JP3050951U - ウエットスーツ用複合素材 - Google Patents

ウエットスーツ用複合素材

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JP3050951U JP1998000527U JP52798U JP3050951U JP 3050951 U JP3050951 U JP 3050951U JP 1998000527 U JP1998000527 U JP 1998000527U JP 52798 U JP52798 U JP 52798U JP 3050951 U JP3050951 U JP 3050951U
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JP1998000527U
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Inventor
伸樹 山下
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有限会社フィールド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエットスーツ用複合素材で表面しわの発生
を防止し、作製したウエットスーツ外観を良好ならしめ
ることを目的とする。 【解決手段】 薄板状発泡合成ゴム弾性体1の一面に伸
縮性薄布2を貼着し、他面にウレタンフィルム3を貼着
してなると共に、ウレタンフィルム3表面にエンボス加
工により微細な凹凸4を付与形成せしめたウエットスー
ツ用複合素材である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はウエットスーツ作成に用いる薄板状の発泡合成ゴム弾性体を芯材とす る複合素材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ウエットスーツ用生地素材としては従来、発泡ゴム弾性体の一面にジャージー などの伸縮性薄布を貼着し、他面に平滑な合成樹脂フィルムを貼着したものが一 般に用いられてきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このようなウエットスーツ用素材は芯材となる発泡ゴム弾性体の伸張 と、表面の平滑なフィルムの伸張度合いが異なるため、一旦、伸張した後、元に 戻るときの回復スピードに差を生じてフィルム表面にしわが発生し、ウエットス ーツに作製し使用するとき、外観が悪くなり、実用上の価値を減殺していた。
【0004】 本考案は上述の如き実状に対処し、表面のフィルム面に微細凹凸を付与するこ とにより、伸張回復時のスピード差を吸収し、表面しわの発生を防止し、作製し たウエットスーツ外観を良好ならしめることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記目的に適合する本考案はウエットスーツ用複合素材として、薄板状 発泡合成ゴム弾性体の一面に伸縮性薄布を貼着し、他面にウレタンフィルムを貼 着してなると共に、ウレタンフィルム表面にエンボス加工により微細な凹凸を付 与形成せしめたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記の如き複合素材を用い、微細凹凸面を表面としてウエットスーツを作製す るときは、ウレタンフィルム表面の微細な凹凸により芯材となる発泡合成ゴム弾 性体との間で伸張に若干の差があっても、伸張回復時に誤差は微細凹凸に吸収さ れて、表面にしわの生じる傾向を阻止し、頗る良好な外観を保持させる。 また、微細凹凸により防水加工やマークプリント等もし易く、実用価値を向上 させる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、更に添付図面を参照し、本考案の具体的態様を詳述する。
【0008】 図1は本考案に係る複合素材例であり、図2はその一部拡大図である。 図において1は芯材となる薄板状の発泡合成ゴム弾性体で、クロロプレンゴム (CR)など、合成ゴム弾性エラストマーよりなり、発泡により独立気泡のスポ ンジ状に形成されている。 勿論、クロロプレンゴム以外の合成ゴム弾性体を同様に発泡により独立気泡を 有する弾性スポンジとして使用することも可能である。しかし、前記クロロプレ ンゴムが最も実用的であり有効である。 そして、この薄板状の発泡合成ゴム弾性体1の厚さは使用部分に応じ適度に選 定するが、通常1〜7mm程度が一般に使用される。
【0009】 2、3は上記薄板状発泡合成ゴム弾性体の表裏に貼着されるシート材であり、 一般にウエットスーツ作製時、裏面側になる面にはジャージー薄布2が貼着され る。このジャージー薄布2は通常、経編薄布が好ましく、糸材としては木綿、毛 、麻、合成繊維など、各種材料が使用可能であるが、木綿又はナイロン、ポリエ ステルあるいは撥水性を具備させる面よりポリプロピレンなどの撥水性糸材料を 用いることが好適である。
【0010】 一方、薄板状発泡合成ゴム弾性体1の他面、すなわちウエットスーツ作製時に 表面側となる面にはウレタンフィルム3が貼着され、その表面にエンボス加工等 により微細な凹凸4が付与されている。 表面に貼着するフィルムとしては芯材となる発泡合成ゴム弾性体1がエラスト マーの特性より弾性を有するため、これに適合すべくエラストマーフィルムが好 ましく、一般的にはウレタンフィルムが使用される。
【0011】 そして、このウレタンフィルム3は平滑なフィルムであれば発泡合成ゴム弾性 体との間の伸張回復時のスピード差がそのまま現われ、フィルム表面にしわの発 生が避けられないが、エンボス加工などによりフィルム表面に微細な凹凸4を形 成することによって、弾性回復時のスピード差を吸収し、両者、略近似スピード で回復してしわの発生を防止せしめている。 勿論、しわの発生にはフィルム3自体の厚さの影響も否定できないが、通常用 いられるフィルム3の厚さ0.02〜0.1mmからすればエンボス加工による 微細凹凸4の形成が容易であり、しわの発生阻止に充分有用である。 微細な凹凸の形成はエンボス加工が最も一般的な手段として用いられ、凹凸の 程度等は発泡合成ゴム弾性体1の伸張回復に適合させることが望ましい。
【0012】 かくて、発泡合成ゴム弾性体1の一面に薄布2が貼着され、他面に微細凹凸4 を有するウレタンフィルム3が貼着された複合素材はウレタンフィルム3側を表 地としてウエットスーツの作製に用いられる。この場合、表地であるウレタンフ ィルム3側におけるしわの発生が減殺されることから良好な外観を保持する。 なお、微細凹凸3を施したウレタンフィルム3には更にマークプリントや防水 加工を行うことができ、更に防臭、抗菌性のフィルムを使用することにより、ウ エットスーツに防臭、抗菌効果を付与することができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は以上のように薄板状の合成ゴム弾性体を芯材とし、その一面に伸縮性 のある薄布を貼着し、他面にウレタンフィルムを貼着すると共に、ウレタンフィ ルムの表面に微細な凹凸を設けたものであり、ウエットスーツに作製し、使用に 供するとき、弾性により複合素材に伸張、収縮回復があったとしても発泡合成ゴ ム弾性体と、表面のウレタンフィルムとの弾性回復のスピード差はウレタンフィ ルムの微細な凹凸によって吸収、減殺され、フィルムの表面に殆どしわが生じる ことはなく、従って良好な外観をそのまま維持することができる。 しかも、ウレタンフィルムは表面の微細な凹凸と相俟ってマーキングプリント や防水加工がし易く、商品価値を高め得る利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る複合素材の概要を示す一部省略斜
視図である。
【図2】図1の複合素材断面の一部拡大図である。
【符号の説明】
1 発泡合成ゴム弾性体 2 伸縮性薄布 3 ウレタンフィルム 4 微細凹凸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板状発泡合成ゴム弾性体の一面に伸縮
    性薄布を貼着し、他面にウレタンフィルムを貼着してな
    ると共に、ウレタンフィルム表面にエンボス加工により
    微細な凹凸を付与形成してなることを特徴とするウエッ
    トスーツ用複合素材。
JP1998000527U 1998-01-27 1998-01-27 ウエットスーツ用複合素材 Expired - Lifetime JP3050951U (ja)

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