JPH0639853U - 電線ケーブル引出装置 - Google Patents

電線ケーブル引出装置

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JPH0639853U
JPH0639853U JP8318292U JP8318292U JPH0639853U JP H0639853 U JPH0639853 U JP H0639853U JP 8318292 U JP8318292 U JP 8318292U JP 8318292 U JP8318292 U JP 8318292U JP H0639853 U JPH0639853 U JP H0639853U
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JP
Japan
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cable
wheel
cable holding
guide arm
holding wheel
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Pending
Application number
JP8318292U
Other languages
English (en)
Inventor
顕侑 島
Original Assignee
エフシー総研株式会社
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  • Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ケーブル保持車輪2を回転自在に支持する支
持固定部材1に、ガイドアーム24を、ケーブル保持車輪
2の回転中心軸心Aと偏心させた揺動中心軸心B廻りに
揺動可能に枢着する。ガイドアーム24の一部に、ケーブ
ル保持車輪2に摺接して制動をなす摩擦部27を付設し、
かつ、ガイドアーム24の先端に引出輪28を設ける。 【効果】 ケーブル保持車輪の回転を自動的に制動し
て、ケーブル保持車輪に保持された電線ケーブル巻設体
がほどけてしまうのを防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電線ケーブル引出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の電線ケーブル引出装置では、ケーブル引出し作業の際、支持固 定部材に支持されて回転するケーブル保持車輪を、強制的に制動させる機構がな く、自然に回転が停止するのを待つしかなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そのため、ケーブルの引出しをやめても、慣性でケーブル保持車輪が回り続け 、ケーブル保持車輪に保持された電線ケーブル巻設体がほどけてしまう問題があ った。しかも、ほどけた電線ケーブル巻設体が床や支持固定部材などに引っ掛か って、ケーブル保持車輪が回転不能となる虞もあった。
【0004】 そこで、本考案は従来のこのような問題点を解決する電線ケーブル引出装置を 提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、ケーブル保持車輪を回転自在に支持す る支持固定部材に、ガイドアームを、該ケーブル保持車輪の回転中心軸心と偏心 させた揺動中心軸心廻りに揺動可能に枢着し、該ガイドアームの一部に、ケーブ ル保持車輪に摺接して制動をなす摩擦部を付設し、かつ、該ガイドアームの一部 に引出輪を設けたものである。
【0006】
【作用】
ガイドアームの揺動中心軸心を、ケーブル保持車輪の回転中心軸心と偏心させ てあるから、ケーブル保持車輪に保持された電線ケーブル巻設体の一端を、ガイ ドアームの引出輪に挿通して引っ張れば、ガイドアームが上方へ揺動し、ケーブ ル保持車輪から摩擦部が離れて回転可能な状態となり、また、ケーブルを引っ張 るのをやめれば、ガイドアームが自重で下方へ揺動して、摩擦部がケーブル保持 車輪に摺接し回転が自動的に停止する。
【0007】
【実施例】
以下実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
【0008】 図1,図2及び図3は本考案に係る電線ケーブル引出装置の一実施例で、図1 はその正面図、図2は平面図、図3は側面図を示している。
【0009】 この図1,図2及び図3に於て、1は中空パイプ等からなる支持固定部材であ って、ケーブル保持車輪2を回転中心軸心A廻りに回転自在に支持することがで きる。
【0010】 ケーブル保持車輪2は、相互間隔Wを変更自在として軸孔嵌合機構Rにて分離 可能に連結された左右一対の回転輪3a,3bと、この回転輪3a,3bの円周 縁フレーム4a,4bを3箇所以上(図例では4箇所)にて相互に連結すると共 に電線ケーブル巻設体5の孔部6に挿通して吊持保持する長さ調整自在の帯状可 撓吊材7…と、を備えている。
【0011】 一方の回転輪3aは、図4と図5に示すように、円周縁フレーム4aと、円盤 部8aと、円周縁フレーム4aと円盤部8aを放射状に連結する連結杆9…と、 円盤部8aに固着され軸内外方へ突出する嵌合筒部10aと、嵌合筒部10aに固着 され軸内方へ突出する枢支長軸部11と、嵌合筒部10aの孔部に着脱自在に嵌め込 まれ軸外方へ突出する枢支短軸部12と、からなる。
【0012】 他方の回転輪3bは、円周縁フレーム4bと、円盤部8bと、円周縁フレーム 4bと円盤部8bを放射状に連結する連結杆9…と、円盤部8bに固着され軸内 外方へ突出する嵌合筒部10bと、からなる。
【0013】 回転輪3aの枢支長軸部11には、回転輪3bの嵌合筒部10bが摺動自在に外嵌 され、回転輪3a,3bの相互間隔Wが調整可能となる。このように、枢支長軸 部11及び嵌合筒部10b等にて軸孔嵌合機構Rが構成される。
【0014】 なお、ケーブル保持車輪2を複数設けた場合において、一方のケーブル保持車 輪2の回転輪3aの枢支長軸部11に、他方のケーブル保持車輪2の嵌合筒部10a の孔部を嵌め込み可能に構成して、複数のケーブル保持車輪2…を、寝かせた状 態で相互に嵌め込み連結し、上下に積み上げていけば、スペースをとらず保管等 に便利である。
【0015】 また、円周縁フレーム4aは、円形状リング部13aに、引掛部材14を3箇所以 上(図例では4箇所)所定ピッチで配設してなる。
【0016】 同様に、円周縁フレーム4bも、円形状リング部13bに引掛部材14を3箇所以 上(図例では4箇所)所定ピッチで配設してなり、この一方の円周縁フレーム4 aの各引掛部材14の位置と、他方の円周縁フレーム4bの各引掛部材14の位置が 対応するように配置される。
【0017】 引掛部材14は、図5と図6に示すようにU型で、所定間隔をもって対向する側 片部15と掛止片部16からなり、側片部15のみが、リング部13a,13bの内周縁に 沿って固着され、掛止片部16が片持ち梁状となる。
【0018】 従って、可撓吊材7の輪状部17を、周方向から、掛止片部16に迅速かつ容易に 掛離させることができる。この掛止片部16は鉤状に形成されており、これにより 可撓吊材7の抜けが防止される。
【0019】 可撓吊材7としては、各種のものを用いることができるが、プラスチック等の 細い繊維から成る係脱自在な細ループ状部及び細フック状部を、表面に無数に密 生させた面状ファスナーが好適である。
【0020】 この面状ファスナーにおいては、その一端を、図例の如く所望部位で折り返し て張り合わせれば、上記細ループ状部と細フック状部が係止して、簡単かつ迅速 に、可撓吊材7の輪状部17を作ることができ、かつ一方の輪状部17から他方の輪 状部17までの長さ調整が可能となる。
【0021】 一方、図1,図2及び図3に示すように、支持固定部材1は左右一対の竪枠部 18,18と、両竪枠部18,18を連結する複数(図例では4本)の水平杆19…からな る。
【0022】 水平杆19…は、支持固定部材1の下部,後方下部及び前方下部に配設され、そ の上方は、ケーブル保持車輪2を挿入・排出可能に開口する。
【0023】 竪枠部18は、パイプ材等を略三角形状に折曲げてなる枠本体部20と、枠本体部 20の上端に固着されると共に板材等を略M形に折曲げてなる受支片部21と、受支 片部21の側面に固着した円形状止板22と、を有している。
【0024】 この左右の受支片部21,21の上方開口凹部23,23に、枢支短軸部12端部と枢支 長軸部11端部を着脱自在に嵌め込んで(図5参照)、ケーブル保持車輪2を回転 中心軸心A廻りに回転自在として支持する。
【0025】 また、支持固定部材1の左右の受支片部21,21には、コの字状のガイドアーム 24が、揺動中心軸心B廻りに、リベットや止め輪等からなる枢着具25(図7参照 )によって、揺動可能に枢着される。
【0026】 ガイドアーム24の左右の側杆部26,26のうち、(スライド不能の回転輪3aに 対応する)左側の側杆部26には、硬質ゴム等からなるケーブル保持車輪回転制動 用摩擦部27が付設され、さらに、ガイドアーム24の先端には、電線ケーブル巻設 体5のケーブル5aを挿通可能な引出輪28が設けられる。
【0027】 そして、図8に示すように、ガイドアーム24の揺動中心軸心Bを、ケーブル保 持車輪2の回転中心軸心Aに対して、上方へ所定高さHだけ偏心させて、ガイド アーム24が、揺動中心軸心Bを通る鉛直軸Eに対して所定揺動角度θとなったと ころで、リング部13aの外周縁に摩擦部27が摺接し、ガイドアーム24が揺動角度 θよりも上方へ揺動するとリング部13aから摩擦部27が離れるように構成する。
【0028】 しかして、上述の如く構成された電線ケーブル引出装置の使用方法の一例を説 明する。
【0029】 まず、図4に示すように、両回転輪3a,3bを分離した状態として、回転輪 3aの各引掛部材14に可撓吊材7を掛止した後、電線ケーブル巻設体5を枢支長 軸部11に通して回転輪3aの内側に当接させ、さらに、枢支長軸部11に回転輪3 bの嵌合筒部10bを外嵌して、回転輪3bを軸内方にスライドさせ、電線ケーブ ル巻設体5の幅寸法Tに合わせる。
【0030】 次に、電線ケーブル巻設体5の孔部6に各可撓吊材7を挿通して、電線ケーブ ル巻設体5の孔径寸法Dに合わせて一方の輪状部17から他方の輪状部17までの長 さを調整した上で、対応する回転輪3bの各引掛部材14に掛止する。
【0031】 そして、回転輪3aの嵌合筒部10aに枢支短軸部12を取付けた状態でもって、 図3に示すように、ケーブル保持車輪2を支持固定部材1に支持すれば、各可撓 吊材7によって、電線ケーブル巻設体5の孔部6の内周面が吊持保持される。
【0032】 この電線ケーブル巻設体5のケーブル5aの一端を、ガイドアーム24の引出輪 28に挿通して引っ張れば、ケーブル5aによってガイドアーム24が上方へ揺動し て、リング部13aと摩擦部27が離間した非制動状態となり、ケーブル保持車輪2 及び電線ケーブル巻設体5を一体に回転させて、順次ケーブル5aを引出すこと ができる。
【0033】 また、ケーブル5aを引っ張るのをやめれば、ケーブル5aがたるむので、ガ イドアーム24が自重で下方へ揺動して、摩擦部27がリング部13aに摺接した制動 状態となり、摩擦抵抗によりケーブル保持車輪2の回転が停止する。
【0034】 このように、ケーブル5aの引出しをやめても、慣性でケーブル保持車輪2が 回り続けることがないので、ケーブル保持車輪2に保持された残りの電線ケーブ ル巻設体5がほどけることがない。
【0035】 なお、本考案は上述の実施例に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で 設計変更自由である。
【0036】 例えば、摩擦部27としては、ガイドアーム24と一体として、例えば凹凸歯等と して、又はそのままで、ケーブル保持車輪に接触して、摩擦抵抗が作用すれば、 十分である。
【0037】 また、ガイドアーム24の形状としてはL字型として、1箇所にて枢支するも好 ましい。
【0038】 また、回転輪3a,3bのリング部13a,13bを、多角形等種々の形状に変更 するも自由である。
【0039】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載するような著大な効果を奏 する。
【0040】 ケーブル保持車輪2に保持された電線ケーブル巻設体のケーブルを、ガイドア ーム24の引出輪28に挿通して引っ張れば、ガイドアーム24が上方へ揺動して、ケ ーブル保持車輪2が回転可能な非制動状態となり、上記ケーブルを引出すことが できる。
【0041】 また、ケーブルを引っ張るのをやめれば、ガイドアーム24が自重で下方へ揺動 して、摩擦部27がケーブル保持車輪2に摺接した制動状態となって、ケーブル保 持車輪2の回転が自動的に停止し、ケーブル保持車輪2に保持された残りの電線 ケーブル巻設体がほどけてしまうのを確実に防止できる。
【0042】 従って、ケーブルの引出し作業を再開する場合などに、ほどけた電線ケーブル 巻設体が障害となってケーブル保持車輪2が回転不能となる虞がなく、常時スム ーズにケーブルを引出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】平面図である。
【図3】側面図である。
【図4】ケーブル保持車輪の分解斜視図である。
【図5】要部断面正面図である。
【図6】引掛部材の斜視図である。
【図7】受支片部の要部断面正面図である。
【図8】ガイドアームの作用説明図である。
【符号の説明】
2 ケーブル保持車輪 24 ガイドアーム 27 摩擦部 28 引出輪 A 回転中心軸心 B 揺動中心軸心

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル保持車輪2を回転自在に支持す
    る支持固定部材1に、ガイドアーム24を、該ケーブル保
    持車輪2の回転中心軸心Aと偏心させた揺動中心軸心B
    廻りに揺動可能に枢着し、該ガイドアーム24の一部に、
    ケーブル保持車輪2に摺接して制動をなす摩擦部27を付
    設し、かつ、該ガイドアーム24の一部に引出輪28を設け
    たことを特徴とする電線ケーブル引出装置。
JP8318292U 1992-11-05 1992-11-05 電線ケーブル引出装置 Pending JPH0639853U (ja)

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JP8318292U JPH0639853U (ja) 1992-11-05 1992-11-05 電線ケーブル引出装置

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JP8318292U JPH0639853U (ja) 1992-11-05 1992-11-05 電線ケーブル引出装置

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JPH0639853U true JPH0639853U (ja) 1994-05-27

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