JPH0639555U - インストルメントパネル - Google Patents

インストルメントパネル

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JPH0639555U
JPH0639555U JP7555292U JP7555292U JPH0639555U JP H0639555 U JPH0639555 U JP H0639555U JP 7555292 U JP7555292 U JP 7555292U JP 7555292 U JP7555292 U JP 7555292U JP H0639555 U JPH0639555 U JP H0639555U
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JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing rib
instrument panel
hollow portion
tip
hollow
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Withdrawn
Application number
JP7555292U
Other languages
English (en)
Inventor
正和 広田
Original Assignee
西川化成株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 西川化成株式会社 filed Critical 西川化成株式会社
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Publication of JPH0639555U publication Critical patent/JPH0639555U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インストルメントパネルの成形時に補強用リブ
の先端部にまで中空部を形成して、ひけの発生を防止し
て見栄えを向上させることを目的とする。 【構成】インストルメントパネル1の上部の前端縁部の
裏面に車幅方向へ延びるように補強用リブ9を設ける。
補強用リブ9の内部に車幅方向へ延びる中空部13を形
成する。インストルメントパネル1の側部の前端縁部に
補強用リブ9と連続して一体に設けられた下方向へ延び
るフランジ部15を設ける。上記補強用リブ9の先端部
すなわちフランジ部15の上端部にまで中空部13が形
成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、インストルメントパネルに係り、とくに上部の前端縁部に形成され るリブへの中空部の形成構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
インストルメントパネルの上部前端縁部は、一般にベンチレータグリルの開口 が設けられて脆弱になるために裏面に補強用のリブが設けられることがある。厚 肉となっているリブは中実であると成形後の収縮によって成形品の表面側が窪む いわゆるひけが生じて見栄えが悪くなるため、リブに中空部を形成することによ って、ひけを防止すると共にリブの剛性を向上させている。
【0003】 リブに中空部を形成するには成形中の樹脂中にガスを注入すればよいが、リブ が細長い場合には単にガスを注入するだけではリブの先端部にまで完全に中空部 を形成することは難しい。このため、例えば特開平4−59214号公報に開示 されているように、インストルメントパネル等を成形する成形金型について、リ ブの中空部となるガス流入部の先端に空間を形成し、該空間に可動部材を配置し て樹脂充填中に該空間に樹脂が充填されないようにしておき、充填終了後のガス 注入時に可動部材を移動させ、この移動によってできた空間に注入ガスによって 押し出された樹脂を充填させ、これによってリブの先端にまで中空部を形成して いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記インストルメントパネルにおいて、リブの先端部にまで中 空部を形成するには、金型にキャビティとは別個に、注入ガスによって押し出さ れた樹脂が流入する空間(樹脂溜まり)を形成しなければならず、樹脂溜まりに 充填された樹脂はスクラップとして無駄になるという問題があった。
【0005】 一方、細長いリブにガス注入により中空部を形成する場合、リブの長手方向端 部には必然的に樹脂溜まりが生じてこの部分にひけが生じ、該部分が外部から見 える部位にある場合には、見栄えが悪いという問題があった。
【0006】 本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであって、インストルメントパネル の成形時にスクラップとして無駄になる部分を生じさせることなく、リブの先端 部にまで確実に中空部を形成し、リブ部位表面側にひけが発生するのを防止する ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案が講じた解決手段は、射出成形品からなる インストルメントパネルを対象とし、上部の前端縁部の裏面に車幅方向へ延びる ように設けられ内部に車幅方向へ延びる中空部を有する補強用リブと、側部の前 端縁部に上記補強用リブと連続して下方へ延び少なくともその上端部に上記補強 用リブの中空部に連通した中空部を有するフランジ部とを備えた構成とする。
【0008】
【作用】
上記の構成により、本考案では、側部の前端縁部に設けられた下方向へ延びる フランジ部が補強用リブと一体に形成されているので、成形中の補強用リブにガ スを注入した場合には、フランジ部は樹脂溜まりとなって該フランジ部に補強用 リブ内から押し出された溶融樹脂が流入し、補強用リブに中空部が形成される。 さらに、フランジ部の上端部に上記補強用リブの中空部に連通した中空部を形成 するので、補強用リブの先端部にまで確実に中空部が形成される。これにより、 成形後の樹脂収縮によっても補強用リブの先端部にはひけを生じることがない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1は本考案の一実施例に係るインストルメントパネルを示す。インストルメ ントパネル1は、樹脂製射出成形品であって、車室側である後部にクラスタベゼ ル配設用の開口部3やグローブボックス配設用の開口部5が形成されている一方 、上部の前端縁部に車幅方向に細長く延びるベンチレータグリル配設用の開口部 7が形成されており、ベンチレータグリル配設用の開口部7,7よりも前方の端 縁部の裏面には補強用リブ9が形成されている。
【0010】 図2に示すように、ベンチレータグリル配設用の開口部7の下端には空調用ダ クト11が接続されるようにされている。補強用リブ9には、車幅方向へ延びる ように設けられ内部に車幅方向へ延びる中空部13が形成されている。
【0011】 また、インストルメントパネル1の側部の前端縁部には上下方向へ延びる厚肉 状のフランジ部15が設けられ、該フランジ部15は上記補強用リブ9と連続し て一体に設けられている。そして、補強用リブ9に形成された中空部13の先端 部はフランジ部15の上端部にまで連通して形成されている。
【0012】 上記中空部13を有するインストルメントパネル1は、射出成形機を使用する 中空射出成形法によって製造される。図3に示すように、射出成形機の金型17 は固定側取付板19と可動側取付板21との間にキャビティ型23とコア型25 とが支持されている。
【0013】 また、金型17には、固定側取付板19の中央部に該金型17に溶融樹脂を供 給するノズル27が接続されていると共に、固定側取付板19からキャビティ型 23のキャビティ面29までの間に溶融樹脂の供給路となるスプルー31とラン ナー33とゲート35とが順に設けられている。ランナー33はホットランナー 方式であってゲート35より成形品だけを分離冷却して取り出すことができるよ うになっていると共に、ゲート35の先端はインストルメントパネル1の下部付 近を形成するキャビティ面29に設けられている。
【0014】 また、コア型25にはガス射出機37が装着され、該ガス射出機37のノズル 39の先端部がコア面41の補強用リブ9成形部位(インストルメントパネル1 の上部)に配設され、金型17はゲートから遠く離れた補強用リブ9内の溶融樹 脂に窒素ガス等の不活性ガスを直接注入するように構成されている。ノズル39 の先端部は、図1の矢視Aに示すように、補強用リブ9の長手方向中央部に配置 されている。
【0015】 次に、上記インストルメントパネル1の成形方法について説明する。 図3に示すように、金型17内に予め設定された流量の溶融樹脂をノズル27 から射出し、その後ガスをガス射出機37から注入する。この場合、少なくとも 補強用リブ9に中空部13が形成されるまでガスを注入し、さらに補強用リブ9 の先端部にまで確実に中空部13を形成するためにフランジ部15の上端部に中 空部13が形成されるまでガスを注入する。
【0016】 そして、図1に示すように、インストルメントパネル1の側部の前端縁部に設 けられた下方向へ延びる厚肉状のフランジ部15が補強用リブ9と連続して一体 に形成されているので、該フランジ部15は樹脂溜まりとなって該フランジ部1 5に補強用リブ9内から押し出された溶融樹脂が流入し、補強用リブ9の先端部 、さらにはフランジ部15の上端部にまで中空部13が形成される。
【0017】 図4および図5に示すように、フランジ部15の中空部13が形成された部位 はその下側の樹脂溜まりとなった部位(中実部位)よりも車両前後方向の肉厚が 小さくなっており、両部位の境界には成形後の樹脂収縮によってひけが生じるが 、フランジ部15はドア(図示せず)に近接しているため乗員からは見えず、上 記ひけが見栄えを悪くすることはない。
【0018】 一方、補強用リブ9の先端部すなわちフランジ部15の上端部まで中空部13 が形成されているため、補強用リブ9の先端部表面にひけが発生せず見栄えの悪 化を来すことがない。
【0019】 したがって、本実施例によれば、従来からインストルメントパネル1に形成さ れているフランジ部15を樹脂溜まりとして利用して補強用リブ9に中空部13 を形成することができ、スクラップとして無駄になる部分を生じさせることなく 、補強用リブ9の先端部にまで確実に中空部13を形成してひけの発生を防止す ることができる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、側部の前端縁部に設けられた下方向へ延びる フランジ部が補強用リブと連続して一体に形成されていると共に少なくともフラ ンジ部の上端部に補強用リブの中空部に連通した中空部を有するので、従来から インストルメントパネルに形成されているフランジ部を樹脂溜まりとして利用し て補強用リブの先端部まで中空部を形成することができ、スクラップとして無駄 になる部分を生じさせることなく、補強用リブの先端部にまで確実に中空部を形 成してひけの発生を防止し、その見栄えを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るインストルメントパネ
ルの斜視図である。
【図2】図1のB−B線断面図である。
【図3】上記インストルメントパネル製造用の金型の断
面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】図1のD−D線断面図である。
【符号の説明】
9 補強用リブ 13 中空部 15 フランジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形品からなるインストルメントパ
    ネルであって、 上部の前端縁部の裏面に車幅方向へ延びるように設けら
    れ内部に車幅方向へ延びる中空部を有する補強用リブ
    と、側部の前端縁部に上記補強用リブと連続して下方へ
    延び少なくともその上端部に上記補強用リブの中空部に
    連通した中空部を有するフランジ部とを備えていること
    を特徴とするインストルメントパネル。
JP7555292U 1992-10-30 1992-10-30 インストルメントパネル Withdrawn JPH0639555U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7555292U JPH0639555U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 インストルメントパネル

Applications Claiming Priority (1)

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JP7555292U JPH0639555U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 インストルメントパネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0639555U true JPH0639555U (ja) 1994-05-27

Family

ID=13579467

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JP7555292U Withdrawn JPH0639555U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 インストルメントパネル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008037026A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Toyota Auto Body Co Ltd 内装用パネル及び射出成形方法

Cited By (4)

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