JPS609897B2 - 樹脂管の製造方法 - Google Patents
樹脂管の製造方法Info
- Publication number
- JPS609897B2 JPS609897B2 JP52126425A JP12642577A JPS609897B2 JP S609897 B2 JPS609897 B2 JP S609897B2 JP 52126425 A JP52126425 A JP 52126425A JP 12642577 A JP12642577 A JP 12642577A JP S609897 B2 JPS609897 B2 JP S609897B2
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- Japan
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- mold
- core mold
- manufacturing
- groove
- pipe
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- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は樹脂管殊に熱硬化性樹脂管の製造方法に関する
ものである。
ものである。
熱硬化性樹脂管としてはＦＲＰ管が知られているが、こ
の内ＦＷ管は、必要により樹脂モルタル等が併用され、
可榛性及び強度のすぐれたものとして農業用利水配管や
下水配管への用途を中心に広く利用されている。
の内ＦＷ管は、必要により樹脂モルタル等が併用され、
可榛性及び強度のすぐれたものとして農業用利水配管や
下水配管への用途を中心に広く利用されている。
第１図はＦＷ管の代表的な製造方法を例示する断面図で
、例えば回敷する芯金型１に熱硬性樹脂を含浸した管成
形材４（例えばガラス繊維）を巻回し、次いでレジンコ
ンクリート等からなるモルタル層５を形成し、更にその
外面に管成形材３（管材４と同様のもの）を巻回する。
そして加熱処理を加えた後に芯金型１を引き抜くと３層
からなる複合ＦＷ管２が製造される。ところでこの様な
ＦＷ管２を製造するに際しては、硬化したＦＷ管２と芯
金型１の外周面にセロフアンやポリエステル等の離型テ
ープを者回している。ところが離型テープ６を芯金型１
に巻付けるときには、第２図（要部拡大断面図）に示す
如く、芯金型１と離型テープ６との間に空気を巻込むこ
とが多い。しかも離型テープ６は相当の幅を持ち、回動
する芯金型１に沿って順次螺旋状に互いにラツプして巻
回されているので、巻込まれた空気が十分に押し出され
ずにその一部が残存して、機型テープ６と芯金型１の間
に空隙７を形成することがある。この空気は芯金型１及
び管材の加熱工程で膨張し、空隙７近傍に位置している
硬化途中の溶融樹脂を押し広げやすい。その結果製造さ
れたＦＷ管２の内面には、ところどころに凹部が形成さ
れ、美観を害したり、可捺性のバラッキを生じたりする
だけでなく、流体の流れをスムーズにする上で障害にな
る。本発明は以上の様な事情に着目してなされたもので
あって、その目的は離型テープと芯金型の間に巻込まれ
る空気を強制的に放出して、ＦＷ管の内面形状を平滑な
面とし、ＦＷ管の可榛性のバラッキや管路内の流路抵抗
を可及的に抑制しようとするものである。
、例えば回敷する芯金型１に熱硬性樹脂を含浸した管成
形材４（例えばガラス繊維）を巻回し、次いでレジンコ
ンクリート等からなるモルタル層５を形成し、更にその
外面に管成形材３（管材４と同様のもの）を巻回する。
そして加熱処理を加えた後に芯金型１を引き抜くと３層
からなる複合ＦＷ管２が製造される。ところでこの様な
ＦＷ管２を製造するに際しては、硬化したＦＷ管２と芯
金型１の外周面にセロフアンやポリエステル等の離型テ
ープを者回している。ところが離型テープ６を芯金型１
に巻付けるときには、第２図（要部拡大断面図）に示す
如く、芯金型１と離型テープ６との間に空気を巻込むこ
とが多い。しかも離型テープ６は相当の幅を持ち、回動
する芯金型１に沿って順次螺旋状に互いにラツプして巻
回されているので、巻込まれた空気が十分に押し出され
ずにその一部が残存して、機型テープ６と芯金型１の間
に空隙７を形成することがある。この空気は芯金型１及
び管材の加熱工程で膨張し、空隙７近傍に位置している
硬化途中の溶融樹脂を押し広げやすい。その結果製造さ
れたＦＷ管２の内面には、ところどころに凹部が形成さ
れ、美観を害したり、可捺性のバラッキを生じたりする
だけでなく、流体の流れをスムーズにする上で障害にな
る。本発明は以上の様な事情に着目してなされたもので
あって、その目的は離型テープと芯金型の間に巻込まれ
る空気を強制的に放出して、ＦＷ管の内面形状を平滑な
面とし、ＦＷ管の可榛性のバラッキや管路内の流路抵抗
を可及的に抑制しようとするものである。
かかる目的を達成し得た本発明の構成とは、芯金型に雛
型テープを螺旋巻きし、次いでその外周面に熱硬化性管
成形材を巻付けて樹脂管を製造するに際し、前記芯金型
の外周面には該金型の軸芯万向に沿った紐溝を形成して
、麹型テープの巻付け時に巻込まれる空気を管材の加熱
硬化時に、前記細溝に沿って空気を放出させるようにし
たことを要旨とするものである。
型テープを螺旋巻きし、次いでその外周面に熱硬化性管
成形材を巻付けて樹脂管を製造するに際し、前記芯金型
の外周面には該金型の軸芯万向に沿った紐溝を形成して
、麹型テープの巻付け時に巻込まれる空気を管材の加熱
硬化時に、前記細溝に沿って空気を放出させるようにし
たことを要旨とするものである。
以下実施例たる図面に基づいて本発明の構成及び作用効
果を説明するが、下記実施例は一具体例にすぎず、もと
より前記並びに後記の趣旨に徴して種々設計を変更する
ことは、いずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
果を説明するが、下記実施例は一具体例にすぎず、もと
より前記並びに後記の趣旨に徴して種々設計を変更する
ことは、いずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
第３図は本発明の実施に適用される芯金型を例示する斜
視図、第４図はこの芯金型を使用する製造過程を説明す
る要部拡大断面図である。
視図、第４図はこの芯金型を使用する製造過程を説明す
る要部拡大断面図である。
芯金型１の外周面には、その軸芯に沿った紬溝１０が４
本形成されると共に、細溝１０の一方機は金型１の端面
に及んで開放される。もっとも管材の巻付けを鎖線１１
の位置で止めるときには、細溝１０は１２で示す位置ま
でで止めてもよいので、紬溝１０を端面で開放させるか
否かは任意に選択できる。従って離型テープ６によって
巻込まれた空気は、そのままでは離型テープ６によって
封鎖されているので、金型１外への放出は不可能である
が、テープ６或は管成形材３，４の巻付圧によって、前
記空気が芯金型１に沿って円周方向に移動し、紬溝１川
こ至ると、大気あるいは加熱炉雰囲気に蓮通されるので
、この溝１０‘こ沿っての放出が可能になる。その結果
金型１とテープ６の間に空隙７を残すことはない。尚加
熱によって紬溝１０内にある空気は膨張するが、紬溝１
０の端部が金型１の端部で開放されているので、加熱に
よる膨張圧は系外に洩れ、管材に及ぶことはない。従っ
て樹脂管の内面は常に平滑である。ところで紬溝１０の
形状及び本数は図示したものに限定されず、その他の形
状及び本数であっても同様に実施できる。例えば第５図
に示すように断面Ｖ型の紬溝１０を多数本設けて、空気
の放出をより効果的に行ない得る様にしてもよい。更に
第６図は芯金型１の他の実施例で、紬溝１０が螺旋状に
形成されている。そしてこれらの紬溝１０はＦＷ管内面
に突条を形成しないような極めて細い溝であることは言
うまでもない。この様に本発明に適用される細溝１川ま
女ロ何なる形状であってもよく、要は芯金型に巻回され
る離型テープ６によって巻込まれる空気を導いて芯金型
外へ放出し、芯金型外表面と離型テープ６の間に空隙７
を形成しないようにするものであればよい。
本形成されると共に、細溝１０の一方機は金型１の端面
に及んで開放される。もっとも管材の巻付けを鎖線１１
の位置で止めるときには、細溝１０は１２で示す位置ま
でで止めてもよいので、紬溝１０を端面で開放させるか
否かは任意に選択できる。従って離型テープ６によって
巻込まれた空気は、そのままでは離型テープ６によって
封鎖されているので、金型１外への放出は不可能である
が、テープ６或は管成形材３，４の巻付圧によって、前
記空気が芯金型１に沿って円周方向に移動し、紬溝１川
こ至ると、大気あるいは加熱炉雰囲気に蓮通されるので
、この溝１０‘こ沿っての放出が可能になる。その結果
金型１とテープ６の間に空隙７を残すことはない。尚加
熱によって紬溝１０内にある空気は膨張するが、紬溝１
０の端部が金型１の端部で開放されているので、加熱に
よる膨張圧は系外に洩れ、管材に及ぶことはない。従っ
て樹脂管の内面は常に平滑である。ところで紬溝１０の
形状及び本数は図示したものに限定されず、その他の形
状及び本数であっても同様に実施できる。例えば第５図
に示すように断面Ｖ型の紬溝１０を多数本設けて、空気
の放出をより効果的に行ない得る様にしてもよい。更に
第６図は芯金型１の他の実施例で、紬溝１０が螺旋状に
形成されている。そしてこれらの紬溝１０はＦＷ管内面
に突条を形成しないような極めて細い溝であることは言
うまでもない。この様に本発明に適用される細溝１川ま
女ロ何なる形状であってもよく、要は芯金型に巻回され
る離型テープ６によって巻込まれる空気を導いて芯金型
外へ放出し、芯金型外表面と離型テープ６の間に空隙７
を形成しないようにするものであればよい。
尚細渡６の溝幅も、成形されるＦＷ管の管径やその他の
諸条件によって適宜設計されるべきである。又本発明の
実施にあたっては、雛型テープの巻付けに連動させつつ
適当な吸引機を移動させ、溝１０からの吸引を併せ行な
う等の手段を用いてもよいし、或は滋型テープの上で押
圧ローフを旋回移動させて芯金型１の外表面に残った空
気を積極的に溝１川こ導びくように実施してもよい。本
発明は以上の如く構成されているので、■ 樹脂管の内
周面が平滑に成形できる。
諸条件によって適宜設計されるべきである。又本発明の
実施にあたっては、雛型テープの巻付けに連動させつつ
適当な吸引機を移動させ、溝１０からの吸引を併せ行な
う等の手段を用いてもよいし、或は滋型テープの上で押
圧ローフを旋回移動させて芯金型１の外表面に残った空
気を積極的に溝１川こ導びくように実施してもよい。本
発明は以上の如く構成されているので、■ 樹脂管の内
周面が平滑に成形できる。
■ 樹脂管の可榛・性が均一になり、又流体抵抗も少な
くなる。
くなる。
■ 使用する装置は極めて簡単である。
第１図は樹脂管の製造方法を例示する要部断面図、第２
図は第１図の製造方法で得られた樹脂管の要部拡大断面
図、第３図は本発明に使用される芯金型を示す斜視図、
第４図は本発明の製造方法を説明する拡大断面図、第５
図は他の実施例を示す断面図、第６図は更に他の実施例
を示す側面図である。 １…・・・芯金型、２・・・・・・ＦＷ管、３，４…・
・・管成形材、５・・・・・・モルタル層、６・・・・
・・雛型テープ、７・・・・・・空隙、１０・・・…紬
溝。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図
図は第１図の製造方法で得られた樹脂管の要部拡大断面
図、第３図は本発明に使用される芯金型を示す斜視図、
第４図は本発明の製造方法を説明する拡大断面図、第５
図は他の実施例を示す断面図、第６図は更に他の実施例
を示す側面図である。 １…・・・芯金型、２・・・・・・ＦＷ管、３，４…・
・・管成形材、５・・・・・・モルタル層、６・・・・
・・雛型テープ、７・・・・・・空隙、１０・・・…紬
溝。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図
Claims (1)
- １ 平滑な外周面を有する芯金型に離型テープを螺旋巻
きし、次いでその外周面に熱硬化性管成形材を巻付けて
樹脂管を製造するに際し、前記芯金型の外周面には該金
型の軸芯方向に沿つた細溝を形成して、離型テープの巻
付け時に巻込まれる空気を管材の加熱硬化時に、前記溝
に沿つて放出させるようにしたことを特徴とする樹脂管
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52126425A JPS609897B2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 樹脂管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52126425A JPS609897B2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 樹脂管の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5460376A JPS5460376A (en) | 1979-05-15 |
| JPS609897B2 true JPS609897B2 (ja) | 1985-03-13 |
Family
ID=14934850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52126425A Expired JPS609897B2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 樹脂管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS609897B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0780250B2 (ja) * | 1986-07-18 | 1995-08-30 | 昭和飛行機工業株式会社 | Ｆｒｐチユ−ブの成形方法 |
| JPH0366732U (ja) * | 1989-10-31 | 1991-06-28 | ||
| JP4927872B2 (ja) * | 2006-01-20 | 2012-05-09 | アルディラ インコーポレイテッド | ゴルフクラブシャフト及びその製造方法 |
-
1977
- 1977-10-20 JP JP52126425A patent/JPS609897B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5460376A (en) | 1979-05-15 |
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