JPH053257U - 線条体繰出装置 - Google Patents

線条体繰出装置

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JPH053257U
JPH053257U JP5952791U JP5952791U JPH053257U JP H053257 U JPH053257 U JP H053257U JP 5952791 U JP5952791 U JP 5952791U JP 5952791 U JP5952791 U JP 5952791U JP H053257 U JPH053257 U JP H053257U
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JP
Japan
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winding body
flexible
filamentous
wire winding
feeding device
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Application number
JP5952791U
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English (en)
Inventor
顕侑 島
Original Assignee
エフシー総研株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線条巻設体の各種孔径寸法に対応でき、さら
に、線条巻設体を収容したままでも持ち運び便利な線条
体繰出装置を提供する。 【構成】 線条巻設体29を収容可能な上方開口椀状の宙
吊り収容枠1を備える。線条巻設体29の孔部30へ挿通さ
れ、かつ、上記宙吊り収容枠1の底部へ取付け位置を径
方向へ変更自在に取付けられる可撓性吊持部材2を付設
する。可撓性吊持部材2の上端を吊持する回転自在な連
結具4を設けて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は線条体を引出すために用いられる線条体繰出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電線,ケーブル,ワイヤー,ロープ、及び紐等の線条体が巻回された線 条巻設体を引出すための装置は、枢支軸を有するドラム状の線条体保持部材と該 線条体保持部材を回転自在に支持する支持台とから構成され、線条体保持部材に 線条巻設体を保持して、線条巻設体の一端を引張れば線条体保持部材の回転につ れて、線条体が引出される構造のものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の構造の線条体保持部材では、線条巻設体を保持する部分の径寸 法が固定されているので、線条巻設体の孔径寸法が線条体保持部材の上記径寸法 と違う場合、問題が起こっていた。
【0004】 例えば、線条巻設体の孔径寸法が小さくて、線条体保持部材に保持できない場 合や、線条巻設体の孔径寸法が大きくて、線条体保持部材との間に隙間ができて 線条体保持部材がスムーズに回転せず、安定して線条体を引出すことができない 問題があった。
【0005】 また、線条体保持部材に線条巻設体を収容したまま持ち運びする場合、線条巻 設体がバラけて扱うのに不便であった。
【0006】 そこで、本考案は従来のこのような問題点を解決して、線条巻設体の各種孔径 寸法に対応でき、さらに、線条巻設体を収容したままでも持ち運び便利な線条体 繰出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、線条巻設体を収容可能な上方開口椀状 の宙吊り収容枠を備え、該線条巻設体の孔部へ挿通され、かつ、上記宙吊り収容 枠の底部へ取付け位置を径方向へ変更自在に取付けられる可撓性吊持部材を付設 すると共に、該可撓性吊持部材の上端を吊持する回転自在な連結具を設けたもの である。
【0008】 また、可撓性吊持部材の上端が着脱自在として、連結具に取付けられ、かつ、 宙吊り収容枠の一部に該可撓性吊持部材の上端を着脱自在に取付けて線条巻設体 を結束するように構成したものである。
【0009】
【作用】
上述の如く構成された線条体繰出装置は、線条巻設体の孔部へ挿通される可撓 性吊持部材の上端を回転自在な連結具に吊持したので、宙吊り収容枠の回転につ れて線条巻設体を引出すことができる。
【0010】 また、可撓性を有する可撓性吊持部材は、その取付け位置を径方向へ変更でき 、線条巻設体の各種孔寸法に対応できると共に、線条巻設体が宙吊り収容枠の中 心に収容できてスムーズに回転する。
【0011】 さらに、可撓性吊持部材の上端が着脱自在なので、宙吊り収容枠の一部に可撓 性吊持部材の上端を取付けて線条巻設体を結束できる。
【0012】
【実施例】
以下実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
【0013】 図1と図2は、本考案に係る線条体繰出装置を示し、上方開口椀状の宙吊り収 容枠1と、該宙吊り収容枠1を吊持する可撓性吊持部材2と、さらに、他部材へ 着脱自在に取付けられるフック部材3と、該フック部材3と可撓性吊持部材2の 上端との間に介装される回転自在な連結具4と、金属棒等からなる引出しガイド 部材5とで構成される。
【0014】 上記宙吊り収容枠1は、金属丸パイプ等で形成された円環状の上下環状枠6, 7と、該上下環状枠6,7を上下方向に連結する金属棒等で略L形に形成された 複数本の連結杆8…と、さらに、該下環状枠7に内設された放射状の保持部材9 を有している。
【0015】 この(図例では4本の)連結杆8…は溶接等で上下環状枠6,7に直立状に固 着され、上下環状枠6,7の周方向に所定の等ピッチで配設されており、又、下 環状枠7の内周面には保持部材9の外端縁が溶接等で固着されている。
【0016】 そして、保持部材9は、中心部に設けられた金属板等の連結用円板10と、該連 結用円板10の底面に溶接等にて放射状に固着された複数本(図例では4本)のア ーム材11…とを有しており、各アーム材11…は相互に所定の中心角(図例では各 90°)をもつように配設されている。
【0017】 さらに、アーム材11は、図3と図4に示すように、金属板等で断面略コの字形 に折曲形成されて下方開口状となっており、各アーム材11の平行な左右両側壁31 ,31には、側方より見て略くの字形で所定の溝幅を有する係合溝12,12が夫々配 設されている。
【0018】 この係合溝12は、水平状の水平係止部33と所定の傾斜角度───例えば30°〜 60°───の斜向ガイド部34を有し、該水平係止部33の先端部35が径内方へ向く ように設けられており、さらに、係合溝12はアーム材11の左右両側壁31,31の径 方向に、所定間隔で複数個(図例では各側壁31に3個)並設されている。
【0019】 次に、可撓性吊持部材2は、図2,図3及び図4に示すように、所定長さを有 する複数本(図例では4本)の吊持体13…と、各吊持体13の上端に設けられた着 脱自在な取付金具14と、各吊持体13の下端に設けられた金属棒等で略三角形状に 折曲形成された係止用金具15とを有している。
【0020】 この吊持体13は金属やプラスチック製等の鎖等からなり可撓性を有しており、 又、取付金具14は金属等の弾性材製で鉤状の先端部分36の一部が弾性係合自在と なっている。
【0021】 さらに、係止用金具15は、その下端の横軸係止部37が各係合溝12…と夫々係脱 自在となっており、図3と図4の仮想線に示すように係止用金具15をアーム材11 の底面38側に離脱させて、アーム材11に沿って径方向にスライドさせ、係止用金 具15を所望の係合溝12,12に係合させることができる。
【0022】 なお、係止用金具15…は、下環状枠7と保持部材9を固着する前にアーム材11 …に夫々挿入され、その後下環状枠7と保持部材9を固着している。
【0023】 次に、図4に示すように、フック部材3は、鉤状の吊金具16の下端と、金属製 等で段付円柱状の支持金具17の上端を、溶接等にて固着してなる。
【0024】 この支持金具17は、上下略中央に引出しガイド部材5取付け用の小径段部18を 有すると共に、該小径段部18の下端に雄ネジが形成された枢支軸19を有している 。
【0025】 次に、金属製等で下方開口椀状の連結具4は、上面に上記枢支軸19を挿通する 取付孔20が貫設されると共に、側面には、周方向に所定ピッチで複数個(図例で は4個)の連結孔21が貫設されている。
【0026】 また、図2に示すように、引出しガイド部材5は、傾斜状に設けられた斜向腕 部25と、該斜向腕部25の下端に円環状に形成された上方引出し輪部22及び水平引 出し輪部23と、斜向腕部25の上端に水平円環状に形成された摺動輪部24とを、夫 々有している。
【0027】 そして、図4に示すように、引出しガイド部材5の摺動輪部24を支持金具17の 小径段部18に摺動回転自在に嵌挿すると共に、支持金具17の枢支軸19を連結具4 の取付孔20に挿通し、さらに、ワッシャ27を介してダブルナット28,28を螺着し 、フック部材3と連結具4を回転自在に連結する。
【0028】 次に、図2の如く、可撓性吊持部材2の各取付金具14を連結具4の各連結孔21 に取付けて接続し、可撓性吊持部材2の各係止用金具15を各アーム材11の係合溝 12,12に係合してフック部材3を吊持すれば、宙吊り収容枠1を回転可能とする ことができる。
【0029】 また、係止用金具15の横軸係止部37を、係合溝12の水平係止部33に係合し、可 撓性吊持部材2の上端を吊持するだけで、宙吊り収容枠1の自重によって係止用 金具15が係止し、容易に離脱することがない。
【0030】 しかして、上述の如く構成された線条体繰出装置の使用方法を説明する。
【0031】 図1に示すような、配線等に使用する電線,ケーブル,ワイヤー,ロープ、及 び、紐等の線条体が巻回された線条巻設体29の孔部30の内径寸法に合わせて、可 撓性吊持部材2の係止用金具15の取付け位置を、(図3と図4の仮想線に示すよ うに)各係止用金具15をアーム材11の底面38側に離脱させ、アーム材11に沿って 径方向にスライドさせ、各係止用金具15の横軸係止部37を、各係合溝12,12に係 合させて取付け位置を変更する。
【0032】 さらに、可撓性吊持部材2の各吊持体13を線条巻設体29の孔部30に挿通させて 宙吊り収容枠1に線条巻設体29を収容する。
【0033】 次に、可撓性吊持部材2の上端に設けた取付金具14を、連結具4の連結孔21に 取付けて、図5に示すように、脚立に渡した棒等にフック部材3の吊金具16を掛 止して宙吊り状に設置して使用状態とする。
【0034】 このとき、可撓性吊持部材2の各吊持体13は可撓性を有するので、図1の如く 、線条巻設体29の孔部30と各吊持体13は隙間があくことなく内接できると共に、 線条巻設体29が、かたよることなく宙吊り収容枠1の中心に収容できる。
【0035】 さらに、線条巻設体29の孔部30と各吊持体13が内接することによって、不意に 可撓性吊持部材2に径外方向の力が作用しても、容易に係止用金具15が係合溝12 ,12より離脱することがない。
【0036】 そして、線条巻設体29の一端を、上方引出し輪部22又は水平引出し輪部23に挿 通して引張っれば、スムーズに宙吊り収容枠1の回転につれて線条巻設体29を引 出すことができる。
【0037】 配線等の作業が終了すれば、吊金具16を棒等から外し、フック部材3,可撓性 吊持部材2,引出しガイド部材5及び連結具4を宙吊り収容枠1内に収納してコ ンパクトにできる。
【0038】 また、宙吊り収容枠1に線条巻設体29を収容したまま、持ち運びや保管する場 合には、連結具4から取付金具14を取外して、図6に示すように、可撓性吊持部 材2の各吊持体13で線条巻設体29を結束し、取付金具14を宙吊り収容枠1の一部 や、吊持体13に取付けてバラけないようにすることができる。
【0039】 さらに、この線条体繰出装置は、簡易な構造で部品点数も少なく軽量であるの で持ち運びや保管に便利である。
【0040】 なお、本考案は上述の実施例に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で 設計変更自由である。
【0041】 例えば、係合溝12,吊持体13,取付金具14,係止用金具15,連結杆8,アーム 材11,及び連結孔21の数の増減は自由である。
【0042】 また、斜向ガイド部34,アーム材11及び連結孔21の位置及び角度の変更は自由 である。
【0043】 さらに、可撓性吊持部材2の吊持体13は可撓性を有するケーブル,ワイヤー, ロープ、及び、紐とするも好ましく、又、上下環状枠6,7の平面形状は、円環 状以外の正方形等の多角形とするも望ましい。
【0044】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載するような著大な効果を奏 する。
【0045】 可撓性吊持部材2は、その取付け位置を迅速簡単に径方向へ変更でき、線条巻 設体29の各種孔径寸法に対応できる。
【0046】 線条巻設体29が宙吊り収容枠1の中心に収容できるので、宙吊り収容枠1がス ムーズに回転し安定して線条巻設体29を引出すことができる。
【0047】 さらに、宙吊り収容枠1に線条巻設体29を収容したまま、持ち運びや保管する 場合には、可撓性吊持部材2で線条巻設体29をバラけないように簡単に結束でき 、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部断面正面図であ
る。
【図2】本考案の全体斜視図である。
【図3】要部拡大縦断面図である。
【図4】要部拡大縦断面図である。
【図5】使用方法を示す説明図である。
【図6】使用方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 宙吊り収容枠 2 可撓性吊持部材 3 フック部材 4 連結具 29 線条巻設体 30 孔部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線条巻設体29を収容可能な上方開口椀状
    の宙吊り収容枠1を備え、該線条巻設体29の孔部30へ挿
    通され、かつ、上記宙吊り収容枠1の底部へ取付け位置
    を径方向へ変更自在に取付けられる可撓性吊持部材2を
    付設すると共に、該可撓性吊持部材2の上端を吊持する
    回転自在な連結具4を設けて構成したことを特徴とする
    線条体繰出装置。
  2. 【請求項2】 可撓性吊持部材2の上端が着脱自在とし
    て、連結具4に取付けられ、かつ、宙吊り収容枠1の一
    部に該可撓性吊持部材2の上端を着脱自在に取付けて線
    条巻設体29を結束するように構成された請求項1記載の
    線条体繰出装置。
JP5952791U 1991-07-02 1991-07-02 線条体繰出装置 Pending JPH053257U (ja)

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