JPH063976A

JPH063976A - 画像形成装置

Info

Publication number: JPH063976A
Application number: JP16585492A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Sugimoto; 克己杉本; Hiroshi Ito; 寛史伊藤
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1992-06-24
Filing date: 1992-06-24
Publication date: 1994-01-14
Anticipated expiration: 2016-04-23
Also published as: JP3160076B2

Abstract

(57)【要約】【目的】感光ドラム等の像担持体に静電潜像を形成
し、現像し、トナー像をシートに転写する画像形成装置
に関し、転写帯電ローラの転写不良を防止するととも
に、転写帯電ローラの汚れによるシートの汚れを防止す
ることを目的とする。【構成】像担持体１０に潜像形成部１１、１２で静電
潜像を形成し、現像器１３により該静電潜像をトナー像
に現像し、該像担持体１０に転写ローラ１４を押し当て
部材により押し当てて、該像担持体１０のトナー像を転
写ローラ１４によりシートに転写する画像形成装置にお
いて、該転写ローラ１４の押し当て部材として、該転写
ローラ１４に補助ローラ１７をベアリング１６により押
し当てる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】（目次）産業上の利用分野従来の技術（図５）発明が解決しようとする課題課題を解決するための手段（図１）作用実施例 (a) 一実施例の説明（図２乃至図４） (b) 他の実施例の説明発明の効果

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は、感光ドラム等の像担持
体に静電潜像を形成し、現像し、トナー像をシートに転
写する画像形成装置に関する。

【０００３】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の
画像形成装置では、普通紙記録の要請から電子写真装置
等の潜像形成型記録装置が利用されている。このような
画像形成装置では、静電潜像を形成し、現像し、トナー
像をシートに転写して、シート上にトナー像を得ること
から、転写動作を良好に、安全に行うことが求められ
る。

【０００４】

【従来の技術】図５は従来技術の説明図である。例え
ば、電子写真装置では、図５（Ａ）に示すように、感光
ドラム１０に帯電器１１で帯電し、光像を露光して、画
像に応じた静電潜像を形成し、現像器１３でトナー現像
し、トナー像を搬送される用紙に転写帯電ローラ１４で
転写し、搬送ローラで、定着器に搬送し、感光ドラム１
０は、クリーナー１５により残留トナーが清掃される。

【０００５】このような転写帯電ローラによる転写方法
は、コロナ放射器による転写帯電方法が、オゾンを発生
し、人体に有害であるのに対し、オゾンを発生しないと
いう利点があり、且つ圧力により、感光ドラムに密着す
るため、圧力転写を併用でき、転写電圧を低くできる利
点がある。

【０００６】この転写帯電ローラ１４を、感光ドラム１
０に密着させるため、図５（Ｂ）に示すように、転写帯
電ローラ１４のギア１４０を設けた軸を両側で支持する
ベアリング（軸受）１６をばねで付勢して、転写帯電ロ
ーラ１４を感光ドラム１０に圧接させていた。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。転写帯電ローラ１４を両端で加圧しているため、図５
（Ｃ）に示すように、シートの圧力により、転写帯電ロ
ーラ１４が若干しなり、シートの密着不均一が生じて、
シートの中央部分での転写抜けが発生し、転写不良とな
り易い。

【０００８】転写帯電ローラ１４は、感光ドラム１０
と接触するため、感光ドラム１０の残留トナーが転写帯
電ローラ１４に付着し、シートの裏面を汚し、印刷品質
を低下する。

【０００９】従って、本発明は、転写帯電ローラの転写
不良を防止するとともに、転写帯電ローラの汚れによる
シートの汚れを防止することができる画像形成装置を提
供することを目的とする。

【００１０】又、本発明は、転写帯電ローラの転写帯電
電圧をより低下させることができる画像形成装置を提供
することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項１は、像担持体１０に潜像形成部
１１、１２で静電潜像を形成し、現像器１３により該静
電潜像をトナー像に現像し、該像担持体１０に転写ロー
ラ１４を押し当て部材により押し当てて、該像担持体１
０のトナー像を転写ローラ１４によりシートに転写する
画像形成装置において、該転写ローラ１４の押し当て部
材として、該転写ローラ１４に補助ローラ１７をベアリ
ング１６により押し当てる構成としたことを特徴とす
る。

【００１２】本発明の請求項２は、請求項１において、
前記ベアリング１６の軸を押し当てばね１８により押す
ことを特徴とする。本発明の請求項３は、請求項１又は
２において、前記補助ローラ１７をクリーニングするク
リーナー１９を設けたことを特徴とする。

【００１３】本発明の請求項４は、請求項１又は２又は
３において、前記補助ローラ１７を導電性部材で構成
し、抵抗Ｒを介し接地したことを特徴とする。本発明の
請求項５は、請求項１又は２又は３又は４において、前
記像担持体１０が、感光ドラムであることを特徴とす
る。

【００１４】

【作用】本発明の請求項１では、ベアリング１６による
付勢力を補助ローラ１７により均一に分散して、転写ロ
ーラ１４を像担持体１０に均一に押すようにしたので、
転写ローラ１４のしなりを防止でき、転写抜けを防止で
きるとともに、補助ローラ１７により転写ローラ１４の
付着トナーを吸着し、転写ローラ１４の汚れを軽減でき
る。

【００１５】本発明の請求項２では、ベアリング１６の
軸を押し当てばね１８で押すため、ベアリング１６に容
易に付勢力を付与できる。本発明の請求項３では、補助
ローラ１７をクリーナー１９でクリーニングするので、
補助ローラ１７の汚れ除去能力を保持でき、転写ローラ
１４の汚れをクリーニングでき、シートの汚れを防止で
きる。

【００１６】本発明の請求項４では、補助ローラ１７を
抵抗Ｒを介し接地したので、補助ローラ１７で電位を保
持でき、転写ローラ１４に供給する帯電電圧を小さくで
き、容量の小さい電源で済む。

【００１７】本発明の請求項５では、像担持体１０が、
感光ドラムであるので、転写ローラ１４による過度の押
圧力なしに、均一に押圧でき、感光ドラム１０を磨耗せ
ず、安定に画像形成動作できる。

【００１８】

【実施例】

(a) 一実施例の説明図２は本発明の一実施例画像形成装置の構成図、図３は
本発明の一実施例要部拡大図、図４は本発明の一実施例
要部断面図である。

【００１９】図２において、１は記録ユニットであり、
感光ドラム１０、帯電ローラ１１、現像器１３、クリー
ナー１５とを有し、感光ドラム１０と帯電ローラ１１と
クリーナー１５とが一体構成され、一体に交換可能であ
る。

【００２０】１２は光学ユニットであり、レーザー光学
系で構成され、感光ドラム１０に光像を照射するための
もの、１４は転写帯電ローラであり、感光ドラム１０に
対向して設けられるものである。

【００２１】２０は用紙カセットであり、用紙を収容し
ておくもの、２１はピックローラであり、用紙カセット
２０から用紙をピックして、取り出すもの、２２は搬送
ローラであり、ピックした用紙を搬送するもの、２３は
熱ローラ定着器であり、用紙のトナー像を熱定着するも
の、２４は排出ローラであり、定着された用紙を排出す
るためのもの、２５はスタッカであり、印刷済用紙を収
納しておくものである。

【００２２】この構成では、用紙カセット２０の用紙を
上方向に搬送し、印刷するので、用紙搬送パスを短くで
き、ジャムが発生しにくく、しかも装置をコンパクトに
でき、帯電、転写にローラ帯電法を用いているので、オ
ゾンが発生せず、環境を汚染することもできる。

【００２３】図３において、現像器１３は、一成分現像
器で構成され、ポリウレタン発砲樹脂等の導電性の現像
ローラ１３０と、現像ローラ１３０にトナーを供給する
供給ローラ１３１と、現像器１３内のトナーを攪拌する
一対のパドルローラ１３２、１３３と、現像ローラ１３
０のトナー層厚を一定に規制するブレード１３４とを有
する。

【００２４】図３、図４に示すように、転写ローラ１４
には、補助ローラ１７が設けられ、補助ローラ１７の背
面には、ベアリング１６が設けられており、ベアリング
１６の軸は、ばね１８で付勢されており、補助ローラ１
７には、クリーナーのクリーニングブレード１９が接触
して設けられている。

【００２５】このようにしたのは、図４（Ａ）に示すよ
うに、転写ローラ１４を、直接、軸がばね１８で付勢さ
れたベアリング１６で押す構成をとると、転写ローラ１
４のベアリング１６で押された部分のみの圧力が高く、
他が低くなるため、転写ローラ１４のしなりを防止でき
るが、部分的に転写圧力が高くなり、圧力の高い部分の
転写効率が高く、圧力の低い部分の転写効率が低くな
り、転写ムラが発生してしまう。

【００２６】これに対し、ベアリング１６と転写ローラ
１４の間に、導電ゴム等の補助ローラ１７を介すると、
ベアリング１６による圧力が均一に分散され、転写ロー
ラ１４を押圧するため、感光ドラム１０に対する転写圧
力が均一化される。

【００２７】このため、転写ローラ１４に印加される転
写電圧による転写ローラ１４と感光ドラム１０の間にか
かる転写電界が、軸方向で均一となり、トナー転写が均
一となるとともに、転写圧力も均一となり、圧力転写効
率も均一となる。

【００２８】又、導電性の補助ローラ１７を抵抗Ｒを介
し接地することにより、転写ローラ１４に印加される転
写電流により、電位を保持でき、転写圧力を小さくで
き、電源容量を小さくできる。

【００２９】(b) 他の実施例の説明上述の実施例の他に、本発明は、次のような変形が可能
である。上述の実施例では、印刷機構３を電子写真機構で説明
したが、トナー像を転写する印刷機構（例えば、静電記
録機構等）にも使用できる。

【００３０】シートＰＰは、用紙に限らず、他の媒体
を用いることができる。画像形成装置をプリンタで説明したが、複写機、ファ
クシミリ等他の画像形成装置であっても良い。

【００３１】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。

【００３２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。転写ローラを、補助ローラを介してベアリングで押圧
しているので、押圧力か補助ローラで均一化され、転写
圧力を均一化でき、転写むらを防止できる。

【００３３】補助ローラにより、転写ローラに付着し
たトナーを清掃できるため、シートの汚れを防止でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理図である。

【図２】本発明の一実施例画像形成装置の構成図であ
る。

【図３】本発明の一実施例要部拡大図である。

【図４】本発明の一実施例要部断面図である。

【図５】従来技術の説明図である。

【符号の説明】

１記録ユニット１０感光ドラム（像担持体）１１帯電器１２光学ユニット１３現像器１４転写ローラ１５クリーナー１６ベアリング１７補助ローラ１８ばねＲ抵抗

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】像担持体（１０）に潜像形成部（１１、
１２）で静電潜像を形成し、現像器（１３）により該静
電潜像をトナー像に現像し、該像担持体（１０）に転写
ローラ（１４）を押し当て部材により押し当てて、該像
担持体（１０）のトナー像を転写ローラ（１４）により
シートに転写する画像形成装置において、該転写ローラ（１４）の押し当て部材として、該転写ロ
ーラ（１４）に補助ローラ（１７）をベアリング（１
６）により押し当てる構成としたことを特徴とする画像
形成装置。
【請求項２】前記ベアリング（１６）の軸を押し当て
ばね（１８）により押すことを特徴とする請求項１の画
像形成装置。
【請求項３】前記補助ローラ（１７）をクリーニング
するクリーナー（１９）を設けたことを特徴とする請求
項１又は２の画像形成装置。
【請求項４】前記補助ローラ（１７）を導電性部材で
構成し、抵抗（Ｒ）を介し接地したことを特徴とする請
求項１又は２又は３の画像形成装置。
【請求項５】前記像担持体（１０）が、感光ドラムで
あることを特徴とする請求項１又は２又は３又は４の画
像形成装置。