JPH0639117A - パチンコ機の裏機構盤 - Google Patents
パチンコ機の裏機構盤Info
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- JPH0639117A JPH0639117A JP21474392A JP21474392A JPH0639117A JP H0639117 A JPH0639117 A JP H0639117A JP 21474392 A JP21474392 A JP 21474392A JP 21474392 A JP21474392 A JP 21474392A JP H0639117 A JPH0639117 A JP H0639117A
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- safe
- ball
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- safe ball
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 センサなどの電気的部品を設けたセーフ球処
理装置を備えたパチンコ機であっても防犯を確実に阻止
する。 【構成】 セーフ球を検出して信号を送出する検出器
と、セーフ球の流下をソレノイドの駆動で一個宛に制御
する係止部材や揺動部材とを備えたセーフ球処理装置1
1を設けたパチンコ機の裏機構盤3において、上記セー
フ球処理装置のセーフ球排出口に、内部に球流路23を
蛇行させて形成し、球流路の湾曲した壁面に球が通過不
能な開口部41,42,43を開設した防犯部材18を
着脱可能に取り付ける。
理装置を備えたパチンコ機であっても防犯を確実に阻止
する。 【構成】 セーフ球を検出して信号を送出する検出器
と、セーフ球の流下をソレノイドの駆動で一個宛に制御
する係止部材や揺動部材とを備えたセーフ球処理装置1
1を設けたパチンコ機の裏機構盤3において、上記セー
フ球処理装置のセーフ球排出口に、内部に球流路23を
蛇行させて形成し、球流路の湾曲した壁面に球が通過不
能な開口部41,42,43を開設した防犯部材18を
着脱可能に取り付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セーフ球を電気的に一
個宛流下制御するセーフ球処理装置を備えたパチンコ機
の裏機構盤に関するものである。
個宛流下制御するセーフ球処理装置を備えたパチンコ機
の裏機構盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のセーフ球処理装置は、リンクやレ
バーを介して賞球排出装置と機械的に連繋され、賞球排
出装置が所定数の賞球を排出した後にセーフ球処理装置
によりセーフ球を一個流下させ、セーフ球毎に賞球排出
動作が実行されるように構成されていた。そして、この
様な機械的な構造を備えたセーフ球処理装置において
は、パチンコ機の前面の隙間や賞球排出口からピアノ線
等を差し込んで行なわれる不正行為を防止するために、
球流路を長くしたり、或は蛇行させていた。
バーを介して賞球排出装置と機械的に連繋され、賞球排
出装置が所定数の賞球を排出した後にセーフ球処理装置
によりセーフ球を一個流下させ、セーフ球毎に賞球排出
動作が実行されるように構成されていた。そして、この
様な機械的な構造を備えたセーフ球処理装置において
は、パチンコ機の前面の隙間や賞球排出口からピアノ線
等を差し込んで行なわれる不正行為を防止するために、
球流路を長くしたり、或は蛇行させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年は賞球
排出を短時間で効率良く行なうために、センサやソレノ
イドなどの電気的部品を使用してセーフ球を一個宛流下
制御するセーフ球処理装置が本願出願人などにより実用
化されており、この様なセーフ球処理装置においては、
セーフ球を検出するために光センサを設けることが一般
的である。光センサは、パチンコ機の隙間から挿入され
易い薄いプラスチック板によって光が遮断されるだけで
球検出信号(即ち賞球排出信号)を送出してしまう。ま
た、光センサに限らず、電気的部品を使用したセーフ球
処理装置は、ピアノ線や薄いプラスチック板などが挿入
されると、単にこれらが光を遮断したりアクチュエータ
に触れるだけで作動してしまうので、不正行為が行なわ
れ易い。このため、電気的部品を使用したセーフ球処理
装置を備えたパチンコ機においても、不正行為を確実に
防止することができる裏機構盤の開発が切望されてい
た。
排出を短時間で効率良く行なうために、センサやソレノ
イドなどの電気的部品を使用してセーフ球を一個宛流下
制御するセーフ球処理装置が本願出願人などにより実用
化されており、この様なセーフ球処理装置においては、
セーフ球を検出するために光センサを設けることが一般
的である。光センサは、パチンコ機の隙間から挿入され
易い薄いプラスチック板によって光が遮断されるだけで
球検出信号(即ち賞球排出信号)を送出してしまう。ま
た、光センサに限らず、電気的部品を使用したセーフ球
処理装置は、ピアノ線や薄いプラスチック板などが挿入
されると、単にこれらが光を遮断したりアクチュエータ
に触れるだけで作動してしまうので、不正行為が行なわ
れ易い。このため、電気的部品を使用したセーフ球処理
装置を備えたパチンコ機においても、不正行為を確実に
防止することができる裏機構盤の開発が切望されてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記に
鑑み提案されたもので、セーフ球を検出して信号を送出
する検出手段と、セーフ球の流下を一個宛に制御する電
気的流下制御手段とを備えたセーフ球処理装置を設けた
パチンコ機の裏機構盤において、上記セーフ球処理装置
により処理されたセーフ球を排出するセーフ球排出口
と、上記セーフ球排出口に備えられ、該セーフ球排出口
からセーフ球処理装置の内部に押し入れられる不正部材
の進入を阻止する防犯部材と、を備えたことを特徴とす
るパチンコ機の裏機構盤である。
鑑み提案されたもので、セーフ球を検出して信号を送出
する検出手段と、セーフ球の流下を一個宛に制御する電
気的流下制御手段とを備えたセーフ球処理装置を設けた
パチンコ機の裏機構盤において、上記セーフ球処理装置
により処理されたセーフ球を排出するセーフ球排出口
と、上記セーフ球排出口に備えられ、該セーフ球排出口
からセーフ球処理装置の内部に押し入れられる不正部材
の進入を阻止する防犯部材と、を備えたことを特徴とす
るパチンコ機の裏機構盤である。
【0005】
【作用】不正行為者がパチンコ機の前面から不正部材を
挿入してセーフ球処理装置を不正に作動させようとして
も、挿入した不正部材はセーフ球処理装置に到達する前
に防犯部材により進入が阻止される。
挿入してセーフ球処理装置を不正に作動させようとして
も、挿入した不正部材はセーフ球処理装置に到達する前
に防犯部材により進入が阻止される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1はパチンコ機1の斜視図、図2はパチンコ
機1の背面図であり、前面枠2の裏側に裏機構盤3を設
け、遊技盤4の遊技領域5内に配設された入賞装置6…
に入賞してセーフ球となった打球を処理したり、パチン
コ球の排出処理を行なう各種装置、及びこれらの装置、
入賞装置6…、可変表示装置7などを制御する制御基盤
8…等を上記裏機構盤3に装着してある。
明する。図1はパチンコ機1の斜視図、図2はパチンコ
機1の背面図であり、前面枠2の裏側に裏機構盤3を設
け、遊技盤4の遊技領域5内に配設された入賞装置6…
に入賞してセーフ球となった打球を処理したり、パチン
コ球の排出処理を行なう各種装置、及びこれらの装置、
入賞装置6…、可変表示装置7などを制御する制御基盤
8…等を上記裏機構盤3に装着してある。
【0007】裏機構盤3は、ほぼ中央に開口部9を開設
した合成樹脂製の基枠体10と、該基枠体10の所定部
分に取り付けた各種ユニット化したセーフ球処理装置1
1、球排出装置12、流路切換装置13などの機構体と
から構成され、基枠体10には各機構体を着脱可能な状
態で装着するために係止爪や嵌合凹部を形成するととも
に球の流路等も形成してある。
した合成樹脂製の基枠体10と、該基枠体10の所定部
分に取り付けた各種ユニット化したセーフ球処理装置1
1、球排出装置12、流路切換装置13などの機構体と
から構成され、基枠体10には各機構体を着脱可能な状
態で装着するために係止爪や嵌合凹部を形成するととも
に球の流路等も形成してある。
【0008】球排出装置12は、球貸し制御部からの排
出指令信号や遊技制御部からの排出指令信号により所定
数の球を流下して、流路切換装置13や球流下路を介し
てパチンコ機1前面の供給皿14側に排出するものであ
り、球導出樋15に連通した流路内に出没して球の流下
を制御するソレノイド式ストッパ機構(図示せず)や球
を検出する検出器などから構成されている。
出指令信号や遊技制御部からの排出指令信号により所定
数の球を流下して、流路切換装置13や球流下路を介し
てパチンコ機1前面の供給皿14側に排出するものであ
り、球導出樋15に連通した流路内に出没して球の流下
を制御するソレノイド式ストッパ機構(図示せず)や球
を検出する検出器などから構成されている。
【0009】また、流路切換装置13は、球排出装置1
2が流下したパチンコ球を供給皿14側の球流下路に流
下させたり或は球抜き流路に流下させたりするものであ
り、ソレノイドの駆動により流路を切り換える切換弁を
備えている。そして、この球排出装置12と流路切換装
置は、基枠体10の一側に形成した嵌合凹部内に着脱可
能な状態で装着されている。
2が流下したパチンコ球を供給皿14側の球流下路に流
下させたり或は球抜き流路に流下させたりするものであ
り、ソレノイドの駆動により流路を切り換える切換弁を
備えている。そして、この球排出装置12と流路切換装
置は、基枠体10の一側に形成した嵌合凹部内に着脱可
能な状態で装着されている。
【0010】セーフ球処理装置11は、図3に示すよう
に、遊技盤4の入賞装置6…に入賞した打球を入賞球集
合樋16によってセーフ球として集め、これらのセーフ
球を1個宛検出するとともに1個宛流下制御するもので
あり、流下したセーフ球は球排出口17から防犯部材1
8を介してパチンコ機1の外部に排出する。
に、遊技盤4の入賞装置6…に入賞した打球を入賞球集
合樋16によってセーフ球として集め、これらのセーフ
球を1個宛検出するとともに1個宛流下制御するもので
あり、流下したセーフ球は球排出口17から防犯部材1
8を介してパチンコ機1の外部に排出する。
【0011】図面に示すセーフ球処理装置11は、嵌合
開口部19を有するユニットケース20の内部に傾斜し
たセーフ球流下路21を形成し、セーフ球流下路21の
下部にセーフ球検出器22と流下制御機構を設ける。そ
して、裏機構盤3の基枠体10にはセーフ球処理装置1
1が丁度嵌合する嵌合凹部を形成するとともに、該嵌合
凹部にはユニットケース20の嵌合開口部19内に嵌合
する円形ボスを立設する。
開口部19を有するユニットケース20の内部に傾斜し
たセーフ球流下路21を形成し、セーフ球流下路21の
下部にセーフ球検出器22と流下制御機構を設ける。そ
して、裏機構盤3の基枠体10にはセーフ球処理装置1
1が丁度嵌合する嵌合凹部を形成するとともに、該嵌合
凹部にはユニットケース20の嵌合開口部19内に嵌合
する円形ボスを立設する。
【0012】したがって、図3に示すように、セーフ球
処理装置11を上記嵌合凹部内に嵌合すると、セーフ球
流下路21の入口21aが入賞球集合樋16のセーフ球
流路16′の出口に正しく連通するとともに、セーフ球
流下路21下端の球排出口17が防犯部材18の球流路
23の入口に正しく連通する所定位置にセットすること
ができ、止着具のノブを押し込むと脚部が開いてユニッ
トケース20を基枠体10に固定することができる。ま
た、セーフ球処理装置11を基枠体10の嵌合凹部内に
装着すると、球止め部材24がセーフ球の流下を停止す
る状態からセーフ球の流下を許容する状態に変換するの
で、入賞球集合樋16のセーフ球流路16′からセーフ
球処理装置11のセーフ球流下路21内にセーフ球が流
下可能な状態となる。
処理装置11を上記嵌合凹部内に嵌合すると、セーフ球
流下路21の入口21aが入賞球集合樋16のセーフ球
流路16′の出口に正しく連通するとともに、セーフ球
流下路21下端の球排出口17が防犯部材18の球流路
23の入口に正しく連通する所定位置にセットすること
ができ、止着具のノブを押し込むと脚部が開いてユニッ
トケース20を基枠体10に固定することができる。ま
た、セーフ球処理装置11を基枠体10の嵌合凹部内に
装着すると、球止め部材24がセーフ球の流下を停止す
る状態からセーフ球の流下を許容する状態に変換するの
で、入賞球集合樋16のセーフ球流路16′からセーフ
球処理装置11のセーフ球流下路21内にセーフ球が流
下可能な状態となる。
【0013】セーフ球処理装置11の流下制御機構は、
セーフ球を検出する検出器22、電気的駆動源であるソ
レノイド25、該ソレノイド25の駆動によりセーフ球
の流下を制御する係止部材26などから構成されてお
り、本実施例では検出器22にフォトセンサを用いてい
る。そして、ソレノイド25が消磁した状態では、図3
に示すように、係止部材26の先端球阻止面がセーフ球
流下路21から退いてセーフ球が検出器22まで流下す
ることを許容し、揺動部材27の先端がセーフ球流下路
21内に進入して球当接面によって最先のセーフ球の流
下を阻止して該セーフ球が検出器22で検出される状態
を維持する。したがって、この状態においては、入賞球
集合樋16により集められたセーフ球は、セーフ球流路
16′からセーフ球流下路21内で一列に整列した状態
で待機する。
セーフ球を検出する検出器22、電気的駆動源であるソ
レノイド25、該ソレノイド25の駆動によりセーフ球
の流下を制御する係止部材26などから構成されてお
り、本実施例では検出器22にフォトセンサを用いてい
る。そして、ソレノイド25が消磁した状態では、図3
に示すように、係止部材26の先端球阻止面がセーフ球
流下路21から退いてセーフ球が検出器22まで流下す
ることを許容し、揺動部材27の先端がセーフ球流下路
21内に進入して球当接面によって最先のセーフ球の流
下を阻止して該セーフ球が検出器22で検出される状態
を維持する。したがって、この状態においては、入賞球
集合樋16により集められたセーフ球は、セーフ球流路
16′からセーフ球流下路21内で一列に整列した状態
で待機する。
【0014】この状態からソレノイド25を励磁する
と、連結片が上昇するので揺動部材27が軸を中心にし
て先端を上昇する方向に揺動し、先端の球当接面をセー
フ球流下路21内から後退させて最先のセーフ球の流下
を許容し、この揺動部材27の揺動によって係止部材2
6が軸を中心にして先端を下降する方向に回動して先端
の球阻止面をセーフ球流下路21内に進入させて2番目
のセーフ球の流下を阻止する。したがって、検出器22
に作用していた最先のセーフ球1個だけが流下し、球排
出口17から防犯部材18を介してパチンコ機1の外部
に排出される。
と、連結片が上昇するので揺動部材27が軸を中心にし
て先端を上昇する方向に揺動し、先端の球当接面をセー
フ球流下路21内から後退させて最先のセーフ球の流下
を許容し、この揺動部材27の揺動によって係止部材2
6が軸を中心にして先端を下降する方向に回動して先端
の球阻止面をセーフ球流下路21内に進入させて2番目
のセーフ球の流下を阻止する。したがって、検出器22
に作用していた最先のセーフ球1個だけが流下し、球排
出口17から防犯部材18を介してパチンコ機1の外部
に排出される。
【0015】そして、ソレノイド25が消磁するとスプ
リングの付勢力により連結片が下降するので揺動部材2
7が先端を下降する方向に戻り回動し、先端の球当接面
をセーフ球流下路21内に進入させてセーフ球の流下を
阻止し、この揺動部材27の戻り揺動により係止部材2
6が先端を上昇する方向に回動して先端の球阻止面をセ
ーフ球流下路21から後退させる。したがって、球阻止
面により流下を阻止されていた2番目のセーフ球が揺動
部材27の球当接面まで流下して停止する。このため、
この状態では検出器22は2番目のセーフ球を検出す
る。
リングの付勢力により連結片が下降するので揺動部材2
7が先端を下降する方向に戻り回動し、先端の球当接面
をセーフ球流下路21内に進入させてセーフ球の流下を
阻止し、この揺動部材27の戻り揺動により係止部材2
6が先端を上昇する方向に回動して先端の球阻止面をセ
ーフ球流下路21から後退させる。したがって、球阻止
面により流下を阻止されていた2番目のセーフ球が揺動
部材27の球当接面まで流下して停止する。このため、
この状態では検出器22は2番目のセーフ球を検出す
る。
【0016】検出器22がセーフ球を検出して信号を送
出すると、この信号にもとづいて球排出装置12が作動
して所定数の球を賞球として球供給皿14に排出する。
そして、賞球排出が行なわれたことの確認信号にもとづ
いてソレノイド25が励磁し、2番目のセーフ球を流下
させて次のセーフ球に備える。
出すると、この信号にもとづいて球排出装置12が作動
して所定数の球を賞球として球供給皿14に排出する。
そして、賞球排出が行なわれたことの確認信号にもとづ
いてソレノイド25が励磁し、2番目のセーフ球を流下
させて次のセーフ球に備える。
【0017】この様に、セーフ球処理装置11は、セー
フ球を1個宛検出して賞球排出動作のための信号を送出
するとともに、賞球排出が行なわれたことにもとづいて
セーフ球を1個宛流下させ、球排出口17から防犯部材
18を介してパチンコ機1の外部に排出する。
フ球を1個宛検出して賞球排出動作のための信号を送出
するとともに、賞球排出が行なわれたことにもとづいて
セーフ球を1個宛流下させ、球排出口17から防犯部材
18を介してパチンコ機1の外部に排出する。
【0018】次に、防犯部材18について説明する。防
犯部材18は、図4及び図7に示すように、ベース31
の表面に略横V字状の第1壁部32と、該第1壁部32
の外側に所定の間隔を配して略横U字状の第2壁部33
を一体形成し、第1壁部32の上端を彎曲させてからほ
ぼ垂直に起立させて第3壁部34とし、該第3壁部34
から第2壁部33側に上記所定の間隔を配して略々垂直
な第4壁部35を平行に形成し、横V字状に開く第1壁
部32の彎曲下端に臨ませてほぼ垂直に第5壁部36を
形成し、第2壁部33の傾斜下端部分に段部37を形成
するとともに第5壁部36から所定間隔離隔した位置で
段部37の下向き屈曲面を形成し、これら第1乃至第5
壁部32,33,34,35,36を形成することによ
り途中が蛇行して一側が開放した一連の球流路23を形
成し、この開放した部分を蓋材38により閉塞してな
る。そして、この様にして形成される球流路23は、第
3壁部34の上端と第4壁部35の上端との間が入口3
9となり、第5壁部36の下端と第2壁部33の屈曲面
下端との間が出口40となる。
犯部材18は、図4及び図7に示すように、ベース31
の表面に略横V字状の第1壁部32と、該第1壁部32
の外側に所定の間隔を配して略横U字状の第2壁部33
を一体形成し、第1壁部32の上端を彎曲させてからほ
ぼ垂直に起立させて第3壁部34とし、該第3壁部34
から第2壁部33側に上記所定の間隔を配して略々垂直
な第4壁部35を平行に形成し、横V字状に開く第1壁
部32の彎曲下端に臨ませてほぼ垂直に第5壁部36を
形成し、第2壁部33の傾斜下端部分に段部37を形成
するとともに第5壁部36から所定間隔離隔した位置で
段部37の下向き屈曲面を形成し、これら第1乃至第5
壁部32,33,34,35,36を形成することによ
り途中が蛇行して一側が開放した一連の球流路23を形
成し、この開放した部分を蓋材38により閉塞してな
る。そして、この様にして形成される球流路23は、第
3壁部34の上端と第4壁部35の上端との間が入口3
9となり、第5壁部36の下端と第2壁部33の屈曲面
下端との間が出口40となる。
【0019】また、防犯のために、第5壁部36の上部
と第1壁部32の傾斜下端との間にスリット状の第1開
口部41を形成し、第2壁部33の変曲部分の上部にス
リット状の第2開口部42を形成し、第2壁部33の上
端と第4壁部35との間にスリット状の第3開口部43
を形成し、第1壁部32の鋭角屈曲部分から板状の開閉
部材44を支軸45によって揺動可能な状態で吊設し、
該開閉部材44の下端を第2壁部33の段部37に出口
40側から臨ませる。
と第1壁部32の傾斜下端との間にスリット状の第1開
口部41を形成し、第2壁部33の変曲部分の上部にス
リット状の第2開口部42を形成し、第2壁部33の上
端と第4壁部35との間にスリット状の第3開口部43
を形成し、第1壁部32の鋭角屈曲部分から板状の開閉
部材44を支軸45によって揺動可能な状態で吊設し、
該開閉部材44の下端を第2壁部33の段部37に出口
40側から臨ませる。
【0020】上記した構成からなる防犯部材18を裏機
構盤3の基枠体10に装着するには、球流路23の入口
39をセーフ球処理装置11の球排出口17に連通させ
た状態でベース31の小孔46…内にビスを挿入して基
枠体10の下端に着脱可能に取り付ける。そして、この
様にして基枠体10に防犯部材18を取り付けると、セ
ーフ球処理装置11がセーフ球を流下すると、このセー
フ球は防犯部材18の入口39から球流路23内に入
り、途中で蛇行しながら流下し、開閉部材44に当ると
この開閉部材44を流下勢により図中反時計方向に揺動
してそのまま出口40からパチンコ機1の外部に排出さ
れる。なお、球流路23内をセーフ球が流下する場合、
第1,第2,第3開口部41,42,43は球の直径よ
りも遥かに小さなスリットなので、球の流下に支障はな
い。
構盤3の基枠体10に装着するには、球流路23の入口
39をセーフ球処理装置11の球排出口17に連通させ
た状態でベース31の小孔46…内にビスを挿入して基
枠体10の下端に着脱可能に取り付ける。そして、この
様にして基枠体10に防犯部材18を取り付けると、セ
ーフ球処理装置11がセーフ球を流下すると、このセー
フ球は防犯部材18の入口39から球流路23内に入
り、途中で蛇行しながら流下し、開閉部材44に当ると
この開閉部材44を流下勢により図中反時計方向に揺動
してそのまま出口40からパチンコ機1の外部に排出さ
れる。なお、球流路23内をセーフ球が流下する場合、
第1,第2,第3開口部41,42,43は球の直径よ
りも遥かに小さなスリットなので、球の流下に支障はな
い。
【0021】次に、不正行為が行なわれた場合について
説明する。不正行為者が、不正部材47(例えば薄くて
長いプラスチック板)を何等かの手段によって防犯部材
18の出口40から球流路23内に挿入すると、不正部
材47の先端が第5壁部36の内面に接触しながら上昇
した場合には、この不正部材47の先端は、第1壁部3
2の傾斜下端が第5壁部36とは縁が切れており、しか
も第1壁部32の傾斜下端の内面が第1開口部41を挟
んで第5壁部36の上端内面よりも内側に位置している
ので、即ち、上流側に形成した第1壁部32の内面の延
長線が下流側に形成してある第5壁部36の上端の延長
線よりも球流路23の中心寄りに位置しているので、下
流側の第5壁部36の内面に沿って上昇した不正部材4
7の先端は、第1開口部41から球流路23の外に出て
しまう。したがって、不正部材47がセーフ球処理装置
11まで到達して不正行為が行なわれることを阻止でき
る。
説明する。不正行為者が、不正部材47(例えば薄くて
長いプラスチック板)を何等かの手段によって防犯部材
18の出口40から球流路23内に挿入すると、不正部
材47の先端が第5壁部36の内面に接触しながら上昇
した場合には、この不正部材47の先端は、第1壁部3
2の傾斜下端が第5壁部36とは縁が切れており、しか
も第1壁部32の傾斜下端の内面が第1開口部41を挟
んで第5壁部36の上端内面よりも内側に位置している
ので、即ち、上流側に形成した第1壁部32の内面の延
長線が下流側に形成してある第5壁部36の上端の延長
線よりも球流路23の中心寄りに位置しているので、下
流側の第5壁部36の内面に沿って上昇した不正部材4
7の先端は、第1開口部41から球流路23の外に出て
しまう。したがって、不正部材47がセーフ球処理装置
11まで到達して不正行為が行なわれることを阻止でき
る。
【0022】不正部材47の先端が第5壁部36の内面
に接触しないで上昇すると、特に第1開口部41よりも
下で第5壁部36の内面に接触しない状態で上昇する
と、第1開口部41に入らないで第1壁部32の傾斜面
に当り、更に不正部材47を押し入れると先端が第1壁
部32の傾斜面に接触した状態で上昇し、開閉部材44
に当る。そして、この状態で不正部材47を更に押し入
れて開閉部材44を押しても、開閉部材44は下端が段
部37に当っているので不正部材47に押されて時計方
向に揺動することはない。したがって、不正部材47は
開閉部材44によって進入を阻止され、セーフ球処理装
置11まで到達しない。
に接触しないで上昇すると、特に第1開口部41よりも
下で第5壁部36の内面に接触しない状態で上昇する
と、第1開口部41に入らないで第1壁部32の傾斜面
に当り、更に不正部材47を押し入れると先端が第1壁
部32の傾斜面に接触した状態で上昇し、開閉部材44
に当る。そして、この状態で不正部材47を更に押し入
れて開閉部材44を押しても、開閉部材44は下端が段
部37に当っているので不正部材47に押されて時計方
向に揺動することはない。したがって、不正部材47は
開閉部材44によって進入を阻止され、セーフ球処理装
置11まで到達しない。
【0023】また、万一不正部材47の先端が開閉部材
44の下端をくぐり抜けて進入すると、不正部材47の
先端は第2壁部33の彎曲した内面に接触しながら上昇
することとなり、この状態で更に不正部材47を押し入
れると、図9に示すように、不正部材47の先端が第2
開口部42から球流路23の外に抜け出てしまう。した
がって、不正部材47の先端がセーフ球処理装置11ま
で到達することを途中で阻止し、不正行為を防止でき
る。
44の下端をくぐり抜けて進入すると、不正部材47の
先端は第2壁部33の彎曲した内面に接触しながら上昇
することとなり、この状態で更に不正部材47を押し入
れると、図9に示すように、不正部材47の先端が第2
開口部42から球流路23の外に抜け出てしまう。した
がって、不正部材47の先端がセーフ球処理装置11ま
で到達することを途中で阻止し、不正行為を防止でき
る。
【0024】そして、可能性としては極めて少なく現実
的ではないが、不正部材47の先端が第2開口部42を
何等かの偶然で通過した場合、不正部材47は球流路2
3の蛇行によってく字状に彎曲し、その先端は不正部材
47の弾性によって第2壁部33の内面を押圧しながら
上昇することとなる。この様にして不正部材47の先端
が第2壁部33の内面を押圧しながら上昇すると、第2
壁部33の内面傾斜上端の延長線には第4壁部35の外
側面が垂下しているので、不正部材47の先端はこの第
4壁部35の外側面に突き当り、更に不正部材47を押
し入れようとすると、不正部材47の先端は第4壁部3
5によって直進を妨げられ、図10に示すように、第3
開口部43から球流路23の外に抜け出てしまう。した
がって、不正部材47の先端がセーフ球処理装置11ま
で到達することを前記と同様に途中で阻止し、不正行為
を確実に防止することができる。
的ではないが、不正部材47の先端が第2開口部42を
何等かの偶然で通過した場合、不正部材47は球流路2
3の蛇行によってく字状に彎曲し、その先端は不正部材
47の弾性によって第2壁部33の内面を押圧しながら
上昇することとなる。この様にして不正部材47の先端
が第2壁部33の内面を押圧しながら上昇すると、第2
壁部33の内面傾斜上端の延長線には第4壁部35の外
側面が垂下しているので、不正部材47の先端はこの第
4壁部35の外側面に突き当り、更に不正部材47を押
し入れようとすると、不正部材47の先端は第4壁部3
5によって直進を妨げられ、図10に示すように、第3
開口部43から球流路23の外に抜け出てしまう。した
がって、不正部材47の先端がセーフ球処理装置11ま
で到達することを前記と同様に途中で阻止し、不正行為
を確実に防止することができる。
【0025】なお、上記した実施例においては球流路2
3の各変曲部分(コーナー)に開口部を開設し、途中に
別称忍び返しと言われる開閉部材44を吊設したが、本
発明は全ての変曲部分に開口部を開設しなくても不正行
為を防止することができる。しかし、開口部を多く設け
れば防犯の確率が高まり、同様に、開閉部材44を設け
ると防犯の確率が高くなる。
3の各変曲部分(コーナー)に開口部を開設し、途中に
別称忍び返しと言われる開閉部材44を吊設したが、本
発明は全ての変曲部分に開口部を開設しなくても不正行
為を防止することができる。しかし、開口部を多く設け
れば防犯の確率が高まり、同様に、開閉部材44を設け
ると防犯の確率が高くなる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、セ
ーフ球の流下に支障をきたすことなく不正に差し込まれ
た不正部材を球流路に開設した開口部から球流路の抜き
出してセーフ球処理装置まで到達することを阻止するこ
とができる。したがって、薄くて細長いプラスチック板
が差し込まれたとしても確実に不正行為を防止すること
ができる。
ーフ球の流下に支障をきたすことなく不正に差し込まれ
た不正部材を球流路に開設した開口部から球流路の抜き
出してセーフ球処理装置まで到達することを阻止するこ
とができる。したがって、薄くて細長いプラスチック板
が差し込まれたとしても確実に不正行為を防止すること
ができる。
【図1】パチンコ機の斜視図である。
【図2】パチンコ機の背面図である。
【図3】セーフ球処理装置の断面図である。
【図4】防犯部材の分解斜視図である。
【図5】セーフ球処理装置と防犯部材の斜視図である。
【図6】裏機構盤に装着した状態における防犯部材の斜
視図である。
視図である。
【図7】裏機構盤に装着した状態における防犯部材の正
面図である。
面図である。
【図8】差し込まれた不正部材を第1開口部から抜き出
した状態における防犯部材の正面図である。
した状態における防犯部材の正面図である。
【図9】差し込まれた不正部材を第2開口部から抜き出
した状態における防犯部材の正面図である。
した状態における防犯部材の正面図である。
【図10】差し込まれた不正部材を第3開口部から抜き
出した状態における防犯部材の正面図である。
出した状態における防犯部材の正面図である。
1 パチンコ機 3 裏機構盤 10 基枠体 11 セーフ球処理装置 17 セーフ球処理装置の球排出口 18 防犯部材 21 セーフ球流下路 22 セーフ球検出器 23 球流路 25 ソレノイド 32 第1壁部 33 第2壁部 34 第3壁部 35 第4壁部 36 第5壁部 37 段部 39 球流路の入口 40 球流路の出口 41 第1開口部 42 第2開口部 43 第3開口部 44 開閉部材 47 不正部材
Claims (3)
- 【請求項1】 セーフ球を検出して信号を送出する検出
手段と、セーフ球の流下を一個宛に制御する電気的流下
制御手段とを備えたセーフ球処理装置を設けたパチンコ
機の裏機構盤において、 上記セーフ球処理装置により処理されたセーフ球を排出
するセーフ球排出口と、 上記セーフ球排出口に備えられ、該セーフ球排出口から
セーフ球処理装置の内部に押し入れられる不正部材の進
入を阻止する防犯部材と、 を備えたことを特徴とするパチンコ機の裏機構盤。 - 【請求項2】 防犯部材は裏機構盤と着脱可能で、該防
犯部材の内部には球流路を蛇行させて形成し、該球流路
の彎曲した壁面に、球が通過不能な開口部を開設したこ
とを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機の裏機構
盤。 - 【請求項3】 防犯部材の球流路には、一端の支点を中
心に揺動して球流路を開閉可能な開閉部材を設け、該開
閉部材は上記球流路の下流側に揺動して球流路を開き、
球流路の上流側に揺動して球流路を閉じるようにしたこ
とを特徴とするパチンコ機の裏機構盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21474392A JPH0639117A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | パチンコ機の裏機構盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21474392A JPH0639117A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | パチンコ機の裏機構盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639117A true JPH0639117A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16660858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21474392A Pending JPH0639117A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | パチンコ機の裏機構盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639117A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007215936A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機の不正抑制 |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP21474392A patent/JPH0639117A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007215936A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機の不正抑制 |
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