JPH0639132B2 - 強化プラスチック管の成形方法 - Google Patents

強化プラスチック管の成形方法

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JPH0639132B2
JPH0639132B2 JP2227335A JP22733590A JPH0639132B2 JP H0639132 B2 JPH0639132 B2 JP H0639132B2 JP 2227335 A JP2227335 A JP 2227335A JP 22733590 A JP22733590 A JP 22733590A JP H0639132 B2 JPH0639132 B2 JP H0639132B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は強化プラスチック管の成形方法に関する。
従来の技術 従来より、強化プラスチック管(FRP管)や強化プラ
スチック複合管(FRPM管)は、フィラメント・ワイ
ンディング法(FW法)や遠心成形法などにより成形さ
れている。このうち、一般にはFE法がよく用いられる
が、このFW法で成形されたFRP管やFRPM管(以
下単にERP管という)は、流水側である内面が芯型に
接した状態で成形されるため、芯型の表面と同じ程度の
高平滑性の内表面を有し、粗度係数が比較的小さい。F
RP管やFRPM管、塩ビ管の粗度係数は0.012で
あるが、例えば、コンクリート管や鋳鉄管の粗度係数は
0.013、陶管は0.014、コンクリートフリュー
ムは0.014〜0.015、暗渠は0.015であ
る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のように従来のFRP管では、その
内表面が高平滑性で粗度係数が小さいため、管内を流れ
る流体の流速が大きくなる過ぎ、管路の途中になる減勢
池などの設備を多く設けなければならないという問題が
あった。
本発明は上記問題を解決するもので、管内を流れる流体
の流速が大きくなり過ぎることのない強化プラスチック
管を容易に成形できる強化プラスチック管の成形方法を
提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記問題を解決するために本考案の第一の手段は、芯型
の周りに凹凸を有するクロステープまたはネット状体よ
りなる凹凸部材を巻き、この凹凸部材の周りに、樹脂を
含浸したガラス繊維を巻付けて強化プラスチック管を成
形し、この強化プラスチック管から芯型を抜いた後に、
前記凹凸部材を剥がして、強化プラスチック管の内面に
凹凸部を形成し、前記凹凸部材におけるクロステープの
凹凸の密度を変化させ、またはネット状体の糸の繊度も
しくは密度を変化させて強化プラスチック管内面の粗度
係数を調整するものである。
また、本発明の第二の手段は、強化プラスチック管の内
面に砂状体を付着させて、砂状体よりなる凹凸部を形成
し、砂状体の粒径または量を変化させて強化プラスチッ
ク管内面の粗度係数を調整するものである。
作用 上記第一および第二の手段により、強化プラスチック管
の内面に容易に凹凸部を形成できて、平滑性が低減さ
れ、この強化プラスチック管を用いることにより、管内
を流れる流体の流速が大きくなり過ぎることは防止され
る。
実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
まず、第1図(a)に示すように、筒状の金属製芯型1
の周りに離型用セロハンテープ2を巻き、その上に凹凸
部3aを有するポリエステルクロステープ3を巻く。次
に、この上に樹脂を含浸させたガラス繊維を巻きつけて
内層4を形成する。この際、内層4の内面にも凹凸部4
aが形成される。そして、内層4の周りにモルタル層を
巻き付けて中間層5を形成し、さらにこの周りに樹脂を
含浸させたガラス繊維を巻いて外層6を形成する。
その後、上記のようにして形成した強化プラスチック管
から芯型1を抜き、さらに、ポリエステルクロステープ
3をセロハンテープ2とともに剥がす。
これにより、第1図(b)に示すように、ポリエステル
クロステープ3の凹凸部3aを転写した凹凸部4aが内
面に形成され、粗度係数が低減された強化プラスチック
管7が製造される。なお、離型用セロハンテープ2自体
に凹凸部を形成して、ポリエステルクロステープ3を巻
き付けることなく、セロハンテープ2上に、樹脂を含浸
させたガラス繊維を直接巻き付けたり、離型用セロハン
テープ2を巻き付けることなく、凹凸部3aを有するポ
リエステルクロステープ3を芯型1の直接巻き付けて、
このポリエステルクロステープ3上に、樹脂を含浸させ
たガラス繊維を巻き付けたりしてもよい。この場合、芯
型1に巻き付けるものが1種類だけとなるので、上述し
たセロハンテープ2およびポリエステルクロステープ3
を巻き付けるものに比べて工程数を減少させることがで
きる。
ここで、凹凸を形成するための材料としてはポリエステ
ルクロステープ3に限るものではなく、ポリエステルネ
ットなど、離型性に優れ、適当な強度を有するものであ
れば良く、この種の糸の繊度や密度を変えることによ
り、強化プラスチック管内面の粗度係数を調整すること
ができる。
また、第2図に示すように、FRP層からなる内層4の
内側にもモルタル層8を設けてこのモルタル層8の内面
に凹凸部8aを形成したり、中間層5のモルタル層を設
けないでガラス繊維層のみとしたり、ポリエステルクロ
ステープ3の周りにさらにセロハンテープを巻いたりし
てもよい。
つぎに、本発明のその他の実施例を第3図により説明す
る。
この実施例では、FW法により、単なる芯型1の周りに
強化プラスチック管10を形成し、芯型1を抜いたの
ち、第3図に示すように、この強化プラスチック管10
の内面に接着剤11を塗布し、砂12を接着させる。こ
の砂12により、強化プラスチック管10の内面には凹
凸部が形成され、粗度係数が低減される。
なお、砂12の粒径や量を変えることにより、強化プラ
スチック管内面の粗度係数を調整することができる。ま
た、接着する材料を砂12に限るものではなく、砂のよ
うな硬度や粒度のものであればよい。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、強化プラスチック管の
内面に凹凸を容易に形成でき、この強化プラスチック管
を用いることにより、粗度係数が大きくなり、管内を流
れる流体の流速を抑えることができ、管路の途中にある
減勢池などの設備を従来より減少させることができる。
しかも、凹凸部材におけるクロステープの凹凸の密度を
変化させたり、またはネット状体の糸の繊度もしくは密
度を変化させたり、砂状体の粒径または量を変化させた
りすることにより、強化プラスチック管内面の粗度係数
を調整することができ、管内を流れる流体の流速を調整
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)はそれぞれ本発明の一実施例
に係る強化プラスチック管の成形方法の工程を示す断面
図、第2図および第3図はそれぞれ本発明の他の実施例
に係る強化プラスチック管の成形方法により成形した強
化プラスチック管の断面図である。 1……芯型、3……ポリエステルクロステープ(凹凸部
材)、4……内層、4a……凹凸部、5……中間層、6
……外層、7、10……強化プラスチック管、12……
砂。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管内に流体が流される強化プラスチック管
    の成形方法であって、芯型の周りに凹凸を有するクロス
    テープまたはネット状体よりなる凹凸部材を巻き、この
    凹凸部材の周りに、樹脂を含浸したガラス繊維を巻付け
    て強化プラスチック管を形成し、この強化プラスチック
    管から芯型を抜いた後に、前記凹凸部材を剥がして、強
    化プラスチック管の内面に凹凸部を形成し、前記凹凸部
    材におけるクロステープの凹凸の密度を変化させ、また
    はネット状体の糸の繊度もしくは密度を変化させて、強
    化プラスチック管内面の粗度係数を調整することを特徴
    とする強化プラスチック管の成形方法。
  2. 【請求項2】管内に流体が流される強化プラスチック管
    の成形方法であって、強化プラスチック管の内面に砂状
    体を付着させて、砂状体よりなる凹凸部を形成し、砂状
    体の粒径または量を変化させて強化プラスチック管内面
    の粗度係数を調整することを特徴とする強化プラスチッ
    ク管の成形方法。
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