JPH11309263A - パチンコ遊技機用の基板ケース - Google Patents

パチンコ遊技機用の基板ケース

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JPH11309263A
JPH11309263A JP13756898A JP13756898A JPH11309263A JP H11309263 A JPH11309263 A JP H11309263A JP 13756898 A JP13756898 A JP 13756898A JP 13756898 A JP13756898 A JP 13756898A JP H11309263 A JPH11309263 A JP H11309263A
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JP
Japan
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shield
shield sheet
game machine
substrate case
pachinko game
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JP13756898A
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English (en)
Inventor
Tomoyasu Sahashi
智康 佐橋
Seiichi Yokoi
精一 横井
Seiji Kazaoka
誠司 風岡
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SHINWA KOGYOSHO KK
Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
SHINWA KOGYOSHO KK
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ遊技機の基板を電磁波から保護する
ことができ、同時に静電気除去も可能で、しかも、視認
により内部を観察できて容易に製作できるパチンコ遊技
機用基板ケースを提供する。 【解決手段】 本基板ケース1は、パチンコ遊技機用の
ものであって、内部を透視することができる容器体(透
明樹脂製)11と、メッシュ状の繊維に金属コーティン
グ(下層に銅、表面層にニッケル)を施してなるシール
ドシート12(例えばポリエステルメッシュ織物;縦横
繊維径:40μm、織密度:135本/インチ、全光透
過率:60〜70%)とを有する。そして、この透視可
能なシールドシート12は、容器体11の少なくとも上
面112及び側面111に貼付又は配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機用
の基板ケースに関する。更に詳しくは、パチンコ遊技機
の基板を電磁波から保護することができ、同時に静電気
除去も可能で、しかも、視認により内部を観察できて容
易に製作できる基板ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パチンコ遊技機においては、遊技
球が遊技盤上の所定の入賞孔に入った場合に、これを検
知して演算処理を行い可変入賞装置を一定時間開放させ
る、などの処理を行っている。このため、パチンコ遊技
機は、IC等による様々な制御回路を実装された基板を
備えるに至っている。これらの基板は、基板ケースとよ
ばれる容器に収容されパチンコ遊技機の裏面に装着され
ているが、この基板ケースは、目視による基板の点検等
のため、一部が透明な樹脂で構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
基板(制御回路)を多数備えたパチンコ遊技機は、不正
を行おうとする者が基板に電磁波を照射した場合には、
制御回路の動作不良をおこして誤動作する可能性があ
る。これを防ぐために、例えば、基板ケースを金属板で
覆うという対策が行われている(特開平6−79032
号公報、実開平6−74182号公報等)。しかし、基
板ケースを金属板で覆う場合にも、中の基板を目視等に
より点検するために所定の大きさの孔を開ける必要があ
り、その孔から電磁波が侵入するため、効果的なシール
ドとはなっていない。
【0004】また、内部の視認性の確保と電磁波シール
ドを同時に考慮した方法として、基板ケースを金属メッ
シュ等により覆う方法がある(実開平6−74182号
公報等)。しかし、かかる方法においては、金属メッシ
ュの製作に手間がかかるため装置が高価となる。また、
電磁波の侵入を防ぐためには、基板ケース全体を覆うよ
うにシールドを配置する必要がある。しかし、金属メッ
シュの変形加工には自ずと限界があり、メッシュ作成後
に変形加工することは困難であるため、予め金属メッシ
ュを特定の形に作っておく必要がある。よって、金属メ
ッシュにより基板ケースを覆う方法は、予めメッシュを
立体形状に作成する必要があるという点からも高いコス
トがかかる。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するも
のであり、パチンコ遊技機の基板を電磁波から保護する
ことができ、同時に静電気除去も可能で、しかも、視認
により内部を観察できて容易に製作できる基板ケースを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
内部を透視することができる容器体と、メッシュ状の繊
維に金属コーティングを施してなるシールドシートと、
を有するパチンコ遊技機用の基板ケースであって、上記
シールドシートは、透視可能なものであって、上記容器
体の少なくとも上面及び側面に貼付又は配置されている
ことを特徴とする。
【0007】ここで、「内部を透視することができる容
器体」は、全体が透視可能である態様に限られるもので
はなく、その一部に内部を透視可能な部分を有するとい
う態様をも含むものである。また、容器体の「上面」及
び「側面」とは、容器体において、パチンコ遊技機に取
付けられる側の面を「底面」とし、その「底面」と向か
い合う面を「上面」、その他の面を「側面」とするもの
である。
【0008】そして、「メッシュ状の繊維に金属コーテ
ィングをしてなるシールドシート」とは、繊維によるメ
ッシュ状の織布又は不織布のシートであって、金属コー
ティングを施したものである。この「金属コーティン
グ」は、シートを構成する前の繊維に対して行ったもの
であってもよく、繊維がシート状に構成されてから行う
ものであってもよい。
【0009】このメッシュは、織布又は不織布のシート
状態において、縦横に配列された開口孔が設けられてい
て、全体としてメッシュ状をしているものである。そし
て、メッシュの密度については、このシールドシートと
して透視できる程度のものであればよく、好ましくは糸
径が縦横共に20〜60μmでありかつ織密度が50〜
200本/インチ、更に好ましくは糸径が縦横共に30
〜50μmでありかつ織密度が80〜150本/イン
チ、更により好ましくは糸径が縦横共に35〜45μm
でありかつ織密度が100〜150本/インチである。
また、このシールドシートとしての全光線透過率は好ま
しくは45%以上、更に好ましくは60%以上である。
このシールドシートは透視できるので、内部を視認でき
る。そして、柔軟性があるので、自在に折り曲げて配設
できる。尚、このシールドシートは、少なくとも一方の
面が柔軟性素材(ゴム、エラストマー等)や樹脂(塩
ビ、アクリル等)で裏打ちされたものでもよい。
【0010】また、「上面及び側面に貼付」とは、容器
体の「上面及び側面」を構成する部材の容器内面側に貼
付されてもよく、また、容器外面側に貼付されてもよ
い。そして、「配置」には、容器体の構成部材の外部に
シールドシートが配置される態様のほか、容器体の構成
部材の内部に配置される態様、例えば、容器体を構成す
る壁部の内部にシールドシートを挟み込む場合や容器体
の壁部と一体として製造される場合が含まれるものであ
る。
【0011】また、基板ケースは、電磁波のシールドを
漏れのないものとするためには、その全周囲をシールド
シートや金属製シールド等、電磁波をシールドできるも
ので覆われている態様とすることが望ましい。請求項1
記載の基板ケースにおいては、容器体の底面は金属製シ
ールド等により電磁波のシールドを図ることとしてもよ
いが、底面にもシールドシートが貼付又は配置されてい
る態様とすれば、製造工程を単純化でき好ましい。
【0012】請求項2記載の基板ケースは、内部を透視
することができる容器体と、窓部を具備する金属製シー
ルドと、メッシュ状の繊維に金属コーティングを施して
なるシールドシートと、を有するパチンコ遊技機用の基
板ケースであって、上記金属製シールドは、上記容器体
の内側に、上記窓部から該容器体の内部を視認できるよ
うに配置され、上記シールドシートは、透視可能なもの
であって、少なくとも上記窓部を覆うように上記容器体
に貼付又は配置されていることを特徴とする。
【0013】ここで、シールドシートが「窓部を覆うよ
うに貼付又は配置」されている、とは、窓部の面積をカ
バーできるように貼付又は配置されている、ということ
である。従って、シールドシートは、窓部の周囲を形成
している金属製シールドに直接貼付されているものであ
ってもよいが、他の部材を介して窓部の面積をカバーで
きるように貼付又は配置されていてもよい。また、請求
項2記載の基板ケースは、電磁波のシールドを漏れのな
いものとするためには、その全周囲を金属製シールドと
シールドシートの少なくともいずれか一方により覆われ
ている態様とすることが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図15を用いて本発
明の実施の形態を説明する。 [実施例1]本実施例の基板ケースは、パチンコ遊技機
の賞球の払出を制御する賞球払出基板を内部に収容する
ため基板ケースである。
【0015】(1)基板ケースの構成 この基板ケース1は、透明な樹脂で構成される容器体1
1と、容器体11表面に貼付される半透明のシールドシ
ート12とを備える。容器体11は、図1〜図3に示す
ように、縦約15cm、横約12cm、深さ約3cm、
各壁面の厚み約1mmの箱状体であり、長辺(図1にお
いて右辺)となる面に設けられた開閉軸部を中心とし
て、厚さ方向の下から約2cmの位置で二つに割れて開
閉できるものである。以降、容器体11の下半分を下容
器部111、上半分を蓋部112とする。これら下容器
部111と蓋部112は、いずれも透明な樹脂で構成さ
れている。そして、下容器部111と蓋部112は、い
ずれもその表面をシールドシート12で覆われている。
【0016】シールドシート12は、直径40μmのポ
リエステル繊維を、縦横とも135本/インチ(織密
度)のメッシュ状に構成してなるもの(ポリエステルメ
ッシュ織物)であり、その全光透過率は60〜70%で
ある。そして、このシールドシート12は、蒸着により
繊維表面に銅及びニッケルのコーティングが順次施され
ている。その結果、柔軟性を保持したまま導電性を獲得
し、シールドシート12の表面抵抗率は0.04〜0.
1Ωとなっている。また、コーティングの下層は銅であ
るため導電性が良好であり、コーティングの表層がニッ
ケルであるため、耐候性に優れる。なお、下層の銅コー
ティングがない場合には、表面抵抗率は0.6〜1.0
Ωとなる。
【0017】このシールドシート12は、上記のような
構成により、0〜1000MHzの周波数域において、
電界波を45〜60dB程度、磁界波を0〜35dB程
度、遮蔽することができる(図14及び図15参照)。
そして、図4に示すように、このシールドシート12が
接着剤により下容器部111と蓋部112の表面に貼付
されている。
【0018】一方、下容器部111の底面上には、図1
〜5に示すように、パチンコ遊技機を制御する賞球払出
基板2が配置される(図1〜図3及び図5においては詳
細を省略。)。この賞球払出基板2は、パチンコ遊技機
の賞球の払出動作を制御するためのものである。そし
て、この基板ケース1は、図5に示すように、パチンコ
遊技機の裏面に設置される。
【0019】(2)基板ケースの効果 本実施例の基板ケース1は、その表面をシールドシート
12で覆われており、シールドシート12は、0〜10
00MHzの周波数域において、電界波を45〜60d
B程度、磁界波を0〜35dB程度、遮蔽することがで
きるものであるため、内部の賞球払出基板2を有効に電
磁波からシールドすることができ、電磁波によるパチン
コ遊技機の誤動作を効果的に防止することができる。そ
して、容器体11が透明な樹脂で構成されており、容器
体表面に貼付されているシールドシート12の全光透過
率は60〜70%であるため、賞球払出基板2を有効に
電磁波からシールドする効果を有しながら、内部を視認
によって検査することも可能である。
【0020】また、本実施例の基板ケース1は導電性の
シールドシート12で覆われているため、このシールド
シート12をアースしておけば、基板ケース1が静電気
により帯電することはない。そして、本実施例の基板ケ
ース1は全体が導電性のシールドシート12で覆われて
いるため、基板ケース1を金属ネジでネジ止めする等に
より、容易にアースすることができる。そして、シール
ドシートは、軽量で柔軟性を有するポリエステル繊維に
よるものであるため、基板ケース1の作製において容器
体11への貼付が容易であり、また、貼付により基板ケ
ース1の重量増加となることもない。
【0021】[実施例2]本実施例の基板ケースは、パ
チンコ遊技機の各種動作を制御するメイン基板を内部に
収容するため基板ケースである。 (1)基板ケースの構成 本実施例の基板ケース3は、実施例1の基板ケース1と
略同様の構成であるが、図6〜図8に示すように、内部
に金属製シールド313を備えたものである。容器体3
1は、縦約22cm、横約13cm、深さ約5cm、各
壁面の厚み約1mmの箱状体である。そして、図7及び
図8に示すように、上面が開口している箱状体である下
容器部311と、その開口を覆う蓋部312とから構成
される。これら下容器部311と蓋部312は、実施例
1の基板ケース1と同様、いずれも透明な樹脂で構成さ
れており、その表面をシールドシート32で覆われてい
る。シールドシート32の構成は実施例1のシールドシ
ート12の構成と同様である。
【0022】一方、下容器部311内部には、金属製シ
ールド313が設置されている。この金属製シールド3
13は、図9〜図11に示すように、下容器部311内
にちょうど収まるような、かつ、上面が開口である箱状
の形状に設けられている。そして、金属製シールド31
3を構成する各面部には、図9〜図11に示すように、
長円形の孔313a〜cが向かい合うように2列それぞ
れ設けられている。これらの孔313a〜cは、容器体
の内部を視認により検査することができるように、そし
て、金属製シールド313の軽量化のために設けられて
いるものである。
【0023】このような構成を有する金属製シールド3
13は、図6〜図8に示すように、下容器部311内面
に接して設置されている。また、下容器部311の底面
上、即ち、金属製シールド313の底面上には、パチン
コ遊技機を制御するメイン基板4が配置される(図6〜
図8において図示せず。)。このメイン基板4は、パチ
ンコ遊技機の各種動作を制御するためのものである。
【0024】(2)基板ケースの効果 本実施例の基板ケース3は、その下容器部311内に金
属製シールド313を備えており、金属製シールド31
3で遮蔽されている部分については効果的に電磁波をシ
ールドすることができる。また、金属製シールド313
の孔313a〜cの部分については、下容器部311の
表面を覆うシールドシート32により電磁波をシールド
することができる。
【0025】一方、容器体31の蓋部312は金属製シ
ールドを備えるものではないが、シールドシート32を
備えるため、内部のメイン基板4を有効に電磁波からシ
ールドすることができる。従って、本実施例の基板ケー
ス3は、内部のメイン基板4を有効に電磁波からシール
ドすることができ、電磁波によるパチンコ遊技機の誤動
作を効果的に防止することができる。
【0026】また、容器体31の蓋部312が透明な樹
脂で構成されており、シールドシート32の全光透過率
は60〜70%であるため、メイン基板4を有効に電磁
波からシールドしながら、蓋部312を通じて内部を視
認によって検査することもできる。そして、下容器部3
11についても、透明な樹脂で構成され、その内部に配
置される金属製シールド313には多数の孔313a〜
cが設けられており、下容器部311の外表面を覆うシ
ールドシート32の全光透過率は60〜70%であるた
め、メイン基板4を有効に電磁波からシールドしなが
ら、内部を視認によって検査することができる。
【0027】[その他]なお、本発明においては、前記
実施例に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発
明の範囲内で種々変更した態様とすることができる。即
ち、本発明の基板ケースは、メイン基板、賞球払出基板
を収容する目的に使用されるだけでなく、アタッカー中
継基板、モータコントロール基板等パチンコ遊技機の様
々な基板を収容するために使用することができる。
【0028】また、シールドシートの容器体への貼付
は、接着剤による接着に限らず、高周波接着とすること
もできる。高周波接着によるものとすれば、接着剤が不
要である。そして、シールドシートの容器体への貼付
は、図4、図8及び図12に示すようなシールドシート
が容器体表面に付される態様に限られるものではなく、
図13に示すように、シールドシートが容器体を構成す
る壁部内に挟み込まれている態様とすることもできる。
シールドシートが容器体を構成する壁部内に挟み込まれ
ている態様とすれば、シールドシートを有効に保護する
ことができ、シートの破壊によってシールド性能が低下
するのを防止することができる。
【0029】更に、シールドシートの構成は、全光透過
率が45%以上となる程度の任意の構成とすることがで
きる。例えば、繊維径は30〜50μmとすることがで
き、メッシュの織密度も100〜150本/インチとす
ることができる。また、シールドシートの繊維の素材は
ポリエステルに限られるものではなく、可撓性を有する
様々な繊維(ナイロン、天然繊維等)とすることができ
る。更に、メッキされる金属は、上記の如くニッケル及
び銅でなく、ニッケルのみでもよいし、他の金属(金、
銀等)でもよい。また、メッキ方法も、物理的蒸着法で
もよいし、無電解メッキ法等でもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の基板ケースは、容器体の
少なくとも上面及び側面にシールドシートが貼付又は配
置されているため、上面及び側面からの容器体内部への
電磁波の侵入を防ぐことができる。このため、容器体内
部にパチンコ遊技機の基板を収容すれば、電磁波による
パチンコ遊技機の誤動作を防止することができる。ま
た、上面及び側面に貼付又は配置されるシールドシート
をアースしておくことで、同時に静電気を防止すること
もできる。
【0031】そして、請求項1記載の基板ケースは、貼
付されているシールドシートが透視可能なものであり、
容器体は内部を透視することができるものであるため、
基板を収容してパチンコ遊技機に設置した後も、外部か
らの視認により内部の基板を点検、調査等することがで
きる。なお、基板ケースの底面については、金属製シー
ルド等によりシールドすることとしても、また、シール
ドシートによりシールドすることとしてもよい。
【0032】更に、請求項1記載の基板ケースにおける
シールドシートは、金属メッシュによるものではなく、
繊維によるメッシュで金属コーティングを施してなるも
のであるため、柔らかく変形が容易である。即ち、この
シールドシートは、予め設けられた立体形状の容器体の
全周囲に後から貼付するなど、様々な形態に合わせて貼
付、配置することができる。従って、請求項1記載の基
板ケースは、容易かつ低コストで作成することができ
る。
【0033】また、請求項1記載の基板ケースにおける
シールドシートは、繊維によるものであって非常に軽量
なものとすることができるため、基板ケースに適用して
もその重量を大きく増加させることがない。従って、請
求項1記載の基板ケースは、従来と同様の態様で使用し
取り扱うことができる。
【0034】請求項2記載の基板ケースは、金属製シー
ルドを有するため、内部への電磁波の侵入を効果的に防
止することができる。また、内部を透視することができ
る「窓部」は金属部分で覆われていないため、そのまま
では、電磁波の侵入を許す可能性があるが、請求項2記
載の基板ケースにおいては、窓部はシールドシートに覆
われているため、窓部から電磁波が侵入することはな
い。従って、請求項2記載の基板ケースにおいて容器体
内部にパチンコ遊技機の基板を収容すれば、基板に電磁
波が照射されるのを防ぐことができ、電磁波によるパチ
ンコ遊技機の誤動作を防止することができる。
【0035】また、請求項2記載の基板ケースは、シー
ルドシートが透視可能なメッシュ状シートであり、窓部
を通して内部を視認することができるものであるため、
容器体内に基板を収容してパチンコ遊技機に設置した後
も、外部からの視認により内部の基板を点検、調査等す
ることができる。そして、金属製シールド又はシールド
シートをアースしておくことで、静電気を防止すること
もできる。
【0036】また、シールドシートは、請求項1記載の
基板ケースの場合と同様、軽量かつ柔軟なものとするこ
とができるため、請求項2記載の基板ケースは従来の基
板ケースと同様の取り扱いをすることができ、また、容
器体へのシールドシートの貼付などにより容易に製作す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板ケースの平面図である。
【図2】基板ケースの側面図である。
【図3】基板ケースの側面図である。
【図4】図1における基板ケースのA−A断面を示す説
明図である。
【図5】パチンコ遊技機の裏面図である。
【図6】基板ケースの平面図である。
【図7】基板ケースの側面図である。
【図8】図6における基板ケースのB−B断面を示す説
明図である。
【図9】金属製シールドの平面図である。
【図10】金属製シールドの側面図である。
【図11】金属製シールドの側面図である。
【図12】基板ケースの壁部の一部を取出してその断面
を示した説明図である。
【図13】基板ケースの壁部の一部を取出してその断面
を示した説明図である。
【図14】シールドシートの電界波の減衰効果を示すグ
ラフである。
【図15】シールドシートの磁界波の減衰効果を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1;基板ケース、11;容器体、111;下容器部、1
12;蓋部、12;シールドシート、2;賞球払出基
板、3;基板ケース、31;容器体、311;下容器
部、312;蓋部、313;金属製シールド、313a
〜c;孔、32;シールドシート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 風岡 誠司 名古屋市熱田区四番二丁目7番9号 株式 会社真和工業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を透視することができる容器体と、
    メッシュ状の繊維に金属コーティングを施してなるシー
    ルドシートと、を有するパチンコ遊技機用の基板ケース
    であって、 上記シールドシートは、透視可能なものであって、上記
    容器体の少なくとも上面及び側面に貼付又は配置されて
    いることを特徴とするパチンコ遊技機用の基板ケース。
  2. 【請求項2】 内部を透視することができる容器体と、
    窓部を具備する金属製シールドと、メッシュ状の繊維に
    金属コーティングを施してなるシールドシートと、を有
    するパチンコ遊技機用の基板ケースであって、 上記金属製シールドは、上記容器体の内側に、上記窓部
    から該容器体の内部を視認できるように配置され、 上記シールドシートは、透視可能なものであって、少な
    くとも上記窓部を覆うように上記容器体に貼付又は配置
    されていることを特徴とするパチンコ遊技機用の基板ケ
    ース。
JP13756898A 1998-04-30 1998-04-30 パチンコ遊技機用の基板ケース Pending JPH11309263A (ja)

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