JPH0639920U - ウェットスーツ用素材 - Google Patents

ウェットスーツ用素材

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JPH0639920U
JPH0639920U JP8365892U JP8365892U JPH0639920U JP H0639920 U JPH0639920 U JP H0639920U JP 8365892 U JP8365892 U JP 8365892U JP 8365892 U JP8365892 U JP 8365892U JP H0639920 U JPH0639920 U JP H0639920U
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JP
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elastic sheet
wetsuit
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attached
knitted fabric
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JP8365892U
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Inventor
親義 岡田
Original Assignee
シンギー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェットスーツの着脱が非常に容易に行うこ
とができるウェットスーツ用素材を提供する。 【構成】 縦横方向に伸縮性を有する伸縮性編生地2
を、2つの押圧ロール5a,5b間を適度な圧力を有
し、かつ、該伸縮性編生地2の表側面に接する熱源8を
備えた押圧ロール5aにより加熱しながら通過させる押
圧加熱処理を施した後、基材となる防水性を有する弾性
シートの表面に貼着するとともに、該弾性シートの裏面
にパイル化なし得る編生地を貼着してパイル状起毛面を
設けることにより三層一体構造のウェットスーツ用素材
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案はウェットスーツに適した構造としたウェットスーツ用素材に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より公知のウェットスーツは、クロロプレンゴムその他の発泡性ゴム等か らなる薄板状の弾性シートを基材とし、必要に応じその片面若しくは両面に、適 宜の着色を施したジャージその他の伸縮性を有する布帛を貼着し一体化したもの や、特公昭38−11189号公報に記載された各方向に高度の伸長率を以て伸 縮を可能ならしめるパイル化したパイル状起毛面を設けて一体化したものを用い て構成するものを一般的としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、伸縮性を有する布帛を用いた場合、弾性シートの内側だけに貼着する とウェットスーツの着脱はしやすいという利点はあるものの弾性シートの表面が 露出しているため磨耗されやすく強度が低下してしまう欠点があり、また、弾性 シートの外側だけに貼着すると弾性シートの表面は保護され強度の低下を防げる という利点はあるもののウェットスーツの着脱がしずらいという表裏一体の欠点 がある。さらに、この欠点を解決するために弾性シートの両面に伸縮性を有する 布帛を貼着すると、伸縮性を有する布帛の伸縮力が強すぎて動きずらくなってし まうという新たな欠点を生じてしまう。
【0004】 また、パイル状起毛面を設けた場合、弾性シートの両面に貼着しても前記伸縮 性を有する布帛のように運動性が疎外されるということはないが、パイル状起毛 面は高度の伸長率を有するため、伸縮性を有する布帛のように弾性シートの伸長 を抑制することがなく、着脱している際に弾性シートの限界以上に伸長してしま い弾性シートを破損してしまうという欠点を有している。
【0005】 そこで、基材となる弾性シートが破損しないように伸長を抑制し、かつ、運動 性が疎外されないように伸縮性を有するウェットスーツを提供するために前記伸 縮性を有する布帛と前記パイル状起毛面の性質を考慮して併用したもの、すなわ ち、弾性シートの外側に伸縮性を有する布帛を貼着し、内側にパイル状起毛面を 設けるようにしたウェットスーツが考案された。
【0006】 しかし、前記伸縮性を有する布帛とパイル状起毛面を併用したウェットスーツ においては、着脱の際、外側の伸縮性を有する布帛の編目同士が擦れて未だ着脱 しずらいという感が否めない。さらに、外側の伸縮性を有する布帛の水切れが悪 く水分を多量に吸収してしまい重くなってしまうとともに、吸収された水分によ り体温が奪われ保温性が低下してしまうという欠点を有するものであった。 本願考案は、これらの課題に対処しようとするものであり、以下の記載の考案 の完成によりその目的を達成することができたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願考案のウェットスーツ用素材は、縦横方向に伸縮性を有するナイロン又は ポリエステル等からなる伸縮性編生地を、2つのロール間を適度な圧力を有し、 かつ、該伸縮性編生地の表側面に接するロールにより加熱しながら通過させる押 圧加熱処理を施した後、基材となる防水性を有する発泡性ゴム等からなる弾性シ ートの表面に貼着するとともに、該弾性シートの裏面にパイル化なし得る編生地 を貼着し、細微にして密集したパイル状起毛を発生せしめて各方向に高度の伸長 率を以て伸縮を可能ならしめるパイル状起毛面を設け、三層一体構造としたもの である。
【0008】 尚、ここでいう適度な圧力とは、編生地等の厚みにも左右されるが、編目がつ ぶれ編生地表面がほぼ平坦になる程度であり、又、加熱温度については、編生地 等の素材にも左右されるが、各素材が軟化される程度の温度とする。
【0009】
【作用】
伸縮性編生地を加熱しながらロール間を通過させると、加熱により編生地の繊 維が変形可能な程度に柔軟となり、同時にロール間を通過させることにより編生 地の繊維が偏平に変形され編目がつぶれた状態となり、編生地表面全体がほぼ平 坦となるので編目同士が擦れることによる抵抗が減少されウェットスーツの着脱 が非常にスムーズに行なえる。
【0010】
【実施例】
本願考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、ナイロン及びポリエステル 繊維にポリウレタン弾性繊維を交編してなる縦横方向に伸縮性を有する厚さ0. 65mmの伸縮性編生地(2)を、2つの押圧ロール(5a,5b)間を通し、 該伸縮性編生地(2)の表側面に接する熱源(8)を備えた押圧ロール(5a) により高温で加熱しながら通過させる押圧加熱処理を施した後、基材となる防水 性を有するクロロプレンの発泡性ゴムからなる弾性シート(1)の表面に貼着す る。この際、押圧加熱処理を施した後の該伸縮性編生地(2)の厚みは0.55 mmであった。
【0011】 次いで、40〜70デニールのナイロン又は同質の繊維からなるパイル化なし 得る編生地(3)を該弾性シート(1)の裏面に貼着するとともに、非接着面に パイル化処理を施しパイル状起毛面を設け、三層一体構造とすることによりウェ ットスーツ用素材(A)とする。
【0012】
【効果】
上述のように構成された素材を用いてウェットスーツを形成すると、従来のウ ェットスーツに比べ外側面が平坦でなめらかな状態であるので、編生地同士の摩 擦抵抗が少なく着脱が非常に容易に行うことができるとともに、編生地表面の水 切れが非常に良く水分の吸収量が減少し、ウェットスーツが重くなったり、体温 が奪われ保温性が低下してしまうということが解消される。
【0013】 また、ウェットスーツ外側面の編生地を押圧加熱処理することにより、非常に 光沢が現れ外観的に極めて装飾的なあざやかな色彩を呈することができる。 しかも、ウェットスーツの外側面は伸縮性を有する編生地により補強されてい るため磨耗による強度の低下が防止され、かつ、内側面はパイル状起毛面を有す る編生地により被覆されているので、直接肌が触れても何も違和感がなく装着す ることができるとともに、運動性が疎外されたり、基材となる弾性シートの限界 以上の伸長による破損を生ずることがないという従来のウェットスーツの各利点 を失うことなく全て兼ね備えたウェットスーツとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願考案のウェットスーツ用素材の構造を示
す説明図。
【図2】 本願考案のウェットスーツ用素材を構成する
伸縮性編生地の押圧加熱処理を説明する概略図。
【符号の説明】
A ウェットスーツ用素材 1 弾性シート 2 伸縮性編生地 3 パイル化なし得る編生地 5a,5b 押圧ロール 6 送り出しロール 7 巻取りロール 8 熱源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横方向に伸縮性を有する伸縮性編生地
    を、2つの押圧ロール間を適度な圧力を有し、かつ、該
    伸縮性編生地の表側面に接する押圧ロールにより加熱し
    ながら通過させる押圧加熱処理を施した後、防水性を有
    する弾性シートの表面に貼着するとともに、該弾性シー
    トの裏面にパイル化なし得る編生地を貼着してパイル状
    起毛面を設け、三層一体構造としたことを特徴とするウ
    ェットスーツ用素材。
JP8365892U 1992-11-10 1992-11-10 ウェットスーツ用素材 Expired - Lifetime JPH0650496Y2 (ja)

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JPH0639920U true JPH0639920U (ja) 1994-05-27
JPH0650496Y2 JPH0650496Y2 (ja) 1994-12-21

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