JPH0639058U - 遊技機における電子回路基盤用カバー - Google Patents

遊技機における電子回路基盤用カバー

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JPH0639058U
JPH0639058U JP8304392U JP8304392U JPH0639058U JP H0639058 U JPH0639058 U JP H0639058U JP 8304392 U JP8304392 U JP 8304392U JP 8304392 U JP8304392 U JP 8304392U JP H0639058 U JPH0639058 U JP H0639058U
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圭太 中西
均之 稲守
博安 平松
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁シールド効果を有しながら内部の電子回
路基盤の詳細な状態を容易に確認できる電子回路基盤用
カバーを提供する。 【構成】 遊技機の機構板の裏面に取り付けられた電子
回路基盤を覆う遊技機における電子回路基盤用カバー
を、電子回路基盤の周囲を覆う枠部分と、電子回路基盤
に対向する上面部分7bとから構成し、その上面部分7
bを、導電性メッシュ11を透明樹脂12,12で挟ん
だ状態で加圧成形して得た透視性板材で構成し、内部を
目視可能で、かつ、電磁シールド効果を発揮できるよう
にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パチンコ機などの遊技機の機構板の裏面に取り付けられた電子回路 基盤を覆う遊技機における電子回路基盤用カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
上述のような遊技機における電子回路基盤用カバーは、従来一般に、無線機な どの電磁波による電子回路の誤動作を防止するために、金属板などの導電性材料 で構成していた。
【0003】 近年、電子回路基盤を不正に改造することを防止するために、電子回路基盤が 適正であるかどうかをカバーを外さずに容易に確認できるようにすることが要望 されている。また、従来、電子回路基盤から発生した熱を放散させるために金属 板に円形や矩形の開口を形成していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、電磁シールド効果を発揮させるうえから、大きな開口を形成す ることができず、内部の電子回路基盤の詳細な状態を確認するためには不十分で あった。
【0005】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであって、電磁シールド効果 を有しながら内部の電子回路基盤の詳細な状態を容易に確認できるものを提供す ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述のような目的を達成するために、遊技機の機構板の裏面に取り 付けられた電子回路基盤を覆う遊技機における電子回路基盤用カバーであって、 電子回路基盤の周囲を覆う枠部分と、電子回路基盤に対向する上面部分とから構 成し、かつ、少なくとも上面部分を、透明材料に導電性メッシュを付設した透視 性板材で構成する。
【0007】 透明材料としては、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピ レン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂などの透明樹脂あ るいはガラスなどの透明無機材料などが適用できる。特に、ポリカーボネート樹 脂は、基盤からの発熱に耐えるので好ましい。
【0008】 導電性メッシュとしては、ステンレス線、モネル線、錫メッキを施した銅線、 銅メッキを施したポリエステル繊維、銅メッキとニッケルメッキを施したポリエ ステル繊維、前記導電性ポリエステル繊維に黒染め合成樹脂を被覆したポリエス テル繊維、アモルファスをコーティングしたポリエステル繊維などを用いて製網 されたものとかカーボン繊維ネットなどが使用でき、電磁シールド性と透視性の 面から、表面抵抗が103 Ω以下で50〜 200メッシュ程度の網目を有するものを使 用するのが望ましい。50メッシュ以下では電磁シールド性が悪くなり、 200メッ シュ以上では透視性が悪くなる。他の導電性メッシュとしては、導電性塗料を透 明フィルムまたは透明材料に網状に塗布したものであっても良い。より好ましく は1Ω以下で80〜 150メッシュである。
【0009】
【作用】
本考案の遊技機における電子回路基盤用カバーの構成によれば、導電性メッシ ュによって電磁シールド効果を発揮できながら、その上面部分に透視性を持たせ ることができる。
【0010】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】 図1はパチンコ機の背面図であり、遊技盤の取付枠1に回転自在に取り付ける 機構板2に、それぞれ玉ガイド用裏セット材としての、入賞時に排出する賞品玉 を貯留する玉タンク3、および、玉タンク3からの賞品玉を導くタンクレール4 、ならびに、賞品玉を上皿や下皿に導く賞品玉排出通路の横外方を覆う裏セット カバー5を着脱可能に取り付けてある。
【0012】 また、機構板2に、タンクレール4と裏セットカバー5との間にケースレール 6を設け、かつ、中央に近い箇所にマイクロコンピュータを内蔵した電子回路基 盤を設け、その電子回路基盤を電子回路基盤用カバー7で覆ってある。
【0013】 前記電子回路基盤用カバー7は、図2の斜視図に示すように、電子回路基盤の 周囲を覆う導電性金属製の枠部分7aと、電子回路基盤に対向する上面部分7b とから構成してあり、枠部分7aに機構板2への取り付け用フランジ9を一体形 成し、かつ、上部に上面部分7bを取り付ける開口10を形成してある。尚、枠 部分7aに放熱用の細くて短いスリットを設けても良い。開孔部を設けた場合は 、電磁シールド効果を増すため、開孔部に導電性メッシュを貼り付けることが望 ましい。
【0014】 上面部分7bは、図3の断面図に示すように、導電性メッシュ11を透明樹脂 12により挟んだ状態で透視性板材に加圧成形し、その両端面に導電性メッシュ 11を露出するとともに、その露出部分と接触する状態で横断面形状チャンネル 状に導電材13を一体化する。この導電材13としては、カーボンや金属粉を合 成樹脂に分散させた導電性塗料や、銅ペースト、カーボンペーストなどの導電性 ペーストや、アルミ箔、銅箔などの導電性テープなどが使用できる。
【0015】 導電材13を一体化した部分に導電性金属枠14を取り付けるとともに導電材 13と導電性金属枠14との間に、その全長にわたる状態で導電性の弾性シール 材15を介装して導通を確実にする。
【0016】 導電性金属枠14を枠部分7aに導電性金属製のビス16によって取り付けて あり、枠部分7aを機構板2に取り付けて接地することにより電子回路基盤用カ バー7全体で電磁シールド効果を発揮できるようになっている。尚、接地はパチ ンコ機を通して行っても直接行っても良い。
【0017】 次に、実験結果について説明する。 第1実施例品としては、導電性メッシュ11として、ポリエステル繊維の表面 に銅メッキを施し、その上に黒染め合成樹脂を被覆した直径40μmの導電性繊維 により 120メッシュに編成したものを用い、そして、透明材料12として透明ポ リ塩化ビニル樹脂を用い、導電性メッシュ11を接地したものを用いた。また、 第2実施例品としては、導電性メッシュ11として、 200メッシュに編成したも のを用いた以外は第1実施例品と同じ構成のものを用いた。また、第3実施例品 としては、導電性メッシュ11として 250メッシュに編成したものを用いた以外 は第1実施例品と同じ構成のものを用いた。また、第4実施例品としては、第1 実施例品において導電性メッシュ11を接地しないものを用いた。
【0018】 上記第1、第2、第3および第4実施例品それぞれにつき、関西電子工業振興 センターのKEC法により電界シールド効果Eおよび磁界シールド効果Mそれぞ れを測定したところ、図4、図5、図6および図7それぞれのグラフに示す結果 を得た。また、上記各実施例品の全光線透過率を測定した。その結果を表1に示 す。 表 1 全光線透過率(%) 第1実施例品 52 第2実施例品 40 第3実施例品 36 第4実施例品 52
【0019】 図4、図5、図6および図7それぞれに示すグラフから、第1、第2および第 3実施例品では、電界シールド効果および磁界シールド効果のいずれも高い効果 を示し、しかも、高周波領域において、安定したシールド効果を発揮できている ことが明らかである。第4実施例品は、図7に示すとおり、第1実施例品に比べ て各シールド効果が低く、接地することが好ましいと理解される。また、表1よ りメッシュが大きくなれば全光線透過率が低下し、透視性が悪くなることがわか る。シールド効果と透視性とは反比例するので、両特性を勘案して導電性メッシ ュは 200メッシュ以下であることが好ましいことがわかった。
【0020】 上記実施例では、枠部分7aを導電性金属製の材料で成形しているが、本考案 としては、枠部分7aを上面部分7bと同様に導電性メッシュ11を透明樹脂1 2により挟んだ状態で加圧成形した板材で形成し、それらを導電性接着剤で接着 するとか導電性金属製の材料で成形した枠材を介して一体化するなどしても良く 、また、枠部分7aと上面部分7bとの全体を導電性メッシュ11を透明樹脂1 2により挟んだ状態で加圧成形した板材を曲げ加工または真空成形することによ り形成した箱形のものでも良い。
【0021】 また、上記実施例では、導電性メッシュ11を透明樹脂12,12で挟んでい るが、透明樹脂12の表面または裏面に接着などにより導電性メッシュ11を付 設するものでも良い。この場合、透明樹脂に代えてガラスを用いても良い。更に 、上記実施例では、導電性メッシュ11を挟んだ透明樹脂12を取り付けた導電 性金属枠14をビス16で枠部分に固定してあるが、導電性金属枠14を用いず に導電材13を一体化した透明樹脂12を弾性シール材15を介して直接枠部分 7aにビス等で固定しても良い。
【0022】 (比較例) 第1比較例品としては、導電性メッシュ11と透明樹脂12の代わりに透明ポ リ塩化ビニル樹脂を用いた以外は第1実施例品と同じ構成のものを用いた。第2 比較例品としては、導電性メッシュ11と透明樹脂12の代わりに鉄板を用いた 以外は第1実施例品と同じ構成のものを用いた。第1比較例品では、透視性は得 られたものの電磁シールド効果は全く無かった。また、第2比較例品では、電磁 シールド効果は得られたものの透視性が全く無かった。
【0023】 本考案としては、上記実施例のようなパチンコ機に限らず、例えば、スロット マシンなど、各種の遊技機における電子回路基盤用カバーに適用できる。
【0024】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の遊技機における電子回路基盤用カバ ーによれば、導電性メッシュによって電磁シールド効果を発揮できながら、その 上面部分に透視性を持たせることができるから、電子回路基盤に対する電磁波障 害を回避できる。また、上面部分を通じて内部の電子回路基盤の詳細な状態を目 視によって容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の背面図である。
【図2】本考案の遊技機における電子回路基盤用カバー
を示す全体斜視図である。
【図3】要部の断面図である。
【図4】第1実施例品の電界シールド効果と磁界シール
ド効果を示すグラフである。
【図5】第2実施例品の電界シールド効果と磁界シール
ド効果を示すグラフである。
【図6】第3実施例品の電界シールド効果と磁界シール
ド効果を示すグラフである。
【図7】第4実施例品の電界シールド効果と磁界シール
ド効果を示すグラフである。
【符号の説明】
2…機構板 7…電子回路基盤用カバー 7a…枠部分 7b…上面部分 11…導電性メッシュ 12…透明材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 稲守 均之 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)考案者 平松 博安 大阪市中央区安土町2丁目3番13号 タキ ロン株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の機構板の裏面に取り付けられた
    電子回路基盤を覆う遊技機における電子回路基盤用カバ
    ーであって、 前記電子回路基盤の周囲を覆う枠部分と、前記電子回路
    基盤に対向する上面部分とから成り、少なくとも前記上
    面部分を、透明材料に導電性メッシュを付設した透視性
    板材で構成したことを特徴とする遊技機における電子回
    路基盤用カバー。
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