JPH05308198A - シールド構造 - Google Patents

シールド構造

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JPH05308198A
JPH05308198A JP11057392A JP11057392A JPH05308198A JP H05308198 A JPH05308198 A JP H05308198A JP 11057392 A JP11057392 A JP 11057392A JP 11057392 A JP11057392 A JP 11057392A JP H05308198 A JPH05308198 A JP H05308198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
conductive
shield
lower housing
sheet metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP11057392A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Sumikura
潔 角倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11057392A priority Critical patent/JPH05308198A/ja
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  • Transmitters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実なシールド効果が得られ、同時に、筐体
の防水・防塵機能をもたらすことができるシールド構造
を提供する。 【構成】 内面に導電膜13a,14aが施された上部
筐体13および下部筐体14を互いに嵌合させ、シール
ド板金17の縁部に導電性ゴム18を取り付け、この導
電性ゴム18を、上部筐体13および下部筐体14で挟
み込むことにより、シールド板金17と上部筐体13お
よび下部筐体14との確実な導通を得ることができ、安
定したシールド効果が得られる。また、この導電性ゴム
18は、筐体外部からの水や埃の侵入を防ぐ役目をす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水・防滴・防塵が必
要で、かつ、シールドのための板金を筐体内部に有する
小型電気製品などのシールド構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気機器に高周波が多く用いられ
るようになり、それに伴ってシールド対策の重要性が高
まっている。また、電話やコンピュータなどの様々な機
器が携帯できるように小型化されていくなか、これらの
機器の構成部品はより近接の度を増し、シールド対策に
よって部品相互の干渉を防がなくてはならないケースが
多くなっている。
【0003】電気部品の中には、その使用時に、不要な
電波を放射するものがあり、これがノイズとなって、他
の部品に悪影響を与える。このような部品は、周囲をシ
ールドして、電波の不要輻射を遮断しなくてはならな
い。また、極端にノイズに弱い電気部品についても、シ
ールドすることで、外部からのノイズ混入を少なくする
ことができる。
【0004】以下、図4〜図6を参照しながら従来のシ
ールド構造について説明を行う。図4は従来のシールド
構造を示す分解概略斜視図、図5は従来のシールド構造
の組立状態を示す断面図、図6は図5における破線で囲
まれた嵌合部分を拡大した断面図である。
【0005】この従来例では、下部筐体1と上部筐体2
との内部にブラケット3,4を介して配設されている基
板5および基板6をそれぞれ別個にシールドしようとし
ている。シールドを行うためには、シールド対象物を導
電性の部材で囲む必要があり、この従来例では、基板5
の周囲を、基板5,6の間に配設されているシールド板
金7と、下部筐体1とによって囲んでシールドしてい
る。
【0006】下部筐体1と上部筐体2は樹脂にて成型さ
れており、導電性を持たない。しかし、下部筐体1と上
部筐体2の斜線で示した面にはアルミ蒸着や無電解めっ
きなどの導電膜1a,2aが形成されている。この導電
膜1a,2aによって、下部筐体1と上部筐体2にシー
ルド機能が付与されている。
【0007】また、これらの導電性の部材は、独立して
シールド対象物を囲むより、相互に導通しながらシール
ド対象物を囲む方が、シールド効果が高い。ここでは、
シールド板金7は、その側面外面が下方に湾曲されて下
部筐体1の内側面の導電膜1aと接触して導通してい
る。また、シールド板金7は、横方向にやや押し縮めら
れた形で、下部筐体1に取り付けられており、横方向外
向きに反発力を生じる。この反発力によって、シールド
板金7の側面外面と下部筐体1の内側面の導電膜1aと
を接触させて導通させるようにシールド板金7が配設さ
れている。また、シールド板金7の側面には、切り欠き
7aが入れられており、複数の足部7bが出ている構造
になっている。それぞれの足部7bは独立して変位でき
るので、下部筐体1とシールド板金7の間に浮きが生じ
にくくなり、導通性能が向上されている。
【0008】同様に、下方側の基板5もシールド板金7
と下部筐体1と上部筐体2によって囲まれており、シー
ルドされている。図5および図6に示すように、下部筐
体1と上部筐体2の嵌合部には細長い紐状の防水ゴム8
が挟み込まれている。上部筐体2の嵌合部は凹形状にな
っており、この凹部2bに防水ゴム8を嵌め込むことに
より、防水ゴム8は固定されている。下部筐体1の凸部
1bは上部筐体2の凹部2bに入り込むようになってお
り、防水ゴム8を圧縮する。この圧縮により、防水ゴム
8は上部筐体2および下部筐体1に密着し、筐体外部か
らの水や埃の侵入を防止するようになっている。なお、
この防水ゴム8は一般の導電性を有していないゴムで製
造されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構成のシールド構造では、上部筐体2や下部筐体
1の内側面およびこれらの嵌合部に反りや歪みが生じて
いた場合などに、シールド板金7と上部筐体2および下
部筐体1の導電膜1a,2a、あるいは、これらの導電
膜1a,2a同士が良好には接触しないことがあり、確
実な導通が得られにくいという問題を有していた。
【0010】本発明は上記問題を解決するもので、シー
ルド板金と筐体導電膜との確実な導通が得られ、同時
に、十分な防水機能を実現できるシールド構造を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明は、シールド板金を、導電性の防水ゴムを介し
て、上部筐体と下部筐体とで挟み込むようにしたもので
ある。
【0012】
【作用】上記構成により、導電性の防水ゴムを介して、
上部筐体と下部筐体との導電膜とシールド板金の導通が
良好に得られ、同時に外部からの水や埃の侵入を防止で
きる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の一実施例に係るシ
ールド構造の断面図、図2は同シールド構造の分解斜視
図、図3は図1における破線で囲まれた部分の拡大断面
図である。
【0014】シールドを行うためには、対象物を導電性
の部材で囲まなくてはならない。また、これらの導電性
の部材は相互に導通がある方が望ましい。本実施例で
は、基板11および基板12をそれぞれ別個にシールド
しようとしている。上部筐体13と下部筐体14はそれ
ぞれ樹脂にて成型されており、導電性を持たない。しか
し、上部筐体13と下部筐体14の斜線で示された面に
はアルミ蒸着や無電解めっきなどの導電膜13a,14
aが形成されている。この導電膜13a,14aによっ
て、上部筐体13と下部筐体14にシールド機能が付与
されている。
【0015】上部筐体13と下部筐体14との内部には
ブラケット15,16を介して基板11,12が固定さ
れ、この基板11,12の間にシールド板金17が配設
されている。したがって、上部筐体13と下部筐体14
の内部下方寄り位置に固定されている基板11は、下部
筐体14とシールド板金17によって囲まれ、上部筐体
13と下部筐体14の内部上方寄り位置に固定されてい
る基板12は、上部筐体13とシールド板金17によっ
て囲まれている。
【0016】ここで、シールド板金17は単なる平板形
状とされ、このシールド板金17の両縁部は断面コ字状
の導電性防水ゴム18により挟まれている。さらに、こ
の導電性防水ゴム18が、上部筐体13と下部筐体14
との間に挟み込まれおり、図3に示すように、下部筐体
14の上面内側に形成された溝部14bに嵌入されるよ
うになっている。そして、導電性防水ゴム18の上下幅
は、下部筐体14の溝部14bの上下高さより若干大き
くなるように成型されている。
【0017】上記構成により、下部筐体14の導電膜1
4aおよびシールド板金17は、導電性防水ゴム18を
介して導通する。これにより、上部筐体13と下部筐体
14の内部下方寄り位置に固定されている基板11はの
周囲はシールドされた空間となる。同様に、上部筐体1
3と下部筐体14の内部上方寄り位置に固定されている
基板12は、導電性防水ゴム18を介して、上部筐体1
3とシールド板金17によってシールドされる。
【0018】そして、導電性防水ゴム18の上下幅が、
上部筐体13と下部筐体14との間に設けられた溝部1
4bの高さより若干大きくなるように成型されているた
め、組立時に導電性防水ゴム18は、圧縮された状態で
上部筐体13と下部筐体14との間に取り付けられ、上
部筐体13、下部筐体14、シールド板金17の何れと
も確実に接触し、導通を保つことができる。また、上述
のように導電性防水ゴム18は予め圧縮されて取り付け
られているので、上部筐体13と下部筐体14との間に
浮きを生じたり、溝部14bの内面が波打っていたりし
ても、導電性ゴム18が拡張して、上部筐体13および
下部筐体14に密着し、良好な接触状態を保つことがで
きる。
【0019】また、上部筐体13と下部筐体14との嵌
合部である溝部14bには、導電性防水ゴム18が挟ま
れており、この導電性防水ゴム18は上部筐体13およ
び下部筐体14に密着しているので、筐体外部からの水
や埃などの異物の侵入を防ぐことができる。
【0020】さらに、このシールド構造によれば、シー
ルド板金17は単なる平板形状のもので済むため、従来
のようにスリット加工を施す必要がないため、製造工数
を削減できるとともに、従来のように足部を有しないた
め、側面の構造が簡略化されてシールド板金が小さくて
済み、製品の小型・軽量化に効果がある。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、内面に導
電加工を施した上部筐体および下部筐体を互いに嵌合さ
せ、シールド板金を、導電性の防水ゴムを介して、上部
筐体と下部筐体とで挟み込むようにしたので、確実なシ
ールドを行うことができると同時に、防水・防塵も確実
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるシールド構造の断面
図である。
【図2】同シールド構造の分解斜視図である。
【図3】図1における破線で囲まれた部分の拡大断面図
である。
【図4】従来のシールド構造の分解斜視図である。
【図5】同従来のシールド構造の断面図である。
【図6】図5における破線で囲まれた部分の拡大断面図
である。
【符号の説明】
11,12 基板 13 上部筐体 13a,14a 導電膜 14 下部筐体 14b 溝部 17 シールド板金 18 導電性防水ゴム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に導電加工が施され、互いに嵌合す
    る上部筐体および下部筐体と、これらの上部筐体および
    下部筐体の内部に固定された基板と、前記上部筐体およ
    び下部筐体の内部に固定されたシールド板金と、前記上
    部筐体と下部筐体との嵌合部に挟み込まれた導電性防水
    ゴムとを備え、前記上部筐体と下部筐体との嵌合部にお
    いて、前記導電性防水ゴムを介して、前記シールド板金
    の縁部を挟み込んだシールド構造。
JP11057392A 1992-04-30 1992-04-30 シールド構造 Pending JPH05308198A (ja)

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JP11057392A JPH05308198A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 シールド構造

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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