙搬送部24が形成されて
いる。
また、この用紙搬送路24の画像転写部23の上流側に
はアライニングローラ対25および搬送ローラ対26が
配置され、下流側には定着ユニット27および排紙ロー
ラ対28が配置されている。
さらに、搬送ローラ対26の配設された状態となってい
る。なお、13はアライニングスイッチである。
しかして、ホストシステムにより印字開始信号を受ける
とドラム状感光体15が回転すると共に、感光体15は
帯電手段16で帯電される。次にホストシステムよりの
ドツトイメージデータを受けて変調されたレーザビーム
aをポリゴンミラースキャナ30を含むレーザ露光ユニ
ット17を用いて上記感光体15上を操作露光し、感光
体15上に画像信号に対応した静電潜像を形成する。こ
の感光体15上の静電潜像は、現像手段18の磁気ブラ
シD′中の現像剤としてのトナーtによって現像され顕
像化される。
一方、このトナー像の形成動作に同期して給紙カセット
7から取り出された手差トレイ12から手差供給された
用紙Pが、アライニングローラ対25を介して送り込ま
れ、予め感光体15上に形成された上記トナー像が転写
手段19の働きにより用紙Pに転写される。ついで、用
紙Pは用紙搬送路24を通過して定着ユニット27に送
り込まれる。この定着ユニット27はヒータランプ40
を収容したヒートローラ41と、このヒートローラ41
に押圧された加圧ローラ42を備え、これらローラ41
,42間を通過することにより前記トナー像が用紙Pに
溶融定着される。そして、この後、排紙ローラ対28を
介して排紙部6に排出される。
なお、用紙P上にトナー像を転写した後、感光体15上
に残った残留トナーは、導電性ブラシからなるメモリぼ
かし手段20により除去されてメモリ除去がなされ、次
の現像工程に前述したように回収されることになる。
また、本発明にあっては従来の電子写真方式のプロセス
の簡素化を行うため露光された部分を現像する反転現像
法を採用し、かつ転写残りトナーtの除去を現像と同時
に行う方法を採用した。この際には、感光体15の表面
電位の変化および感光体15上のトナーt・・・の状況
等は第5図に示すように遷移される。
すなわち、帯電手段16により感光体2が一500Vに
帯電される「第5図の(A)参照]。
この時感光体15上の前のプロセスで転写しきれなかっ
たトナーt・・・も同時に帯電される。この時トナーt
・・・をウレタンブレード等で除去しても表面電位が8
0〜90%以上保持されているという実験結果から判明
している。
次に、感光体15は先に述べたようにホストシステムよ
りのドツトイメージデータを受けて変調されレーザ露光
ユニット17により走査されたレーザビームaを受け、
表面電位を減衰され静電潜像を形成する「第5図の(B
)参照コ。この時の露光部の表面電位は一50v(室温
)となる。ここで感光体15と帯電手段16、およびレ
ーザ露光ユニット17は次のような工夫がなされている
感光体15は、OPC(有機光導電体)感光体を使用し
ており、第6図に示すように外径30Il■の両切りの
アルミ筒50(肉厚0.8mm)上に電荷発生層51、
電荷輸送層52の順で塗布されている。
電荷発生層51は、γ−型ラフタロシアニン東洋インキ
製]とブチラール樹脂を重量比1:1で厚さ0.1μm
に塗布したものである。電荷輸送層52は、9−エチル
カルバゾール−3−カルボキシアルデヒドーメチルヒド
フゾン(ECMP)[乾卯薬品製コとボリアリレート(
U−100)[ユニチカ製コを重量比で0.65の割合
いで17μm厚に塗布したものである。この電荷輸送層
52は可視光や半導体レーザに対して透光性であり、電
荷発生層52の上部にあるため30μm以下のトナー粒
子tが表面に存在していても第7図に示すように感光体
15が露光55された時には、回折光の56と輸送層5
2内での反射散乱光57で電荷発生層51にはトナー粒
子tの影はほとんどできないか又は実用上問題のない程
度の薄さでしかできない。しかし、トナー粒子tの径が
30μm以上になると、黒ベタ上に白斑として画像不良
を発生する。また、輸送層52は露光光源に対して透光
性でキャリア輸送機能があれば材料は何でも、例えばポ
リカーボネート樹脂にピラゾリン誘導体を分散したもの
や、アクリル樹脂にオキサジアゾール誘導体またはオキ
サゾール誘導体を分散したもの、またはポリカーボネー
ト樹脂にトリフェニルメタン誘導体を分散したものでも
よい。また、厚みはトナーtの平均粒径以上なれれば画
像不良の原因となる。さらに、第8図で示すように残留
電位特性から30μm厚以下が好ましい。
また、感光体15は基本的に電荷発生部層51の上に電
荷輸送層52があればよく、第9図のように発生層51
と基板58の間に下引き層5つや輸送層52の表面に保
護層60等があってもよい。
本実施例で用いた感光体15は半減露光量6.2erg
/cdの感光度を有する(第10図参照)ものを用いて
いる。ここで、レーザー光量の適性値はは次の根拠をも
って決定されている。
本プロセスは専用のクリーナ、またはクリーニングのた
めの独立した工程を行わず、現像と同時に静電気的にク
リーニングするため、転写残りトナーtが感光体15上
に存在している上から像露光をする。このため、場合に
よっては転写残りトナーtが存在する部分を露光するこ
とも有り得る。
通常、転写残りトナーtがない部分に対しては感光体1
5の表面電位の半減露光量(本実施例の場合6. 2 
erg/cりの3〜4倍程度の露光量であれば画像に対
する潜像電位としては十分な光量であるが(例えば第1
0図では24. 8 erg/cJ)、転写残りトナー
が数個まとまっである部分に対してはトナーtがフィル
タとなってその部分に感光体15に対して露光不足とな
ってしまいメモリが発生し画像不良となる。
つまり露光量が4倍未満だと、第11図Bの(イ)で示
すように1ドツト幅の白黒のベアラインや第11図Aの
(イ)で示すように1ドツトおきの露光による市松紋様
のようなパターンの場合、第11図A、Bの(ロ)で示
すように感光体15上の転写残りトナーt・・・のパタ
ーンに従って被現像部分が欠けてしまい、画像の欠けた
部分が第11図A、Bの(ハ)で示すようにネガパター
ンとして見えるようになってしまう。
このため、本発明は後述するように転写残りトナーtを
確実にとるようにしである。
つぎに、前記の主要の電子写真プロセス構成機器につい
て詳細に説明する。
まず、帯電手段3は、第12ないし第15図に示すよう
なスコロトロンで構成されている。シールドケース70
内に60μ−径のコロナワイヤ71を張設したもので、
コロナワイヤ71は表面にホワイトタングステンを用い
ておりマイナスコロナが不均一な発生をしないようにし
である。
上記コロナワイヤ71は、帯電手段給電部としての給電
ピン73がねじ止めされている金具74に止められてい
る。上記給電ピン72と金具74は給電ターミナル75
内に固定されている。
一方、上記コロナワイヤ71の他端は張力スプリング7
2を介してプラスチック製のフック76に留められター
ミナル77に固定されている。上記ターミナル75.7
7はターミナルカバー78゜79で各々覆われ高圧のか
かる部分が露出しないようになっている。
一方、シールドケース70は0.31■厚のステンレス
製で第14図に示すように感光体15に対向する側がメ
ツシュになっており、スコロトロンチャージャのグリッ
ド70gとしては役を果たしているという簡単な構成で
ありながらサイドケース70b、70cと一体化のため
グリッド70aは特別な部品を用いなくてもその平面性
等十分な精度を維持できる。
また、両サイドケース70b、70cはコロナ放電がな
された時に同一のバイアス電圧がかかるため(Wk述す
る)両サイドケース70b、70cに流れるコロナ電流
も減少し電流効果の良いチャージャーとなっている。
また、シールドケース70は560vのツェナーダイオ
ード82(第18図参照)のアノードと接続され、ツェ
ナーダイオード82のカソードを通してチャージャガイ
ド83(第18図参照)につながっている。一方、チャ
ージャガイド83は本体のグランド端子に結合している
そのためコロナワイヤ71に装置本体の高圧トランス(
図示せず)より高電圧(−5kv)が給電ピン73を介
して印加されるとシールドケース70にコロナ放電が発
生し、シールドケース70に電流が流れるが、ツェナー
ダイオード82の整流特性によりシールドケース70の
電位は一560Vに上昇し、一定に保たれる。
このためクリッド70aも当然−560Vとなるためグ
リッド70aより2−1離れた感光体15の表面電位は
グリッド70aの電位よりやや低い一500vに一定に
保たれる。図中80.81はチャージャ17を後述する
プロセスカートリッジ105(第4図B!!照)に一体
に組み込む際に、プロセスカートリッジ105に形成さ
れた被係合部82(第19図および第20図参照)に係
合する係合部である。
また、前記レーザー露光ユニット17は、第4図Aおよ
び第16図に示すように、図示しない半導体レーザー発
振器、ポリゴンミラー30とミラーモータ31からなる
ポリゴンスキャナ32゜fθレンズ33.補正レンズ3
4.走査されたレーザ光aを所定の位置へ走査するため
の反射ミラー35.36等から構成されている。このレ
ーザ露光ユニット17の配設位置の下方、すなわち、前
記カセット収容部8の上面側と下面側は開口した状態と
なっており、給紙カセット7を前方(第3図の矢印方向
)に引き抜いた状態で下方に取出せる構成となっている
(第16図参照)。
また、現像手段18は、前述したように、電子写真方式
のプロセスの筒素化を行うために、反転現像法を採用し
、かつ、転写残りトナーtの除去を現像と同時に行う方
法を採用している。この現像手段18は、第4図A及び
第7図に詳図するように現像材収容部90を有したケー
シング91内に、感光体15およびこれに対向して現像
ローラ92が設けられていると共に、現像剤収容部90
には、現像剤としてのトナー(着色粉)tとキャリア(
磁性粉)Cとからなる二成分現像剤りが収容されている
また、現像ローラ92の表面に形成された現像剤磁気ブ
ラシD′の感光体15との摺接部、すなわち現像位置9
3よりも感光体15の回転方向の上流側に現像剤磁気ブ
ラシD′の厚みを規制するドクタ94が設けられた状態
となっている。さらに、現像剤収容部90には、jil
、第2の現像剤攪拌体95.96が収容されている。
なお、現像手段18には、トナー補給装置(図示しない
)が装着されていて現像剤収容部90にトナーtを適宜
補給するようになっている。
また、上記現像ローラ92は、第4図Aに示すように3
つの磁極部100,101.102を有した磁気ローラ
103と、この磁気ローラ103に外嵌され図中時計方
向に回転する非磁性のスリー1104とから構成されて
いる。磁気ロール103の3つの磁極部100,101
,102の内、現像位置93に対向する磁極部101は
N極であり、他の磁極部100,102はS極となって
いる。また、磁極部100と磁極部101との間の角度
θlは150”、磁性$101と磁極部102との間の
角度θ2は120”に設定されている。
そして、二成分現像剤りを使用する磁気ブラシ現像によ
る機械的な掻き取り力と反転現象による所の帯電電位と
磁気ブラシD″に印加される現像バイアスの電位差によ
り、感光体15上の静電潜像の現像と同時に機械的、電
気的に残留トナーtを回収するようになっている。
さらに、この現像手段18には、第4図B、第17図、
第18図および第19図に示すように感光体15、帯電
手段16、メモリぼかし手段20等が一体に組み込まれ
て、プロセスカートリッジ105を構成しており、この
プロセスカートリッジ105の一端側にはカートリッジ
挿脱用把手110(第18図、第19図参照)を介して
装置本体1内に出し入れできるようになっている。また
、他端側には現像バイアス給電部111、メモリぼかし
手段給電部112、給電ピン73からなる帯電手段給電
部113が突設されており、このプロセスカートリッジ
105を装置本体1内の所定位置に押し込んだとき、こ
れら給電部111゜112.113が装置本体1内に設
けられた給電コネクタに挿入されるようになっている。
また、プロセスカートリッジ105の上面側には持ち運
び用折り畳み式取手115が設けられているとともにア
ライニングローラ対25の下側ローラ25aを清掃する
クリーニングブラシ116が取り付けられた状態となっ
ている。さらに、現像手段18の他端側には、第4図B
及び第20図に示すように前記現像スリーブ104、第
1゜第2の現像剤攪拌体95.96および感光体保護シ
ート120を巻き取るための巻取軸121(第17図参
照)等と連結状態にあり、互いに連動する歯車群122
が設けられた状態となっている。
そして、歯車122aが装置本体1側に設けられた図示
しない駆動歯車と噛合し、この歯車122aが駆動され
ることにより前記の各回転部材がそれぞれ所定方向に所
定のスピードで回転駆動されるよになっている。なお、
巻取軸121に巻き取られた感光体保護シート120は
巻取軸121を囲繞するガイド筒124内に収容され外
部に端部が突出するようなことがない。
なお、第20図に示す125は前記帯電手段19の位置
決め溝である。
また、第18図に示す126はプロセスカートリッジ1
05の有無検知用スイッチ(図示しない)を押す棒体で
あり、127はトナー補給ホッパ(図示しない)を取り
付けたとき開くトナー補給口用シャッタで、128はシ
ャッタ用スプリングである。また、129は感光体ドラ
ム固定用ピンである。
感光体15の一端側には、第18図および第21図に示
すように金属メツキしたキャップからなるオートトナー
センサリング140が冠着されており、この部分の現像
剤濃度を検知し得る構成となっている。このオートトナ
ーセンサリング140は第22図に示すようにリン青銅
等の導電性板ばね141を介してドクターブレード94
に、さらに、導電性板ばね142を介して現像スリーブ
104に接続されており、前記オートトナーセンサリン
グ140、ドクターブレード94、および現像スリーブ
104が同電位となるようになっている。換言すればオ
ートトナーセンサリング140への給電を専用の給電手
段を用いることなく行えるようになっている。
また、オートトナーリング140が設けられた感光体1
5他端側には、第21図に示すように板ばね143、ブ
ツシュ144を備えたフランジ145が取り付けられて
おり、プロセスカートリッジ105を装置本体1内に組
み込んだとき、フランジ145の軸挿通孔145a内に
装置本体1側に設けた感光体駆動軸146が挿入するこ
とになっている。そして、前記板ばね143の係合舌片
部143a・・・が感光体駆動軸146の被係合部(図
示しない)に係合することにより、感光体駆動軸146
の駆動力が感光体15に伝達されるようになっている。
また、転写手段1つは第23図ないし第26図に示すよ
うにスコロトロンで構成されている。
シールドケース150内にコロナワイヤ151を張設し
たものであり、このコロナワイヤ151の一端は第23
図および第24図に示すように給電ターミナル152に
ばね止めされた金具153に連結され、他端は第25図
に示すように給電ターミナル154の軸155に張力ス
プリング156を介して連結されている。また、シール
ドケース150の感光体15と対向する部分は第23図
に示すようにメツシュになっており、グリッド150a
を構成している。
前記給電ターミナル152側には、第23図および第2
6図に示すようにグリッド電圧給電部157、およびワ
イヤ高圧給電部158が設けられている。
次にメモリぼかし手段20について説明する。
このメモリぼかし手段20は、ブラシ部材1601この
ブラシ部材160を保持する保持部材204から成る。
ブラシ部材160は、レーヨン、ナイロン、アクリル、
ポリエステル等の樹脂を主成分とし、カボン粒子、金属
粉、フェノール樹脂等を炭化させたもの、あるいはステ
ンレスファイバー等の導電性のものが分散された導電性
の人工繊維を多数本束ねたものである。この人工繊維は
、例えば上記樹脂の液中にカーボン粒子を適量分散した
ものをノズル状の抽出口から抽出することにより作られ
る。人工繊維の体積抵抗は上記カーボン粒子の分散量を
変えることにより自由に選択できる。また人工繊維の太
さ及び断面形状は、上記ノズルの抽出口の径及び形状に
応じて適宜変えることができる。
本発明のブラシ部材160として用いられる人工繊維は
体積抵抗が102〜10’Ω備とすることが望ましい。
堆積抵抗が102Ω備より小の場合は、後述する如く残
留トナーを静電気的に吸引するために、ブラシ部材16
0に電圧印加すると、感光体との間で放電現象を起こし
、感光体15の感光層を破壊するといった問題が生じる
。また体積抵抗が107Ω備より大の場合は、たとえブ
ラシ部材160に電圧印加しても、感光体15上の未転
写トナーtを静電的に吸着することができず、未転写ト
ナーtがそのままブラシ部材160を通過してしまうた
めに、後述するブラシ部材160の作用効果を得ること
ができない。
また、本発明のブラシ部材160として用いられる人工
繊維は、断面形状が第52図に示す如くなっている。す
なわち、人工繊維は、その周面が凹凸160aを有して
おり、この凹凸は人工繊維の長さ方向にほぼ連続してい
る。従って本発明のブラシ部材160に用いられる人工
繊維は、表面積が大きく、かつ長さ方向に直線的な方向
性が保たれる。このためブラシ部材160を感光体15
に対向接触させた場合に、ブラシ部材160が感光体1
5上のよりチくの残留トナーと触れることが可能であり
、かつ折曲くせかつくことがないので、後述するブラシ
部材160の作用効果をより促進すると共に、長期間の
使用にも耐えることができる。
また人工繊維の太さは、1〜50デニールとすることが
望ましい。1デニーズより小の場合は、人工114Mが
折れたり、保持部材204から抜は落ち易くなり、本発
明のブラシ部材160として長期間の使用に耐えること
ができなくなる。また、50デニールより大の場合は、
人工繊維を感光体に接触させても人工繊維の束が粗にな
るため、未転写トナーtがブラシ部材160と十分接触
すること無く通過してしまうといった不具合を生じ、後
述するブラシ部材160の作用効果を得ることができな
い。
保持部材204は、保持金具162、裏当て部材161
及び補助板金210から成る。保持金具162は導電性
の金属、例えばアルミニウム合金からなる板材であり、
一端側が断面路り字状に予め折曲されており、かつ感光
体15の軸方向に長く伸びている。
そして、この保持金具162の短手方向中央部よりもブ
ラシ部材160の厚みaを考慮した分、他端側に変位し
た部位を中心に板材を折曲してブラシ部材160の基部
を挟む込むことにより、ブラシ部材160を支持する。
ブラシ部材160は、保持金具162の一端と他端との
間で略り字状に折り曲げられた状態となる。この際、上
記厚みaの考慮骨すはブラシ部材160の厚みaより小
さいと、ブラシ部材160を板材で挾み込む際にブラシ
部材160を切り落とす虞れがあるため、大きい方が望
ましい。
また、ブラシ部材160の厚みと保持金具162とが折
曲された状態の厚みCとの関係は、厚みaが0.5〜2
mmに対し、厚みCが2.5〜4 mwa程度が望まし
く、この範囲を外れる場合には、板材を折曲げた際にや
はりブラシ部材160が切れ易くなり、あるいは抜は易
くなるといった問題が生じる。
なお、ブラシ部材160の抜けを防止するために、ブラ
シ部材160と板材との間に導電性接着剤を流し込んで
補強してもよい。
裏当て部材161は、ブラシ部材160の感光体15と
当接する面と反対の面倒に沿って設けられ、ブラシ部材
160の自由端側を感光体に押し当てるためのものであ
る。この裏当て部材は、短手方向の長さがブラシ部材1
60の自由端側の長さよりも長くすることにより、ブラ
シ部材160が折曲がりぐせを有することを防止すると
いう効果も奏する。また、裏当て部材161の長手方向
の長さをブラシ部材160よりも長くすることにより、
ブラシ部材で一旦吸着されたトナーの飛散を防止する効
果を得ることができる。
また、裏当て部材161は、ポリエステル樹脂等の特に
弾性あるいは可撓性の樹脂部材、とするこ゛とにより、
万一、裏当て部材161が感光体15に触れても感光体
15の損傷を防止することができる。
補助板金210は、感光体15とは反対側で裏当部材1
61に当接して設けられ、裏当て部材161及びブラシ
部材160を補強するものである。
本実施例では補助板金210と裏当て部材161とを別
部材で構成したが、−個の部材で両者を兼ねることも可
能である。本実施例では、前記ブラシ160は、レーヨ
ンにカーボンを含ませて比抵抗106Ω・備にし、太さ
6デニールの繊維にしたものを100本づつの束とし、
82束/i nchの密度で繻子織にし、2枚重ね横糸
を抜くことにより構成されている。また、ブラシ部材1
60は片面に、第30図及び第33図に示すように厚さ
tmm(0,1■l程度)のポリエステルフィルムから
なる裏当て部材161をブラシ部材160の穂先よりd
wm(1,C)++w程度)突き出た状態で保持金具1
62に付けるようになっている。
そして、感光体15に対しθ(15’)の取り付は角で
ブラシ部材160の先端より31mの位置でブラシ面が
接するように帯電手段16の上流に取付けられている。
メモリぼかし手段20の好ましい形状は固定ブラシ状で
ある。すなわち、回転または左右移動等ブラシを動かす
とトナー飛散するばかりでなく、回転型は大型化すると
ともに駆動系が・必要でコスト高となる。
次に、現像同時クリーニング、転写およびイメージぼか
し等について以後、実験データを含めて原理、条件等を
説明する。
本クリーニング同時現像プロセス(Cleaning&
  D eveloplng P rocess : 
CD P )は反転現像で行うところのにポイントがあ
る。それはトナーtの極性と帯電の極性が同じであるた
め帯電手段3によりトナーの極性が反転することがない
からである。
一方、第34図に示すように正規現像でクリーニング工
程を行おうとすると次のようになる。
この場合、負帯電感光体を用いるとトナーtの極性は正
極性のものを使用することになるが、まず帯電工程で転
写残りトナーtは逆極性の負となってしまう。露光工程
第34図の(B)においてバックグランド(白地部)に
相当する部分は光照射されるが、通常トナーtの下にも
光がまわり込んでしまい、バックグランド部のトナーt
の下の電位も減衰してしまう。次に正極性のトナーtを
用いて未露光部を現像すると感光体15の未露光部の転
写残りトナーtは静電的に除去され、現像されるべきパ
ターンがネガ状に抜けてしまい、黒ネガ、メモリ画像不
良となる。
また、露光部にある転写残りの負極性トナーtは現像手
段18に吸引されることがないので感光体15上に残っ
たままとなる。さらに、場合によっては現像剤り中の正
極性トナーtを吸引してしまう現象も発生する。(D)
の転写工程では露光部上の転写残りトナーtは転写手段
1つと同極性のため転写されずに1、感光体15上に残
ってしまう。
そのためプロセスサイクルが繰り返されるたびに感光体
15上の転写残りトナーtは増加してしまう。また転写
残りトナーtにより吸引された正極性トナーtは転写さ
れるため転写画像の白地部に感光体15の1回転前の画
像が現れてしまう。
(白ポジメモリ)。つまり、正規現像方式ではプロセス
サイクルが繰り返されるごとに感光体15上の転写残り
トナーtが増加し、黒ネガメモリや白ポジメモリの発生
が増加してしまう。つまり、これが正規現像ではクリー
ニング同時現像は非常に難しく、反転現像では容易であ
る所以である。
また、本方式は現像手段18で感光体15をクリーニン
グするため感光体15に付着した紙カスを現像手段18
内に取り込んでしまう。そのため現像剤りを現像スリー
ブに薄層を形成させるため現像スリーブとドクターブレ
ードを数百ミクロンと狭くしなければならない磁性−成
分方式や、ドクターブレードをスリーブに摺接する非磁
性−成分方式等の一成分方式は多数枚プリントすると紙
カスがドクターブレードと画像スリーブの間に入り込み
均一な現像剤層がスリーブ上にできなくなり画像欠陥を
起こしやすい。(但し、−成分現像剤でも画像の程度、
使用頻度においては十分実施可能なことは勿論である。
) 一方、二成分現像法はそのようなことがないため5万枚
以上プリントしても画像欠陥はまったく発生しなかった
。つまり二成分現像法の方が現像手段のメインテナンス
期間が長く、本方式に好ましい。
しかしながら本方式CDPでは良質の画像を得るには一
定のプロセス条件が必要である。第35図はここで用い
る内容(用語)の説明図で、感光体15が帯電手段16
で帯電され未露光のまま現像位置93に達した時の電位
を帯電電位Voと呼び、露光手段17により露光され減
衰した電位を露光後電位Vers現像手段18の現像ロ
ーラ94に印加される電位を現像バイアスvbと呼び露
光後電位verと現像バイアスvbとの差を現像電位v
b−Vb−ver%帯電電位Voと現像バイアスvbと
の差をクリーニング電位VCL−・VO−Vbと呼ぶ。
本実施例では感光体15は負帯電用のOPCを用いたが
正帯電タイプも考慮してVb、Ver。
Vb−Ver、Vo−Vbは絶対値として話をすすめる
第36図の第1象現は横紬に現像電位vb−v er、
縦軸に画像濃度とり、測定データをプロットしたもので
あるが、良好画像濃度1.0以上を得るためには現像電
位100v以上必要なことがわかる。
一方、第2象現は横細に現像電位vb、縦軸に帯電電位
Voを示したもので、各プロット点は用紙P上の画像に
おいてクリーニング不良による感光体15の1回転前の
画像によるメモリの発生状況を示したものである。
ここでは現像電位が300Vより多いとクリーニング不
良に起因する白地上に黒いパターンのメモリが発生する
ことが判明している(以後白地メモリという)。これは
現像電位が300V以上になっても画像濃度は増加しな
いが、実際のトナーtの付着量は増加しており、転写残
りトナーtも同時に増加しているためと考えらる。
次に第3象現であるが、ここでは横細にクリーニング電
位V o −V b s縦軸に帯電電位Voをとり、用
紙P上のメモリ画像の発生具合を表わしたものである。
ここでクリーニング電位vcL−vO−vbはゼロだと
クリーニング不良による白地メモリが確実に発生し、少
なくとも50v以上が必要であることが判明している。
しかしながら、クリーニング電位が大きくなるとトナー
tに現像ローラ94がらトナーtに正電荷が逆注入して
しまい、負極性から正極性となってしまったトナーtが
感光体15の未露光部(負帯電部)に付着し、フィ°ル
タとなって露光部17aの露光量を減少させ、露光画像
がボッボッしたり、ドツトパターン中に感光体15の一
周前の画像がポジ状メモリとして発生するなどの画像不
良の原因を引き起こす。そのため、最大クリーニング電
位はトナーtやキャリヤCおよびその組合にも多少左右
されるが、多くとも300v以下が好ましいことが判明
した。
また、メモリぼかし手段20の抵抗依存性を調べた。周
速36mm+/秒で回転する30ΦのOPC感光体15
を、まず、前露光装置21で前露光を行い、帯電手段と
しては帯電スコロトロンチャージャにて一500Vに帯
電させ、30Φの現像スリーブ104を140 rpm
の回転数で感光体15の回転方向に対し順方向で回転さ
せ、露光により形成された静電潜像をクリーニング同時
現像し、転写手段1つとしての転写チャージャで用紙P
に転写させる。
転写後はプロセスカートリッジ105に固定されたブラ
シ200を通過させ、これを1サイクルとし、連続プリ
ントを行い、転写画像を評価した。
なお、本実施例では反転現像であり、転写手段19とし
ての転写チャージャは帯電と逆極性であるため転写後の
感光体15の表面電位は帯電の電位を上回ることがなく
、帯電手段16は、電位制御型のコロトロンなので基本
的には電位変動はないはずだが、実際には長時間同じ画
像をプリントすると第37図に示すように露光部と未露
光部で光疲労で残留電位に差が発生し、別の画像をプリ
ントした時に濃度ムラとなるため強制疲労の目的で赤色
LEDを使用した。
メモリぼかし手段20の抵抗依存性を調べ、以下の結果
を得た。
ここで使用したブラシは1本のフィラメント(繊維)が
3デニールのものを100本を束ねて1本の糸とし10
0,000本/1nch2の密度でパイル織りブラシ1
70 (第38図A、第38図B、第38図C参照)を
用いた。なお、図中171は基布横糸、172は基布縦
糸、173はパイルである。
ここでは、ブラシ170の比抵抗20℃60%RHIg
境下を10°Ω・cl11〜1015Ω”amまで変え
て試したところ比抵抗106Ω・0以下のものが表1に
示すようにハーフトーン(網目)パターン上の黒ネガメ
モリに効果的であった。
しかし、実用上では白ポジが除去できる10’Ω・0以
下の抵抗を持つもので十分であった。
10’Ω・0以下だと感光体15へのダメージ(感光体
の絶縁破壊が起きる)があり、また、毛抜けで帯電手段
16に触れた場合リークし、帯電が落ちると反転現像の
場合ベタ黒となる。したがって、好ましくは10′Ω・
cm〜108Ω・(至)が良い。
表 1 また、黒ネガメモリに対しては正または負のバイアスを
印加する必要があった。
ここで、ブラシ170を通過した後の転写残りをメンデ
ィングテープで採取してみたところ、第39図に示すよ
うにOVまたはフロートだとブラシ170を通過後も転
写残りトナーtのパターンは多少薄くなるもののほとん
ど変わらず、画像上にもメモリが発生する。
ところが、トナーtと同極性の負バイアスだと文字パタ
ーンの境界部は薄くなる一方、転写残りパターンのライ
ンの中央部のトナーtが無かった部分をブラシ170が
現像してしまい、全体的に濃い文字パターンとなる。
しかし、これは画像上ではメモリとしては現れない。ト
ナーtの極性とは逆の正バイアスだと文字パターンの境
界部が薄くなり、画像上にメモリは発生しない。トナー
tの極性とはキャリアCとの摩擦帯電によって得られる
極性である。ここで、メモリぼかし手段20のブラシ1
70 (160)は転写残りの文字特性のトナーパター
ンを拡散しているわけではなく、ブラシ170 (16
0)がトナーtを一旦静電的に吸引し、その後、感光体
15へ自然に吐き出して感光体15におけるトナー1の
付着位置を変えていることが判明した。なお、トナー位
置を変えるだけであれば、メモリぼかしブラシ170 
(160)ではなく、積極的にトナーtを拡散する手段
を設ければ良いように考えられるが、その場合には、装
置自体が大型になり、かつ、トナー飛散といった問題が
生じ好ましくない。
また、ここで、2万枚画出しのランニングテストの結果
、ブラシ170 (160)内には、トナーtはほとん
ど蓄積しなかった。
一方、紙の浮上がりゃ皺、折れに起因する転写抜けによ
る未転写トナーtのクリーニング不良の自ポジメモリに
対してはOvまたはフロートまたは正の電圧でなければ
効果はなかった。
これから、ブラシ170 (160)に対するバイアス
は正である必要が判明した。そこで正バイアス電圧を1
00Vから100OVまで変えて転写残りトナーtのパ
ターンと用紙P上のメモリの除去効果を調べたところ1
00v以上で効果ははり同じで正電圧であれば良いこと
がわかった。
しかし、+700V以上を印加するとOPC(オーガニ
ック・フォトコンダクタ−)感光体15のわずかな欠陥
(ピンホールと思われる)により電圧がリークしてしま
い、ひいては感光体15に焦げ穴を穿けてしまうことが
わかり、適正電圧は+100〜+700Vまでが実質的
に使用できる範囲である。
ここで、実施例では、装置の小型化、低価格化を目指す
ため感光体15を30Φの、小型とし、用紙Pの腰(剛
性)による剥離のみを用いたため用紙Pが通過しない部
分に転写手段(転写帯電器)19がかかり、第40図に
示すように感光体15の電位が転写グリッド電圧に近い
+700〜+1200Vまでその部分が正帯電してしま
う。
そのため、ブラシ170 (160)付着している負極
性のトナーtが用紙Pが通過しなかった正帯電した部分
を現像してしまうことが判明した。
特に用紙Pの先端と後端に近い部分に著しくトナーtが
付着し、画像上ではスジ状に白ポジ、黒ネガメモリとし
て現れてしまう(第40図参照)。
これを防ぐにはブラシ170 (160)に正のバイア
スを印加することと、第41図のタイミングチャートに
示すように用紙Pが転写手段(転写帯電器)1つの下を
通過している時のみ転写手段19のコロナワイヤー15
1にかける電源をONし、用紙Pの前後の感光体15の
むき出しの部分がプラス帯電しないようにすることで解
決できた。
なお、本実施例の装置はA3紙までプリントできるが、
A3紙より幅の狭い紙、例えば85紙をプリントする場
合、感光体15の用紙Pの両端(用紙Pの大きさを問わ
ず用紙Pの中央を常に同じ位置で送る装置であるため)
がプラス帯電するが、この場合はプリント中にはこの部
分には用紙Pが無いので全く問題とならない。
また、後述するが、ブラシ形状も繻子線とする方が好ま
しいことも判明した。
ここで、ブラシ170 (160)に印加するバイアス
電源をONするタイミングについて述べる。
ブラシ170 (160)には、プラス電圧(帯電と逆
極性の電圧)が印加されるため、基本的には感光体15
をプラス帯電する。そのため、電圧がかかったブラシ1
70 (160)を通過した感光体15の表面は必ず帯
電手段16により帯電コロナを受けないとその部分が現
像手段18を通過すると現像手段18中の現像剤のトナ
ー(負帯電)tが付着してしまいベタ黒となってしまう
。この様なベタ黒はクリーニングしきれず問題となる。
そのため、ブラシ170 (160)による負帯電を帯
電手段16により負帯電とすれば良い。
ブラシ接触位置から帯電位置に感光体15の外周が至る
時間をTB−M(第32図参照)とすると、ブラシバイ
アス電源をONしてから帯電をONする時間はT B−
M以下でなければならない。本実施例では第41図に示
すように帯電とブラシバイアスONは同時に行うように
した。
また、プリント終了時にもこのような問題が発生する。
そのためプリント終了時にはブラシバイアスがOFFと
なった時の感光体15の表面が帯電位置を通過するまで
帯電手段16の放電を止めてはならない。すなわち、帯
電をOFFする時間はT 8−M以上の長さでなければ
ならない。
つぎに、ブラシ170 (160)の繊維の太さを変え
メモリに対する効果を画像およびブラシ通過後の感光体
15上の転写残りトナー像を調べたところ100デニー
ルより太いと部分的に、特に縦線のメモリが除去できな
かった。100デニル以下はメモリの発生がなく、転写
残りトナー像も境界部の濃い部分がなくなっていた。結
論すると繊維の太さは100デニール以下が好ましい。
また、ブラシ170 (160)の密度はパイル状のも
のは繊維1000本/ 1nch”以上のもので厚さ0
.5mm以上でないと効果はなく、また、繻子線のもの
は繊維10本〜1000本を1束とし10束/ 1nc
h以上の割合で縦糸もしくは横糸として織り込んだ後に
ブラシ状としたものでなければメモリぼかし効果にムラ
が発生することが判明した。メモリぼかし効果はブラシ
抵抗、繊維の太さ、密度等でほぼ決定されるが、実際に
装置の実用化に対してはブラシの形状、当て方によりト
ナー落ち(飛散)が発生することがわかった。
ここで゛、パイル織のブラシ170(第38図参照)と
1本の繊維が3デニールの太さのものを100本束ね1
インチ当たり127束の密度で縦糸として繻子線のブラ
シ160(第31図参照)としたものを長さI A s
厚さW(繻子線は枚数)、角度e1接触位置IB C第
32図参照)などを変えて1000枚(A4横)プリン
トをしてスコロトロンからなる帯電手段16上に飛散ま
たは落下するトナーtの量を調べた。
その結果、第42図Aで示すようにバイル織ブラシ17
0の穂先当て、および第42図Bで示すバイル織ブラシ
170の腹当て共にトナー落ちが多く、スコロトロンか
らなる帯電手段16のグリッドが真黒く汚れてしまった
。また、毛抜けが時々発生し、帯電手段16のグリッド
と短絡し、ベタ黒画像が発生するという不具合が発生し
た。繻子線のブラシ160は第43図に示すような穂先
が感光体15に接するような当て方はトナー落ちが多く
、また、時おり用紙Pの間隔あとが発生するために好ま
しくなかった。
一方、第32図に示すように繻子織ブラシ160を穂先
ではなく腹当てにすることでトナー落ちが著しく減少し
た。その最適当て方条件は第32図に示すように感光体
15がなく、ブラシ160に外力が無く、十分にブラシ
160が伸びきった状態で(−度圧力をかけるとブラシ
はしばらく変形するため)ブラシ160の中心線りが感
光体15の外径内と交わった点をP、P点での感光体1
5に対するブラシ方向の接線をMとすると、ブラシ長さ
IIAは4 mm以上、接触点Pはブラシ穂先点よりの
距離Noは1關以上、取付角eは45@以下でなければ
トナー落ちが多く効果が薄れた。
また、第32図および第33図に示すようにブラシ16
0の感光体15に当接する面とは反対側の面にブラシ1
60の毛が広がるのを防止するため裏当てフィルム16
1を設けたところ30万枚プリントしてもトナー落ちが
発生しなかった。
この裏当てフィルム161は絶縁性のもので、ポリエス
テル、ウレタン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン
、ブタジェンゴム、ブチルゴム、シリコンゴム、ポリア
セタール、フッ素系樹脂等で厚さ2■l以下の弾力性の
あるものであればなんでも良い。
ただし、裏当てフィルム161の先端はブラシ160の
先端と同じか、それ以上(本実施例では1.5關とした
)突き出していることが必要で引っ込んでいては効果が
なかった。
これは、繊維が先端で広がっていると数十ミクロン径の
繊維1本1本にびっしりとトナーtが付着し、空気の流
れの微妙な変化や振動で落下、飛散するためである。
また、前記感光体15、帯電手段16、およびメモリぼ
かし手段20は、前記現像ユニット18に一体的に組込
まれた状!!(第4図81第18図参照)となっており
、これらプロセスカートリッジ105を一体的に装置本
体1内に出し入れできるようになっている。
したがって、感光体15を装置本体1から取り外したと
してもこれらの相対的位置関係が変化せず、これにより
メモリぼかし手段20からのトナーtの飛散やメモリぼ
かし効果の低下を防止することが可能となる。
また、単なる固定型なので感光体15と一緒に捨てても
コストは余り変わらない。
なお、感光体15上の静電潜像は現像手段18のトナー
tによって顕像化された後、用紙P上に転写手段19に
よって転写される。
ここでは、次のような工夫がなされている。
本実施例のプロセススピード(感光体周速)は36■t
a/secと通常の複写機(A4紙縦送り15枚/分の
ものでプロセススピードは140mm/sec程度)に
比べ約1/4とかなり遅くなっている。この様な遅いプ
ロセススピードの場合、従来から転写手段として用いら
れているコロトロンチャージャを用いると次のような不
具合が生じる。
の コロナ電流が少ないためコロナワイヤーに印加する
電圧が低く、放電開始点に近く、汚れや環境変化に対し
不安定となる。
■ 文字部とベタ部(トナーが広い面積で付いている部
分)の良好な転写を行うコロナの印加電圧または出力電
流の値が異なり、両部において良質な転写像を得るのが
難しい。
これらの原因はプロセススピードが遅いため転写時間が
長くなってしまったことに起因する。
基本的にはトナーtの転写は、用紙Pの電位がトナーt
を静電的に吸引する電位に達するまで用紙Pに電荷を与
えれば良い。
それ故、本プロセススピードは遅いため、コロナワイヤ
ーへの印加電圧が3,5〜4KV程度で丁度良い転写電
流を発生してしまい、それ以上だと転写過剰となってし
まう。ところが、3.5〜4KVという電圧は、第44
図に示すようにコロナ放電のほぼ開始電圧であり、温度
や湿度、気圧、汚れの付着具合等で放電したり、しなか
ったりするため安定性に欠は非常に具合が悪い。
また、■の文字部とベタ部画像の転写条件の違いを調べ
るため、一定面積内にベタまたは多数の文字を印字する
ようにし、感光体15上にトナーtによる顕像を作り、
未転写の場合と、用紙Pに転写した後の感光体15上の
トナー付着量を一定面積セロハンテーブにチバン製)で
テープ上に採取し、採取したテープを一定量のトルエン
で溶かし透過率を測定することにより次の式で転写効率
を算出した。
第45図は本実施例に用いたプロセススピード36 a
m / setの装置の転写手段19をコロトロンにし
て、コロナワイヤー151に印加する電圧を変えたとき
の文字(II)画像部とベタ部の転写効率を調べたもの
で、文字部とベタ部が同時に転写効率80%以上となる
ような印加電圧は無いことがわかる。すなわち、コロト
ロンを用いるかぎり、文字かベタかのどちらかの画像濃
度が下がることは避けられないといえる。
この理由は第46図に用紙Pの電位と電荷の動きを示し
たように、ベタ部では用紙Pは感光体15との間にトナ
ーtが介在するため感光体15より離れており、端部を
除くほとんどが転写コロナより受けた電荷を保っている
ため、用紙Pの電位の減少はほとんどせず、電気的な力
によりトナーtが用紙Pに転写される。
一方、文字部はトナー像の幅が狭いためトナーtの上の
用紙P上の電荷はトナー像の横の感光体15の未露光部
の逆電荷に吸いとられてしまい用紙Pの電位が上がらな
い。
そのため、ベタ部の転写を適正とすれば文字部の用紙P
の電位が低くなってしまい転写効率が悪化する。逆に文
字部の用紙Pの電位を上げようとすると、ベタ部の電位
が上がり過ぎてベタ部のトナーtが用紙Pからのリーク
電流を受けて極性が逆転しマイナスからプラスになり転
写し難くくなる。すなわち、転写過剰となる。
このような不具合を無くすために、転写手段19に帯電
手段16と同様なスコロトロンチャージャを用いた。ス
コロトロンチャージャを用いたことにより5KV以上の
電圧をコロナワイヤー151に用いることができるので
放電が安定する上に汚れなどによるチャージむらの発生
が防げる。
また、ベタ部と文字部の用紙Pの電位を同電位に制御で
きるため、ベタ部と文字の両方が良好な転写が画像が得
られるようになった。
第47図はスコロトロンを用いた時の文字部とベタ部の
転写効率をコロトロンを用いた時と同様にして調べたも
ので十分制御が効いており、ベタと文字の両方が同時に
良好な転写を行う(転写効率80%以上)W4域が広く
とれることを示したものである。スコロトロンの形状は
帯電のものとほぼ同じである。
ここで、転写のスコロトロンは感光体15に対して下向
きで開口しているがプラスコロナなのでオゾンはほとん
ど発生せずマイナスである帯電とは違い全く問題はない
。ここでスコロトロンのグリッド電圧の適正値を転写効
率を測定することで調べた。
表2はグリッド電圧を変え、各種転写用紙Pにおける転
写効率の良否を求めたものである。
表   2 ・ワイヤー印加電圧  5. 2kv ・転写効率80%以上 8%未満X これによると各種紙の違いにより転写の良好な(効率8
0%以上)グリッド電圧の領域が異なることが判明した
そのため全ての種類の紙に対して良好な転写をさせるた
めにはグリッドの電圧を用紙に応じて少なくとも2種類
以上の電圧に切換える必要がある。
本実施例では封筒の時は1200V、他の用紙の時は+
700Vの2段に、信号によりグリッド用トランスの出
力を切換えることにした。なお、グリッド電圧の切換え
は各種紙に応じて多段に切換えて良いのはいうまでもな
い。
ここで、転写手段19をスコロトロンにする場合考慮す
ることの1つとしてスコロトロンのグリッドの汚れ対策
がある。通常、転写手段19は感光体15に対して下側
に取り付けられている。そのため開口部が上向きになっ
ており、用紙Pはその上方を通過することになる。この
際、どうしても感光体15上のトナーtや、用紙Pの紙
粉等が転写転写手段19の上に落ちてしまう。転写手段
19をスコロトロンにした場合どうしてもグリ・ノド1
50aの上にトナーtや紙粉な落下付着してしまい、数
十枚〜数万枚のプリント中にグリ・ノド150aの汚れ
がひどくなったり、メツシュの目がつまったりして転写
不良が発生し易くなってしまう。
そこで、本実施例では転写位置を感光体15上方にし、
スコロトロンの転写手段19をその上方に設けることで
グリッド150a側の開口部を下向きにすることで上記
のようなグリッド150aの汚れを防止した(第3図参
照)。
第4図Aの案内板180と導電性の案内ローラ25にツ
ェナーダイオードやバリスタ、抵抗や電源による電圧等
を変えて転写性を調べた。その結果転写性はスコロトロ
ンでも案内板181やローラ25の電位で変わることが
判明した。
表3はその結果の評価の表である。
スコロトロンを用いた場合は案内部材181゜180に
電圧を印加すると転写過剰に起因する転写不良が発生し
やすいことがわかった。
このことから従来のように用紙Pの紙パスの案内部材1
81,180に電圧や抵抗、定電圧素子で自己バイアス
をかけることはスコロトロンによる転写には転写過剰を
引き起こし悪い結果となる。
むしろ最も好ましいのはグランド(アース)かフロート
(電気的に絶縁)である。そこで本実施例では案内板1
81とローラ25をアースに接続し、他の接触部は絶縁
性部材(例えばABS樹脂)とした。
ここでクリーニング同時現像(CD P)特有の感光体
15の1周前に現像したパターンが次の画像部上に現れ
るメモリの種類と発生原因について述べる。
メモリは3種類あり■白地上に黒のポジパターン(白ポ
ジ)、■ドツトまたはラインの集合体で作られるハーフ
トーン上のネガパターン(黒ネガ)、■ドツトパターン
またはラインの集合体で作られる網点紋様のハーフトー
ン上のポジパターン(黒ポジ)である(第48図参照)
■の白ポジの発生原因はクリーニング不良であり帯電電
位と現像バイアスV、の差であるクリーニング電位vc
Lが少なすぎると発生する。
■の黒ネガメモリの発生原因は転写残りトナー像による
露光不良が原因である。
■の黒ポジメモリはクリーニング電位の大きすぎるとト
ナーの抵抗の低さに起因する。
第49図はドツト又はライン集合体で作られる網点紋様
のハーフトーン上に現れやすい黒ネガメモリの発生原理
を縦軸を表面電位、横軸を距離で表わしたものである。
(イ)は帯電工程で転写残りトナーが僅かにある(a部
)、多めにある(b部)、まったく無い(c、d部)が
ある感光体15の表面電位を示したものである。
(ロ)は1ドツトおきの間隔で感光体15上にレーザス
ポットを照射した時の表面電位を示したもので、(c、
d部)は通常の露光であるためレーザの露光幅とほぼ等
しく電位が減衰する。(a部)は転写残りトナー量が少
ないためトナー下の電位は透過光や回折光等でかなり減
衰し、トナーが存在しない部分の露光部の電位に近くな
っている。一方、転写残りトナーが多い(b部)はトナ
ー下の感光体部に当らず電位が減衰しないので電位の減
衰する部分は狭くなるか、または全くなくなってしまう
(ハ)(ニ)は(ロ)の露光状態を反転現像した時の電
位図と熱定着後の用紙P上パターンを示したもので、転
写残りトナーが全く無い(c、  d部)は露光スポッ
ト径(幅)とほぼ同じ径(幅)のパターンにトナー像が
形成されるが、転写残りトナーの多い(b部)は電位の
減衰した部分が露光スポット径(幅)より狭いため現像
されるパターンも小さいかまたは全くなくなってしまう
。そして転写残りトナーはクリーニング(現像器に回収
)されてしまう。そのた転写残りトナーの多い部分が文
字や数字のパターンを形成していると白抜けのネバメモ
リとなってしまう(第48図の■の部分)。
一方、転写残りトナーが点在する(a部)はトナー下の
電位も減衰するかまたはある程度減衰するためクリーニ
ングされずトナーが付着したままなので現像後のパター
ンは(e、d部)と大差なく、露光スポットとほぼ同径
(幅)のパターン像が得られる。また、トナー下の電位
が十分減衰していなくてもトナー粒子1,2個程度の大
きさなら露光スポット径はトナー粒子の径(通常8〜1
2μm)に比ベロ 0 μm (400dot /1n
ch)と大きく、さらに現像されたトナーの層厚が厚い
ため、現像時または定着時に埋まってしまい実質上全く
問題とならない。
ところで、黒ネガメモリの発生原因は前述したように転
写残りトナーによるフィルタ効果によるものであるが、
ベタのソリッド画像、網点画像、5ドツトライン(但し
400 dot / 1nch)以上の線についてはレ
ーザの光量、感光体の構成、トナーの透過率等の工夫で
黒ネガメモリは発生しない。
しかしながら4ドツトライン以下は発生しやすい。
特に線のエツジ部が著しく、4ドツトライン以下で構成
される文字などで代表すると白ぽい縁取り文字のように
見える。
ここで文字画像の感光体15上の転写残りパターンをメ
ンディングテープ(3M社製)に粘着転写させて見ると
、第50図のように被現像部の非現像部との境界部に転
写残りトナーが多い。
第51図は第50図の転写残りパターンのX−X部の断
面で、境界部の転写残りトナーが積層化して多く残って
いることがわかる。なお、第51図に示す190はテー
プである。そのためこの境界部はほとんど光が通過しな
いため黒ネガメモリ発生の原因となる。
この文字やラインパターンの境界の積層した転写残りト
ナーを崩して、メモリの発生しない単層化にする。また
は静電的に吸引して積層部分を除去することにより黒ネ
ガメモリは妨げる。
そこで上記作用をするメモリ除去部材20を転写手段1
9の下流でかつ帯電手段16の上流に設ける必要がある
さらに、プリントのランニングテストの結果ではA4サ
イズで15000枚を越えると低湿度環境下において、
前記した白ポジメモリが発生することがある。この原因
は現像剤の抵抗が上りクリニングバイアスが小さくなる
ことと、前記メモリぼかし手段20にトナーtが僅かで
はあるが蓄積するためである。
そこで、第1図に示すように被転写材である用紙Pの後
端とそれに続く用紙Pの先端との間隔りに相応した感光
体表面に、前記メモリぼかし手段20の印加電圧をOv
に落とし、トナーtを放出して前記メモリぼかし手段2
0のメモリぼかし能力を維持するようにした。このため
には、前記被転写材である用紙Pの後端とそれにつづく
用紙Pの先端の間の間隔を40amにしなければ十分な
トナー放出が行なわれず、白ポジメモリの発生時期を延
ばすことができなかった。
実施例では、前記間隔りをA0關以上となるように設定
するとともに前記メモリぼかし手段2゜のバイアスをO
vとして0.2sec間隔で2回併用させ、前記ぼかし
手段20のトナーtを放出するようにしたところ良好な
結果が得られた。
[発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、メモリぼかし手
段を設けることにより、転写手段による転写工程後かつ
帯電手段による次の像形成サイクルの帯電工程前までに
、転写工程後に像担持体に残留する未転写の余分な現像
剤を一旦像担持体から取去り再び戻すことによって現像
剤の像担持体に対する付着状態を掃きならすことができ
、これにより、転写後の残留現像剤による帯電および露
光工程への影響を防止することができる。
また、被転写材の後端とこれに続いて搬送される後続の
被転写材の先端との間隔が前記メモリぼかし手段が前記
像担持体上から一旦取去った残存現像剤を再び放出する
に十分な時間に相当する距離以上となるように設定した
から、メモリのぼかし手段に一旦取去った残存現像剤が
蓄積するのを防止でき、長期に亘って安定したメモリぼ
かし能力を維持できる。
これにより、前の画像形成サイクルの残留現像剤による
不要な画像の発生を防止して良好な画像を得ることがで
き、さらには装置全体の小型化、低コスト化および保守
性の向上が図れるといった特長を有するクリーナレスの
画像形成装置の実用化が可能となるといった効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は本発明
の要部の構成を示す図、第2図は画像形成装置全体の外
観斜視図、第3図は同じく概略的縦断面正面図、第4図
Aは主要部の構成を示す概略的縦断正面図、第4図Bは
プロセスユニットの斜視図、第5図は本発明の記録装置
の表面電位の変化および感光体上のトナー状態をプロセ
スに従って模式的に示す説明図、第6図は感光体の断面
図、第7図は感光体にトナーがついているときの照射状
態を示す説明図、第8図はCTL膜厚を変化させたとき
の環境条件と残留電位の関係を示す図、第9図は感光体
の断面模式図、第10図は感光体の露光量と表面電位の
関係を示す図、第11図Aは露光パターンが一部8j様
の場合の露光量不足による影響を説明するための説明図
、第11図Bは露光パターンか一ラインの場合の露光量
不足による影響を説明するための説明図、第12図は帯
電手段のグリッド側から見た平面図、第13図は同じく
正面図、第14図は第12図A−A線に沿う断面図、第
15図は第13図矢視B方向の側面図、第16図は静電
潜像形成手段の取り外し状態を示す説明図、第17図は
プロセスユニットの概略的断面図、第一18図は同じく
平面図、第19図は同じく一端側側面図、第20図は同
じく現像手段部のみとした状態を示す他端側側面図、第
21図は感光体の駆動力伝達側付近の断面図、第22図
はオートトナーリングへの給電状態を模式的に示す図、
第23図は転写手段のグリッド側から見た一部切欠平面
図、第24図は第23図の矢視Aの一部切欠正面図、第
25図は第23図C−C線に沿う断面図、第26図は第
23図C−C線に沿う断面図、第27図はメモリ除去手
段の平面図、第28図は同じく正面図、第29図は同じ
く下面図、第30図は第27図A−A線に沿う断面図、
第31図はメモリ除去部材を構成する端子織りブラシの
斜視図、第32図は同じく取り付は状態を示す図、第3
3図は同じくブラシの裏当てフィルムの状態を示す図、
第34図は正規現像と同時クリーニングを行う場合の表
面電位の変化および感光体上のトナーの状態をプロセス
に従って模式的に示す図、第35図は表面電位の内容説
明図、第36図は現像電位と画像濃度、現像電位と°帯
電電位、及びクリーニング電位と帯電電位のそれぞれの
関係を示す説明図、第37図は露光後の電位の状態を示
す図、第38図Aはメモリ除去部材を構成するパイル織
りブラシの斜視図、第38図Bはパイル織りのブラシの
一部拡大図、第38図Cはパイル織りのブラシの一部断
面図、第39図はブラシ配置部を通過した後の転写残り
パターンを示す説明図、第40図は転写コロナが連続の
場合の転写後の感光体上の表面電位を示す図、第41図
はプリント時のプロセスタイミングを示す図、第42図
Aはパイル織りブラシの穂先を接触して作用した場合の
説BA図、第42図Bはパイル織りブラシの腹を接触し
て使用した場合の説明図、第43図は繻子織りブラシの
穂先を接触して使用した場合の説明図、第44図は転写
時の印加電圧と放電電流の関係を示す図、第45図はコ
ロトロンチャージャによる文字部とべた部画像の印加電
圧と転写効率の関係を示す図、第46図は転写紙の電位
と電荷リークの状態を示す説明図、第47図はスコロト
ロンチャージャによる印加電圧と転写効率の関係を示す
図、第48図は転写紙上に現れ易いメモリパターンの例
を示す説明図、第49図は黒ネガメモリ発生の感光体の
電位と転写残りトナーの関係を示す図、第50図は転写
残りパターンの例を示す図、第51図は第50図のX−
X部のトナーの状態を示す説明図、第52図はブラシの
断面図である。 15・・・像担持体(感光体)、16・・・帯電装置、
17・・・露光装置、18・・・現像装置、19・・・
転写手段、20・・・メモリぼかし手段、160・・・
ブラシ、t・・・現像剤(トナー)。 li1図 第2図 0 (A) (C) jL!tv (B) CD) 第 6 図 第 図 箪 0 図 逼 厘 箪 図 (紅)でターン) (真速パターン) G115事、辷−の転写お驚りトブー−)(還9U本上
の傘ツ11リドti 転写残りトナー01おづた) (時の優イt)でターン (転写デ(リ トt−qrhつた) 吟のfL停バターノ 第 1 図A 第 1 S )))1 30 33 17  35 第 6 農 05 $ 17 図 第 20 図 04 ↓ 箪 2 図 第 31 慕 32 図 第 3 因 (A) (C) 第 4 茜 I35 起 (B) (D) JI37 厘 138 図A K 38 1C 負バイアス OVまたIJフロート 正バイアス (a) (b) (c) 第 9 図 印0Q′f7L冗 (kV) 44 額 $ 45 図 第47 慕 $ 48 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)帯電手段により帯電された像担持体を露光して電
    化パターンを形成する露光手段と、この露光手段により
    形成された像担持体の電荷パターンに現像剤を付着せし
    めて可視像を形成する現像手段と、この現像手段により
    現像された可視像を像担持体から被転写材に転写する転
    写手段とを備えた画像形成装置において、 前記被転写材の後端とこれに続いて搬送される後続の被
    転写材の先端との間隔が前記メモリぼかし手段が前記像
    担持体上から一旦取去った残存現像剤を再び放出するに
    十分な時間に相当する距離以上となるように設定したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
JP1344412A 1989-12-28 1989-12-28 画像形成装置 Expired - Lifetime JP2667028B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1344412A JP2667028B2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 画像形成装置
US07/631,427 US5119138A (en) 1989-12-28 1990-12-21 Image forming apparatus having simultaneous cleaning and developing means

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1344412A JP2667028B2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03202886A true JPH03202886A (ja) 1991-09-04
JP2667028B2 JP2667028B2 (ja) 1997-10-22

Family

ID=18369053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1344412A Expired - Lifetime JP2667028B2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5119138A (ja)
JP (1) JP2667028B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002196650A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Canon Inc 現像ブレードおよびプロセスカートリッジ

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04182260A (ja) * 1990-11-17 1992-06-29 Mita Ind Co Ltd 排紙トレイ
JP2619154B2 (ja) * 1991-06-28 1997-06-11 株式会社東芝 画像形成装置
JP3002580B2 (ja) * 1991-10-21 2000-01-24 東芝テック株式会社 記録装置
JP3083907B2 (ja) * 1992-05-13 2000-09-04 沖電気工業株式会社 画像形成装置
JPH06258928A (ja) * 1993-03-04 1994-09-16 Toshiba Corp 電子写真装置
JPH0784456A (ja) * 1993-06-24 1995-03-31 Fujitsu Ltd 画像形成方法及びその装置
JP3100852B2 (ja) * 1994-12-28 2000-10-23 シャープ株式会社 画像形成装置
US5758229A (en) * 1997-03-10 1998-05-26 Samsung Electronic Co., Ltd. Method of controlling the charging operation of the contact charger of an electrophotographic apparatus to prevent the contact charger from being contaminated
JP2020016727A (ja) * 2018-07-24 2020-01-30 株式会社沖データ 画像形成方法及び画像形成装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1803414A1 (de) * 1967-10-16 1969-07-03 Addressograph Multigraph Photoelektrostatische Kopier-Maschine
US4265998A (en) * 1979-11-13 1981-05-05 International Business Machines Corporation Electrophotographic photoreceptive background areas cleaned by backcharge process
US4800147A (en) * 1987-08-03 1989-01-24 Xerox Corporation Xerographic process without conventional cleaner
JPH01167871A (ja) * 1987-12-24 1989-07-03 Konica Corp 感光体クリーニング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002196650A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Canon Inc 現像ブレードおよびプロセスカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2667028B2 (ja) 1997-10-22
US5119138A (en) 1992-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2637104B2 (ja) 画像形成装置
JP2675558B2 (ja) 画像形成装置
KR19980079930A (ko) 충전 장치, 충전 방법, 카트리지 및 화상 형성 장치
JP2633691B2 (ja) 画像形成装置
US5371578A (en) Image forming apparatus including means for removing counter charged toner from the charging means
JPH03202886A (ja) 画像形成装置
US5023666A (en) Image forming apparatus using an image carrier with multiple layers
JP4250373B2 (ja) 画像形成装置
JPH034237A (ja) 画像形成装置
JP2675554B2 (ja) 画像形成装置
JP2766312B2 (ja) 画像形成装置
JP2667407B2 (ja) 画像形成装置
JPH033824A (ja) 画像形成装置
JP2763145B2 (ja) 画像形成装置
JPH0361961A (ja) 画像形成装置
JP2744047B2 (ja) 画像形成装置
JPH034238A (ja) 画像形成装置
JPH03200982A (ja) 画像形成装置
JPH034286A (ja) 画像形成装置
JPH034256A (ja) 画像形成装置
JPH034249A (ja) 画像形成装置
JPH034243A (ja) 画像形成装置
JPH034236A (ja) 画像形成装置
JP3852225B2 (ja) 画像形成装置
JPH0361980A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 13