JPH02294677A

JPH02294677A - 電子写真の転写装置

Info

Publication number: JPH02294677A
Application number: JP11495989A
Authority: JP
Inventors: Takao Kumasaka; 熊坂　隆夫; Yuzuru Shimazaki; 譲島崎; Akira Terakado; 寺門　晃
Original assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Koki Co Ltd
Current assignee: Koki Holdings Co Ltd; Hitachi Ltd
Priority date: 1989-05-10
Filing date: 1989-05-10
Publication date: 1990-12-05
Anticipated expiration: 2011-07-10
Also published as: JP2515881B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は電子写真の転写装置に係り、特にトナーと逆極
性のバイアス電圧を印加しトナー像を用紙に移行させる
のに好適な転写装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に電子写真装置の感光体上に形成されたトナー像を
用紙に転写する場合，用紙の裏面に電圧を印加し電界を
形成することにより転写を行なっている．従来のローラ
転写を用いた転写装置は，導電性のローラを用いて用紙
を感光体に押し付けると共にバイアス電圧を印加し感光
体上のトナー像を用紙に転写するものである。普通，転
写ローラは導電性ゴム又は導電性ゴム表面を高抵抗樹脂
で被覆したものが用いられていた．又、転写ローラは常
時又は転写時に用紙及び感光体と接触し表面にトナーが
付着し易いため転写ローラ清掃手段を配置し転写ローラ
表面を清掃するようにしていた．なお，この種の装置と
して関連するものには実開昭５３−１２９３３８，特開
昭５３　−　７７５３３等が挙げられる．〔発明が解決しようとする課題〕しかし、上記従来技術は転写ローラ表面のトナー離形性
と転写ローラの清掃手段との摺擦による静電気の放出を
両立させる点について配慮がされておらず、トナー清掃
効果が不安定になる傾向があった．すなわち、転写ロー
ラとして導電性ゴｌ１の単層ローラを用いるものはトナ
ーの離型性が悪く転写ローラに残留したトナーが用紙の
裏汚れを引き起す傾向がある。又、トナーの離形性が良
好な導電性ゴムに絶縁性樹脂で被覆した２層ローラを用
いる場合は．転写ローラ表面と清掃手段との摺擦により
発生した静電気が蓄積されトナーの転写ロールへの付着
力に影響を与えるため清掃性が不安定になる傾向があっ
た。

本発明は、従来技術の欠点を除去し清帰性が安定で小型
な転写装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は，転写゛部材，例えば転写ローラを導電ゴム
の表面に導電性樹脂層を設けて構成すると共に転写部材
表面から静電気を放出するための電気的経路を設けるこ
とにより、達成される。

〔作用〕

本発明の転写装置では、転写部材の表面層を導電性樹脂
にて構成しトナーとの粘着性の高いゴム表面を樹脂層に
て被覆しており、転写部材のトナー離型性が良好になる
。又、清掃手段との摺擦により転写部材表面に静電気が
発生した場合でも静電気放出経路を設けており転写部材
表面の静電気の蓄積を防止可能となる。以上により本発
明の転写装置では転写部材の清掃性が向上すると共に、
不安定になることがない。従って５写真装置全体が小型
になる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する．転写
装置１０は、転写ローラ１，清掃手段、転写ローラ接離
機構から構成されている．転写ローラ１は導電ゴムの表
面を導電性樹脂層２で被覆して形成し、転写時には芯金
２０及びリード腺１８を介してバイアス電圧１４が印加
される。放出抵抗１９は静電気をアースへ放出する為の
経路を形成するもので，バイアス電源１４に内蔵又は外
部に設けられ１０９〜１０１１Ωの値に設定されている
。尚，非転写時には切換スイッチＩＳにより図１の矢印
のようにリード線１８を非転写導通経路１８と接続して
も良い。清掃手段は、導電ブラシ６と回収ロール７、ブ
レード８、トナー回収容器９から成り，トナーの移行方
向にトナー４と逆極性の所定値の清掃バイアス電圧１２
及び回収バイアス電圧１３を印加し回収ロール７に移行
したトナー４をブレード８により掻き取るものである。

転写ローラ接離機構は、押付バネ１６、ソレノイド１７
等から成り転写時に用紙５を感光体３に接触させたり，
用紙ジャム時に転写ローラ１を上方に移動させ、感光体
から離間させるものである．このような構成においては、転写ローラ１の表・面を導
電性樹脂により構成しており転写ロール１−に付着した
トナー４の離形性を良好にできるので転写ローラ１の清
掃性を良好にできる。又，転写ローラ１と導電ブラシ６
との摺擦により静電気が発生した場合でも転写ローラ１
の表而層が導電性を有しており且つ、バイアス電源１１
には放出抵抗が内蔵又は外部に配置されており、転写ロ
ーラ表面２から転写ローラ１、芯金２０、リード線１８
，放出抵抗を経由して静電気をアースに放出することが
でき静電気の転写口ーラ１の表面の蓄積を防止でき転写
ローラ１の清掃性を安定に維持できる効果がある．第２図の例は、本発明の他の実施例である。第１図の例
と異なる点は清掃手段としてブラシ２２、タタキ捧２３
、マニホールド２４、空気配管２８、トナーフィルタ２
６、吸引ブロワー２７から成る機械式の清掃手段を設け
たものである。ブラシ２２は１０８〜１０１０Ωの高抵
抗ブラシを用い、タタキ捧２３を接地しても良い．清掃
手段が第１図の例と比較して大型になる傾向があるが清
掃手段に電位差を設定する必要がないので静電気の影響
を第１図の例以外に低減できる利点がある。

第３図、第４図は本発明の変形例であり、ブラシ毛体を
導電性樹脂にて構成した導電ブラシ２９に転写部材の４
！！能と付着したトナー４を回収ロール７との接触部に
搬送し移行させる機能を兼用させたものである。導電ブ
ラシ２９により用紙５の裏面を１ｆ電させるため、用紙
５全体と転写部材とが接触する転写ローラ１を用いた第
１図、第２図の例と比較して細かいトナー像の転写性が
低下する傾向があるが，転写装置１０全体が大巾に小型
化できる利点がある。又，感光体４に磁性粉，例えば鉄
粉やフエライト粉で製作されるキャリアが付着した場合
でも転写部材として転写ローラ１を用いる第１図，第２
図の例と比較して転写部材の損傷を防止できる効果があ
る。第４図は第３図の例において回収ロール７内にマグ
ネット３１を配置したものであり，導電ブラシ２９−１
に付着したトナーとキャリアの両方を回収できる利点が
さらに付随する。尚，第４図において導電性ブラシ２９
−１は磁性体を含有するようし、キャリアの清掃効果を
高めることも可能である。

第５図の例は、本発明を２回転で２色印刷を行う電子写
真装置に応用した例である．転写部材として表面を導電
性樹脂で形成した転写ベルト３７及び清掃ユニット４１
を配置すると共に転写ベルト接離手段４３、清掃ユニッ
ト接離手段４１を配置し感光体３が２回転で２色印刷を
行うｆ！子写真装置は、感光体１の周囲に配置した帯電
器３２と黒印刷用露光３３、カラー印刷用露光３４を行
う露光装置と黒トナー現象機３５とカラートナー現像機
３６により感光体３が１回転目に感光体３上に黒トナー
像を形成し、用紙５上に転写し，さらに感光体３が２回
転目に感光体３上にカラートナー像を形成しその間転写
ベルトにて保持されていた用紙にカラートナー像を転写
し，しかる後に定着器４６にて定着し２色印刷を行うも
のである．転写ベルト接離手段４３は、用紙ジャム時や
感光体３の着脱時等に転写ベルト３７を感光体３から離
間させる為に清掃ユニット接離手段４１は黒トナー像を
転写した用紙５が転写ベルト３７部を１周する間、導電
ブラシ６にて掻き取られることを防止する為に設けられ
ている．このような２色印刷電子写真装置においても本
発明は適用でき、転写部材の清掃性を良好にすると共に
清掃性を安定に維持できる．本発明に係る転写装置は，コンピュータシステムの端末
プリンタ装置の転写装置やファクシミリ．ワークステー
ション，ワードプロセッサの印刷装置の転写装置や，用
紙を自動的に反転させ用紙の両面に印刷を行う両面印刷
仕様を有するプリンタの転写装置としても用いることが
出来、転写部材の清掃性を良好にすると共に清掃性能を
安定に維持できる効果がある，〔発明の効果〕上記したように本発明によれば転写部材のトナーＳｔ型
性と静電気の放出を両立できるので転写部材の清掃性を
良好にでき用紙の裏汚れを防止すると共に転写部材の清
掃手段を配置した転写装置の容積を小型にすることがで
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す図、第２図は本発明他
の実施例を示す図、第３図及び第４図は本発明の変形例
を示す図、第５図は本発明の応用例を示す図である．１・・・転写ローラ，２・・・導電性樹脂層、３・・・
感光体、４・・・トナー，５・・・用紙、６・・・導電
ブラシ、７・・・回収ロール．８・・・ブレード，９・
・・トナー回収容器、１０・・・転写装置，１１・・・
転写バイアス又は転写バイアス電源、１２・・・清掃バ
イアス，１３・・・回収バイアス、１４・・・非転写導
通経路、１５・・・切換スイッチ，１６−・・押付バネ
、１７・・・ソレノイド、１８・・リード線、１９・・
・放出抵抗、２０・・・転写ローラ芯金、２１・・・転
写装置、２２・・・ブラシ、２３・・・タタキ捧、２４
・・・マニホールド．２５・・・吸引空気，２６・・・
トナーフィルタ、２７・・・吸引ブロワー２８・・・空
気配管，２９・・・転写ブラシ、３０・・・除電部材，
３１・・・マグネット，３２・・・帯ｆｆｔ器、３３・
・・黒画像用露光，３４・・・カラー画像用露光，３５
・・・黒トナー現像機、３６・・・カラートナー現像機
、３７・・・転写ベルト，３８・・・除電器、３９・・
・感光体クリーナー、４０・・・除電ランプ．４１・・
・清掃ユニット接離手段，４２・・・清掃ユニット，４
３・・・転写ベルト接離手段、４４・・・給紙ホツバー
，４５・・・給第１図第２図第図弔図

Claims

【特許請求の範囲】１、転写部材と該転写部材を清掃する清掃手段を有する
電子写真の転写装置において、前記転写部材又は前記転
写部材の表面を導電性樹脂で形成し付着トナーを清掃手
段により清掃することを特徴とする電子写真の転写装置
。２、転写部材と該転写部材を清掃する清掃手段を有する
電子写真の転写装置において、前記転写部材の表面に発
生する静電気を放出させる電気的経路を設けたことを特
徴とする電子写真の転写装置。３、請求項第２項において静電気放出経路の終端がアー
スであることを特徴とする電子写真の転写装置。４、請求項第２項において静電気放出経路は転写部材に
バイアス電圧を印加するバイアス電源内部を経由するよ
うにしたことを特徴とする電子写真の転写装置。５、請求項第２項において静電気放出経路は転写部材に
バイアス電圧を印加するバイアス電源と並列に接続され
た高抵抗部材を経由するようにしたことを特徴とする電
子写真の転写装置。６、請求項第２項において清掃手段を導電性部材にて構
成すると共に転写部材の表面に発生する静電気を前記清
掃手段を介して放出させるようにしたことを特徴とする
電子写真の転写装置。７、請求項第１項、第２項記載の転写装置において、転
写時に転写部と転写バイアス電源を導通させると共に非
転写時に前記転写部材とアース間を導通させることを特
徴とする電子写真の転写装置。８、請求項第１項において、転写部材はローラ芯金の周
囲に弾性部材層を設けると共に最外層に導電性樹脂層を
設けた転写ローラであることを特徴とする電子写真の転
写装置。９、請求項第１項において、転写部材は屈曲部材層の最
外層に導電性樹脂層を設けた転写ベルトであることを特
徴とする電子写真の転写装置。１０、請求項第１項において、転写部材は導電性基体の
表面に導電性樹脂繊維を固着した転写ブラシであること
を特徴とする電子写真の転写装置。１１、請求項第１０項において、導電性樹脂繊維は固有
抵抗値が１０＾５〜１０＾１＾０Ωｃｍであることを特
徴とする電子写真の転写装置。１２、請求項第１項において、清掃手段は転写部材表面
から除去したトナーを気流により搬送することを特徴と
する電子写真の転写装置。１３、請求項第１項において、清掃手段は転写部材表面
から除去したトナーをバイアス電気を印加した回収ロー
ルを介して搬送することを特徴とする電子写真の転写装
置。１４、請求項第１３項において回収ロール表面に１０〜
１００μｍの凹凸を設けたことを特徴とする電子写学の
転写装置。１５、請求項第１３項において回収ロール内部にマグネ
ットを内蔵させることを特徴とする電子写学の転写装置
。１６、請求項第１５項において、転写装置はブラシ毛体
中に磁性体を含有した導電性ブラシを有することを特徴
とする電子写真の転写装置。１７、請求項第１項〜第１６項記載の転写装置はプリン
タ、複写機、ファクシミリの転写装置として用いられる
ことを特徴とする電子写真の転写装置。１８、請求項第１項〜第１６項記載の転写装置は用紙の
両面を自動的に印刷する両面印刷仕様を有するプリンタ
、複写機の転写装置として用いることを特徴とする電子
写真の転写装置。１９、請求項第１項〜第１６項記載の転写装置は複数色
のカラ印刷が可能なプリンタ、複写機、ファクシミリの
転写装置として用いることを特徴とする電子写真の転写
装置。