JPH0611397U - ブラウン管表示装置 - Google Patents

ブラウン管表示装置

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JPH0611397U
JPH0611397U JP4884592U JP4884592U JPH0611397U JP H0611397 U JPH0611397 U JP H0611397U JP 4884592 U JP4884592 U JP 4884592U JP 4884592 U JP4884592 U JP 4884592U JP H0611397 U JPH0611397 U JP H0611397U
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JP
Japan
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ray tube
cathode ray
conductive
transparent plate
case
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Application number
JP4884592U
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English (en)
Inventor
浩 戸叶
康 清水
Original Assignee
株式会社光電製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラウン管によって各種の画面を表示し、ブ
ラウン管の表示面以外はケースによってシールドされ、
電磁波の輻射を阻止する構造としたブラウン管表示装置
において、ブラウン管の表示面をシールドし、可及的に
電磁波の輻射が少ないブラウン管表示装置を得る。 【構成】 ブラウン管1の表示面の前面に導電性細線に
よって形成した導電性網5を挟み込んだ透明板3を配置
すると共に、透明板3に挟み込んだ導電性網5をケース
2に電気的に接続し、ブラウン管1の表示面をシールド
する構造とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は例えば船舶、或は航空機等に搭載されて使用されるブラウン管表示 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
船舶或は航空機等に搭載される装置、又は電波監視所等に設置される装置は多 種の装置が互に接近した状態で混在して配置される。このため各装置は相互に干 渉することを軽減するためにケースの外に漏れる電磁波の量を可及的に小さく抑 えることが要求される。以下これをEMI対策と呼ぶことにする。EMI対策を 施す場合、特にブラウン管を具備した装置はブラウン管の表示面もシールドしな ければならないためむずかしい問題がある。
【0003】 図5に従来のブラウン管表示装置におけるブラウン管の表示面をシールドする 構造を示す。図中1はブラウン管、2はケースを示す。ケース2は鉄板等で形成 され、装置全体をシールドする構造とされる。ケース2には窓2Aが開口され、 窓2AにEMI対策を施した透明板3が嵌込まれる。つまり透明板3の背面には 例えば酸化インジウムの蒸着膜3Aが被着される。この蒸着膜3Aは一般によく 知られているように透明電極として利用されているように透明でありながら導電 性を有する。透明板3をビス4によってケース2に締付けて固定することにより 、蒸着膜3Aはケース2に抑え付けられて電気的に接触し、ブラウン管1の表示 面を導電層で覆いシールドしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
蒸着膜は良好な導体ではなく、抵抗値が大きいから特に高い周波数の電磁波に 対して遮蔽効果が得られない。このため高い周波数の電磁波の輻射を充分抑えら れない欠点がある。また従来は透明板3は平面形状であるため、ブラウン管1の 周縁部ではブラウン管1の曲率によってブラウン管1と透明板3との間の間隔が 周縁部に近づくに従って漸次大きくするため透明板3の表面に凹凸を付して光の 反射を抑えた防眩処理を施した場合は周縁部で表示が見え難くなる欠点がある。
【0005】 また特に船舶用機器では防水性を重要視するが、図5に示した構造では透明板 3の温度変化や吸水の影響により反りが発生し、透明板3とケース2との間から 水或は湿気が侵入し易く、防水性能にも問題がある。 この考案の目的はこれらの諸種の問題点を解決した構造のブラウン管表示装置 を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案では透明板に金属細線によって形成した導電性網を挟み込み、この導 電性網によってブラウン管の表示面を覆い、シールドする構造にすると共に、透 明板をブラウン管の表示面の曲率に合せて彎曲させる構造とし、透明板の周縁に はケースとの間に防水用パッキングを介挿する構造としたものである。
【0007】 この考案の構造によれば金属細線は蒸着膜より充分抵抗値が低いから、金属細 線によって形成した導電性網は遮蔽体として充分作用し、低い周波数の電磁波か ら高い周波数の電磁波まで充分に遮蔽することができる。 更に導電性網を挟んで支持した透明板の両面又は片面に、細かい凹凸を付けて 防眩処理を施した後、ブラウン管の表示面に沿わせて彎曲させるため、ブラウン 管の周縁でも表示がボケることがない。また透明板とケースの間に防水用パッキ ングを介挿したから、防水性能も向上し、船舶に用いても充分に実用に耐えるE MI対策を施したブラウン管表示装置を提供することができる。
【0008】
【実施例】
図1及び図2にこの考案によるブラウン管表示装置の一実施例を示す。図中1 はブラウン管、2は導電性材料で形成したケース、3は透明板を示す点は従来の 技術で説明したと同じである。 この考案の特徴とする構造は透明板3に金属細線で編んだ導電性網5を挟み込 んだ点と、透明板3をブラウン管1の曲面に沿わせて彎曲させた点と、透明板3 とケース1との間に防水用パッキング6を介挿した点である。
【0009】 金属細線は例えば黒色に処理されたステンレス線を150メッシュ程度の荒さ で網状に編む。この導電性網を2枚のアクリル板の間に挟み、2枚のアクリル板 の両面より、例えばステンレス板を用いて加圧し、網を挟み込んだ一枚のアクリ ル板に形成する。このアクリル板は導電性網5の存在によって光の透過率が約5 0%となり、ブラウン管1の表示がコントラスト上良好な状態となる。
【0010】 透明板3の両面又は片面に細かい凹凸を付けて防眩処理を施すことができる。 その後、ブラウン管の曲面と同等の曲面を持つ型に入れ加熱して彎曲させる。こ のようにしてブラウン管1の曲面と同等の曲面を持ち導電性網5が挟み込まれた 透明板3を得る。 透明板3の周縁には連続して例えば銅箔等の導電箔7を被着すると共に、この 導電箔7に沿って複数の孔を形成する。孔には例えばセルフタップネジ8を螺入 し、セルフタップネジ8によって導電性網5と導電箔7との間を電気的に接続す る。
【0011】 つまり透明板3に孔を形成すると、孔の内周に導電性網5を構成する金属細線 が露出する。この露出した金属細線にネジ込んだセルフタップネジ8が接触し、 導電性網5と導電箔7との間をセルフタップネジ8によって電気的に接続するこ とができる。 導電箔7とケース1との間には例えばモネルと呼ばれる導電性パッキング9を 介挿し、この導電性パッキング9によって導電性網5をケース1に電気的に接続 し、導電性網5をケース1と同一の電位に維持させる。これと共にケース1と透 明板3の周縁との間に防水用パッキング6を介挿し、透明板3とケース1との間 を防水する構造とする。更に透明板3の背面とブラウン管1との間に防塵用パッ キング11を介挿し、透明板3とブラウン管1の表示面との間の空隙部分にゴミ 等が入らない構造としている。
【0012】 図3及び図4はこの考案の変形実施例を示す。この例では導電性網5を挟み込 んだ透明板3の周縁に複数の孔を形成し、この孔にセルフタップネジ8をネジ込 み、図4に示すようにセルフタップネジ8にラグ板12等を介してリード線13 を接続し、リード線13をケース1又はその他のアース電位点に接続する構造と した場合を示す。このように構成してもブラウン管1の前面を網5によってシー ルドすることができる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によればブラウン管1の表示面を金属細線によ って形成した導電性網5によってシールドする構造とした。金属細線は蒸着膜よ り抵抗値が低いから、高いシールド効果を得ることができる。特に導電性網5の 荒さを150メッシュ程度に選定することにより網の目が小さいから1GHz程 度の高い周波数の電磁波も遮蔽することができる。よって低い周波数から高い周 波数の電磁波を遮蔽することができる。特に図1に示した実施例のように、透明 板3の周縁とケース1との間に導電性パッキング9を介挿した場合にはケース1 と透明板3との間から電磁波が漏れることがない。よって装置の内部から外に漏 れる電磁波の量、或は外部から装置の内部に侵入する電磁波の量を可及的に少な くすることができ、優れたEMI対策を施すことができる。
【0014】 また、この考案では透明板3をブラウン管1の曲面に沿わせて彎曲させた構造 としたから、透明板3とブラウン管1との間の間隙はどの位置でも同じになる。 よってブラウン管1の表示面の周縁部でも透明板3の両面又は片面に凹凸を付け た防眩処理を施したにもかかわらず、表示面がボケて見えることが少ない。また メッシュの開孔率により程良いコントラストが得られる利点もある。
【0015】 また、この考案では透明板3とケース1との間に防水用パッキング6を介挿し 防水する構造としたから、船舶用としても充分利用することができる利点が得ら れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を説明するための断面図。
【図2】図1の一部を拡大して示した断面図。
【図3】この考案の変形実施例を説明するための断面
図。
【図4】図3の一部を拡大して示した断面図。
【図5】従来の技術を説明するための断面図。
【符号の説明】
1 ブラウン管 2 ケース 3 透明板 5 導電性網 6 防水用パッキング 7 導電箔 8 セルフタップネジ 9 導電性パッキング 11 防塵用パッキング

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.ブラウン管によって各種の画面を表
    示し、ブラウン管の表示面以外はケースによってシール
    ドされ電磁波の輻射或は電磁波の侵入を阻止する構造と
    したブラウン管表示装置において、 B.上記ブラウン管の表示面の前面に導電性細線によっ
    て形成した導電性網を挟み込んだ透明板を配置すると共
    に、 C.上記透明板に挟み込んだ導電性網を上記ケースに電
    気的に接続し、ブラウン管の表示面をシールドする構造
    としたことを特徴とするブラウン管表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブラウン管表示装置にお
    いて、透明板は上記ブラウン管の表示面の曲面に近似し
    た曲面に形成したことを特徴とするブラウン管表示装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のブラウン管表示装置にお
    いて、上記透明板の周縁に導電箔を被着すると共に、導
    電箔の被着部分に沿ってビス孔を形成し、このビス孔に
    ビスをネジ込むことにより上記透明板に挟み込んだ導電
    性網と上記導電箔とを電気的に接続し、導電箔とケース
    との間に導電性パッキングを介挿し、この導電性パッキ
    ングにより上記導電性網を上記ケースに電気的に導通さ
    せ、ブラウン管の表示面をシールドする構造としたこと
    を特徴とするブラウン管表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のブラウン管表示装置にお
    いて、上記導電パッキングに沿わせて防水用パッキング
    を設け、この防水用パッキングによって上記ケースと透
    明板との間を防水する構造としたことを特徴とするブラ
    ウン管表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3及び請求項4記載のブラウン管
    表示装置において、透明板とブラウン管との間に防塵用
    パッキングを介挿したことを特徴とするブラウン管表示
    装置。
JP4884592U 1992-07-13 1992-07-13 ブラウン管表示装置 Pending JPH0611397U (ja)

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